【Werewolf: The Forsaken Daily, January 31】Primal Urgeはゲームシステム上VampireのBlood Potencyに対応するTraitらしいが、いったい、ワーウルフの何を表しているのか。世界設定上の定義はこうだ。
The heart of an ancient predator beast within every werewolf's chest. Her own preternaturally primal nature grants her an inherent bond with the mystical that only absolute neglect and self-indulgence can suppress. The power of the werewolf's spirit half is measured in a trait called Primal Urge, and it compels werewolves in all aspects of their existence.
ワーウルフはみな胸の奥に原初の肉食獣の魂を棲まわせている。この神秘的な存在とは種族固有の超常的な本能で結びついており、制御するには二通りの方法しかない。すなわち、完全に無視するか、完全に解放してやるかだ。ワーウルフの霊的半身というべきこの存在の強大さは、W:tFではPrimal Urgeというtrait値で表され、さまざまな面でワーウルフに影響を与える。
世界設定上はW:tFとW:tAはまったくつながりがないので、あまり比較するのもよくないとは思うのだが、「己の中に異質で御しがたい獣性がある」という概念はW:tAの〈業怒/Rage〉ときわめてよく似ている。
〈業怒〉はそのガルゥが内に秘めている原始的な獣性の強さを表す特性である。業怒は戦闘能力を高めてくれるが、一歩間違えると恐るべき規模で闇雲に破壊をまき散らすことになる。動物的直感と狩猟本能に、流血への渇望と予測のつかない魔性が混じり合ったものが業怒なのだ。……ガルゥにとって業怒は祝福であり呪縛でもある。—『ワーウルフ:ジ・アポカリプス』p.138
WoD2.0の世界でいうなら、V:tRの「The Beast」の概念にも通じるものがある。
A Kindred shares his human consciousness with a force completely opposite to humanity ... Kindred call it the Beast. ... The Beast follows a simple plan: Hunt. Kill. Feed. Sleep. Repeat. ... (Kindred) give the Beast some of what it wants and fight it just enough to preserve their existence.— 『Vampire: The Requiem』p. 181
Primal Urgeは、システム上はヴァンパイアのBlood Potencyと同じくキャラクターのポテンシャルの高さを表すTraitのようで、初期値が1点というところもそっくりだ。この値が上がっていくと色々いいことがあるらしい。
ちなみにV:tRのBlood Potencyが上がると、
などの恩恵がある。ここから推測すると、2. の「キャラクターが引き出せるEssence量」というのは1ターンに消費できるEssence量ではないだろうか。EssenceはLethal Damageの再生にも使われるため(2月2日の更新参照)、ターンあたりの消費上限が増えれば傷を再生するいっぽうGiftを発動できる。多いほうが有利にはちがいない。
さてBlood Potencyには上がりすぎるとヴァンパイアの血しか飲めなくなったり一度Torporするとなかなか起きられなくなったり、という弊害もある。Primal Urgeも例外ではない。
強くなるほど頻繁にEssence補給が必要になり(上限値も上がることだし)、人間らしい生活が困難になっていく。このあたりの仕組みはV:tRととてもよく似通っている。
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