【werewolftheforsaken.com】First TongueFirst Tongueは単なるコミュニケーションの道具ではない。しかるべき者が(しかるべき方法で)発すれば、敵を傷つけたり精霊や人を操ったりもできる、力ある言葉なのだ……
というわけで、ワーウルフ同士の共通語、精霊たちの母国語、に加えて魔術言語としての側面も明らかになった。がぜん面白くなってきたぞ。
First Tongueを呪として使用する実例として、Giftが1つ紹介されている。Giftのデータが出てきたのは11/19更新のの「Primal Howl」以来だが、
Word of Quiet (Death ••••)
と系統付きで出てきたのは初めてだ。Tribal Gifts ListsのGift名やGenConの噂から推測するかぎり、W:tFのGiftは所属集団別ではなく効能別に系統分けされ、各系統の特性値レベルを上げることで新たなGiftを修得するという、V:tRのDisciplineに似たシステムらしいが、それで4ドットならかなりの上級Giftにちがいない。実際、Word of Quietの説明文にもそれを匂わせる記述が登場する。
One of the greater secrets of the Bone Shadows is the Word of Quiet, a complicated word in the First Tongue that bears great power.
Bone Shadows族に伝わる秘術中の秘術、Word of Quietは、First Tongueでたった一語の呪文だが、その効験はあらたかだ。
なぜここでBone Shadowsが出てくるのかというと、Tribal Gift ListsにDeath Giftが載っている唯一のtribeだからだ。トーテムからしてDeath Wolfなので、死を扱う術は得意なのだろう。 さてWord of Quietのあらたかな効き目とは、いったいどのようなものなのか見ていこう。
The sound was allegedly spoken by the first Incarna of Death, and a portion of that great spirit's authority lingers in these twisted syllables. When spoken, the word tugs at the hearts of all living beings that hear it, brushing them with the stillness of the grave. Yet, the word's true power comes when it is spoken against the undead, for it compels them to lie down in their graves and rest again.
この言葉は〈死〉の最初のIncarnaが発したといわれ、奇怪な音節の連なりの中に、かの大いなる精霊の威光を宿している。ひとたび唱えれば、死の静けさがあたりを圧し、それを聞いた生き物すべてに心臓が縮みあがる思いを味わわせるだろう。だが、この言葉が真価を発揮するのはundeadに向かって唱えられたときで、迷える死者を墓に追い返し、ふたたび眠りにつかせることができるのだ。
W:tAでもトーテムになるほど霊格の高い精霊をインカーナ(Incarna)とかセレスティンとか呼んでいたが、「the first Incarna」という表現は興味深い。secondやthirdのIncarna of Deathがいるかもしれない、と考えられるからだ。Incarna of Deathが同時に何柱も存在していて、その中で最も偉い、という意味かもしれないし、子孫の精霊がその称号を引き継いだのかもしれない。
Word of Quietは、説明文だけ読むとターンアンデッドみたいだが、実際のゲームでは周囲のundead creatureへ強烈なダメージを与える広範囲攻撃呪文としてはたらくようだ。
Cost: 1 Willpower
Dice Pool: Presence + Occult + Honor - subject's Stamina (or Resistance)
Action: Instant
V:tRのDisciplineの発動判定は「Attribute + Skill + Discipline」が基本形だが、その伝でいくと「+ Death」となるだろう部分にHonorが入っているのがおもしろい。Honorがとる値の範囲については情報がないが、Ethan Skempによれば
Just as vampires roll Disciplines with a theoretical maximum of 15 dice (Attribute + Skill + Discipline), the werewolf pools are similarly capped at 15. (中略)werewolves don't theoretically roll more dice than vampires do as a general rule when activating powers.
- posted by ESkemp to White Wolf Forum on Jan. 7, 2005 6:03 am
ということなのでHonorも1〜5の値をとると予想される。どのGiftリストが修得可能になるかには、tribeやauspiceだけでなくRenownも関わってくるらしいという未確認情報もあるから、具体的にどういうシステムになるのか楽しみだ。
All living creatures within a radius of (10 x the user's Presence) yards, suffer one point of bashing damage. All undead creatures such as ghosts and vampires in the same range (and within the same realm as the speaker) suffer one point of lethal damage per success.
術者から半径(10×術者のPresence)ヤード以内にいるすべての生きているクリーチャーは、1点のbashing damageを受ける。同じ範囲内に(かつ術者と同じrealm内に)ghostやvampireなどのundeadクリーチャーがいる場合、それらはすべて、1 successにつき1点のlethal damageを受ける。
恐ろしいのは、判定ダイスプールへのペナルティが対象のStamina(またはResistance)のみ、ということだ。Blood Potency 1の新米だろうが齢200歳になんなんとするBP7の長老だろうが。もちろんBPが高いとかResilienceを修得しているとかなら、それだけ術者のダイスプールを減らすことができるわけだが、それにしたって通常は1〜5なわけで、半径50ヤード以内のundeadを全滅させるダメージを叩き出すことも理論上は不可能ではない。
こういう書き方をすると「即死呪文だ」とか「ワーウルフ強すぎ」とか早とちりする人がいるかもしれないので、たとえ術者のダイスプールが15あり(Presence 5 + Occult 5 + Honor 5)、かつ対象のStaminaが1しかなかったとしても、ダメージの期待値自体は4〜5点であることを言い添えておく。それでも作りたてのヴァンパイアのHealthはおおむね6〜7点ということを考えると、相当に痛いことはたしかだ。
だが問題は次の一文。範囲内に対象が複数いる場合、どのStaminaを適用するか、という問題について、Previewのルール解説はたった一言触れているだけなのだ。
If multiple undead creatures are present, the highest Stamina (or Resistance in the case of ghosts) among them is subtracted from the werewolf's pool.
不親切でもうしわけないが試訳はなしだ。すぐに出てくる疑問として
などがあげられる。 #wod-jpでもいろいろな解釈が出たが、
という具合で、「製品版ではもっと詳しい説明が出るといいなあ」という結論にとどまった。
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