骰子回転劇場・転|日記: [W:tF] Ethan Skemp、大いにW:tFを語る
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骰子回転劇場 日記

[W:tF] Ethan Skemp、大いにW:tFを語る

White Wolf Quarterly, 2005 Winter】Ethan Skempが4ページにわたりW:tFが目指す方向性について語っている。

» White Wolf Quarterly ダウンロードページ

  1. W:tFはパックに焦点を置いている。W:tFのwerewolfにとって問題は世界や国よりまずパックのなわばりだ。1〜2ブロックの街区、数マイル四方の森のささやかなテリトリーでも、この敵だらけの世界において「自分のもの」と呼べるのはそこだけなのだから。自分の手で勝ちとり、自分の手で守らねば、werewolfの居場所はない。
  2. W:tFのtribeは同じ思想を共有する集団であり、実在の民族にもとづく要素は一掃した。W:tAのtribeがもつ民族色はキャラクター作成の足かせとなっていたからだ。
  3. 新しくlodgeという概念を導入した。lodgeは基本的にtribe内のエリート集団だが、tribeとは無関係な場合もある。
  4. W:tFの精霊界は通ってはならない道、開けてはならない扉で、恐ろしい、危険な、シュールレアリスティックなところだ。werewolfの存在そのものを忌み嫌っている連中がうようよしている。入るのは難しく、出るのはさらに困難だ。トライアトはいないよ。

すでにPreviewや公式フォーラムで出た情報も多いが、新事実もいくつか判明している。

【禁断の魅力、カニバリズム】

Do Not Eat the Flesh of Man or Wolf. (Nu Hu Uzu Eren)

人の肉と狼の肉は喰らうべからず。

werewolfがEssence(W:tAの〈霊力〉のようなもの)を補給するには人や狼を喰らうのがてっとりばやいのだが、魂の堕落を招くので禁忌とされている。だが古代の怪しげな呪術には人肉や狼肉を喰らって行わねばならないものもあるというし、Death Rageにとらわれたwerewolfが衝動的に犠牲者を喰らってしまうこともある。そして一度その味を覚えたらやめられない、という。

W:tAでも人肉食は《唱い掟》で禁じられているのだが、ワームの影響を受けやすくなるとか、ボーン・ノーアのcampに人食いがいるとかいう設定があるだけで、システム上の不利益はなかった。V:tRのBlood Addictionのように、W:tFにもカニバリズムの常習性を表現するルールがあったらいいなあ。

【auspiceはFirst Change時に確定】

A werewolf whose Change occurs under the gibbous moon might experience a flood of frightening visions and surreal dreams that demand expression, while the full moon almost always triggers a killing fury in the werewolf whose Change occurs under its gaze.

凸月の下で(First) Changeを迎えたwerewolfは戦慄すべきヴィジョンと奇怪な夢の奔流を経験し、それを他人に伝えずにいられないという衝動に襲われるかもしれない。満月の下で(First) Changeを迎えたwerewolfは、ほぼ例外なく猛烈な殺戮衝動に襲われる。

つまり生まれた時ではなく、First Changeを迎えた時点での月の形によってauspiceが固まるようだ。ちなみにp.7「The First Change」の囲みのうち、最後の2段落以外はWebのPreviewとほぼ同じ。最後の2段落によれば、First Changeすると自動的にFrenzy状態に入るようだ。いちどFirst Changeを経験してしまえば自分の意志で変身をコントロールできるようになるが、すばやく本能的に変身するには練習が必要らしい。

【werewolfは何をするゲームなのか】

たぶんp.6の囲み記事「The Wild Hunt」は、我々がPreviewに最も求めていた情報ではないだろうか。これによればW:tFのwerewolfがやることは大きく分けて2つ。「狩ること」と「狩られないこと」だ。

ではwerewolfの獲物は何なのかというと

  1. テリトリーに侵入してくる精霊(物質界に来るとwerewolfのなわばりを荒らしたり、親しい人間の脅威となったり、ろくなことをしないらしい)
  2. The Hosts(Father Wolfの仇敵の子孫。半ば精霊、半ば害虫・害獣で、数が集まるほど強さや狡猾さが増す)
  3. 人間(テリトリーを脅かす者は人間だって容赦しないらしい)

最近ちまたで話題の人食い蜘蛛精霊もThe Hostsの一種だろう。Previewで名前が出たGrandmother Spinnerの末裔らしいが、するとPlague Kingの末裔もこれから登場するのかも。

さてwerewolfを狩る者もいるわけだ。

  1. 強大な精霊(うるさいwerewolfを排除して自分の影響力を拡げたい)
  2. The Pure Tribes(werewolfではあるが精霊側に味方し、物質界は精霊が支配するべきだと主張しているtribe群)
  3. 他の超常存在(諸般の理由でwerewolfが邪魔・嫌い・いじめたい)

敵がテリトリーに侵入してくるのを息を潜めて待っているだけではなく、卓越した捕食獣としての能力を駆使して先手必勝とばかりに叩きつぶすという選択もある。W:tAが「守り」のゲームだとしたら、W:tFは「攻め」のゲームといえるかもしれない。

posted at 06:27 pm in W:tF

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World of Darkness に関する海外ニュースを Professor がときに適当な翻訳でお届け。名前が日記なのは骰子回転劇場・転の日記コーナーだった名残。実質上WoD2.0対応の回転劇場なので改名検討中。