今にも雨が降りそうだったので、近道である大きな公園を突っ切ろうとしたのが運の尽きだった。
もちろん、その公園が大規模な改修工事をやっていたことは知っていたが、まさかこれほどまでに迂回路だらけになっていようとは思いも寄らなかったのだ。
暗い公園の中、数メートル進むと「工事中につき迂回ねがいます」の立て札。また数メートルゆくと「工事中通行止め・迂回路はこちら」の立て札。5回目に夜闇の中に浮かぶ「通行止め」の看板を見たときには、もはや超自然の悪意じみたものさえ感じられてきた。
やっとのことで公園を抜け出したときには、轟然と降り注ぐ雨に、水も滴るいい教授になっていた。
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