【Werewolf: The Forsaken Daily, February 8】
Spirit-Urgedから憑依がさらに進行するとSpirit-Claimed (Duguthim) になるようだ。これは憑代がもともと精霊の性質に合った人格の持ち主である場合に最も起こりやすい。Spirit-Claimedになると、憑代の性格のうち、精霊の性質に沿った面がますます顕著になってくる。この段階になると家族や友人の目にもどこかおかしいことは明らかだが、本人は自分がまったく正常だと思っている。やがて自分のものではない知識や記憶が脳内に忍びこむ。肉体の変異が始まるとさすがに憑代は不安を覚えはじめるが、やがてあきらめの境地が訪れ、最後にはむしろ歓喜しつつ精霊と自我を融合する。
それでも何週間かは人間として通用するだろう。人間としての記憶も残っているし、肉体の変異もまだめだたない。憑依した精霊があまり強力でなければ、ずっとこのままだ。だが不幸にして強大な精霊と融合してしまった場合、人間性はどこかに追いやられ、変わり果てた魂に合わせて肉体も変貌し、とりついた精霊と憑代との特徴を混ぜ合わせたような姿になってしまう。
A man claimed by a tree spirit grows taller and wider, and his skin turns brown and bark-like. His walk takes on a slow, stiff gait, and extra limbs or leaves might sprout from his body in a subtle way, concealable through clothes.
樹の精霊にのっとられた人間なら、背が高くがっちりした体格になり、肌は樹皮のように茶色でがさがさになってくるだろう。歩き方はのろく、ぎくしゃくしたものになり、服を着ればごまかせるものの体から枝や葉が生えてきさえするかもしれない。
実際ほとんどのSpirit-Claimedの肉体変異は「ロングコートをはおり帽子をかぶってサングラスをかければ」隠せる範囲だという。だがそんな恰好で表を歩いた日には冬でも不審人物と思われないだろうか。それとも「人物」と思われるだけましだということだろうか。
Numina(Spirit/Ghostが使う特殊能力。DisciplineやGiftのようなもの。たぶんW:tAの霊験(Charm)に近い)で外見のおかしさをごまかせる精霊もいるようなので、ふつうの恰好をしているからといって油断はならない。
ところで、なぜUrathaがこいつらを目の敵にするのか。たしかに取り憑かれた人間は悲惨だが、Urathaが必ずしも人間の味方でないことはHarmonyの倫理からしても明らかだ。世界の調和を守るとかいう壮大な理想のために命をかける連中のようにも思えない。
理由は簡単、Spirit-ClaimedはUrathaのなわばりを荒らすからだ。
Claimed gain a variety of Numina that reflect their spiritual influences and power and can even travel through the Gauntlet with relative ease. They often seek to create a new, beneficial home for themselves in both the spirit world and the material world — making them fierce competitors for territory with the Uratha.
(Spirit-)Claimedは、融合した精霊が司るものや力に応じてさまざまなNuminaを獲得し、比較的簡単にGauntletを抜けて二つの世界を行き来できるようにさえなる。そうした者は往々にして新しく便利な活動拠点を物質界や精霊界に築こうともくろみ——Urathaと熾烈ななわばり争いを繰り広げることになる。
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