【werewolftheforsaken.com】Elodothは半月の夜に初めて変身したワーウルフだ。又の名を「The Walker Between(狭間を歩む者)」。W:tAのフィロドクスと同じく、対立する者の間をとりもつ役回りである。
They take their role as the bridger of gaps very seriously and many spend half their time in each native form, experiment with sexual partners of either gender or otherwise deliberately choose to walk in two worlds.
Elodothは異なるものの橋渡し役という自らの使命をきわめて責任重大なものととらえ、人として過ごす時間と狼として過ごす時間が等しくなるようにしたり、どちらの性別の相手とも性体験を積んだり、あえて二つの世界を行き来したり心がけていることが多い。
日頃から経験や視点が偏らないような生活習慣を保っているのは立派なことだと思うが、sexual partners云々の言及からElodothについて下品な偏見が広まらないことを祈る。WoD2.0はおとな向けのゲームであるらしいので、おとなのプレイヤーはこういうことにいちいち反応しないのだろう。
This ever-changing perspective gives Elodoth unique insight into the other auspices. As a result, Elodoth are trusted as judges and arbiters throughout the Forsaken territories and lead negotiations.
主観にとらわれないため、Elodothは他のワーウルフに対して客観的な意見を述べることができる。というわけで、Forsakenの間では頼れる裁定者、仲裁者として、交渉事をとりしきっている。
Many Elodoth believe they understand Luna better than other Uratha do, so they're the ones most often nominated to stand in judgment over violations of the Oath of the Moon, Luna's sacred law.
LunaのことならUrathaの誰よりもよく知っている、としばしば自負するだけのことはあって、ことOath of the Moon——Lunaの聖なる掟を破った罪を問う裁判では、裁判官に指名されることが最も多い。
Oath of the Moonについてはここで名前が出てきただけで、いまだ説明がない状態だが、推測するにW:tAの《唱い掟/Litany》に相当するものではないだろうか。
White Wolf Quarterlyで、人肉や狼肉を食うことを禁じる戒律がUrathaの間にあることが明らかになったが、人肉食の禁止は《唱い掟》にもうたわれている。《唱い掟》はガルゥの最も基本的な慣習法ではあるが、彼らの「大いなる母」であるガイアが定めたともいわれる。Oath of the MoonもUrathaの族母たるLunaが定めた(あるいは、Lunaに誓った)掟っぽいあたり、どことなくガルゥと《唱い掟》の関連をほうふつとするのだ。
W:tAでは三日月生まれにお任せだった、精霊との交渉にもElodothは活躍する。
They are also excellent diplomats where the fickle and hostile spirit world is concerned.
精霊界の気まぐれで敵意に満ちた住人との交渉にも、うってつけの適任者だ。
これをただ説明するだけでなく、Auspice Ability: Spirit Envoyによってルール上も有利にしているのがすばらしい。
An Elodoth automatically gains two dice to any Empathy, Expression, Persuasion or Politics roll made to negotiate with spirits. This bonus does not apply to rolls made to threaten or bully spirits. The Elodoth is expected to offer the proper words and appeasement, demonstrating his ability to perceive the issue from the spirit's side as well.
Elodothは、精霊との交渉におけるEmpathy、Expression、Persuasion、Politics判定の際、自動的にダイスプール+2の修正を得る。この修正は、脅迫や暴力で精霊に言うことをきかせようとする場合には適用しない。精霊の立場を察することができるという長所を生かし、言葉を選んで穏便に話しあうのがElodothの役回りだからだ。
W:tAではとかくワームの下僕を殴り倒すのにかまけて精霊との交渉はなおざりにされがちだった。授けの修得、霊力の補充、ケルンの維持、など、設定上は精霊と交渉する機会はたくさんあるのだが、ルール面があまり整備されていない上に、精霊との交渉や力を借りる代償について詳しい『Axis Mundi』がRevised対応されないまま絶版入りしてしまい(現在ではDriveThruRPG.comでPDF版が有料ダウンロードできる)、ロールプレイしようにも何をどうやったらいいのか、ストーリーテラーも悩みがちだったのだ。
(のちに『Werewolf Storytellers Handbook (Revised)』などに一部が再録されたが、ほんの十数ページ分の記事にすぎない)
Auspice Abilityはauspice Giftに代わるものだと思っていたが、公開されたキャラクターシートを見ると、auspiceにも修得可能Giftリストが設定されているようだ。フィロドクスの授けはどちらかというと「真実を見極める」審判として役立つものが多かったが、Elodothはどうなるだろうか。
![]()
![]()
![]()