3/2の更新は、Aztlanti 神族の Scion, Dr. Aaron Tigrillo の紹介。
とにかく Scion は恵まれない境遇から出なきゃいけないという法則でもあるのか、この葬儀屋ドクターも貧しい一家の五男坊という設定だ。出身がニューメキシコのアズテックというベタな地名であるあたりも既出の3人と同様。幼少のみぎりから出世するには学歴が必要と達観していたらしく、懸命に勉強して高校を首席で卒業。アトランタの医大で奨学生として学び医師免許をとる。
その後「国境なき医師団」に参加しイラクで活動中、拉致されてあやうく殺されかけるが、テスカトリポカ神が現れて彼の力を目覚めさせる(前回の更新を見ればこれがいかに幸運なことかお分かりいただけると思う)。米国に生還してからは天才心臓外科医として名を馳せるが、患者から摘出した心臓をネコババして父神への供犠にしていたのがバレてあやうく首になりかける。現在は謹慎という名目の休暇中。
外見は、長髪に山羊髭、アルマーニのスーツを颯爽と着こなした男性。診察鞄の中には黒曜石製のメスセットと、予言の力をもつbirthright, 水晶髑髏がいつも入っている。
![]()
2/27〜28の更新は、第4のパンテオン Atzlánti。おそらく造語で、 Aztlán + ti だと思うんだが力いっぱい綴り換えをしている理由はよくわからない。ここでは「アステカ神族」ってことで。
アステカ神族は今から3000〜4000年前に生じた。パンテオン自体に特定の名前はないが、他の神々からは神話上の発祥地にちなんでアストランティ/Atzlánti と呼ばれる。独特の気まぐれさと残酷さをもち、流血を好み、好戦的で、残忍だ。Scionをもうける配偶者としては、もっぱらナワトル語を話す民族出身の人間を選ぶ。
アステカ神族は個人や共同体より世界の恒常性を重んじる。人ひとりのことなどどうでもよい。村や家族、氏族や国のひとつやふたつなど、とるにたらない。何より肝心なのは、太陽と月が定められた軌道を外れることなく、星辰が暦どおりに巡り続けることだ。しかしそのためには血の供犠を必要とする。他の神々からみれば感心しない方法だが、少なくとも効果があることは確かなようだ。
未来の運命や神々の滅亡といった事柄にはあまり関心がない。六大パンテオンの中で最も変幻自在で気まぐれな性質をもつせいか、自分たちのScionについても比較的放任主義である。親が口うるさくないのは結構なことだが、Scionが死んでも、人身御供になったと思えばそれはそれで役に立っている、と言うのだから薄情ともいえる。
アステカ神族の弱点は、獣や人間の新鮮な生き血がなければ何にもできないというところ。アステカ魔術と神力はすべからく血を消費する。他の神族にとって供犠は好意や誠意のしるしだが、アステカ神族にとっては力源として切実に必要なものなのだ。
【Scion: Tuesday, February 27th, 2007 Teaser】
【Scion: Wednesday, February 28th, 2007 Teaser】
![]()