Refinement: A Great Work. One of many known practices adopted by Prometheans as a means of mastering the Inner Fire, lest it master them instead.
精錬:大いなる作業の一つ。プロメシアンが体内のパイロスを制御するための訓練法。様々な種類がある。
Aurum: The Refinement of Gold, or Mortality. Practitioners are called Mimics or Adamists.
アウルム:別名、金の精錬。人の精錬とも。これを実践するプロメシアンは「模倣者」「アダム主義者」と呼ばれる。
というわけで Linage の分析はいったんお休み。Refinement 紹介に入った。この定義だけだと P:tC の主題「人間になる」とはあまり関係ないように見えるが、実際はもう少し奥が深い。
プロメシアンはしばしば錬金術に基づく一定の修錬を自分に課す。これがマグヌム・オプス/Magnum Opus、別名大いなる作業/Great Workで、その目的は新たな暁/New Dawn、又はアウロラ/Aurora と呼ばれる境地に達すること——すなわち魂の完成である。プロメシアンの原質——精神と肉体で、金属の鉛に対応する——はすでに「腐敗」と「分離」を終え、「再生」の段階にあるが、まだ「暁」には達していない。鉛夜/Saturnine Nightをさすらうプロメシアンは、さまざまな恐怖に付きまとわれる……ときには己が生み出した恐怖に。まず己が完成しなくては、大いなる作業は完成しない。
大いなる作業の様々な手法を精錬/Refinement と呼ぶのはこのためだ。不完全なものを完全にしようと試みる点で、金属の精錬と同じだからだ。
けっこう本格的な錬金術思想が取り入れられていて、術語に詳しくない人には何が何やらな文章だと思う。次の更新で付け焼き刃的解説を試みたい。
アウルム:金の精錬(モータリティ)——この精錬を行うプロメシアンは、人間として社会に通用する方法を追求することによって、人間の条件、ひいては魂とは何かを模索する。自分の系族のデミウルゴスを手本とする者もいるが、逆に反面教師として同じ轍を踏むまいとする者もいる。
もし自分が人間の条件を完全に満たしているとすれば、人間社会に出て行ってもなんら違和感を抱かれないだろう、という理屈である。けれども世の中には人間でなくてもヴァンパイアとかワーウルフとか、まがりなりにも人間に混じって社会生活を営んでいる人外魔境がいくらもいる(Azlu に至っては人間の薄皮一枚かぶってるだけだ)。そういう連中に出会ったら、Mimics/Adamists の理論は揺るがされるのだろう。
見かけが人間でありさえすればいいのか? それなら自分たちが人間に拒絶されるのはなぜ? 身体に奇形や欠損を抱えていても人間として受け入れられるのはなぜ?
それにしても、人間性とは何かという疑問から始まるとは、プロメシアンは哀しい生き物である。逆にいうと彼らの世界にはいろんな人間性がありうるってことで、従来のWoDにみられた「人間らしさはこうあるべき」的な押しつけがましさがないところは心惹かれる。ま、Hierarchy of Sin を無くせない以上、完全に脱却は無理なんだろうが……
![]()