W:tA用資料として読む。イロコイ族の血を引く著者が先祖から口承で受け継いだ一族の歴史の物語。海を越え〈大いなる島〉に渡り、険しい峡谷や砂漠や大草原を横断して、五大湖のほとりに安住の地を見つけるまでが語られる。
著者はこれを、ネイティブ・アメリカンがユーラシア大陸からベーリング陸橋を渡ってアメリカ大陸に渡ったモンゴロイドの子孫であるとする説を裏づけるものと考えているようだ。真偽はともかく、W:tAではウクテナ、ウェンディゴ、クロアタンら《無垢なる民/Pure Ones》がワームの汚染から逃れるために人々を率いてベーリング陸橋を渡りアメリカに至った、とされているから(W:tA日本語版 p.50。『Rage Across New York』に詳しい経緯あり)、それと重ね合わせて読むと非常に楽しい。また、序文やあとがきでイロコイ族の語り部の訓練について触れられており、ガリアルドが受ける訓練についても想像が膨らむ。
唯一の難点は、きわめて頭の悪い訳註がついているため、うっかりそっちを読んでしまうと興ざめすること。巻末の原注以外は読まなくていい。
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V:tRデモクロニクルではどうもヴードゥーを避けては通れないようなので、ストーリーテリング資料としてきちんと本を読むことにした。カリブ海近辺はあまり関心がなかったので、ヴードゥー関連の本といえば昔『蛇と虹—ゾンビの謎に挑む』を読んだっきりで、これも真面目なヴードゥーの本ではあるが主題はゾンビのほうだからだ。
本書も学術書ではないのだが、ホラー映画などを通じて一般に流布している「ヴードゥー教」のイメージというものが、切り取られた一面だけを誇張する歪んだ虚像にすぎないということは充分に理解できる。信者が集まり、ロアと呼ばれる様々な精霊を祭りの場に招き、ドラムに合わせて激しく舞い踊る様は、けっして暗くもおぞましくもない。「ヴードゥーに興味のある外国人」という立場を崩さずに、むやみに賞賛するのでもなく、庶民臭さをあざ笑うのでもなく信仰生活の実態を伝える書き方に好感をもった。
V:tR用資料としては、カトリック教会との確執や迫害の歴史にあまり触れられていない点が物足りないのだが、入門書として良いかも。
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本棚と思っていたものがすうっと動いて隠し部屋が現れる……映画や小説の中だけと思っていた仕掛けをあなたの家に作ってくれるカリフォルニアの業者。
基本的に全部カスタムメイドなのだが、Galleryでサンプル写真が見られる(写真の下の「Start」ボタンを押すとスライドショーになる)。
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