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骰子回転劇場 日記

教授、真の闇を経験する

廃線になった鉄道のトンネルに入れるというので、非アウトドア系の私としては珍しく山歩きに参加する。

懐中電灯必須と言われていたが、本当にトンネルに入ると何も見えない。強制的に目をつぶらされたような不思議な感覚に襲われる。足下は硬い砂利のはずだがしばらく歩いているとその感覚も怪しくなり、どこともしれぬ宙を歩いているような、妙に哲学的な気分になる。

都会で育つと、たとえ照明を一切点けていなくても常になにがしかの環境光があるもので、闇の中でもある程度ものが見えるのが当たり前のような感覚になってしまうが、「光が無ければ何にも見えない」というしごく当たり前の現実を初めて体感したように思う。

D&D赤箱を遊んでいた頃、松明を点ける宣言を忘れてダンジョンに入ると「トンネルに入るとそこは真っ暗だった」とよくDMにからかわれたものだが、やはり明かりをおろそかにしてはならないと思った。

今度行くときはぜひ松明を用意してトンネルに突入してみたいと思う。

Renders (Ulgan Mockery)

Render: A Pandoran Mockery of the Ulgan Lineage.

レンダー:パンドランの歪族の一つ。ユルゲン系族に対応する。

Ulganに関しては、よそで限定プレビューとして載せる契約があったため情報公開が遅れたらしい。全Lineageの情報が出そろうのはうれしいが、Linageより先にMockeryを紹介するのはどうよと思わなくもない。

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Torch-Born (Frankenstein Mockery)

Torch-Born: A Pandoran Mockery of the Frankenstein Lineage.

トーチ=ボーン:パンドランの歪族の一つ。フランケンシュタイン系族と対応する。

フランケンが火属性なので、これも火と縁が深い。放火魔みたいな連中である。プロメシアンを喰うにも焼いたのが好みらしい。焼き加減は当然ながらウェルダン。獲物が捕まえた手から口に直行、というセベクとは対照的に、調理方法にもいろいろうるさそうだ。

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Sebek (Osiris Mockery)

Sebek: A Pandoran Mockery of the Osiris Lineage.

セベク:パンドランの歪族の一つ。オシリス系族に対応する。

セベクはエジプトの水神。オシリス系族が水の元素に対応しているのに合わせたのかもしれない。セベク神は鰐頭だが、セベク・パンドランのほうはどんな姿なのだろう。直接言及はないが、Bestowment を見ると

Bestowment: All Sebek possess the Armor (•), Fangs (••) and Sebek’s Gift (•) Pandoran Transmutations.

と、いちおう鰐皮も牙も備えていそうだ。

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Ishtari (Tammuz Mockery)

Ishtari: A Pandoran Mockery of the Tammuz Lineage.

イシュタリ:パンドランの歪族の一つ。タンムズ系族と対応する。

人間になりたいとか欠陥を直したいとかいう前向きな志に欠けるのがパンドランの特徴、とはいえ、プロメシアンを喰うことと苦しめること以外に生き甲斐はないのだろうか。読んでいてかなり暗澹たる気分になる更新。

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Centimani - The Hundred Handed

Centimani: "The Hundred-Handed." The Refinement of Flux. Practitioners are called Centimani (singular: Centimanus) or Freaks.

ケンティマニ:「百の手」の意。フラックスの精錬。実践者はケンティマニ(単数形ケンティマヌス)、またはフリークスとも呼ばれる。

ヘカトンケイルのラテン語名といえばぴんとくる人は多いのでなかろうか。内容との関連がよくわからないが、容姿がおぞましいので地上から追放されてしまった点につながりを求めているのかもしれない。

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用語集:Mockery

Mockery: A sort of anti-Lineage of Pandorans, based upon the Lineage of their Promethean creators.

歪族(わいぞく):パンドラン系族。創造者であるプロメシアンの系族によって決まる。

Promethean: The Created Preview and Lexicon, 2006/07/10

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Pandran

PandoransymbolPrometheans think of themselves as monsters, things terrifying repulsive to mortals and often driven by emotions they can't control. The word itself is used in popular culture to refer to the Promethean created by Victor Frankenstein. Is it not a fitting moniker for all Prometheans? Perhaps, but there are things yet more monstrous that stalk out of sight of human eyes.

プロメシアンは、人に忌み嫌われ、しばしば抑えがたい激情に突き動かされる自分を「怪物」と呼ぶ。それはいみじくも人類がヴィクトル・フランケンシュタインの被造物たるプロメシアンを形容した言葉でもある。プロメシアンには似合いの仇名だって? だが世の中にはもっと怪物じみた存在が人知れず跳梁している。それがパンドランだ。

この Pandran、発生する原因といい経緯といい、どうも水子を思わせてならない。

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木の棒USBメモリ

枝や皮がついたままの荒っぽい仕上げがたまりません。会社のパソコンに突っ込んで同僚の肝を冷やしたり喫茶店でノーパソに差してみせびらかしたりしてみたいものです。いちばん安い256MBで日本円にして6000円ちょっと。かなり心をゆさぶられます。

Popgadget, 2006/07/12

A型だから

エレベーターに乗っていた時に、ふと小耳に挟んだ、中年女性同士の会話。

A「しかし朝から鬱陶しい天気っスねぇ」
B「ああ、A型だからね」
A「A型だからしょうがないっスね」

A型とは何なのか。血液型なのか。血液型は天候にも影響を及ぼすのか。それとも私の知らない要素の分類なのか。

聞いてみようかどうしようか迷っているうちに二人はエレベーターを下りてしまった。

用語集:Vitriol

Vitriol: The alchemical substance that purifies a Promethean for the transition to Mortality. Vitriol is produced by the Azoth when the Promethean completes a milestone on the Pilgrimage.

ヴィトリオル:プロメシアンを純化して人間への変成の準備を整えるために必要な錬金術的物質。プロメシアンが〈遍歴〉の途上で路程標をひとつ達成するたび、アゾートから生成される。

辞書を引かなかったわけではないが、プロメシアンが人間になるために必要な物質を「硫酸」とか「礬類」とか書いたらむしろだめだろう。礬類といえば明礬も含まれるが、明礬を炉に入れて熱したら焼き明礬になってしまい、神秘もへったくれもない。

昔の人がどの範囲のものまで vitriol と呼んでいたのか、今となってはわからない。だいいちプロメシアンにおける vitriol はあきらかに現実の化学物質ではない。だからカタカナ。

Wikipediaのいささか心許ないスタブ記事によれば、歴史的なvitriolは金の変成を可能にするエリキサを指すこともあるらしい。プロメシアンにとっての金とは人間なわけで、vitriolはその人間になるために出てくる物質だから、記事が正しいかどうかは別問題として、この解釈はなかなか的を射ている。

プロメシアンが出す vitriol は固体なのか液体なのかはっきりした記述はないが、一般的にはvitriol=酸であるらしいことを考えると、どうも酸っぱい汁のようなイメージが自分の中で定着してしまった。

Promethean: The Created Preview and Lexicon, 2006/07/07

Mortalityへの道——VitriolとAthanor

金曜のプレビューは「どうやって人間になるか」。長いので要約バージョンでお届けする。

昨日のプレビューでは、プロメシアンが人間性を獲得する過程を賢者の石の創造に重ね合わせていた。賢者の石は、硫黄や水銀をフラスコに密封し、アタノール(Athanor)という反射炉の中でひたすら加熱して作る。

これがプロメシアンの場合だと、アゾートが材料になる。加熱はどうするかというと、あつらえむきに自前のパイロスがあるわけだ。パイロスは変化をもたらす神の火。変成にこれほどうってつけの道具はない。

問題は、この材料と道具をどうすれば人間に変成できるのか、はっきりしないことだ。確実なのは、プロメシアンが人間性というものに対する洞察を得たとき、体内の神の火がかきたてられ、アゾートの魂への変成が一段階進むことだけ。それがいつ、どこで起きるかは誰にもわからない。あるプロメシアンがそこで洞察を得たからといって、別のプロメシアンにも訪れるとはかぎらない。そこで命を落とすかもしれない。たどり着くだけで人の一生分の歳月を費やすかもしれない。それでも、いつかどこかに用意されているはずの、自分だけの啓示を求めて、プロメシアンはさすらいつづける。これが〈巡礼〉であり、プロメシアンの存在理由である。そして巡礼の旅のなかで出会う小さな悟りひとつひとつを 路程標(milestone)という。

路程標は P:tC の成長システムの中にも組み込まれている。プロメシアン・キャラクターが路程標を達成したとき、アゾートからヴィトリオル(vitriol)という物質が出てくるのだが、これには2通りの使途があるらしい。ひとつは、経験値として普通に消費する道。もうひとつは、アゾートに封印してしまう道。体内にアゾーティック・アタノール(Azothic Athanor)という炉のようなものを作って、その中にヴィトリオルを入れるというのだ。アタノールで熱されたヴィトリオルは別の物質に変化し、プロメシアン本人に特殊能力やボーナスを与える。つまり、経験値では買えない成長ができる、ということらしい。

しかしアタノールの真価が発揮されるのは人間になった後だ。ひとたびアタノールに封じたものは決して失われない。通常、プロメシアンが人間になると超常種族としての能力は失ってしまうが、アタノールから得た力だけは持ち越すことができる。超常種族としてワールド・オブ・ダークネスの闇側を見聞きするうちには、人間になった後の生活に不安を覚えることもあるだろう(超常種族を敵に回したまま人間になることだって、あるかもしれない)。だからアタノールで「保険」をかけておくのだそうだ。

人間になったらハイ終わり、ではないところがいいと思う。次のmilestoneを探すという短期的目標だけでなく、人間になった後のことも考えて成長パターンを考えるという、長期的な楽しみもあるからだ。

ちなみに、アタノールにも種類があって、それによって得られる特殊能力が決まるのだが、いったん作ってしまうと他の種類に取り替えたり、二つ目を作ったりはできないらしい。

Promethean: The Created Preview and Lexicon, 2006/07/07

The Pilgrimage

Pilgrimage, the: The quest for Mortality. A euphemism for a Promethean's life, his sole career. Everything he does, for good or ill, is another step on the Pilgrimage.

遍歴:人間性の探求。あるプロメシアンの人生、すなわちこれまで歩んできた経歴そのものを婉曲的に指す。プロメシアンの成す事はすべて、良しにつけ悪しきにつけ、〈遍歴〉の新たな一歩となる。

Mortalityを人間性と訳すとV:tRのHumanityとかぶりそうなので悩んだが(V:tR日本語版が出るまでの暫定訳とはいえクロスオーバー可能な訳語にしておきたい)、

にんげん-せい 【人間性】人間を人間たらしめる本性。人間らしさ。大辞林 第二版

なのでP:tCはどうしてもこれでないと、と思う。するってえと問題はHumanityの処遇だが、V:tRに関しては

じんせい 【人性】人の生まれつき。人が本来そなえている自然の性質。大辞林 第二版

こういう言葉があてはまる気がするので日記上では当分こちらを使うことにする。

さて、本日の更新はプロメシアンにとって人間になることの意義は何か、という話。

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Promethean: The Created キャラクターシート

いよいよP:tCキャラクターシートが公開された。

左下にキャラクター作成のサマリがあるが、特性値の配分はWoDコアに忠実で、従来と変わったところは何もない。V:tRやW:tFなど新WoDシリーズ三大種族でキャラクター作成経験のある人なら、このシートとサイトで公開された情報だけで、プロメシアン・キャラクターが(データだけなら)ほぼ完成できてしまうだろう(もちろんプロメシアン専用メリットや一部のBestowmentは別として)。

プロメシアンが人間になるためのmilestoneに関する情報が読み取れるかとひそかに期待していたのだが、残念ながらそれらしき欄はなし。

Promethean: The Created Preview, 2006/07/05

Promethean Poster

火曜日のプレビューは、プロメシアン・ポスターのPDF版。先週末のOriginsで配布された紙版と同内容だそう、だが……

渋いといえば渋いデザインなのだが、渋すぎて何のゲームだかさっぱりわからないのが残念。個人的には、これなら表紙画像の使いまわしのほうが良かったと思う。

White Wolf Online, 2006/07/04

Promethean Promo からの新情報

Promethean Promo から、これまでのプレビューに出てこなかった情報を落ち穂拾いしてみる。

  1. P:tCでは五大元素(地、水、火、風、霊)と五体液説(血液、黒胆汁、黄胆汁、粘液、エクトプラズム)を採用。それぞれが各Lineageと対応している。
  2. Osiris 作成時には体の一部を意図的に欠損させるが、最も多いのは片耳、および手足の指一本。片手、片目、鼻、性器などもっとあからさまな部分を取り去る者もいる。その後、死体に唾をかけ、亜麻糸で縫い合わせ、無数の薔薇で埋める。口の中にも薔薇の花びらを詰めこむ。死体がもぐもぐやりはじめて花びらが胃に達したときプロメシアンとして蘇る。
  3. プレビュー未登場の最後のLineageは「Ulgan」。
  4. プレビュー未登場の最後のTransmutationは「Vulcanus」。
  5. パンドランは、プロメシアン制作に使われた死体がFluxを吸って分解したものから発生する無数の小さな生物。姿形や能力は様々だが、プロメシアンのAzothに飢えている。


Promethean: The Created Preview, 2006/06/29


World of Darkness に関する海外ニュースを Professor がときに適当な翻訳でお届け。名前が日記なのは骰子回転劇場・転の日記コーナーだった名残。実質上WoD2.0対応の回転劇場なので改名検討中。