5/2発売の『Ghouls』はアマゾンからの発送が遅れていて、かくいう私も待ちぼうけを喰わされているのだが、Webに抜粋記事が2つ上がっているのでそれで時間を潰してみようと思う。
こんなBlogを読んでいる御仁に説明するまでもないとは思うが、『Ghouls』はVampire: The Requiemの5冊目のサプリメントだ。生きながらヴァンパイアの血を飲み、その下僕になった者——グール/ghoul(V:tR p.166)の拡張サプリメントである。グールをPCとして使えるというのが売りらしい。
White Wolf Onlineに公開された冒頭8ページの抜粋PDFを見てもグールに関する基本的な情報は『Vampire: The Requiem』を見ろ、と書いてあるのだが、その直後に「Ghoul Myths and Facts(グールに関する迷信と真相)」という項が設けられており、民間伝承のグールとV:tRのグールの違いをウソ・ホント形式で解説している。p.8「Setting」に至っては簡単ながらワールド・オブ・ダークネスの説明までわざわざ再録されており(しかしこんなサプリメントを読もうという人間に「WoDとは何か」と説明する必要があるのだろうか?)、ヴァンパイア・ワーウルフ・メイジの3大超常種族コアルールに匹敵する扱いなのだ。
構成としては
残念ながら、Yahoo!メーリングリスト内の投稿なので直接リンクは張れない。興味がある方は登録して御覧いただくとして、ここではかいつまんで概要を紹介しよう。
【マンドラゴラ/mandragora】
生きた植物に水の代わりにヴァンパイアの血をやると、いわば植物グールというべきものになる。動物や人間のグールとはちがった特異な性質をもつため、区別してマンドラゴラ/mandragoraまたはマンドレイク/mandrakeと呼ばれている。
マンドラゴラになった植物は、成長が止まり、枝葉や蔓が互いにもつれはじめる。普通の植物は光や水のある方向へ伸びていくが、マンドラゴラは血のある方へ葉先や蔓を向ける。しかし最大の変化は、草汁や樹液の代わりにラクリマ/lacrimaという液を蓄えだすことだ。
ラクリマは別名「マンドレイクの涙/mandrake tears」ともいい、マンドレイクの茎・枝・蔓から採れる樹液だ。赤錆色でどろっとした様子といい、鼻を刺す悪臭といい、腐りかけた古血そっくりだ。実際、ヴァンパイアの血(Vitae)にきわめてよく似た成分を持っていて、ヴァンパイアが飲むことさえできる。もっとも滋養分は動物の血よりはるかに乏しいので、これだけで生きていくのはむずかしい。
だが独特の強烈な風味はヴァンパイアにとって妙に癖になるおいしさで、陶酔感をもたらすため病みつきになる者もいる。そういう需要を当て込んで、自らマンドレイクを栽培し、採取したラクリマをワインよろしく瓶詰めにして売りさばく(といっても代価は金銭以外の貴重品や情報の形で支払われるようだ)ヴァンパイアもいる。中身はたいてい、希少価値のある血(富豪の血、尼僧の血、子供の血など)を混ぜて3分の1ほどに薄めてあるそうだが。
ラクリマを血で割る「血液ワイン」を誰が発明したのかは定かでないが、最高の調合師はディーヴァ氏族で「ダーリン/Darling」という名で通っている血族だという。本名も所在も年齢も性別もわからない都市伝説のような人物なのだが、「ダーリン」が調合したラクリマ・ワインの瓶は有力血族の手から手に渡り歩いているらしい。瓶にはそれぞれ、製造年と原材料(例:イチジクの木のマンドラゴラから採った樹液と、瀕死の花嫁の血)、そしてディオゲネスの言葉「最も飲みたいワインは他人のワイン」を手書きしたラベルが貼ってある。
ヴァンパイアにとっては珍しい嗜好品であるラクリマだが、定命の生き物にとっては恐ろしい神経毒だ。致死性は低いが後遺症は一生残ることも多い。末梢神経を冒し、味覚や嗅覚を麻痺させ、皮膚感覚を鈍麻させ、ティースプーン1杯で激しい責め苦にも無感覚になるという。敏捷さや器用さも半減する。
ラクリマは他にもさまざまな用途が噂されている。
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『Requiem for Rome』の時代設定はコンスタンティヌス帝〜ユリアヌス帝
古代ローマ時代のヴァンパイアで遊べるV:tR拡張システム『Requiem for Rome』について、Will Hind... 続き... - Trackback from 骰子回転劇場・転|日記 february 4, 2007 04:57 pm
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