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骰子回転劇場 日記

[W:tF] Preview: Pure Tribes (1) 概要

Werewolf: The Forsaken Daily, January 24
Forsakenの敵は貪欲な精霊ばかりではない。同じワーウルフにさえ、彼らを敵とつけ狙う者たちがいる。それがPure Tribesだ。Pureと呼ばれるのにはわけがある。

Thousands of years ago, according to the teachings of the Forsaken, most of the First Pack of Uratha rose up and slew Father Wolf — but not all. The descendants of these werewolves do not consider themselves Forsaken; they levy the guilt of Father Wolf's murder entirely on the descendants of his killers. They call themselves the Pure and believe that the world will not be healed until the Forsaken have been scourged from it.

Forsakenらが語り継ぐところによれば、今から数千年の昔、UrathaのFirst Packの大多数がFather Wolfを弑するべく決起した——だがそれに加わらない者もいた。そのワーウルフたちの末裔は、自分たちをForsakenとみなしておらず、Father Wolfを殺した咎は殺害者の末裔が負うべきだ、と考えている。彼らは「the Pure」と名のり、Forsakenにしかるべき報いを受けさせなければ世界が被った痛手を癒すことはできないと信じる。

ForsakenたちがFather Wolfを殺したのは、彼の衰えがもたらした世界秩序の乱れを食い止めようとしてのことだったが、結果として世界にとりかえしのつかない崩壊をもたらした。その責任はForsakenたちがとれ、というのがPure Tribesの主張なわけだ。こうしてみると敵役である彼らのほうにも正義はあるように感じられてくる。

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[W:tF] Preview: Gift (4) Rage Armor

Werewolf: The Forsaken Daily, January 21】Gift紹介最後の更新。

Rage Armor (Full Moon ••••)

1ドット、2ドット、3ドット、ときたので当然この日は4ドット。上限は5ドットだから、かなり強力な部類に入るはずだ。

The werewolf gains a point of Armor for every two successes the player rolls, with remainders ignored.

術者が判定で出した成功2個につきArmorが1点増加する。

Cost: 1 Essence
Dice Pool: Stamina + Survival + Honor
Action: Instant

Armorはふつう防具を着ると増えるのだが、持っていないキャラクターは珍しくないし、WoDコアのArmor Chart (p. 170)に載っている防具のArmor値は多くても3/4しかない。しかもDefenseにペナルティがかかるものがほとんどだから、不利益なしで+1されるだけでも嬉しい特性値だ。

仮にStamina 2、Survival 2、Honor 4のUrathaがGauru形態でこのGiftを使ったとしてみよう。

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[W:tF] Preview: Gift (3) Echo Dream

Werewolf: The Forsaken Daily, January 20
いままで紹介されてきたGiftはW:tAでも類似の効果を持つものが存在したが、この日の更新ではちょっと変わった能力が登場した。

Echo Dream (Insight •••)

InsightはBone Shadows族のTribal Gift Listsの一つだが、Giftの説明を見るとElodothが使ってもさまになりそうだ。

Werewolves quickly learn that events in the physical world echo in the spirit world, leaving strange psychic impressions. A werewolf who has earned this Gift has gained the ability to sense these echoes, even ones long past. By holding or handling an object, or resting her hand against a wall or tree, the Forsaken can sense spirit echoes of the object or area's recent past. These echoes are couched in the symbolic language of the spirit world but often convey sharper truth than any forensics report might.

ワーウルフになるとじきに経験することだが、物質界で生じた出来事は精霊界にも反響し、霊的な「こだま」を残してゆく。このGiftを授かったワーウルフはそういう「こだま」を、はるかな過去のものであっても、聴きとる能力を得る。小さな物なら手に握るか掌に載せ、壁や木なら手で触れることによって、その物体や場所に最近起きたことが精霊界に残したこだまを感知できるのだ。こだまは精霊界の象徴的言語で聞こえてくるが、しばしばどんな鑑識報告書より明確に事実を伝えてくれる。

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[W:tF] Preview: Gift (2) Blending

Werewolf: The Forsaken Daily, January 19

Blending (Stealth ••)

StealthはHunters in Darkness族のGiftリストに挙がっている。

A werewolf with this Gift may “hide in plain sight,” blending into her surroundings by remaining motionless, even if she isn't directly behind any cover. Casual observers roll Wits to contest the character's roll as a reflexive action; active searchers contest with Wits + Composure as an instant action. If the werewolf wins the roll, she cannot be distinguished as anything other than a landscape feature. (中略)Even the slightest movement is recognized by an observer, negating the Gift.

このGiftを習得した術者は、物影に入らなくてもじっと動かずにいるだけで、景色にまぎれて「姿をくらます」ことができる。特に術者を探そうとする意図がなく術者がいる辺りを見る者は、Witsで術者の判定に対抗判定を行う(この対抗判定は1 reflexive actionとして扱う)。意図的に術者を探そうと試みる者はWits + Composureで対抗判定を行う(この対抗判定は1 instant actionとして扱う)。術者が対抗判定に勝ったら、術者の姿は周囲の風景に溶けこんで見分けがつかなくなってしまう。(中略)少しでも動けばこのGiftの効果は破れ、姿が見えてしまう。

この記述ですぐに思いだすのは、W:tAのラガバッシュ2レベル授け〔隠れ身〕だ。

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[W:tF] Preview: Gift (1) Two-World Eyes

Werewolf: The Forsaken Daily, January 18

Two-World Eyes (Crescent Moon •)

これまでW:tAの宿月の授けに換わるものはAuspice Abilityだと思われてきたが、この一行でauspice専用Gift Listがあることがはっきりした。

Although they're creatures of two worlds, the Uratha can exist fully in only one or the other. They can look from one to the other or cross the boundary that separates them, but doing so is still an all-or-nothing proposition.

二つの世界の申し子とはいえ、Urathaはどちらか片方の世界にしか存在できない。片方の世界からもう片方を覗いたり、二つの世界を隔てる障壁を越えて行き来したりはできるが、それもどちらかの世界で活動する能力を犠牲にしてのことだ。

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[W:tF] Preview: キャラクターシート

Werewolf: The Forsaken Daily, January 17
周回遅れになってしまったが、1月17日に公開されたWerewolf: The Forsakenキャラクターシートの話をしようと思う。

キャラクターシートはWhite Wolf OnlineのDownloadsコーナーからダウンロードできるが、表示にAcrobat Reader 6以上が必要だ。また私のマシン環境(Mac OS 10.3.7)では、Acrobat Reader 6.0.3a(1/28時点で最新バージョン)を使用しても、印刷時に1ページ目の文字が欠けてSkill名などがまったく印刷できない問題が生じている。
(Windows環境では未確認。人柱求む。)

幸い、McGone氏が古いAcrobat Reader 5でも表示できるバージョンを公開しており、こちらは正常に印刷できた。内容は公式サイトのものと全く同じなので、公式サイトで落としてきたシートが表示・印刷できない人は試してみるといいだろう。

さて内容のほうを見てみよう。

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Firefoxで閲覧時の不具合を解消

このBlogをFirefoxで閲覧するとCSSが読み込まれないという不具合を解決しました。

Macintosh用Firefox1.0で正常に表示されることを確認しましたが、Win/Linux版Firefoxをお使いの方で不具合が続く場合はコメント欄でお知らせください。

結局cssの文字コード指定のミスだったわけで、今の今まで気づかなかったとは。

Dr. Unheimlich's Disease Registry

The Generator Blog
» Dr. Unheimlich's Disease Registry

医者にかかるほどのことではないが常に体の不調を抱えている人というのがいるだろう。

病院に行っても検査料を取られただけで「大丈夫、病気ではありませんよ」と帰されるような人だ。「Dr. Unheimlich's Disease Registry」はそういうよく分からない不調にオリジナルの病名を付け、あなたを世界に一つしかない症例の持ち主にしてくれる冗談ジェネレーターだ。

ページ右端の「 ...and enter your name:」の下に名前を入力し、「place body part here」という白い四角に体の調子の悪い部位を当て(特に自覚症状がないときは舌でいいらしい。むろんどこも当てなくったって動作するのは言うまでもない)、Diagnose(診断)ボタンを押すと病名を教えてくれる。

私の名前でやってみたらこうなった。

Doctor Unheimlich has diagnosed me with
Professor's Lurgy
Cause:psychological
(病因:心因性)
Symptoms:foot swelling, occasional guilt, frequent knee pain, ectoplasm
(症状:足の腫れ、時々の罪悪感、頻繁な膝の痛み、エクトプラズム)
Cure:drink lots of water
(治療法:大量の水を飲むこと)
Enter your name, for your own diagnosis:

無作為のでっちあげとわかっていてもぎくりときた。というのも5年前に原因不明の足の腫れで歩行困難になり、医者も首をかしげる中通院するはめになったからだ。

……思わずミネラルウォーターの大瓶をケースで買ってしまいそうになる。

それにしても最後の「エクトプラズム」というのはなんなんだ。エクトプラズムを吐くのか。それは病気なのか。

DriveThruRPG.com再開

WolfSpoor】システム変更のため閉鎖されていたDriveThruRPG.comが復活したようだ。

ここから購入できるPDFは違法コピー対策にプロテクトがかかっているのだが、従来のDRMプロテクトは10日に10回しかコピー&ペーストできない、バックアップが面倒くさい、などユーザーからまことに悪評高かった。そこで各出版社に交渉して、印刷するとページ下に小さく透かしが入る以外はふつうのPDF書類として扱えるウォーターマーク・プロテクトに切り換えた、ということらしい。

さっそくサンプルとして無料ダウンロードできる『Morrick Mansion』を落としてみた。

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[W:tF] W:tF デモクロニクルが近日公開

White Wolf Forums】去年の暮れ頃から「年明けに出る」という噂のW:tFデモクロニクルだが、執筆担当のPhilippe R BoulleがForumで「予定が遅れているが近日中に公開される」と述べている。

Philippeによれば、デモクロニクルは全5部構成になるようだ。

[V:tR] 『Ghouls』PDFチラシ

White Wolf Retail InfoRetail Downloadの「All May New Releases」からダウンロードできる。4〜5月発売予定のWoD製品では唯一の新顔。名前のとおり、ghoulに関するルールを大幅に拡張するサプリメントになるようだ。

目玉はghoulをプレイヤー・キャラクターとして使用できるようになる拡張ルール。ghoulの肉体や心理に関する考察、ghoulをPCやNPCとして使用するための指針、シナリオフックなども盛り込まれるようなので、ghoulで史劇をやるつもりがなくても読んでいて損はなさそうだ。

興味深いのは関連サプリメントとして『Nomads』が挙げられていること。たしかに『Nomads』には放浪ヴァンパイアにとってghoulが重宝だという言及があるのだ。

independent ghoulやghoul familyを扱うルールも追加される。旧V:tMに登場したような決まった主人を持たない独立グールや、生まれたときからグールであるレヴナントみたいなものだろうか? ghoul familyについてはどうやら自作ルールが載るようなので、PCが自分のghoul一族を持つのも夢ではない。

特に興味を引く一文はこれ。

Vitae-fed plants known as mandragora

Vitaeを吸わせて育てた植物、マンドラゴラ

植物グールである。

[V:tR] Lancea Sanctum: The Spear of Destiny PDFチラシ

White Wolf Retail Info】『Lancea Sanctum: The Spear of Destiny』はV:tRに登場するcovenantの1つ、Lancea Sanctumを解説するサプリメントのようだ。covenant特有の慣習、儀式、歴史や秘密、構成員の世界観などが紹介され、STだけでなくLanceaのキャラクターを演じるプレイヤーにもいい参考資料になりそう。

追加データは、bloodline、Theban Sorcery ritual、Lancea専用の新Disciplineが載るらしい。Theban Sorceryは基本ルール掲載のものだけでもかなり格好いい(そして強烈な)ものが多かったので、どういう魔法が追加されるか気になるところ。

チラシには4月発売予定とあるが、公式サイトの発売予定表にあがっていないところを見るに、さらに遅れる可能性はありそうだ。

The White Wolf LiveJournalによれば、この製品は現在レイアウト作業に入ったとのこと。ちなみに、WoD2.0シリーズの例に漏れず凝った装丁になるらしい。

そうなると気になるのが価格だが、V:tR基本ルールと同額の34.99ドル。全224ページということはWoDコアルールとほぼ同じ厚さである。このボリュームの中にいったいどれだけの情報が詰め込まれるのか楽しみだ。

[W:tF] Hunting Ground: The Rockies PDFチラシ

White Wolf Retail Info】小売店向けPDFチラシに4月発売予定分と5月発売予定分が追加された。といってもWoD2.0関連は3月以前から予定がずれ込んでいる製品ばかりだが、当時紹介しそびれたこともあるのであらためて内容を拾っておく。

さて『Hunting Ground: The Rockies』は4月11日発売予定(本日時点)になっている。すでにWhite Wolf Quarterly (2005 Winter)にも特集記事が載った(参考記事:回転劇場日記|Hunting Ground: The Rockies)。

これはコロラドのロッキー山脈を舞台とするW:tF用地域資料集で、NPCや背景設定はもちろん、多数のストーリーフックとSTに役立つTipsが掲載されるとのこと。

セールスポイントのひとつに

Expands enormously on the basic Rockies setting material provided in the Werewolf rulebook

Werewolf基本ルールで提供するロッキー山脈の舞台設定を大幅に拡充する

とあり、V:tR基本ルールにサンプル都市としてニューオーリンズの基本的な設定が情報が掲載されたように、W:tF基本ルールでもロッキー山脈がサンプル舞台設定として提供されるようだ。『Rockies』のほうでは

as well as a long look at the spiritscape of the region.

という点に期待したい。精霊界側がどんなところなのか描写に頭を悩ませるのはいやだしなあ。

また入門用にすぐ遊べるサンプルシナリオが1本付属する模様。

The White Wolf LiveJournalによれば、この製品は現在Ethan Skempがディベロップ中とのこと。ちなみにPDFチラシのクレジットは

Developers: Ethan Skemp and Matthew McFarland

MattはWoDコアでは単独ディベロッパーをつとめ、V:tM系列製品のクレジットにもたびたび登場するので、どうやらWoD2.0全般の担当ディベロッパーをやっているようだ。

[WoD] WoD2.0新製品制作状況

» The White Wolf LiveJournal Community

White Wolfスタッフが運営するLiveJournal(はてな日記に似たブログシステム)ができたらしい。公式サイトの左サイドバーにひっそりリンクが増えている。

ここにJustinがせっせと新作のできぐあいを投稿している。
注:以下はWhite Wolfの公式発表ではない。発売予定の製品の内容については、今後変更されたり、製品そのものが発売中止になったりする可能性もある

1月20日時点

  • 『Werewolf: The Forsaken』は印刷を開始した!
  • Ethanは現在『Hunting Ground: Rockies』をディベロップ中。すでに次作の予定もあり(『Predators』のことか?)。
  • 『Mage: The Awakening』の制作は順調に進行中。このままいけばなんとか予定通り発売できそう。新WoD3作の中では最も劇的に旧WoDから変化したゲームになるとかならないとか。
  • V:tRのLancea Sanctum本はレイアウト作業に入った。New Orleans本も間もなく編集作業に。先日発表されたV:tRのエラッタは、増刷分で反映されるとのこと。
  • 『Mage』の次に出るゲームについて打ち合わせが始まっている。詳細はまだ秘密だが、スタッフにとっても「全く新しいもの」になるらしい。
  • 5月発売予定の新METは、テストプレイの結果を反映させる作業に今週末からとりかかる。STを介さなくてもある程度の判定は可能な、大人数でプレイできるシステムになっているらしい。

1月21日時点

  • クロスオーバーに関する打ち合わせ。V:tRのOrdo Draculサプリメントの内容を、W:tFやM:tAwで問題が生じないように調整する話し合いがおこなわれたらしい。
  • ビロード張りの『Rites of Dragon』など毎回凝った装丁で提供される新WoDシリーズだが、Lancea Sanctum本もなかなかすごいことになっているらしい。「飲み物をこぼさないように注意」などと書いてある。ちなみに、総ページ数は224ページになるようだ。

[W:tF] Preview: Auspice (6) Auspiceの起源

werewolftheforsaken.com】今回はauspiceの起源神話をとりあげる。1月10日〜14日にかけて、各auspiceの紹介と並行して連載されたものだ(原文)。

この物語はUrathaたちが自らの種族の父であるFather Wolfを殺したところからはじまる。父殺しの経緯については以下のページに詳しい。

さてFather Wolfを殺したUrathaたちであるが、今度は父の力を誰が継ぐかで内輪もめをはじめる。衰えた父に代わって敵と戦うための父殺しだったはずなのに、その敵をほったらかして同族どうしが殺し合いである。これじゃFather Wolfも浮かばれない。

Blood fell on the earth as the fighting grew fiercer, and Mother Luna wept to see it.

争いが激しさを増すにつれ大地は血に染まり、それを見てMother Lunaは涙を流した。

— Werewolf: The Forsaken Daily (January 11 update)

お母さんも泣いてます。しかし彼女にとってUrathaは夫を殺した憎い仇でもある。ほうっておけば殺し合いで自滅しそうな不肖の息子たちを、Lunaはいったいどうしたか。

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[W:tF] Preview: Auspice (5) Irraka

werewolftheforsaken.com】Irrakaは新月のauspice。The Stalkerなどという別名を持ち、隠密行動を得意とするが、もちろん他人につきまとって気持ち悪がられるのが役目というわけではない。

When Luna cannot be seen at all, then the Irraka hunt. The Irraka are the scouts and stalkers, the cunning hunters who elude the worst threats only to strike at those threats' vulnerable spots from behind.

Lunaが全き闇に隠れたら、Irrakaの狩りの始まりだ。Irrakaは斥候にして隠密、強敵から逃げると見せかけて背後から急所を刺すような、機転のきく狩人である。

W:tAのラガバッシュとよく似ているが、ラガバッシュにつきまとっていた「悪戯者のトリックスター」という印象を極力抑えた表現が使われている。

They ply their wits socially as well, testing the dedication of other Forsaken to their packs, their tribes and the Oath of the Moon. The Irraka are forever on the boundary, sometimes stalking the borders of their pack's territory, sometimes wandering the boundaries between Uratha and human society.

この機転を他のForsakenに向けて、packやtribeやOath of the Moonへの忠誠を問うこともある。時にはパックのなわばりの周りを忍び歩き、時にはUratha社会と人間社会の境を行き来する。永遠に境界にたたずむ者、それがIrrakaなのだ。

部分的にElodothを思わせるが、Auspice Ability: Pathfinder's Senseはやはり斥候の本領発揮。IthaeurのPreviewのときにも書いたが、精霊界でもちゃんとこのauspiceならではの役目があるあたりがW:tAとの違いだろう。

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[W:tF] Preview: Auspice (4) Ithaeur

werewolftheforsaken.com】Ithaeurは三日月の下でFirst Changeを迎えたワーウルフだ。別名Spirit Masterと呼ばれるのは、

The children of the crescent moon are the occultists of the Forsaken, those who learn the secrets of mastery over the spirits.

三日月の子らはForsakenの呪術師で、精霊たちを支配する秘儀を心得ている。

W:tAで三日月のauspiceだったシーアージも精霊界の専門家で、その役割は祭司、精霊との交渉人、治療者、精神的指導者、霊媒、呪術師、予言者、密偵、隠秘学者……と実に多岐にわたった。しかしW:tFでは、精霊との交渉に関してはElodothが、予言やヴィジョンに関してはCahalithが、そして精霊界の偵察に関してはIrrakaが、名実ともに専門家になったため、Ithaeurの負担はシーアージよりずっと軽くなったのではないだろうか。

Where an Elodoth sways a spirit with sophisticated reasoning that appeals to its very nature, an Ithaeur decisively binds it through magic or strikes at its ban. Ithaeur cannot walk away from the shadowy terrors of the Shadow Realm, and they strive to master those spirits who would as soon destroy an Uratha as bandy words with it.

精霊を意のままに動かすには、Elodothなら心を揺さぶる巧みな説得を用いるところだが、Ithaeurはまず魔法で呪縛したりbanにつけこんだりするだろう。Shadow Realmから忍び寄る脅威が避けられないなら、せめて制御できるようになろう、というのである。なにしろその手の精霊は、呪文で縛られていなければたちまちUrathaを滅ぼしかねないのだ。

どのauspiceにも精霊を相手にする時の役割がちゃんとある、という点はW:tAからの大きな変化だと思う。いまや問題はワームではなく、精霊だ、ということだろう。
(こういう書き方をすると語弊があるが、W:tFとW:tAは時間軸上なんのつながりもない。パラレルワールドですらない)

ところで、IthaeurのAuspice Ability: Ritual Masterは説明がちょっと寂しい。

Ithaeur purchase the Rituals trait and rites at reduced experience cost.

たったの一行である。これ以上説明しようがないのはたしかだが、他のauspiceと見比べるとどうにも不遇感が漂う。せめてriteが魅力的であることを祈るばかりだ。

[W:tF] Preview: Auspice (3) Elodoth

werewolftheforsaken.com】Elodothは半月の夜に初めて変身したワーウルフだ。又の名を「The Walker Between(狭間を歩む者)」。W:tAのフィロドクスと同じく、対立する者の間をとりもつ役回りである。

They take their role as the bridger of gaps very seriously and many spend half their time in each native form, experiment with sexual partners of either gender or otherwise deliberately choose to walk in two worlds.

Elodothは異なるものの橋渡し役という自らの使命をきわめて責任重大なものととらえ、人として過ごす時間と狼として過ごす時間が等しくなるようにしたり、どちらの性別の相手とも性体験を積んだり、あえて二つの世界を行き来したり心がけていることが多い。

日頃から経験や視点が偏らないような生活習慣を保っているのは立派なことだと思うが、sexual partners云々の言及からElodothについて下品な偏見が広まらないことを祈る。WoD2.0はおとな向けのゲームであるらしいので、おとなのプレイヤーはこういうことにいちいち反応しないのだろう。

This ever-changing perspective gives Elodoth unique insight into the other auspices. As a result, Elodoth are trusted as judges and arbiters throughout the Forsaken territories and lead negotiations.

主観にとらわれないため、Elodothは他のワーウルフに対して客観的な意見を述べることができる。というわけで、Forsakenの間では頼れる裁定者、仲裁者として、交渉事をとりしきっている。

Many Elodoth believe they understand Luna better than other Uratha do, so they're the ones most often nominated to stand in judgment over violations of the Oath of the Moon, Luna's sacred law.

LunaのことならUrathaの誰よりもよく知っている、としばしば自負するだけのことはあって、ことOath of the Moon——Lunaの聖なる掟を破った罪を問う裁判では、裁判官に指名されることが最も多い。

Oath of the Moonについてはここで名前が出てきただけで、いまだ説明がない状態だが、推測するにW:tAの《唱い掟/Litany》に相当するものではないだろうか。

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[W:tF] Preview: Auspice (2) Cahalith

werewolftheforsaken.com】Cahalithは隆月の下でFirst Changeを遂げたワーウルフ。

The Cahalith is a storyteller, vision-quester and lorekeeper among the People. If the gibbous moon is "pregnant," the Cahalith who reflect that moon are pregnant with ideas, emotions and creative energy.(中略) Cahalith also know many epic howls and histories.

Cahalithは狼びとの語り部、幻視者、歴史家である。隆月を妊婦のはちきれそうな腹に見立てるならば、ひらめきや感性、創造力ではちきれんばかりのCahalithはまさに隆月の化身だ。(中略)また数多の伝説や歴史に通じている。

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ジャッカス・ザ・ムービー

» ジャッカス・ザ・ムービー 日本特別版 / jackass the movie

2005年最初の映画鑑賞。昨年『デビルマン』とか『キャシャーン』とかろくでもない映画に明け暮れたあげく、年明け早々バカだアホだと前評判も高い『ジャッカス』のレイトショーにわざわざ修羅場の合間に駆けつけるあたり前年の反省がまるで生かされていない。

もともとテレビ番組らしいが、日頃テレビをまったく見ない私にはとんと予備知識がなく、公式サイトを漁っても、とにかく体を張ったバカ映画らしいという以外にたいしたことはわからなかった。ただ上映劇場を調べていたら、前売券のおまけが「ゲロ袋」だとわかった。こともあろうに、なぜ映画館でゲロ袋なのか、という理由は序盤30分ぐらいで思い知ることになる。

冒頭に「よい子は真似をしないでね」と警告文が出てくるのだが、「この映画の中でいろいろなアクションを演じているのはプロのスタントマンです」という原文の「Professionals」をあえて「バカ」と訳し、「この映画の中で……演じているのはバカです」とした字幕翻訳家には敬意を表したい。

オープニングの主要出演者たちの登場からして、ばかを予感させる。『カルミナ・ブラーナ』が轟然と鳴り響き、爆煙がもうもうと立ちこめる中から、パンツ一丁とか半裸とかジャージ姿の男たちを載せた巨大なショッピングカート(アメリカではあれが標準サイズなのかも知れないが)が走ってくるのだ。

カートは巨大だが、それでも乗り切れないのが2人ほど横にしがみつこうと必死になって併走している。カートに乗った男たちは音楽に合わせておたがいにどつき合っている。その両脇からドカンドカンと祝砲のように爆煙が吹き付けられる。と思ったら瓦礫まで混じっていて、爆発のたびに尖ったコンクリ片が容赦なくカートを直撃する。ひとりまたひとりと撃墜されていく男たち。そして暴走するカートは露天商が果物を並べている棚に真っ正面から突っこむ。宙に舞う男たち。どっかーん。

……こんな始まり方をする映画がまともなはずがない。

本編は、というか、その後は、出演者が体を張ったイタズラというか悪ふざけを仕掛ける場面が延々と流れつづけ、観客からこれでもかこれでもかと爆笑を絞り出す。テレビ番組と違ってCMで一息入れる間もありはしない。

「後ろから忍び寄っていきなりバリカンで10円ハゲを作る」
「SFXメイクで老人に化け、街中で電動カートを暴走させる」
「ワサビを鼻から吸いこんでラリる」
「両親が眠っている寝室にロケット花火をしこたま仕掛けて真夜中に爆発させる」
「デコボコ道をジープで爆走しながら刺青を彫る」

ここに上げたのはまだ「お上品」なほうで、序盤のイタズラで微笑んでいるとそのうちに出演者が脱ぐわ垂れるわ晒すわ入れるわ、とてもじゃないがお子様には見せられないド下品パフォーマンスをおっぱじめ、食事時には見たくない類の排泄物ネタも(1、2個ではあるが)登場し、カメラマンまで気持ち悪くなる有様。

そう、ゲロ袋はつられて催してしまった観客のために必要なのだ。

とはいえ出演者からして終始飲んだくれてるかげらげら笑っているか、なので、ネタは下品猥褻といってもどこか陽性な無邪気さが漂う。言うなれば、体育会系の学生の命知らずなどんちゃん騒ぎにまぎれこんでしまったような、そういう気分にさせられる映画である。

ちなみに、日本特別版と銘打っているだけあって、パンダの着ぐるみを着て渋谷のバーに乱入したり、日本人の女子キックボクサーにボコボコに殴られたりといった場面も登場する。

下ネタに耐性があり、かつ90分間もうイヤというほど笑いたいという向きにはおすすめだ。ただし鑑賞前に夕食を摂るのは前述の理由でお勧めしない。またきれい好きな彼氏彼女を連れていくのもお勧めしない。深夜だけにカップルで見に来ていた客は多かったが、映画館を出しなにちらっと観察すると、口元を抑えたり憮然としているご婦人も見受けられた。

[W:tF] Preview: Auspice (1) Rahu

werewolftheforsaken.com】W:tAの宿月(auspice)は出生時の月相で決まったが、W:tFのauspiceはFirst Changeを迎えた時の月相で決まる。これはすでにWhite Wolf Quarterly(2005年冬号)で公表されたとおりだ。

W:tAでもW:tFでも、auspiceはワーウルフに一定の適性や特殊能力を与える。これをW:tAはauspice専用の授けで表現したわけだが、W:tFでは「Auspice Ability」というものにとってかわった。今回の更新を見るかぎり、ドットを持つ特性値でもなさそうなので、宿月の授けのような選択の余地はなく、auspiceを選んだ時点で自動的に決まるのだろう。がさらに加わった。(2005/1/28訂正:Auspice Abilityとは別にauspice専用Giftがあることが判明した)

今週の更新の売りは、Auspice Abilityと、Mother Lunaがその力をそのauspiceに与えたいきさつが明かされること。

さて、今週のトップバッターはRahu、満月の下で変身したワーウルフだ。

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[W:tF] Preview: First Tongue (5) Banish Spirit rite

werewolftheforsaken.com】たった一語のFirst Tongueにさえ奇跡を起こす力が秘められていることはわかった。金曜日の更新は、さらに高度なFirst Tongueの応用——Rite(儀式)の紹介だ。

Banish Spirit (Rite ••)

Giftの修得システムはDiscipline風になるようだが、するとRiteもV:tR風になるのだろうか? W:tAの儀式は前提条件が〈祭礼/Rituals〉技能だったり背景〈儀式〉だったりややこしかったので、簡潔なシステムになるならうれしい。

This brute-force rite returns a wayward spirit from the physical world to the spirit world. Being shoved through the Gauntlet can be damaging to spirits, who resent having this rite used on them. Most spirits would prefer to leave of their own volition, perhaps after being plied with chiminage or the promise of favors. The pain this ritual inflicts on a wayward spirit makes it a good stick to have around, however, if the carrot of chiminage proves insufficient.

これは精霊を物質界から精霊界へ強制的に送り返す荒っぽい儀式だ。Gauntletの向こうへ押しやる過程で精霊を傷つけてしまって恨まれることもある。精霊はふつう、この儀式で叩き出されるぐらいなら自分から立ち去るほうを選ぶし、chiminageを捧げたり恩返しを約束したりすればなおさら説得に応じやすくなる。だが、chiminageの飴で釣るだけでは不十分なときには、鞭としてこの儀式がもってこいだ。

chiminageというのは1月5日の更新で最後に登場した

zur: Chiminage, an offering made to a spirit in order to curry its good will or appease its anger.

のことだろう。本来は古い英語で「森の通行料」のことだが、W:tAでは「精霊へ捧げる供物・行為」「よそのケルンを使ったときその衛族に支払う謝礼」の意で使われていた。

W:tAといえば、精霊を召喚する儀式はあっても(日本語版p.183〔召喚の儀式/Rite of Summoning〕)、なぜか送り返す儀式はなかったように思う。W:tFの精霊はワーウルフの盟友というよりむしろ物質界への侵略者という印象が強いので、送還の儀式があるのも不思議ではないが、召喚儀式はどうなるのか?

続いては儀式の具体的手順が描写される。

The targeted spirit must be bound with the Bind Spirit rite, or its host must be physically prevented from moving more than a yard or two in any direction.

対象となる精霊は、あらかじめBind Spirit riteで呪縛されているか、その精霊の依り代が物理的にどの方向にも1〜2ヤードしか移動できない状態でなければならない。

何かに取り憑いている精霊も対象にできるなら、WoDコアのexorcismのワーウルフ版、ということにもなるだろうか。

Exorcisms are special rites of sanctification that popular myth has relegated to cases of demonic possession, but they in fact can be used to uproot and banish any form of spirit from the physical world.

Exorcismは特別な清めの儀式で、一般的には悪魔憑きにしか効き目がないと信じられているが、実際にはいかなる種類のspiritをも物質界から追放することができる。

— World of Darkness Core Rulebook p.214

という定義からも、exorcismに通じる点は多いように思われる。もっとも、WoDコアのexorcismはghost対策のひとつとして挙げられており、それがW:tFでいうspiritに効くのかどうか、逆にワーウルフのBanish Spiritがghostにも有効なのかどうか、は現時点ではまだわからない。ただし、1月24日に発表されたWorld of Darkness Rulebook エラッタによって、spiritとghostは別物であることが明言されたため、exocismでspiritを追い払ったり、Banish Spiritでghostを退散させたりはできないようだ。(2005/02/06追記)

だがBanish Spirit riteはW:tAの〔浄化の儀式/Rite of Cleansing〕とよく似た手順を踏み、清めの儀式という側面でもexocismの定義によくあてはまる。W:tA日本語版をお持ちの方はp.186を片手に見比べていただきたい。

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