【werewolftheforsaken.com】Irrakaは新月のauspice。The Stalkerなどという別名を持ち、隠密行動を得意とするが、もちろん他人につきまとって気持ち悪がられるのが役目というわけではない。
When Luna cannot be seen at all, then the Irraka hunt. The Irraka are the scouts and stalkers, the cunning hunters who elude the worst threats only to strike at those threats' vulnerable spots from behind.
Lunaが全き闇に隠れたら、Irrakaの狩りの始まりだ。Irrakaは斥候にして隠密、強敵から逃げると見せかけて背後から急所を刺すような、機転のきく狩人である。
W:tAのラガバッシュとよく似ているが、ラガバッシュにつきまとっていた「悪戯者のトリックスター」という印象を極力抑えた表現が使われている。
They ply their wits socially as well, testing the dedication of other Forsaken to their packs, their tribes and the Oath of the Moon. The Irraka are forever on the boundary, sometimes stalking the borders of their pack's territory, sometimes wandering the boundaries between Uratha and human society.
この機転を他のForsakenに向けて、packやtribeやOath of the Moonへの忠誠を問うこともある。時にはパックのなわばりの周りを忍び歩き、時にはUratha社会と人間社会の境を行き来する。永遠に境界にたたずむ者、それがIrrakaなのだ。
部分的にElodothを思わせるが、Auspice Ability: Pathfinder's Senseはやはり斥候の本領発揮。IthaeurのPreviewのときにも書いたが、精霊界でもちゃんとこのauspiceならではの役目があるあたりがW:tAとの違いだろう。
As scouts for the Forsaken, the Irraka have an easier time recognizing spirit influence. Irraka receive two bonus dice on the roll to look from one world to the next or to perceive ephemeral spirits or on the roll to determine in which direction a locus lies while within its area of influence.
Forsakenの斥候役であるIrrakaは、誰よりもたやすく精霊の痕跡を見分ける。ひとつの世界から別の世界を見る、又はephemeral spiritsを感知する、又はlocusの影響圏内にいる時そのlocusの方向を感知する際の判定において、ダイスプール+2の修正を得る。
ここで気になるのは「Twilight Projection (Dominate5; V:tR p.123)で幽体離脱したヴァンパイアを、Urathaは見ることができるのか?」という点だ。
Twilight ProjectionはV:tMの〔幽体離脱/Psychic Projection〕をWoD2.0に移植した、といっていいような能力だが、〔幽体離脱〕の能力説明を見ると、肉体を抜け出したアストラル体はやれアストラル界(astral plane)にいるとか、ふつうは半影界(Penumbra)にいるとか、判断に苦しむことが書いてあるのだ。とどめに、他のWoDシリーズに詳しい人への注記として
the "astral plane" to which the vampire travels is a reflection of the Umbra in general, not one specific level.
— Vampire: The Masquerade (Revised Edition)ここで言う“アストラル界”とは影界一般を指しており、どれか特定のものではない。
— ヴァンパイア:ザ・マスカレード日本語版
とわざわざ書いてある。V:tM以外を知らない人のためにいちおう説明しておくと、他のWoDゲームの世界観では、影界はいくつかの領域に分かれており、影界を自由に行き来できる種族といえどもふつうは入れなかったり、見ることすらできなかったり、そもそもそのゲームでは存在していなかったりする領域があるのだ。
「アストラル界」がその領域すべてを包括した影界を指すとすると、幽体離脱したヴァンパイアが、他の種族が見たり入ったりできる領域に必ずしもいるのかどうかも怪しくなってくる。
たしかにルールブックには、通常は他のゲームで半影界と呼ばれる領域にとどまっていると書いてあるのは事実だ。しかし「さらに遠くの精霊界へ旅することもできる」とも書いてある。それがワーウルフの言う暗影界(Dark Umbra)なのかメイジの言う星影界(Astral Umbra)なのか、はたまたメンブレインの彼方の深影界(Deep Umbra)なのかわかったものではない。
そんなところをうろうろしている幽体は、ガントレットを透かしたぐらいでは見えないだろう。
さて、来週の、というか今週の更新はいよいよGiftである。公私共に多忙のためついに周回遅れとなってしまったが、修羅場も明けたので遅れをとりもどすべくがんばるよ。
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