【werewolftheforsaken.com】前回の更新でワーウルフも精霊と同じくFirst Tongueを話せることが明らかになったが、形態によっては困難をともなう、というのが今回の話題。
まずHishu(人間)形態。
In human form, their mouths cannot clearly form the more challenging growls or subvocalizations, so enunciation isn't perfect.
人間形態では、発声器官の構造上あまり複雑な喉音や無声音を出すことができないので、First Tongueを喋ろうとするとどうしても滑舌が悪くなる。
Dalu(亜人)やGauru(人狼)形態ではずっと喋りやすくなるというから(もっともGauru形態ではそんな暇もないだろうが)、First Tongueのワーウルフ方言というのは狼ならではの発音を取り入れた言語らしい。
じゃあ狼に変身すればもっと喋りやすくなるのか、というと、実はそうでもない。
In the near-wolf form, the Uratha can't use human speech at all but can use First Tongue with limited facility.
near-wolf形態では、人語はまったく発音不能だが、First Tongueなら流暢とはいえないまでも話すことができる。
以前のPreviewでは、ジェスチャーや唸り声でかろうじて親しい相手と意思疎通できる程度、という紹介のされ方だったので、First Tongueが話せるならUrshul形態もかなり便利に使えそうだ。
Urhan(狼)形態はどうか。
in wolf form, Uratha can use the First Tongue somewhat. (Anything more complex than “Follow me” or “Danger ahead” requires a successful Manipulation + Expression roll.)
狼形態でFirst Tongueを喋るのも不可能なわけではない(「ついてこい」「前方に危険」程度なら。それ以上複雑な文章を話すには、Manipulation + Expression判定に成功しなければならない)。
Urhan形態では言葉を使ったコミュニケーションがかなり困難になることが予想される(人語で話しかけてられてもわからない、とは書いていない。純粋に発声器官の問題だろう)。
結論として、First Tongueを喋るのにもっとも都合がいいのはDalu形態ということになる。W:tA時代はあまりかえりみられなかったNear-Human形態が脚光を浴びそうだ。
さて、今日は形態とFirst Tongueについての解説だったので、紹介される語彙もForm(形態)に関するものになっている。これまでのPreviewに登場したFirst Tongueの単語を「語彙リスト」として別エントリにまとめたので併せて参照されたい。
| First Tongue | 発音 | 英語訳 |
|---|---|---|
| Hishu | hih-shoo | The Human. The human form of a werewolf. |
| Dalu | dah-loo | The Near-Human. The humanlike, yet animalistic form of a werewolf. |
| Gauru | guh-roo | The Wolf-Man. The half-human, half-wolf war form of a werewolf, which carries with it the burden of Rage. |
| Urshul | ur-shool | The Near-Wolf |
| Urhan | ur-hahn | The Wolf. The wolf form. |
いずれも過去のPreviewで既出の単語ばかりだが、発音が併記されているのが新しい。
おおむね英語読みで問題なさそうだが、Gauruのauを「アウ」と読ませないあたりが変わっている。昨夜#wod-jpでも話題になったのだが、これによって日本語でのカナ表記上ちょっとした問題が生じるのだ。
なにしろguh-rooである。母音は短いのか長いのかはっきりしないが、まあ無難に短いとみなして仮名表記すると
「グル」
尊師になってしまうのだ。むろん宗教上は崇高な敬称なのだろうが過去のいかがわしい事件をも想起させずにいられない表記というのはいかがなものか。
ではちょっとひねって「グール」はどうか、というと、これはこれで死体を喰ってる人みたいだし、だいいちV:tRのGhoulの表記はどうするよ、という話になる。「グルー」ではなんだかべたべたしている。「グールー」はなんだか冗長で力が抜けそうな響きだ。
力が抜ける、という点ではDaluもまずい。なにしろ「ダルー」である。「ああ、疲れた。だるー」などと、われわれモータルは日常生活でなにげなく声に発してしまう。「だるー」は弛緩の言葉だ。これから剛毛を生やし筋骨隆々の恐ろしげな容貌になろうというときに発するには似合わない。
urhanも微妙だ。発音としてあっさり[ur-]と書かれているがこれじゃ「アー」なのか「ウル」なのかわかったもんじゃない。もし前者だったらどうなのか。
「アハーン」
ご婦人が発する嬌声のような表記になってしまうのだった。
これはいけない。言葉の響きというものは雰囲気の演出に重要だ。そういうわけで昨夜から、せめて字面だけでも脱力した語感にならないよういろいろ表記に頭をひねっている。以下に例を挙げるが、これは唯一の正解でもないし今後出てくる情報によっては誤りになるかもしれない。
» ヒーシュ/ダール/グウルー/ウルシュル/ウルハン
[ur-]が「アー」発音なら
» ヒーシュ/ダール/グウルー/アーシュル/アーハン
少なくとも字面で「だるい」とか「尊師」を想起してしまうという問題はクリアしたが、「口に出して読んでしまうとあまり問題の解決にならない」という点でまだまだ改善の余地が残るのだった。
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これまでに公開されたFirst Tongueの単語を一覧表にしてみた。公式サイトだけでなくGame Trade Magazine #60、White Wolf Quarterly (2005 Winter)に登場したものも拾っているので、独自にリストを作っている人にも参考になれば幸い。
当初テーブルタグで表組みにしていたのだが、表示が重くなるのでExcelファイルにまとめることにした。NeoOfficeJで作成し、Excel97/2000/XP用に書き出したものなので、不具合があればお知らせ願いたい。
今後登場した単語はすべてこのファイルに追加していく予定。
なお、英語名はFirst Tongueの直訳ではない可能性があることを指摘しておく。
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