【Werewolf: The Forsaken Daily, January 18】
Two-World Eyes (Crescent Moon •)
これまでW:tAの宿月の授けに換わるものはAuspice Abilityだと思われてきたが、この一行でauspice専用Gift Listがあることがはっきりした。
Although they're creatures of two worlds, the Uratha can exist fully in only one or the other. They can look from one to the other or cross the boundary that separates them, but doing so is still an all-or-nothing proposition.
二つの世界の申し子とはいえ、Urathaはどちらか片方の世界にしか存在できない。片方の世界からもう片方を覗いたり、二つの世界を隔てる障壁を越えて行き来したりはできるが、それもどちらかの世界で活動する能力を犠牲にしてのことだ。
これはおおむねW:tAでも同じで、ガントレットを透視すればいま居る世界での知覚をすべて犠牲にしなければならなかった。片方の世界にいながら別の世界に干渉するには授けや霊宝を必要とした。
Ithaeur, however, can peer across the line between worlds without sacrificing their perception of either. In one eye, the werewolf sees the physical world, while in the other eye, she sees what happens in the corresponding area of the Shadow.
しかしIthaeurはいまいる世界を知覚する力を失うことなく、世界の境を透かし見ることができる。片目で物質界を見、そのShadow Realm側で何が起きているかをもう片方の目でとらえるのだ。
居ながらにして別世界を透視することを容易にする点では、W:tAのシーアージ3レベル授け〔界渡りの目〕によく似ている。ただ、現在の世界での知覚を失わないあたりは便利だろう。なにしろW:tAでは、精霊界を覗いている間物質界で悪口を言われようが背中に落書きされようが、負傷段階にダメージが入らないかぎり気づかなかったのだ。
The eye that sees the world that the werewolf does not currently inhabit films over with the deep indigo of the night sky, lit by pinpoints of starlight.
術者が現在存在していない方の世界は、星明かりの夜空のような深い藍色の膜がかかったように見える。
こういうちょっとした演出効果が入っていると思わずとってみたくなるんですな。
Cost: NoneAttribute + Skill + RenownというのがどうやらGift発動判定の基本形のようである。
Dice Pool: Wits + Occult + Wisdom
Action: Instant
先日の推測にあてはめてみると、このGiftは1ドットでWisdomを使うので、auspiceがIthaeurでPrimary Renownに1つでもWisdomがあるか、Wisdomに1ドット割り振っていれば習得できる、ということだろうか。
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【Werewolf: The Forsaken Daily, January 17】
周回遅れになってしまったが、1月17日に公開されたWerewolf: The Forsakenキャラクターシートの話をしようと思う。
キャラクターシートはWhite Wolf OnlineのDownloadsコーナーからダウンロードできるが、表示にAcrobat Reader 6以上が必要だ。また私のマシン環境(Mac OS 10.3.7)では、Acrobat Reader 6.0.3a(1/28時点で最新バージョン)を使用しても、印刷時に1ページ目の文字が欠けてSkill名などがまったく印刷できない問題が生じている。
(Windows環境では未確認。人柱求む。)
幸い、McGone氏が古いAcrobat Reader 5でも表示できるバージョンを公開しており、こちらは正常に印刷できた。内容は公式サイトのものと全く同じなので、公式サイトで落としてきたシートが表示・印刷できない人は試してみるといいだろう。
さて内容のほうを見てみよう。
真っ先に目を惹くのは、キャラクターシート左上に16マス(!)並んだHealth欄だ。WoDコアとV:tRではどちらも12マスなので、ずいぶん多く感じられる。
常人のHealthは平均6〜7で、10を超えることはまずないし、ヴァンパイアも似たようなものだが、MeritやDisciplineで増える可能性があるので2つ余分にマスを設けているのだろう。ワーウルフはGauru形態でHealth+4の修正がつくため、さらに4マス入り用になるわけだ。Stamina5のキャラクターがGauruに変身すると、じつにHealth14に達する。常人なら2回は死んでいるダメージに耐えうるわけだ。
(もちろんStamina5のヴァンパイアがResilience5を発動すればHealth15になるのはわかっているが、今日はW:tFの話ということで勘弁ねがいたい。それに初期経験点ゼロでもStamina5のワーウルフは作成可能だが、Stamina5、Resilience5のヴァンパイアは不可能だ)
EssenceはV:tRのBlood Poolと同じ位置にある。初期値も同じく1d10で決めるのかと思ったら、シート下端の説明に
Essence=Harmony
Starting Harmony=7
とあって、一律7点でスタートらしい。これが上限なのか現在値なのかはわからない。
Primal Urgeは1点からスタート。ヴァンパイアのBlood Potencyに対応する能力値なのでまあこれは予想範囲内。経験点で上昇させてゆけるのだろう。
ところでWoD2.0で超常種族のキャラクターを作るには、まず人間のキャラクターを作ってからTemplateと呼ばれる超常種族固有の特性値修正を加えていくわけで、V:tRではclanによって特定のAttribute(能力値)に+1のボーナスがつく(例:VentrueならResolve+1)。
これがW:tFでは
Auspice: choose 1 free Skill Specialty
となっている。どの分野のどの技能にでも設定できるのか、それとも選んだauspiceによって制限があるのかはわからないが……
Renown and Gifts: 1 for auspice, 1 for tribe, 1 of your choice
おそらくtribe紹介で出てきたPrimary Renownというのがここで登場するのだろう。未確認情報だがauspiceにもそれぞれPrimary Renownがあるらしいので、選んだtribeでPrimary Renownに指定されたRenownに+1、auspiceのPrimary Renownに+1、あとは自分の好きなRenownに+1、という意味かと推測する。
Giftの修得システムについては1/18の更新で多少明らかになった。
Gifts are grouped into lists — thematic series of Gifts ranked from • to •••••. Unlike Kindred Disciplines, the earlier Gifts in a list are not requisite to learn later Gifts. Werewolves do have an easier time learning Gifts in lists they have an affinity for (determined by tribe and auspice) and also need to attain sufficient Renown to earn them.
Giftはいくつかのリストに分かれている。リストとは、一つの物事に関連するGiftを、•から•••••まで階級分けして並べたものだ。KindredのDisciplineと違って、まず低レベルのGiftを全部覚えないと高レベルのGiftを覚えられない、ということはない。ワーウルフは自分が適性を持っているリスト(tribeとauspiceで決まる)のGiftなら比較的容易に習得できる。また教わる資格があると認められるだけのRenownを稼いでおく必要はある。
— Werewolf: The Forsaken Daily, 1/18 update
この日の更新で、各auspiceに専用Giftリストが存在することは明らかになった。また各tribeにはTribal Gift Listsというものが3つずつ指定されている。これらが「適性を持っているリスト」ということになるのだろう(V:tRでいうならClan Disciplineだ)。つまりUrathaは作成時にauspiceリストから1つ、Tribal Gift Listsの3リストの中から1つ、さらにそれ以外のリストから1つ習得できるというわけだ。V:tRでもDisciplineは3ドット割り振りで、うち2ドットは必ずClan Disciplineに、1ドットはそれ以外に割り振ってもよい、ということになっている。
Giftの発動判定にはRenownのいずれかがダイスプールに要求されるので、そのRenownレベルが、習おうとするGiftのドット数に達していれば(そしてそのGiftが習得可能なGift Listに入っていれば)習得できますよ、ということだろう。
auspiceにもPrimal Renownがあると仮定すると、tribeの組み合わせによっては一つのRenownが2レベルになることはありうる話だ。1点は自分で選べるから、いきなりHonor3というキャラクターも作れないわけではない。例えば1/20の更新で紹介されたEcho DreamはInsight3ドットで、判定にHonorを使うので、初手からいきなり習得できてしまうわけだ。
これはW:tAより確実に良くなった点だと思う。というのも、W:tAの悲しいところは、基本ルールに忠実にキャラクターを作ると、2レベル以上の授けは絶対に修得できない、という点だったからだ(授けは2レベルからが面白いのに!)。V:tMだと一芸に徹するつもりがあれば5レベルの訓えを修得することすら可能なのに、W:tAの1レベル授けは似たり寄ったりなうえにありがたみもイマイチで、隣の芝生が青く見えたものだ。(サプリメントを導入すれば少しはマシになるのだが、それにしても部族によって実用度の差が激しかった)
ただ、V:tRのように単純にドットを割り振ったらすむというシステムではないので、初心者がやや混乱するかもしれない、とは思う。とりたいGiftのためにtribeやauspiceを調整する、というマンチキンも発生しそうだが、そんなものはW:tA時代からいたことだし。
右欄で目立つのは、Totemの能力値を書く欄がきちんと用意されている点。Influenceという特性値にドットを書く欄があるのが目を惹く。これがシステム上どのように作用してくるのか興味津々だ。いやもちろんW:tAでもパック・トーテムは具体的な能力を持ち、あまつさえ経験点で成長させることすら可能だったのは事実だが、ふだんどこにいて、どうすれば接触できて、どこまで力を貸してくれるのか、という点についてはST裁量に任されていた。
なんだか色々夢を見すぎている気もするが、まあどうせあと1ヶ月のことだ。
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