2007年9月17日にveiros氏STで行われたV:tRセッションで、時間の都合上、依頼主であるミトゥナへの報告は端折ってしまったのだが、PL的にいろいろ思うところがあったのでPCのモノローグ風味で書き散らしてみる。
……もしもし。ミトゥナかい? 僕だよ、アッシュだ。
うん、昨夜の件で。いま時間ある? ……ありがと、でも、電話で話したいんだ。どのみち、わざわざ会って聞かせるほどの話じゃない。
アニエス・ブルムの主人はわかった。グデーリアン、といえば君も聞き覚えがあるだろう……そう、聖ルーアン女学院の元・理事長どのさ。
……ご明察。ここのところ、やっこさん、版図は取りあげられるし、面白くないことだらけだからね。若輩にもなって、抵抗しないとわかってる相手に八つ当たりとは。恥を知れっての。
アニエス本人にもね、会った。君が心配したのも道理だったね。主を変えるにはまだ遅くないと匂わせてはみたけど……自分は選んでここにいるんだ、と言われた。君には「私は大丈夫」と伝えてくれ、って。
……僕は何をしに行ったんだろうな。あの子がどういう有様かも、何と答えるかも、会う前からわかっていたのに。
ごめんよ、リンハルト家はこれ以上あの子の助けにはなれない……インヴィクトゥスがまだグデーリアンを評価している以上。僕があの子を連れ出せば、コヴナントの同胞に損害を与えたとみなされ、あの子は愛する主を失い、そのすべてについて君は蚊帳の外だ。誰もしあわせになれない。
せめても、と思って、アブデュル骨董店の場所を教えておいた。君がいまグールの身であることも。あの子にまだその気があれば、いつの夜か訪ねていくだろう。まだ愛より命を惜しむこころが残っていれば。
……電話で良かったよ。たぶん僕、いまサイテーに格好悪い顔してるからさ。まだ息をしていた頃なら、泣いてるんだろうな。これでも中身はけっこういい歳なんだけど、すごく泣きたい気分だ。……なのに、眼からなんにも出てこないんだよ。
ねえ……泣くって、どうやるんだったっけ? どんな感じがするんだっけ? ……黙ってないで、教えてよ、ねえ。
(Fin)
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