【White Wolf Forums】先週末のGenCon SoCalで行われたW:tFトーナメントセッションで、全3回戦を勝ち抜いたプレイヤーの1人、OrdoGauru氏が、世界に先駆けて新しいWerewolfを体験した喜びにあふれるレポートを投稿している(→原文)。
OrdoGauru氏はW:tA歴5年、筋金入りのガルゥプレイヤーだ。とはいえ第1回戦のセッションテーブルについた時点では、W:tFの予備知識といっても始源神話と3つの部族の名前のみ。プレイヤーは1テーブル5人だったという。
氏はあまりネタバレにならないよう配慮しつつもトーナメントシナリオの概要に言及している。以下、氏の投稿から抄訳でお伝えしよう。
【1】First Changeは凄惨な体験だ。zombieにとどめをさすと同時に、背後で咆哮が聞こえたら……ふり向くな。ヒーローになろうなどと思うな。そんな気を起こしたら最後、梯子にぶつかることになるぞ。ひたすら逃げろ。
本当だぜ。
【2】werewolfになりたてのとき、蜘蛛の巣だらけの部屋に行きあたったら……入ってはいけない。その時は入るのが賢明だと思えたとしてもだ。入口あたりにいる蜘蛛なんてまだ小さい方だぞ。それだって、君を倒せるだけの戦闘力はじゅうぶんに持ってる。しかも蜘蛛の巣はへばりついたら取れないぞ。おまけに、その蜘蛛どもは君に対する好意は微塵も持ち合わせちゃいない。もひとつおまけに、そいつらは飢えている。
まず燃やしとけ。
【3】Frenzyは、断じて、君の味方じゃない。werewolfが怒りを爆発させた結果起きるDeath Rageは悪夢のようなしろものだ。君の友達にも、パック仲間にも、針金で口を縫い合わされた哀れな幼女にも……誰にだって牙をむく。werewolfは怪物だ。同族どうしで共同体を築こうとする試みさえ、ときには失敗に終わる。
自分もいつかFrenzyするってことを肝に銘じとけ。
OrdoGauru氏はセッションを体験して自分なりに感じたW:tFの方向性について、非常に興味深い言い回しで以下のように語っている。
The developers and writers of Forsaken have created, in my opinion, the game that defines brutality in the NWOD. Where Vampires are the social monsters, interacting forever in their Requiem, Werewolves are the physical monsters, capable of destroying nearly anything and nearly unable to stop from DOING so.
Forsakenのディベロッパーやライターが作りあげたのは、僕の印象では、新WoDにおける「暴力性」を定義するゲームじゃないかと思う。V:tRのヴァンパイアは果てしなくかけひきを続けながらRequiemを生きていく、いわば社交の怪物なわけだけど、それに対してW:tFのワーウルフは、破壊できないものは無きに等しいが破壊をやめることも不可能に等しい、暴力の怪物といえるんじゃないだろうか。
(中略)
This is a game of real savagery, of monsters trying to survive in -two- worlds which do not want them. Joining together to form packs against the danger of the world around them. Trying to claim some place as their home. Trying to find a balance between their human and spirit sides, and never being truly in balance with either. Trying to follow in their father's footsteps and keep the worlds separate. Trying to find -some- way to be human...when you are truly inhumane (in a way that Apocalypse never reached) .
これは真の闘争本能のゲーム、二つの世界に疎まれつつ、その間で生きてゆこうとあがくモンスターのゲームだ。werewolfは自分たちをとりまく世界の脅威に立ちむかうためにパックを組んで団結する。安住の地を勝ちとろうとする。そのいっぽうで人間の世界と精霊の世界の調和を模索するけれど、二つが真の平衡に達することはありそうにない。彼らは亡き父の範にならい、二つの世界を分かたれたままに保とうとする。それから——せめて幾分なりとも——人間らしくある道を模索しようとする……決して人間とはいえないにしろ(これはW:tAがついに達成できなかった部分だ)。
W:tFの設定についてもいくつか新情報が。
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【t h i r d | e l e m e n t】しばらく前に見つけてなかなか書けずにいた話なのだが、Justin AchilliがBlogで少年時代の奇妙な体験を語っている。
Justinがまだローティーンの頃、夜中に長電話をしていたとき、なぜか奇妙な衝動に襲われて窓の外を見た。すると闇夜の庭に見たこともないアイリッシュ・ウルフハウンドが一匹、こちらに背を向けて座っているではないか。
どこから迷いこんできたのかといぶかしみながら電話口に戻ったが、1時間半ほどもしたころ、さっきの犬はどうしただろうとふと気になって庭を見てみた。
犬は1時間半前とまったく同じ姿勢でそこに座っていたが、くるりとふりかえって——微笑んだ。
次に気がつくと朝になっており、いつどうやって電話を切って寝たのやら、まるで覚えていなかったという。
I think that dog was a person.- Justin Achilli
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【werewolftheforsaken.com】今日はところ変わって、Markという男が登場。おそらく昨夜の4人が話題にしていた「彼」なのだろう。つまりFirst Changeを間近に控えたwerewolf予備軍ということになる。
W:tAにおいて《最初の変身/First Change》を題材にしたストーリーはかなりの数にのぼるので、正直なところ鬱屈したティーンエイジャーの初変身の話だったら見なかったことにして今週は休養しようと思ったのだが、このMarkという男、すでにれっきとした社会人らしい。
He had nothing specific to complain about — secure job, decent dating prospects, never been mugged — but still, he was far from home, had no true close friends, and things had gotten strange lately.
とくに何が不満というわけではないが——安定した職につき、ほどほどに女性にもて、犯罪の被害者になったこともなく——しかしどうにも落ち着かないし、親友といえる者はひとりもおらず、おまけに最近おかしなことばかり起きる。
ありがたや、大人の初変身話だよ。これもFirst Changeに関する設定が変更されたおかげである。
The Change can come at almost any age, so most werewolves have lived long lives of alienation and trouble.
(First) Changeはほぼどんな年齢でも起こりうるため、たいていのwerewolfは疎外感と波乱に満ちた長い半生を送る。
- cited from Werewolf: The Forsaken Daily, november 23
さて、Markはちかごろ突然犬に襲われたり、今の生活に現実味が感じられなくなったりで憂鬱な日々を送っている。いっそこの街から引っ越すか、などとつらつら考えながら地下鉄に乗っているのだが、降りるときに印象的な女性とすれちがう。ドアが閉まり列車が動きだしても、その女はホームに降りたMarkの姿をじっと目で追っている……
原文を読んでいれば書かなくてもわかるとは思いますがこのご婦人、昨夜の更新で登場したナイフ持ちの彼女ですな。いきなりShared Scentの本領発揮です。
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