骰子回転劇場・転|日記: [W:tF] Preview: Renown
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骰子回転劇場 日記

[W:tF] Preview: Renown

Werewolf: The Forsaken Daily, Mar. 8
狼は群れの中に厳然とした階級制をしく動物だし、精霊もShadow Realmに独自の階級社会を築きあげている。その子孫であるワーウルフにもまた、本能に裏づけられた階級制が存在する。それを表現するのがRenownシステムだ。

Renown represents a werewolf's reputation among the Uratha and among the denizens of the spirit world, but it isn't merely a measurement of social standing.

RenownはUratha社会と精霊界での名声の高さを表すが、単なる社会的地位を示す指標ではない。

W:tAの名声/Renownシステムは、経験点とは別に個人の功績に応じた名声プールを与えるというもので、それが溜まると衛族の承認を経て名声レベルが上昇し、3種の名声レベルが一定基準に達すると、これまたガルゥ社会が与える試練を経て位階/Rankが上昇するというものだった。

W:tAには「考えると理屈に合わないが、リアリティを追求すると興ざめする」という部分が色々とあって、そのひとつが名声の伝播する仕組みである。たとえば、あるガルゥが3レベルの特殊な授けを教わりに、影界の奥に棲む精霊を訪ねていったとしよう。3レベルの授けを教わるには、位階3以上でなければならない。名声も位階もすべてガルゥが与える評判ならば、精霊はどうやってガルゥの位階を識別するのか?

これに関する議論は Werewolf Storytellers Handbook (Revised Ed.) p.53の「If Nobody Sees It, Does It Count?」に詳しいが、ゲーム的な公平さを追求するなら「功績を挙げる/失態を犯す場面を誰も見ていなかったとしなくても、正しくそれに応じた名声を与える/奪うのが望ましい」というのが基本路線らしい。しかしながら、

fairness wins out over "realism."

公平さは「リアリズム」に勝る。—— Werewolf Storytellers Handbook (Revised Ed.) p.53

と、この方針がリアリティに欠けることは認めている。よりリアリティを重視した代案もいくつか挙がっているが、STやPLにそれなりの負担がかかることは覚悟しなければならない。

また精霊がガルゥの位階を識別する手段にしても、

...no hard and fast rules exist for determining how a spirit recognizes a Garou's Rank,

精霊がいかにしてガルゥの位階を識別するかという点について確固たるルールは存在しないが……—— Werewolf Storytellers Handbook (Revised Ed.) p.55

と歯切れが悪い。

長々とW:tAを引用したのは、この収まりの悪い部分がW:tFではいささか大胆な設定で解決されているからだ。——つまり、Renownは目に見えるのだ。

The trait is attained through ritual acknowledgment of one's deeds, and it's as visible as a brand to spirits. In fact, when a werewolf enters the spirit world, her Renown becomes clearly visible to any observer as a series of bright, silvery brands.

(Renown) は個人の功績を認める儀式によって授けられ、精霊の目には烙印のようにはっきりと識別できる。それどころか、ワーウルフが精霊界に入ると、そのRenownはまばゆい銀色の烙印の連なりとして、誰の目にも明瞭に見えるようになるのだ。

少々漫画じみてはいるが、Renown上昇に儀式が必要な理由、精霊がGiftを授ける資格を有するUrathaを見分けられる理由をきれいに説明している。なぜ霊的な銀の烙印なのか、という点についてもちゃんと理由がある。

For the Forsaken, Renown is judged and marked by the choirs of Lunes, moon spirits associated with the five phases of Luna.

Forsakenの場合、Renownを授けるに値するかどうかを見極め、印をつけるのは、Luneたちの役割である。Luneは月の精霊族で、Lunaの5つの相に対応して5つのchoirに分かれている。

Pure tribesの場合また別の精霊からRenownをもらうのだろうが、さて。ちなみに地位や功績と好感度はどうも別物らしい。

Renown does not guarantee a positive reaction from spirits or even from other werewolves, however. Denizens of the Shadow Realm are likely to see a high Renown Uratha as a dangerous creature best not to antagonize rather than anything akin to a friend.

しかし、Renownはけっして精霊からの好意的な反応を保証するものではない。同じワーウルフからでさえ怪しいものだ。Shadow Realmの住人が高RenownのUrathaに敵対するのを避けるとしても、それはおそらく保身のためであって、親しみからではないだろう。

この後は、すでに他のPreviewや噂やデモシナリオで紹介されてきたことの総括的な話になる

Renown comes in five types: Purity, Glory, Honor, Wisdom and Cunning. Each tribe and auspice (and choir of Lunes) is aligned with one type of Renown, but all Forsaken respect the five types.

Renownには5種類ある。Purity(清廉)、Glory(武勇)、Honor(高潔)、Wisdom(思慮)、Cunning(機転)だ。各tribe、auspice、Luneのchoirは、いずれかのRenownとつながりがあるが、どれ一つとしておろそかにされるRenownはない。

In terms of game mechanics, Renown is closely linked to a werewolf's Gifts. Not only do the various types of Renown affect the dice pool of various Gifts, but gaining a new dot of Renown (by the player spending experience once the character has accomplished a worthy deed and been recognized by the appropriate choir of Lunes) grants a new Gift. Also, werewolves can never have Gifts of a higher level than their highest Renown trait.

ゲームシステム上、RenownはワーウルフのGiftに密接に関わってくる。多くのGiftで発動判定のダイスプールに関わってくるのはもちろん、Renownが1ドット増えるごとに(これにはキャラクターが然るべき功績を挙げた上で、対応するLuneのchoirの承認を受け、所定の経験値を支払うことが必要だ)新しいGiftを1つ習得できるのだ。また、習得可能なGiftのレベルは、Renownの値のうち最も高いものが上限となる。

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World of Darkness に関する海外ニュースを Professor がときに適当な翻訳でお届け。名前が日記なのは骰子回転劇場・転の日記コーナーだった名残。実質上WoD2.0対応の回転劇場なので改名検討中。