骰子回転劇場・転|日記: 明け方の夢
骰子回転劇場にようこそ。このテキストが表示されている場合、お使いのブラウザではこのページをデザインどおりに表示することができません。快適に御覧いただくためには、より一般的なブラウザの最新版を利用されることをおすすめします。
Welcome to rollingtheatre.com, if you are seeing this text then you aren't viewing this page as was designed. The content will still be visable, but not laid out as intended. View using a standards compliant browser to enhance your browsing experiance.
骰子回転劇場 日記

明け方の夢

 灰緑色の異形の獣が二頭、行きつ戻りつしている様を、物影からうかがいながらスーツ姿の男が抑えた声で隣の若者に言う。
「……俺はいちど月を捨てたフィロドクスで、吸血鬼と組んで名声を手に入れた男だ。俺と組むのは出世のためにならないかもしれないぜ。それだけは先に言っておく」
「祖国ではヴァンピールと組んで戦っておりました——必要とあらば、仲間の屍を喰らってでも生き延びて、戦い続けたのが我らの一族であります」
「ならば歓迎する——ムーンダンサー」
 傷だらけの手が乾いた握手を交わす。あとはどちらも無言で音も立てずに坂を上がってゆき、その姿が流れるように二頭の巨大な狼になる。一頭は銀毛混じりの灰色。一頭は輝くような純白。

posted at 11:07 pm in 奇妙な日々

この記事へのトラックバックURL

»この記事にコメントをつける

このブログに初めてコメントされる場合、投稿内容がすぐには反映されないことがあります。管理人の承認後に表示されますので、しばらく経ってからチェックしてみてください。






プレビュー:


World of Darkness に関する海外ニュースを Professor がときに適当な翻訳でお届け。名前が日記なのは骰子回転劇場・転の日記コーナーだった名残。実質上WoD2.0対応の回転劇場なので改名検討中。