SF MMOG『EVE Online』をテーブルトークRPG化した『EVE RPG』が、いよいよ今年お目見えするようだ。White Wolfにとっては『Trinity』『Aberrant』以来久々のSFものTRPGとなる。リリースはWoD第6シリーズ「Hunter: The Vigil」の発売後、今年10月の予定。
EVE Onlineは、2006年の合併でWhite Wolfの親会社となったCCPが運営するSFオンラインゲーム。プレイヤーは宇宙船パイロットとなり、シャトルから戦艦までさまざまな船を駆って広大な(すべての星系をめぐろうと思ったら凄まじい月日を要する)宇宙を駆けめぐり、戦闘、採掘、生産、販売、探険などを行う。海賊や泥棒、スパイや詐欺で生計を立てる者もいる。ときにはプレイヤーが組織する企業や企業連合の間で、宙域や資源の支配をめぐって戦争が起きることもある。
舞台となるEVE銀河は、地球から遥か遠く離れた場所にある。New Eden星系に自然発生したワームホールを通ってやってきた人類は、探査と入植を繰り返しながらEVEに拡がっていった。だが、ワームホールは突然崩壊し、何千もの小さな入植地は完全に故郷から切り離された。それから数千年、生き残った人類は失われた技術を再発明し、ふたたび超光速飛行を可能にするまでになった。現在のEVEには、五つの種族、五つの星間帝国と、辺境星系にひしめく無数の小国家が、危うい均衡を保ちながら共存している。
EVE世界は交易品や宇宙船にまでバックストーリーがある緻密な設定を誇り、それらの設定を取りあげた短編小説や解説記事が公式サイトで毎週のように発表されている。TRPG化にあたってWhite Wolfに白羽の矢が立ったのもむべなるかな。
基本システムには、WoDでおなじみStorytelling Systemが使われるようだ。ディベロッパーはRussell Bailey。EVE TRPG基本ルールが10月に発売された後、EVE世界のガイドブック(惑星や小惑星帯や宇宙ステーション、そこに何があり、誰が住んでいるか)と、シナリオ集(同じストーリーを複数勢力の視点から遊べる仕様で、SAS形式で読みやすくレイアウトされ、作成済みPCデータを収録する)が出る。3冊ともフルカラーの図版を豊富に使用した豪華な体裁になるらしい。また、SASシリーズでも追加シナリオが数本予定されているようだ。
すでにEVE Onlineを遊んでいる人にも、一度も遊んだことのない人にも、価値あるゲームを目指しているということなので、この秋を楽しみにしている。
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現代に生きる神々とティタン族の戦いを描く三部作RPG『Scion』に、サプリメントが登場する。
一つは『Scion: Ragnarok』。三部作で登場した、神の血を引く人間、半神、神のルールを駆使して、北欧神話のラグナロク(神々の黄昏)を現代に再現する。北欧の神話伝説に関する基礎知識はもちろん、ラグナロクに登場する神々や英雄の作成済みプレイヤーキャラクターを収録する。並みのファンタジーTRPGならまちがいなくNPC扱いされる連中をプレイヤーが演じてよいゲームというのは、なかなか痛快ではないか。愛着のあるマイキャラを使いたいという人への配慮だろうか、他パンテオンのキャラクターを登場させる場合の手引きも掲載されるという。発売は今年初夏の予定。
もう一つは『Scion Companion』で、pantheon、purview、relicの追加データのほか、一部ルールの改訂も載るかもしれないそうだ。こちらは試験的な試みとして、PDF版をいくつかに分割し、書籍版発売の数ヶ月前から1ヶ月ごとに少しずつ発売していく予定だという。
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