骰子回転劇場・転|日記: 読みはじめたら止まらない W:tF リプレイ『Tales of the Healing Scars』
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骰子回転劇場 日記

読みはじめたら止まらない W:tF リプレイ『Tales of the Healing Scars』

断じてブラウザを開くべきではなかった。

コーヒーを飲み終わったら大掃除にとりかかるつもりで、その間「情報収集」と称して Shadownessence の W:tF フォーラムを巡回していたら、面白そうなファンサイトをいくつか発掘した。最近は公式の動向を追いかけるのに精一杯であまり目を向けていなかったが、論考やプレイ報告、ハウスルール、便利なチャート集など、内容の充実したサイトが増えている。

いくつかのリンク集を経て行きあたったのが Tales of the Healing Scars だ。仲間内で行った W:tF のセッション記録をブログ形式で綴っているのだが、これがめっぽう面白い。

物語はロンドンで始まる。ハイドパークを根城にしていたパックが全滅して、その後に越してきたのがPCたちのパック「Healing Scars」。新しいトーテム Rids-the-Pain との契約も済ませて、なわばり宣言をしないとなあと思っている矢先、ハイドパークで若い娘を狙った連続レイプ殺人が。犯人を追うPCたちの前に、なぜか警察の刑事が立ちふさがる。実は犯人は刑事の息子であり、二人はワーウルフの血を引くWolf-Bloodedだった。中でも彼らは、女性を暴力的に犯すことでしか子孫を残せない特殊な血統だったのだ。

追いつめられ、〈最初の変身〉を迎えて暴れ狂う犯人。刑事は息子を救うため、自分の命を犠牲にしてPCたちの車を爆破する。PCたちも2人が瀕死、1人が重傷を負うピンチに陥り、パック・トーテム Rids-the-Pain が実体化して参戦するが、狂乱した犯人の猛攻に耐えきれず倒れる。さらに犯人は空から超自然の炎を召喚し、PCたちを焼き尽くそうとする……だがそのとき、Rids-the-Painが最後の力を振り絞って奇跡を起こす。

瀕死で倒れていたところを近隣のパックに救われ、傷の手当てを受けて目覚めるPCたち。だがそれは「外科的治療を受けてはいけない」というパック・トーテムのBanを破るものだった。さらにRids-the-Painは力尽きたところで謎の精霊たちに拉致されたという。今度は自分たちがトーテム精霊を救う番だ! PCたちはRidsの行方を捜しに旅立つ……

これがざっと第1〜第2セッションの梗概。ただ大きな謎を追って駆け回るだけでなく、PCそれぞれが抱えた謎や過去に立ち向かっていくエピソードも絡めた成長物語にもなっている。こんなセッションをやれるんなら Werewolf: The Forsaken は面白いシステムなんだろうな、自分も遊んでみたい、と思わせるすばらしい読み物だ。

日本で主流のト書き形式のリプレイではなく、PCの行動や結果をSTがまとめるレポート形式だが、このST、話の面白いところを巧妙に押さえた要約を書く。8セッションを数える長大なクロニクルなのに、部外者が読んでも容易にストーリーについてゆくことができる。

そういうわけで、容易に8セッション分のレポートを読破してしまった私の机には午後10時現在もなお、書類が山をなしているのだった。

posted at 11:59 pm in W:tF

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World of Darkness に関する海外ニュースを Professor がときに適当な翻訳でお届け。名前が日記なのは骰子回転劇場・転の日記コーナーだった名残。実質上WoD2.0対応の回転劇場なので改名検討中。