骰子回転劇場・転|日記: [W:tF] Preview: Totems
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骰子回転劇場 日記

[W:tF] Preview: Totems

Werewolf: The Forsaken Daily, Mar. 4】Urathaのパックを一つに結びつけているのは、tribeでも、国籍でも、性別でもない。トーテム(totem)だ。

The totem links the werewolves spiritually, making them family. A werewolf might not like his packmates, but he would sooner die than betray them.

トーテムはワーウルフの魂を結びつけ、家族のような絆を築きあげる。ワーウルフはパック仲間に必ずしも好感を抱いているわけではないが、裏切るぐらいなら死を選ぶだろう。

実際、パックに対する裏切りは Harmony 2 に匹敵する大罪だ。人間やヴァンパイアでいえば猟奇殺人なみである。

tribeにもそれぞれトーテムがいるのだが、packのトーテムとはまた別物らしい。

Although the five tribes have totemic relationships with great wolf spirits, those bonds are ancient and distant. A pack totem is nowhere as powerful as one of the Firstborn, but the spirit stays with the pack on a day-to-day basis, imparting of mystical blessings, teaching the pack Gifts or even fighting alongside it.

各tribeにもそれぞれトーテムたる狼の大精霊がいるが、絆は古いおぼろげなものだ。いっぽうパックのトーテムは、力こそFirstbornには遠く及ばないものの、パックのそばにいて日常的に力を貸してくれる。ちょっとした加護を授けたり、パック仲間にGiftを教えたり、ときには共に戦ってくれさえするのだ。

W:tAのパック・トーテムが部族トーテム級の大精霊が遣わす眷族精霊だったことを覚えている者にとっては、W:tFではパック・トーテムが狼しかいないんだろうか、と心配になるが、9日のディベロッパー・チャットでEthan Skempは明瞭にこう否定している。

Q: パック・トーテムは動物霊でないといけないんですか?
A: いやいや、そんなことはない。例としてわかりやすいように動物を引き合いに出しただけで、なんならW:tAの《雷の父祖/Grandfather Thunder》みたいなのを作ったっていいんだよ。

さて、敵だらけの精霊界で味方になってくれるトーテムは確かにありがたい存在だが、味方になってもらうまでの道のりは長い。

A pack must first identify a particular spirit they wish to bond with and then convince or coerce it into doing so. Many starts by hunting down the spirit and then enter long and delicate negotiations. Spirits are proud and finicky and most do not trust the Uratha one bit — a pack must convince the spirit that the bond will benefit the spirit as much as the werewolves. Promising gifts of Essence, supporting the spirit's resonance, and protecting the totem from other predatory spirits are all tried and true ways to bargain.

まずトーテムの契りを結ぼうとする精霊本人を見つけ、それから脅したりすかしたりしてパック・トーテムになることを承知させねばならない。大抵の場合、精霊をつかまえるだけでも一苦労で、その後さらに長く神経をすり減らす交渉が待っている。精霊は自尊心が強くて気難しく、ちょっとやそっとではUrathaに心を許さない——パック・トーテムとなれば精霊自身にも利益があると納得させないかぎりは無理だ。Essenceを定期的に捧げる、その精霊のresonanceを支持する、他の捕食性の精霊から保護する、といった条件が定石として知られている。

W:tAのパック・トーテムは、どこか遠くにいる強大なインカーナやセレスティンと盟約を結び、それを受けいれた証として分身のジャグリングがパックの元に遣わされてくる、という、風情のない言い方をすれば派遣社員的な精霊だったわけだが、W:tFのパック・トーテムは個人契約の世界らしい。

Every pack totem is individual. The powerful spirits who represent entire species don't serve as pack totems. That is, Bear herself isn't going to play patron to a pack of Uratha, but Golden-Mother-Bear, a spirit of the western rivers, might share her wisdom and healing magic with them. Two packs who revere the same type of spirit don't necessarily have anything in common, while two packs who follow totems that seem antagonistic on the surface might actually share common goals. Hare and Fox might seem natural enemies, but if one pack follows Shrieking Hare, the spirit of wisdom through sacrifice, and the other follows Fox-Who-Watches, a spirit of wisdom mingled with cunning, the packs might find some common ground.

パック・トーテムはあくまで一個体である。ある種全体を代表するような強大な精霊はパック・トーテムにならない。つまり、〈熊〉の精霊がUrathaの一パックの庇護者となるようなことはないが、西の川に棲む〈金毛の母熊〉があるUrathaのパックに特に知恵を貸したり癒しの魔法を授けたりすることはありうる。同種の精霊をトーテムに頂くパック同士が必ずしも共感を抱くとはかぎらないが、敵同士とみえて実は相通じる目的をもっていることもある。たとえば兎をトーテムとするパックと狐をトーテムとするパックは天敵同士に思えるかもしれないが、かたや兎は兎でも自己犠牲を通じて叡智を求める〈悲鳴をあげる野兎〉、かたや狡猾さの中にも叡智を秘めた〈うかがう狐〉とあれば、パック同士なにがしかの共通基盤を見いだせるかもしれない。

W:tAでおなじみ、パック・トーテムのbanは健在のようだ。

Each spirit grants unique benefits and imposes a unique ban. The ban, like that imposed by the tribes, is a limitation on the pack's behavior. Although the pack is not mystically compelled to respect the ban, breaking it is a quick way to alienate the spirit and shatter the totemic bond.

パック・トーテムは独自の恩恵をいくつかと、一つの禁忌(ban)をもたらす。パック・トーテムの禁忌は、tribeによる禁忌とおなじく、パックの構成員にある種の言動を禁じるものである。禁忌には魔法的な強制力があるわけではないが、破ることはトーテム精霊との関係を悪化させ、ひいては契りの破棄につながりかねない。

W:tAで部族混成のパックを組む場合、トーテムはなにかと厄介だった。あちらのトーテムを選べばガルゥAがbanに引っかかり、こちらのトーテムではガルゥBが何もできなくなる、という事態になりがちなのだ。パックの個性や目的に合ったトーテムを選ぶというのが建前だが、実際にはどうしても比較的制約がゆるいトーテムで我慢するか、STがオリジナルトーテムを作ることを余儀なくさせられることが多かった。

W:tAの名誉のために述べておくなら、パック・トーテムをカスタマイズするルールはW:tAにも無かったわけではない。ただ、Banは精霊の種類によって固定だったので、いかにパックにぴったりなトーテムであってもbanの都合上選択できない、という場合がままあった(もちろんGolden Ruleを適用すればいい話だが、この日記をここまで読んでくれているような人にいまさら説明するまでもあるまい)。

W:tFではパック・トーテムを独立した精霊キャラクターとして作成できる柔軟なシステムが用意されており、いま届いた製品版を見るとBanそのものもカスタマイズできるようなので、そのへんはずいぶん楽になると思う。

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World of Darkness に関する海外ニュースを Professor がときに適当な翻訳でお届け。名前が日記なのは骰子回転劇場・転の日記コーナーだった名残。実質上WoD2.0対応の回転劇場なので改名検討中。