今週最後のプレビューは、アース神族/Aesir の一柱、冥界の女王ヘル/Hel の紹介。
ヘルの右半身は美しいが、左半身は腐っている。死者の魂を集めた広間を離れて地上に降りることはめったにないが、真の姿を見てしまった人間は、あまりの醜さに一生残る傷をうける。
彼女は冷酷非情な冥土の番人だ。バルドル神の魂さえ死者の広間から返すのを拒むだろうと予言されている。死の国は冷たいが、その女王たるヘルはそれ以上に冷たい。
そんなヘル様ですら現代に降臨するとなんだか俗っぽくなってしまうのがScionのおもしろいところ。
投資アドバイザーとか、弁護士、裁判官、刑務所の心理職員といった「お堅い」役回りを演じることもあるが、ゴスロリ美女とかモデルとか、歌手や葬儀屋になったりする。が、どんな姿に身をやつしても心は女王様なので、人に頭を下げたためしがないとか。
まあこれだけ気位の高いヘル様のお眼鏡にかなう人間男性はかなり限られているわけで、直系のScionも少ない。が、母親らしいところがまったくないというわけでもないようで、ときには冥府にひしめく強大な亡霊のしもべを援軍としてよこしてくれたりもするそうだ。
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第3のパンテオンは北欧のアース神族/Aesir。
アース神族は北欧の荒野に生まれ、ゲルマンの戦士や海賊に崇められてきた。神族としては4番目に古い。北欧系にはもっと前からヴァン神族/Vanir というのがいたのだが、タイタン族との戦いで絶滅寸前に。このままではパンテオンとしての存続すら危ういということで、同じくぼろぼろになっていたライバルのアース神族に合併し、ひとつのパンテオンになった。
この神族は、厳しい現代を生きのびるために社会の安定は欠かせないとしながらも、個人の権利や名誉を重んじる。家族や国家のために身を捧げるのは尊いことだが、不当な仕打ちを受けて黙っているいわれはない、報復だってありだ、というのだ。
(続く)アース神族は〈運命〉の影響をいちばんもろに受けるパンテオンだ。属する神々のほとんどは、ラグナロクで悲惨な最期を遂げるよう運命づけられている。そういうわけでアース神族は、個人的にもパンテオンとしても、Scion たちにこの恐るべき破滅を回避する方法を探すよう求めてくる。また地上に正義と公正を広めようと個人レベルでも社会レベルでも干渉する。だが、つきまとう宿命はしばしば神族とScionを共に巻きこむ騒動をまきおこす。
弱点:とにかく敵が多いこと。〈運命〉を気にしすぎること。過激な解決法を好むこと(そもそもこれが敵を増やす元凶ともいう)。Titanspawn を見たらとりあえず殺しとけ、訊かなきゃいけないことができたら魔法を使えばいい、という勢いである。また、ラグナロクの破滅を避けたい一心から、神託や予言というと聞かずにはいられない。これがかえって彼らの選択肢を狭めている一因なのだが……
【Scion: Wednesday, February 21st, 2007 Teaser】
【Scion: Thursday, February 22nd, 2007 Teaser】
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