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骰子回転劇場 日記

[W:tF] GenConにおける『Werewolf: The Forsaken』新情報

White Wolf Forums
GenCon会場でファンが聞き込んできたというW:tFの新情報がフォーラムに書き込まれている(ネタ元スレ(英語))。
注意:以下は伝聞です。事実誤認、デマ、未確定情報を含んでいる可能性があります。

  • AuspiceはW:tAと同じ5種類で、役割もほぼ同じ。名称は変わって、Hishu, Dalu, Gauru, Urshu, Urhanとなる。
  • Crinos形態に変身すると、自動的にFrenzy状態に入る。
  • Gnosisに代わりEssenceという特性値が登場。旧Gnosisとほぼ同じ働きをする。
  • 傷の再生は自動ではなくなった。Essenceを1点消費することで1 Lethal Damageを回復する。(Professor注:おそらくVampireがVitaeを消費して行うのと同じシステムなのだろう)。
  • WoDコアのMorality, V:tRのHumanityに相当するのは、W:tFでは「Harmony」と呼ばれる特性値。これが0になると発狂するか死亡する。
  • ワームはいない。トライアトもいない。W:tFにおけるwerewolfの使命は、Shadow RealmとPhysical Realmの均衡を保つことである。
  • Shadow Realmにおける精霊の活動は、Physical Realmに反響をもたらす。精霊は常に自分の影響範囲を広げたがっている。たとえば殺戮の精霊はなにかにつけて人々が互いに殺し合う場を作りたがるし、植物の精霊はほうっておくとところかまわずはびこるという具合だ。werewolfはそういった精霊たちの勢力バランスを調整することを使命としている。
  • W:tFの精霊界は、平和な場所でも理想郷でもない。精霊はときに名状しがたい(Phillpeによれば「ラヴクラフト的な」)性質を持っていることがある。
  • W:tFにおける精霊界は、すべてW:tAにおける辺影界(Penumbra)のようなところ。Near Realmのような異世界じみた領域は存在しない。
  • werewolf以外のshapeshifterは存在しない。動物や人間に変身できる存在がいないわけではないが、それらはShadow Realmからgauntletを越えてやってきた精霊で、werewolfとは存在原理が異なる。
  • Preview開始予告で公開されたイラストに、W:tAのコーラックスのように見える鴉人間がいるが、あれは変身種族ではなく、トーテムの一種である。Urathaはtribeトーテムの他に、セカンドトーテムとしてPackごとにトーテムを選ぶことができる。
  • 同じく蜘蛛人間のように見えるイラストはAzlu(スペリング不明)という蜘蛛の精霊で物質界では人間を、精霊界では精霊をとらえて餌食にしている。Azluは人間の皮だけ残して血と内臓を吸いつくすことで、その皮をかぶって人間になりすますことができる。Azluははじめネズミほどもの大きさのある知性のない蜘蛛だが、本能にしたがって蜘蛛をむさぼり食って大きくなると、そのうちに知恵がついてくる。この段階に達したAzluは、互いに融合して犬ほどの大きさに、そして最後には人間大になる。イラストの「蜘蛛女」はこの最終段階に進化したAzluで、人間並みの知性を持ち、ありとあらゆる悪事をはたらく。
  • 物質界にいる精霊は、活力源であるEssenceを得るために人間や動物といった生き物を食わねばならない。精霊界では他の精霊からEssenceを奪い取らねばならない。したがってAzluは精霊界に網を張って獲物をとらえる。また、Azluは食った者の姿になりかわる能力があり、人間を食えば人間の皮をかぶって化けられるのである。
  • Azlu以外の精霊も似たような習性はあるが、Essenceを摂取するのに必ずしも他の動物を食わねばならないわけではない。また互いに融合する習性がある精霊ばかりでもない。
  • 精霊の世界は適者生存、弱肉強食の世界で、精霊たちは絶えず食うか食われるか、だますかだまされるかでしのぎをけずっている。
  • 精霊は互いに協定を結んだり、強い精霊に従属したりすることはあるが、Exaltedの精霊界のように組織だった「court」を形成しているわけではない。
  • Father Wolfの衰えがはじまったとき、蜘蛛やネズミをはじめ多くの精霊が監視の目をかいくぐって物質界に住み着いた。
  • First Changeは思春期以降いつ起きる可能性もある。
  • 界渡り(Stepping Sideway)が基本能力ではなくなった(ゲームバランスの問題で外されたらしい)。ただし、ある部族だけはGiftを用いて界渡りをすることができる。
  • 6番目のtribeは部族を持たない「Ghost Wolves」である。
  • Father Wolfには9匹の仔がいたのにtribeが6しかないのは、Father Wolf殺しに反対した仔がいるからだ。その仔らはいまもFather Wolfを殺した仔らを敵とつけねらっており、彼らを皆殺しにすれば父殺しの罪をつぐなわせることができると考えている。

(更新続く)

[WoD] 『World of Darkness: Antagonists』ファースト・インプレッション(5)補遺

【Spoiler! Spoiler!】
残念ながらW:tFやM:tAについてまとまった記述は章頭のショートストーリーぐらい。本文中の細かい言及を拾っていけば収穫はありそうだが……

ちなみにショートストーリーはそれぞれ

  • p.2-9: ゾンビ(Prologue)
  • p.12-13:メイジ
  • p.18-19, p.43「The Tide」:ゾンビ
  • p.44-45, p.71「Full Circle」:ハンター
  • p.72-73, p.105「Amen」:カルト
  • p.106-107, p.132「Its Hour Come 'Round at Last」:ワーウルフ

が題材のようだ。ページ数が変にとびとびなのは、Chapter冒頭のストーリーに、Chapter最後でオチがつくという構造になっているからである。メイジのみオチ無し。残念。

関係ないけどNPCの顔イラストが銅版画風でいい味出してます。

【買う?】
WoD2.0のSTをする人は買ってまず損はしないと思う。ストーリーテリングへの示唆もたいへん実践的だ。プレイヤーもChapter 2はぜひ読んでほしいし、Chapter 3は読み物として興味深い。あるいはRevenantのところをSTに見せて「The Crowやろうよう」と迫るのもいいだろう。英語は読みやすい。少なくともCoteriesよりは旧WoDに近い文体である。

ハードカバーで薄いけど充実した中身で、24.99ドルの出費は報われるのではないだろうか。

[WoD] 『World of Darkness: Antagonists』ファースト・インプレッション(4)

【Chapter Four: Fear Given Form】
WoDの人間たちにとっても超常キャラクターたちにとっても理解を絶する、ほんものの「モンスター」たちを掲載。ここではvampire, werewolf, mageなどPCとして使用可能な怪物は「supernatural being」、NPC専用の怪物は「monster」と用語の使い分けがなされている。

10種類のmonsterが登場するが、どんな連中がいるかはぜひご自分の目でp.112〜132を確かめていただきたい。他のTRPGではちょっと見かけないような奇怪至極の顔ぶれがそろっている。イメージテキスト、由来、外見、ストーリーテリングのヒント、シナリオアイデア、とデータも完備。褒めてばっかりで不動産屋の広告みたいだがほんとに面白いんだって。

あと私見ですが

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[WoD] 『World of Darkness: Antagonists』ファースト・インプレッション(3)

【Chapter Three: The Righteous and the Wicked】
カルトや宗教団体を扱う章。じつは最も長い章でもある。カルト団体の組織構造、勧誘の手口、資金繰りの方法などが詳細に説明され、ちょっとした概説書級の情報量だ。あくまでもゲームに適度な現実味を添えるための資料として書かれたものではあるが、テロリズムや洗脳などあまり穏便ではない活動についても触れているので人によっては気に障るかもしれない。まあ、資料が欲しくても関連書はとかくうさんくさかったりヒステリックだったりする分野ではあるから、そういう意味では安心して読める参考資料だといえよう。

p.77には恐怖のオプションルール「Brainwashing(洗脳)」がある。価値観の破壊→思想の再プログラミングという過程を踏むあたり妙にリアルだ。

p.81「Faith and the Damned」ではヴァンパイア、ワーウルフ、メイジと信仰の問題について扱われており、間接的にW:tFやM:tAwについていくつかの情報を得ることができる。

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[WoD] 『World of Darkness: Antagonists』ファースト・インプレッション(2)

【Chapter Two: A Need for Vengeance】
WoDでPCとなるモンスターは、弱点もあるがおおむね超人的な能力を持っている。人間が真正面から立ちむかったら、おそらく勝つのはモンスターのほうだろう。ではWoDにおける人間とは、ヴァンパイアにとっての歩く輸血パックにすぎないのだろうか? ワーウルフにとっての生肉、メイジにとっての操り人形に?

そうではないことを示すのがこの章だ。

この章はモンスターを狩る人間たち、いわゆる「ハンター」を扱う。しかしHunter: The ReconingのImbuedのようなものを期待するといささか失望するかもしれない。WoDコア以外のルールはいっさい使用されない。サンプルキャラクターも超常能力を持たないモータルで、ごく普通の職ににつき、ありふれた人生を送ってきた人々ばかりだ。その平凡な人々がいつモンスターの存在を認め、なぜ追いつめ、どうやって殺すのか、が26ページにわたって丁寧に解説される。

なに、自分はプレイヤー専門だから敵の情報は読まないほうが楽しめる? とんでもない。プレイヤーにだってこの章は役に立つ。ヴァンパイア、ワーウルフ、メイジといった超常キャラクターをプレイする人にはなおさらこの章は有用だ。いや読むべきだ。マスト読め。

なぜなら彼らは、あなたのキャラクターの行いから生まれる敵だからだ。
たとえあなたのキャラクターが善良にふるまおうと心がけたとしても、人間と不必要にかかわるまいと自重したとしても、超常生物としてWoD世界に存在しつづけようとするかぎり、あなたのせいで誰かがハンターの道を選ぶ可能性はいつだってある——望むと望まないにかかわらず。そのことを本章は明快に指摘する。

もちろん、人間PCでモンスターを狩る史劇をはじめようとか、V:tRにヴァンパイア・ハンターを投入しようとするSTにとって本章の資料価値が高いことはいうまでもない。ごく普通の人間が超常存在を追いつめるためにとれる手段は、武術の達人になって銀ナイフや杭を片手に殴り合うだけではない。卑怯な手、汚い手も紹介されているし、他人と協力する利点と危険についても論じられている。また狩られる側——超常存在がハンターの存在を嗅ぎつけ、返り討ちにするにはどういう手段があるかも述べられている。ここもプレイヤーが読んで役立つ点のひとつだろう。

もっとも、p.48「Too Cynical」で述べられているように、ここではあくまで個人が個人的動機からモンスター個人を倒すことに焦点が置かれていて、吸血鬼撲滅をめざすハンター協会や人狼を狩った賞金で生活する職業ハンターというような設定を求める人は物足りないかもしれない。また「吸血鬼と吸血鬼ハンターが和解して共存……」などというシチュエーションに萌えを感じるむきにも、かなり手厳しいことが書かれている。

[WoD] 『World of Darkness: Antagonists』ファースト・インプレッション(1)

» World of Darkness: Antagonists

届きました。リアルタイム更新はじめるよ。
まずW:tF、M:tF情報を楽しみにしていた人には残念なお知らせが。

本書にワーウルフは登場する。メイジも、登場する。しかし、具体的データは載っていない。

だがそれでも、本書にはV:tR、W:tF、M:tAwいずれにも有益な内容が詰まっている。Mattが発売に先立ち語っていたとおり「ストーリーテラーだけでなくプレイヤーにも役立つ本」に仕上がっていることはたしかだ。

その理由をこれから紹介しよう。

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World of Darkness に関する海外ニュースを Professor がときに適当な翻訳でお届け。名前が日記なのは骰子回転劇場・転の日記コーナーだった名残。実質上WoD2.0対応の回転劇場なので改名検討中。