Tammuz: A Promethean Lineage. Brutes reborn in the womb of the earth and stricken with an excess of melancholic humour. Their Progenitor was a Babylonian Golem.
タンムズ:プロメシアンの系族の一つ。別名、土偶。大地の子宮の中で生をうけ、フモールのうち黒胆汁質の過多に悩まされる。始祖はバビロニアのゴーレム。
Golem: See Tammuz.
ゴーレム:タンムズを見よ。
いろいろ調べてみたがタンムズとゴーレムの接点が見あたらず。だいいちタンムズはバビロニア神話でゴーレムはユダヤ神話ではなかったか。タンムズからして、死と蘇生を経験したらしき記述はあるが、体をばらばらにされたというようなくだりは見つからない。WWのオリジナル設定なのだろうか?
黒胆汁質は、たぶんメランコリーというカタカナ語のほうが有名だろう。ゴーレムは憂鬱な生き物であるらしい。誕生の経緯を見ても鬱々とした気分になってくる。
奴隷制はいまなおこの世に存在する。人々は毎日のように売買され、娼婦や低賃金労働者として他人に搾取されるだけの、希望も意味もない生活を余儀なくされる。また自分で自分を麻薬や犯罪や宗教や不健全な交際に売り渡す者もいる。奴隷制には多くの形があり、奴隷の数もまた多い。だがタンムズは言う。奴隷とはしょせん幻、本当は誰しも自由なのだ——魂さえあれば。魂はこの物質界での生を超越した生を約束する。だがゴーレムは魂をもたず、ゆえに自由になれない。肉体に縛られ、運命を選ぶ権利も死後の生もない境遇を脱するには、人間となって魂を手に入れるしかない。
ある者は、魂があれば死後に永遠の命を得て、この世が滅びた後に現れる新しい天と地に暮らせるという。またある者は、魂があれば輪廻転生の輪に加わり、地上に生まれ変わるという。別の者は、魂があれば物質とエネルギーの大いなる循環と一体になって、永遠に存在しつづけられるかもしれないという(「肉がむしられ、骨が朽ちれば、星々のしとねに抱かれる」)。だが魂なくして、あの世に望みはない。生まれ変わってこの世でやり直す望みもない。存在そのものが自然法則に反する——不穏効果がその証拠だ——タンムズは、死と再生を繰り返す宇宙のサイクルから疎外されているのだ。
タンムズは現世での自由にも関心を持っている。最初のタンムズは奴隷となるべく創られた。脱走したものの、系族の多くは魔術で操られ、他人の都合で眠らされたり起こされたりする奴隷となったからだ。
死体から作られ、地の元素によって命を吹きこまれたタンムズは、彼らを生み出した粘土の性質を受け継いでいる。禁欲的で、公平を好み、一旦こうと決めたらてこでも動かず、なまなかなことでは激さない。
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