骰子回転劇場・転|日記: [W:tF] Preview: Auspice (2) Cahalith
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骰子回転劇場 日記

[W:tF] Preview: Auspice (2) Cahalith

werewolftheforsaken.com】Cahalithは隆月の下でFirst Changeを遂げたワーウルフ。

The Cahalith is a storyteller, vision-quester and lorekeeper among the People. If the gibbous moon is "pregnant," the Cahalith who reflect that moon are pregnant with ideas, emotions and creative energy.(中略) Cahalith also know many epic howls and histories.

Cahalithは狼びとの語り部、幻視者、歴史家である。隆月を妊婦のはちきれそうな腹に見立てるならば、ひらめきや感性、創造力ではちきれんばかりのCahalithはまさに隆月の化身だ。(中略)また数多の伝説や歴史に通じている。

ちなみに「隆月」という言葉はW:tA日本語版でgibbous moonの訳語として使われているが、たいていの英和辞典でgibbous moonを引くと「凸月」としか書いてない一方、国語辞典で「隆月」を引いても出てこないところをみると、どうやら翻訳者の造語のようだ。

このレビューを書くにあたり、せっかく定訳があるならそれを使おうとも思ったのだが、5つの月相を表す言葉を並べてみると

  • 新月、三日月、半月、凸月、満月

凸月だけ妙に字面が浮いてしまうのだった。読みは「とつげつ」だから声に出すぶんには格好悪くないのだが、周知のごとく凸には「でこ」という読み方もあり、うっかりすると「でこつき」と間違えられてしまうかもしれない。それはいやだ。

もっと字面の格好良い定訳はないものかと色々調べたが、どうやら「凸月」は天文用語として定着しているようだ。かろうじて中国語で「張弦月」という表記を見つけ、たしかに字面は恰好良いのだが、定訳として採用できるほど普及した呼び名でもないようだし、読みあげたときに他の月相との釣り合いがよろしくない。

  • しんげつ、みかづき、はんげつ、ちょうげんげつ、まんげつ

いっぽう「隆月」はgibbousに「隆起した」という意味があることも考えるとそれほど突拍子もない造語ともいえず、他の月相名と並んだときの字面や響きの釣り合いもまあ凸月よりはましだ。

そういうわけでW:tFのgibbous moonに関しては、当面W:tA日本語版にならって「隆月」と訳すことにする。

Cahalithに話を戻そう。古い伝承を語り継ぎ新しい伝説を創り出す、芸術的霊感に恵まれたストーリーテラー、という点ではW:tAのガリアルドと同じだが、ガリアルドがアーローン(満月)に次ぐ戦闘職だったのに対し、Cahalithはぐっと神秘的色彩を増している。

They are the visionaries of the Forsaken, frequently lost in reveries that echo the distant past or chasing faint glimpses of the future. As the moon waxes toward full, a Cahalith looks to the next night; as it wanes, she glances into the past.

CahalithはForsakenの予言者で、しばしば忘我の境地に陥っては過去のこだまや未来の先触れを幻視する。月が満ちゆくときには未来を予見し、欠けゆくときには過去を垣間見る。

シーアージ(三日月)の幻視者的な部分をとりこんだ形になっているのだ。公式NPCのCahalithであるDoomwiseも予見者として紹介されているから、語り部よりもむしろ予言者のほうがメインの役割なのかもしれない。実際、Auspice Abilityも「Prophetic Dreams」である。

Once per story, the player may ask the Storyteller for a dream of prophecy, providing some clue about the challenges facing the Cahalith. The Cahalith must sleep for at least four hours in order to dream of the future. The dream is always veiled in symbolism that the character must interpret. In addition, the Cahalith automatically gains one die to any Occult rolls made to interpret omens or solve occult riddles.

Cahalithのプレイヤーは、1 storyに1度だけ、ストーリーテラーに対して、自分のキャラクターに予知夢を見せるよう要求できる。予知夢にはキャラクターがこれから出会うことになる試練についての手がかりが含まれている。予知夢を見ようとするCahalithは4時間以上の睡眠を取らねばならない。予知夢は常にさまざまな象徴に彩られた謎めいたもので、それが何を意味しているのかは解釈の必要がある。なお、予兆の解釈またはオカルトに関する謎解きを試みるOccult判定において、Cahalithは無条件でダイスプール+1の修正がある。

プレイヤーからストーリーテラーに「行き詰まっているからヒントをくれ」とは面と向かって言いにくいものだから、ルール上の権利として規定されているのはありがたい。ストーリーテラーにとっても、ゲームの雰囲気を壊さずヒントを伝えられる利点は大きい。もっとも、プレイヤーが夢解釈を間違えた結果、とんでもない方向に突き進んでしまう可能性もなくはないのだが……

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World of Darkness に関する海外ニュースを Professor がときに適当な翻訳でお届け。名前が日記なのは骰子回転劇場・転の日記コーナーだった名残。実質上WoD2.0対応の回転劇場なので改名検討中。