W:tA用資料として読む。イロコイ族の血を引く著者が先祖から口承で受け継いだ一族の歴史の物語。海を越え〈大いなる島〉に渡り、険しい峡谷や砂漠や大草原を横断して、五大湖のほとりに安住の地を見つけるまでが語られる。
著者はこれを、ネイティブ・アメリカンがユーラシア大陸からベーリング陸橋を渡ってアメリカ大陸に渡ったモンゴロイドの子孫であるとする説を裏づけるものと考えているようだ。真偽はともかく、W:tAではウクテナ、ウェンディゴ、クロアタンら《無垢なる民/Pure Ones》がワームの汚染から逃れるために人々を率いてベーリング陸橋を渡りアメリカに至った、とされているから(W:tA日本語版 p.50。『Rage Across New York』に詳しい経緯あり)、それと重ね合わせて読むと非常に楽しい。また、序文やあとがきでイロコイ族の語り部の訓練について触れられており、ガリアルドが受ける訓練についても想像が膨らむ。
唯一の難点は、きわめて頭の悪い訳註がついているため、うっかりそっちを読んでしまうと興ざめすること。巻末の原注以外は読まなくていい。
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一万年の旅路
読書感想文です。「一万年の旅路―ネイティヴ・アメリカンの口承史」前に買ったまま、... 続き... - Trackback from そらいろのーと april 4, 2006 09:26 pm
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