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骰子回転劇場 日記

White Wolf 2007年のまとめ

新年早々、White Wolf公式ブログに2007年を振り返っての感想があがっている。WoDに関するものを中心にかいつまんでご紹介。

  • 2007年はWhite Wolfにとって「コミュニケーション」の年。2006年に合併したCCPと、お互いにより深く知り合う1年間となった。
  • 心配する声もあるようだが、CCPのゲームとWhite Wolfの既存製品はあくまで別物として扱う。EVE Onlineにヴァンパイアの宇宙船乗りが出てきたり、WoDの設定がEVEとつながったりはしないので安心してほしい。
  • ScionはEnnie賞のGame of the Yearに選ばれた。
  • White Wolf Publishing は CCP North Americaの新社屋に移転した。WoD MMORPGの制作チームもここにオフィスを構えた。
  • 『Fall of the Camarilla』と『Scion: God』は作品の品質を重視して発売延期する。
  • Prometheanはシリーズを継続できるほどの売り上げには至らなかったが、限定シリーズとしては非常に好評だった。
  • Changeling: The Lost も、限定シリーズとしては好調な滑り出し。
  • Scionは大成功だった。(当初3部作の予定が、サプリメントを追加することになったらしい)
  • SASは一定のファンがついたものの、定期的に製品を出すことができなかったために今ひとつだった。Eddy Webb が新しく担当になったので、2008年は継続的に新作を提供できる予定。
  • 『Mind Eye Theatre: Awakening』は初めてPDFとプリント・オン・デマンドのみの販売を試みたが、成功したとはいえない。販売形態に問題があったのか、内容に問題があったのかは検討中。
  • もしかしたら、今年か来年あたりに、Fiction(WW製品を下敷きにした小説シリーズ)を復活させるかも。

White Wolf Live Journal, 2007/1/1

人間の味方をしてくれる妖精はどこに?

神話伝説に登場する妖精の中には、人間を拐かしたり不条理な取り引きで悩ませたりする者もいるが、怪物を退治した英雄もいれば、知恵や魔法を使って窮地を助けてくれる味方もいる。C:tLのTrue Faeはもっぱら前者の側面ばかりが強調されて、後者が欠けているのではないか、という指摘が公式フォーラムにあった。

Ethan Skempディベロッパーの考えでは、それはTrue FaeではなくChangelingの役割だ、という。

That counterpart is the changelings. Seriously, much of the better aspects of what roles fae can take are given over to the players' characters. They're the more empathic fae because they were once human; they can understand. That's why we were sure to put in powers like the Reaper's Pledge, evoking those images of more benevolent fae.

(人間に味方する妖精)の役割にあたるのはチェンジリングだ。真面目な話、妖精の善玉としての役回りは大半をプレイヤー・キャラクターが担うようにできている。チェンジリングも妖精の一種にはちがいないが、True Faeよりは人間に同情的だ。自分ももともと人間だっただけに、人間の心が分かるからだ。Reaper's Pledgeなど人間に利するように働く能力を入れたのにはそういう意図がある。チェンジリングが「善い妖精」のイメージを喚起するようにね。—— Ethan Skemp, 2007/10/19

White Wolf Forums: Autumn Nightmares - First Impressions

Rule Clarification: ヴァンパイアがチェンジリングの血を吸う/ワーウルフがチェンジリングを喰うとどうなる?

「ヴァンパイアがチェンジリングの血を吸うとどうなるのか」「ワーウルフがチェンジリングを喰らうとエッセンスを吸収できるのか」という疑問に対し、Ethan Skempディベロッパーが半公式の見解を出している。

チェンジリングの血はヴァンパイアに幻覚作用をもたらし、実在しない物事が見えるようになる。その幻覚は現実と見分けがつきにくいので、知覚判定にペナルティが課される。ちなみにワーウルフがチェンジリングの肉を喰らった場合、エッセンスは吸収できるがそのエッセンスは強い狂気のレゾナンスを帯びている。正式な情報は『Rites of Spring』に掲載される。

以下は原文。公式フォーラムは古い投稿が消えてしまうので、全文転載しておく。

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『Winter Masques』にはチェンジリングの虜囚期間に関する情報が載る

Amazon日本で買うC:tLディベロッパー Ethan Skemp によれば、近刊『Winter Masques』にはチェンジリングが妖精界でどのような虜囚体験をしたか(Durance)の例が多数掲載される。妖精界ではなんでもあり、と言われるとかえって迷う人にとっては、キャラクター作成の良い参考資料になりそうだ。

公式フォーラムで起きた「True FaeはChangelingを虐待する奴ばかりのようだけど、優しい奴もいたっていいんじゃないか?」という論争に、Ethanは次のようにコメントした。

I'm not planning to do too much with "benevolent True Fae," but check out Winter Masques when it hits. The seeming and kith sections have a lot of sample ideas for durances, from the more general seeming-inspired ones like the Stockyards or the Flying City, to specific ideas for each kith. (Okay, each core kith; the new kiths, of which there are a pile, are not elaborated on in quite as much detail. Couldn't make the book nothing but kiths!) Hopefully you'll find a few more ideas that don't trigger the same direct abuse angle that's off-putting.

「優しいTrue Fae」の可能性については、僕はあまり掘り下げるつもりはないんだけど、『Winter Masques』が発売されたら読んでみてくれ。「seemingとkith」の項には虜囚期間についてたくさんの参考案を提示している。家畜置き場や空中都市といったseeming全般に応用の利くものから、個々のkithに特化したものまで色々(基本ルールのkithはフォローした。ただ追加kithは山ほどあるんで、それほど詳しくは書いてない。でないとkithの説明だけでこの本終わっちゃうからさ!)。その中にはきっと「人間を虐待するTrue Fae」という紋切り型より新鮮な連想を呼び起こすものもあるはずだよ。—— Ethan Skemp, 2007/10/20

White Wolf Forums: Autumn Nightmares - First Impressions

どうしてワールド・オブ・ダークネス製品には索引がないのか

First off, let me agree with those of you who think that by and large our indexes suck. I agree. I don't think that about every index that we've ever made, particularly from the arrival of the WoD Core Rulebook onward, but most of the ones we did weren't that good, and many books that needed them didn't get one. Even a crappy one.

まず、皆さんが感じられているとおり、我が社の製品の索引は概して不満足な出来だ。私もそう思う。全部が全部そうというわけではないし、特にWoDコアルール発売後は改善してきたつもりだが、我が社が作ってきた索引はたいてい出来がよくないし、その申しわけ程度の代物すら付いていない本も多い。索引が必要とされる製品にもかかわらずだ。—— Richard Thomas, at White Wolf LiveJournal, 2007/10/26

WoD英語版を読むようになると、どうしても生じてくる一つの不満がある。それはほとんどのサプリメントに索引がないことだ。

読み物的なサプリメントならまだいい。困るのは、追加データ集や拡張ルール集だ。
「あの特殊能力はどこに載ってたっけ」
「あの追加ルール使いたいんだけどどこにあったっけ」
と思いたった時、マーフィーの法則によって、それは索引のない本である。頼れるのは己の記憶力と「How to Use This Book」コーナーの各章概要のみだ。たぶんこの本のこの辺であろう、と見当を付けて、えい、やっ、とページを繰るはめになる。

PDF版を持っていればテキスト検索も使えようが、ゲームショップや公民館の貸しスペースでノートパソコンを叩く余裕が万人にあるわけではない。正確なスペルを覚えていなければお手上げだし、そもそも、旧WoD時代にはPDF版というものがなかった。

ゆえに旧WoD時代から現在に至るまで、「索引がない」は洋の海外を問わずWoD英語版ユーザーの嘆き文句でありつづけてきた。White Wolf社にその嘆きが届いていないはずはない。それなら、何故なのか。WWの偉い人、リチャード・トーマスが長年の疑問についに答えてくれた。

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『Winter Masques』アマゾンに表紙公開

Amazon日本で買うすでに恒例と化しているが、C:tLサプリメント第二弾『Winter Masques』の書影が公式サイトに先駆けてアマゾンにアップされている。内容はまだ不明だが、Changeling の世界では冬は「悲しみ」の季節。このキーワードと内容がどうつながるのか楽しみだ。


『Autumn Nightmares』

Amazon.co.jpで買う木々なべて黄葉し、
草なべて茶に枯るる。
夜はなべて長夜となりて、
いまや陽は沈みゆく。
鴉は枝に、
狼は野に。
異人は影に、
さらば、童よ。
—— 作者不詳

『Changeling: The Lost』サプリメント第一弾。Changeling に敵対する諸勢力の動機、手段、サンプルデータ集。True Fae を徹底解説。Keeper のコンセプト例も多数紹介。すぐに使える敵役データ、数十種類を収録。

参考:骰子回転劇場・転|日記: 『Autumn Nightmares』表紙&概要公開

『Autumn Nightmares』表紙&概要公開

Amazon.co.jpで買う10/10発売予定の Changeling: The Lost サプリメント『Autumn Nightmares』の表紙と概要が正式公開された。公式サイトで表紙の拡大画像を見ることができる。本書は True Fae はじめ Changeling の敵役を解説するサプリメントだけあって、表紙も Arcadian Huntsman (C:tL p.278) を彷彿とさせる。もっとも、有角の狩人というのは Ethan Skemp お気に入りのモチーフらしく、古くはワーウルフ:ジ・アポカリプスのトーテム精霊にもまぎれているのだが。

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Changeling: The Lost の初刷は何部?

Changeling: The Lost が発売後わずか1ヶ月にして増刷決定したことについて、「確実に売り切れるよう故意に少なめに刷ったのでは」と憶測が流れているが、White Wolf 公式ブログ上で Richard Thomas はその可能性を否定している。

曰く、正確な数字は公表しないのが業界の慣例だが、あえて言うならWhite Wolfの場合、伝統的に初刷部数は1万部から2万部の間に設定しており、Changeling の部数もその慣例にならって決定したとのこと。

先に出た Promethan: The Created がまだ増刷されない点を指摘して「P:tC が売れなかったので C:tL は少なめに刷ったのでは」という憶測もあるが、これについても Richard は「P:tC は当初予測通りの売り上げを達成した。C:tL が先に増刷を達成したのは、おそらく Changeling: The Dreaming 以来の古いファン層のおかげでは」と否定している。

White Wolf LiveJournal, 2007/10/05

超常種族はチェンジリングになりうるか?

公式フォーラムに「True Faeが人間以外の超常種族(Vampire, Werewolf, Mage, Promethean)を妖精界に拉致することはありうるだろうか?」というスレッドが立っている。

身も蓋もない答えをするなら、答えはノーだ。Vampire/Werewolf/Mage/PrometheanといったMajor Templateは、同一キャラが複数持つことはできない。Vampire/Changeling というハイブリッドキャラはシステム上存在できない。

Ethan Skemp によるもう少し文学的な解答を「続きを読む」の後に転載しておく。

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Changelingのオーラは何色か

《先覚/Auspex》2ドットなどオーラを視る能力があれば、超常種族とその種類をある程度見分けることができる。ではチェンジリングはオーラで判別できるものだろうか? Ethan Skemp ディベロッパーが非常に明確なジャッジを出してくれているので公式フォーラムから転載しておく。

Changeling auras don't mark as "changeling." Rites of Spring talks about potential ways to penetrate the Mask, but there are no obvious differences between a changeling's aura and a normal person's; the Mask protects the aura as well.
チェンジリングのオーラにはそれと判る特徴はない。サプリメント『Rites of Spring』では〈仮面〉を透かして正体を見る方法をとりあげるが、いずれにせよチェンジリングのオーラと常人のオーラにはこれといって相違はない。〈仮面〉はオーラをも偽装するんだ。

A changeling with pledges up will have dark bands in their aura, though, much like a person under a geas of Fate. They're likely less prominent, but still there.
誓約を立てているチェンジリングにはオーラに黒い帯が現れるが、これは《運命》の束縛下にある者にも出る特徴だ。チェンジリングに限ったものではないが、まあオーラに出るといえば出る。——Ethan Skemp, at White Wolf Forums, on 2007/10/01

ChangelingのArcadiaとMageのArcadiaは同一世界か?

Changeling: The Lost において、キャラクターが拉致されてチェンジリングに変えられるのが妖精界 Arcadia。だが、Mage: The Awakening にもまったく同じ名前で呼ばれる異界が存在する。そこは妖精が住み魔法に満ちた気まぐれな世界で、辿り着いたキャラクターは Acanthus メイジとして覚醒することになる。

二つのアルカディアは同じ世界を異なる視点で見た結果なのだろうか? それとも異なる世界がたまたま同じ名前で呼ばれているにすぎないのだろうか?

公式フォーラムでもしばしば討論され、#wod-jpでも何度か話題にのぼったが、White Wolf の公式見解は「ストーリーテラー個人の解釈にゆだねる」ということらしい。

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C:tL 単発シナリオフック:イニスフリーの大ゴブリン市

WoD御用達のフリーランスライター Matt McFarland が、Changeling: The Lost の単発セッションをやることになったらしく、個人ブログにシナリオ草案を書き留めている。自分を含め、これから遊ぼうというSTの参考までにメモ。

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ラヴクラフト『狂気の山脈にて』をギレルモ・デル・トロ監督が映画化

現在「ヘルボーイ」の続編を製作中のギレルモ・デル・トロ監督の次回作が、H・P・ラヴクラフトの傑作の誉れ高い『狂気の山脈にて』の映画化になることが明らかとなった模様。—— All Cinema Online, 2007/10/03

ギレルモ・デル・トロ監督といえば『パンズ・ラビリンス』も手がけた人。ラヴクラフトの狂気をどう映像化するのか楽しみだ。ちなみにこの人、映画『チェンジリング』のリメイクにも参加するらしいし、ニール・ゲイマン『デス』の映画化にも手を貸している模様。WoD者としては目の離せない映画人である。

Monday Meeting Is All Late and Stuff

  • World of Darkness Core
    • World of Darkness: Changing Breeds は最終レイアウトと校正中。Mike Chaney 曰く「ヌードが沢山出てくる本」だそうな。まあ変身種族だけに毛深いヌードに違いないが。
  • Vampire: The Requiem
  • Mage: The Awakening
    • Adamantine ArrowBanishers が校閲段階。
    • SIlver Ladder の表紙イラストレーターを手配中。
  • Changeling: The Lost
    • Ethan Skemp が Goblin Market (妖精界と人間界のはざまで定期的に開かれる不思議な蚤の市。C:tL pp. 279-285) に関する何かを執筆中。PDF 限定リリースというから、SAS の新作の可能性が濃厚。
    • Rites of Spring が校閲段階。
  • Scion
    • Scion: God はレイアウト段階。
    • SAS シリーズで Scion 関連製品を出すことが検討されているようだ。
  • Project: Blue November なる計画が進行中。すでに校閲段階まで進んでいる新製品らしいが、詳細は不明。
  • White Wolf 社はディベロッパーを増やす予定らしい。いくら第4シリーズ以降が1年限定展開とはいえ、三大メインシリーズを抱えている Will, Ethan, Bill が交代で兼任という体制はきつかったのだろうか? 事実、Ethan が C:tL にかかっている間、W:tF ラインはほとんど止まっていたことだし。
  • 忘れた頃にやってくる、White Wolf Podcast が近日更新予定とか。公式ブログでは Podcast でとりあげてほしい質問を受付中。
  • Ethan Skemp が Grimoire of Grimoires を執筆中。どのシリーズの製品かは不明だが、彼は現在 Changeling/Mage/Werewolf の三股かけるディベロッパーなので、題名からしてMageサプリの可能性が高い。

White Wolf LiveJournal, 2007/09/27
White Wolf LiveJournal, 2007/10/01

『Changeling: The Lost』公式PDFキャラクターシート

クリックするとダウンロードサイトへこれまでファン作成の暫定版のみが公開されていた『Changeling: The Lost』のPDF版キャラクターシートだが、ようやく正式版が公式サイトからダウンロードできるようになった。

デモキットを元にした暫定版と見比べると、全体的に落ち着いた色調になった他、WyrdやDefense欄の位置などにも変更が見られ、製品版発売前にブラッシュアップされたことが伺える。

White Wolf Online, 2007/09/11

Changeling: The Lost、エラッタ情報募集中

Amazon.co.jpで買う8/14に発売されたばかりの Changeling: The Lost が、早くも増刷を予定しているという。売れているのは結構なことだが、2刷は初版の誤記を改訂したバージョンになるそうで、いつも初版を発売日に買っている者としては複雑だ。

現在、公式フォーラムの Changeling Errata スレでは、第2刷に含めるべきエラッタ情報を募集している。

スレを眺めたかぎり、データに関する改訂はかなり多そうなので(そして初版ユーザー用にまとめて公表されるという保証はないので)、ルールブックを朱書きだらけにしたくない人は、増刷が出るまで少し様子を見た方がいいかもしれない。

とはいえ、再版時期のアナウンスはまだないし、初版がエラッタ無しでは使い物にならないというわけでもないので、割り切って買ってしまうのも手ではある。

White Wolf LiveJournal, 2007/09/04

WWリリーススケジュール更新

White Wolf Online: Upcoming Releases

C:tL 第4サプリメントの題名が判明

Changeling: The Lost の第4サプリメントの題名は『Lords of Summer』であることが、WW公式ブログで明らかにされた。すでに判明しているものと合わせると

  1. Autumn Nightmares
  2. Winter Masques
  3. Rites of Spring
  4. Lords of Summer

となる。C:tL シリーズが何冊で完結するかは不明だが、来年8月には第6シリーズ「Hunter」が控えていることでもあるので、おそらく Lords of Summer が最後になるだろうと思われる。

White Wolf LiveJournal, 2007/09/04

WoD製品発売スケジュール変更

Amazon.co.jpで買う
Amazon.co.jpで買う

  1. Scion第2部『Scion: Demigod』が遅れて9/12に。
  2. Changeling: The Lost 初のサプリメント『Autumn Nightmares』が10/24に発売決定。
  3. 古代ローマを舞台にV:tRを遊ぶエキスパンション『Requiem for Rome』が10/24に発売決定。

Scion: Demigod, Autumn Nightmares 共、表紙は公式には未公開ですが Amazon にはすでに流出している模様。Requiem for Rome がどうなるか楽しみですな。

C:tL, WoD: Asylum到着

8/16の発売日にAmazon.comに注文して、Standard Shippingで11日後。Amazonからは「到着予定日は9/11頃になるけどどうする?」なんて脅しのメールが来たが、けっきょく発売当日に発送したのと変わりないじゃないか。

あてにならぬはAmazonの発送日と女心と秋の空。

さあ読むか。いや、もう読みはじめてるんだけど。

『Changeling: The Dreaming』のPDF版キャラクターシート

クリックでダウンロードサイトへ『Changeling: The Dreaming』のPDF版キャラクターシートが見つからない、という話を小耳に挟んだので。

たしかに公式サイトの Downloads→Character Sheets→World of Darkness には見あたらないが、ファンが作った暫定版がDownloads→Character Sheets→Mr Gone's Sheets→Changeling the Lostのほうに公開されている。

暫定版といっても、White Wolfが公開したデモルール+シナリオ掲載の作成済みキャラクターシートを加工して白紙にしたものなので、公式版となんら遜色のない仕上がりになっている。

作者Mr. Gone氏のサイトには様々なゲームに対応した自作キャラクターシートや、ちょっと便利そうな追加シート(PC関係図、イニシアティブ管理表、修得能力まとめメモなど)など多彩に品揃えされている。

こうなるとWoD日本語版のシートも欲しくなってくるが、Gone氏のように既存のPDFを加工するには Adobe Acrobat や Illustratorが必要になってくるしなあ。新紀元社の中の人が作ってくれるのがいちばんいいのだが。

PDF版『Changeling: The Lost』、冒頭1/3が読めない問題を回避する

DriveThruRPGで買うDriveThruRPG.com で早速PDF版をダウンロードしてみたのだが、3分冊になったファイルのパート1が「オペランドエラー」とやらでどうしても開けない。アップロードされたファイル自体に問題があるようだ。

公式フォーラムを見ると同様の被害が何件か訴えられているが、GenCon+WW本社移転でスタッフが出払っており、すぐには対応できないとのこと。しばらくは様子を見ることをお勧めする。

ただしWindows用の高速PDFビューア「Foxit Reader」を使うと現状でも問題なく読める。Macでは標準インストールされている「プレビュー」で開けばなんら問題なく開ける。ついでにいえば、Adobe Readerで読むより高速だ。

以上、人柱からの報告でした。

C:tL用シナリオ『The Fear-Maker’s Promise』

DriveThruRPG.comで買う
本日発売された『Changeling: The Dreaming』用のシナリオが早くも登場した。SASシリーズとして、PDF版の有料ダウンロードのみの販売となる。

「続きを読む」にシナリオの内容紹介を置いておきます(若干のネタバレあり)。

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『Changeling: The Lost』『Monte Cook's World of Darkness』『World of Darkness: Asylum』発売

夏のGenCon祭りということで、お財布に痛い新作ラッシュが今年もやって参りました。

Amazon.co.jpで買うChangeling: The Lost


Amazon.co.jpで買うWorld of Darkness: Asylum


Amazon.co.jpで買うMonte Cook's World of Darkness


C:tL Demo エラッタ:所属CourtによるGlamour吸収ボーナス

A changeling who is attempting to coax out the emotion of their Court receives an additional Glamour point in the event of a successful roll (not to exceed their Glamour maximum).

自分の属する宮廷が司る感情をかきたてようと試みて、判定に成功した場合、Glamourを通常より1点余分に吸収できる(ただし自分のGlamour上限値を超えてはならない)——C:tL Demo p. 5

Demoの記述だけではCourt(宮廷)とは何のことだか判らないのはともかく「Courtが司る感情」が判らないのは困る。冬の宮廷=悲しみ、であることは例示からわかるが、あとは正式ルールブックを待つか、公式サイトのCourtsプレビューを見るしかない。

C:tL Demo エラッタ:Saraのキャラクターシート(ディベロッパー確認済)

今日はChangeling: The Dreaming の発売日だ。これを機に公式サイトから無料ダウンロードできるデモシナリオを遊んでみようという奇特な人もいるかと思うので、人柱として先月の体験から補うべき部分を拾っていこうと思う。

C:tL Demo には5人の作成済キャラクターが付属し、それぞれ1ページずつキャラクターシートと能力の使い方の説明が載っているが、Saraのキャラシートと解説ページの記述には矛盾がある。

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C:tL プレビュー:契約/Contracts

The enigmatic powers of the changelings are curious — like the fae themselves — because they aren't innate abilities. Rather, supernatural changeling abilities, known as Contracts, come as a result of bargains struck between the fae and the natural world. Indeed, they are literal contracts between the dream-folk and the worlds they inhabit. The nature of the contract defines its appearance: A changeling who seems "fireproof" actually has a contract with fire itself to cause him no harm, while a changeling who can fly might have either a contract with the air to buoy him or with a bird to grant him its aspects.
チェンジリングはさまざまの不思議な力を使うが、興味深いことに——チェンジリング自体興味深い存在だが——その力は生来身に備わったものではない。チェンジリングの超常能力は、「契約」と呼ばれることから判るように、チェンジリングとその住む世界とが交わした取り引きの結果としてもたらされるものだ。効能の現れ方は契約の内容によって異なる。炎の中に立っていても焼け焦げひとつ付かないチェンジリングがいたとしたら、それは火と契約して自分に害を及ぼさない約束をとりつけたのだろうし、空を飛べるチェンジリングがいたら、それは大気と契約して浮力を得ているのか、鳥と契約して飛行能力を与えてもらったのか、どちらかだろう。

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C:tL プレビュー:ダークリング/Darklings

When dealing with matters of Faerie, there are things that a person must do, and things a person must not. This is the foundation of many stories of the Fae, including this one. It begins with a hill, somewhere not far away, and they say that the Invisible Throng congregate there, three times a year. The rules are simple. From sunrise to sunset on that night, the people must not speak of the Invisible Throng, and from sunset to sunrise of that night, they must not leave their homes. Consider the young man of courage and curiosity, who would rather see the faeries for himself. He tells his sweetheart, the sweetest girl in fifty miles, that he wishes to see the faeries that morning, and she recoils in horror, and says that he must not speak of — but it is too late, and she has spoken of them too. She cries, and says that she will not go with him. And she retires that night with her rosary and she prays. And the young man of courage and curiosity hides at sunset on the mound, in a tree. And he sees them, as they swoop from the sky in their hundreds, and without warning they descend upon the tree and sweep the young man of courage and curiosity away, and the tree with him. And one hour before dawn, the sweetest girl in fifty miles hears the voice of her sweetheart at her window, begging to be let in. She goes to the door and steps outside to embrace him, and she too is gone. One day the young man, still of great courage but no longer of great curiosity, will escape. His sweetheart never will. She is theirs forever.
妖精国のものを相手にするとき、人がしなければならないことと、してはならないことがある。これは妖精物語の多くに共通する点である。今からお話しする物語にも。事の始まりは丘だった。村からそう遠くないところにあって、「目に見えない人たち」が年に3回、そこで集会を開くと言われていた。掟はふたつ。集会の日は夜明けから日没まで「目に見えない人たち」のことを話題にしてはいけない。そして日没から次の夜明けまで、決して家から出てはならない。さてここに怖れ知らずで好奇心旺盛な若者がいて、自分の目で妖精を見てみたいと思い立った。その日の朝、若者は恋人に、この近辺でいちばんの器量よしに——「今夜、妖精の集会を見にいかないか」と言った。娘は恐ろしさにすくみあがって「そんなこと口にしちゃいけないわ!」とたしなめた——だが時すでに遅し、そう言ったことで彼女自身も禁を破ったことになってしまった。娘は泣きながら「わたしは絶対行かないわ」と告げた。そして夜になるとしきたり通り家に籠もってロザリオを手に祈った。いっぽう、恐れ知らずで好奇心旺盛な若者は、夕方になると丘に生えていた木のうろに隠れた。見ているうちに、空から何百何千という妖精たちが舞い降りてきて、いきなり若者が隠れている木に飛びかかると、その木を中の若者ごとさらっていった。そして夜明けの1時間前、ここらで一番の器量よしな娘は、窓の外から恋人が「入れてくれ、入れてくれ」と呼ぶ声を聞いた。娘は恋人を抱きしめようと、戸口から表に駆け出したので、やはりさらわれてしまった。いつの日か若者は、怖いもの知らずだが前ほど好奇心旺盛でなくなった若者は、妖精の国から逃げだしてくるだろう。だが若者の愛した娘は二度と戻ってこないだろう。娘はいまや永遠に、妖精のとりことなったのだ。

Changelings know that their deeds have consequences, but few feel those consequences so keenly as the changelings who are called Darklings. Many were stolen away as the consequence of attracting the attention of the Fae. Their obsessive clinging to the solace of the night is the consequence of having been imbued with shadows. Their love of quiet is the consequence of having lived in a world where all was whispering, all was rustling and snapping twigs and creeping fear.
禁を犯せば報いを受ける。チェンジリングなら誰でもわかる因果だが、とりわけダークリングと呼ばれるチェンジリングには身に沁みる物語だろう。彼らの多くは妖精の関心を惹きつけた結果としてさらわれたのだから。夜に慰めを求めてやまないのは、その身に闇が染みついた結果だから。静けさを愛するのは、ひたすら囁き声と衣擦れと、小枝の折れる音と忍び寄る恐怖しかない世界に生きてきた結果だから。

The Darklings believe that they found it hardest to escape from the lands of the Fae, because their way back was hidden from them. Of all the changelings, they were lost in an alien landscape, with no reference point to return to, with all paths shrouded in shadow. To escape, they had to be the ones who could survive in the shadows, to thrive there with creeping things and dark things and dead things that move. Having come back, they are the changelings who wait in the shadows.
ダークリングが妖精の地から逃げだすにあたって、最も困難なのは脱出路を見つけることそのものだったろう。異様な風景に方角を見失い、人界を目指そうにも目印ひとつ見あたらず、どの道もこの道も暗闇に閉ざされているのだ。逃げだすためには、闇の中で生き抜けるようになるしかなかった。這いずるもの、黒いもの、死んでいるのに動くものでいっぱいの闇の中で……そうして人間界に戻ってきた彼らは、暗闇に潜むチェンジリングとなった。——Preview of Changeling: The Lost, 2007/08/03

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C:tL プレビュー:ウィズンド/The Wizened

Whether gray-skinned abductors, child-seizing imps, vandal faeries or tin-mine knockers, many of the Fae marry practical talent and industry with undirected, pointless malice. Sometimes they are the sprites and goblins who bring people practical help and material wealth — if placated. But if offended, even only once, even accidentally, these same givers of aid bestow upon their hapless human victims a lifetime of misery.
UFOで人間を誘拐するグレイといい、子供をさらうインプといい、機械に悪戯するグレムリンといい、鉱山に棲むノッカーといい、妖精の多くは実用的な才能や技術と、相手を選ばぬ無意味な悪意が結びついた存在だ。中には家事を手伝ったり富をもたらしたりしてくれる小人やゴブリンもいる——こちらが機嫌をとっているかぎりは。だが、いったん機嫌を損ねると、それが一度きりであっても、悪気のない偶然であっても許してもらえず、生涯にわたる不幸がもたらされることになる。

The Lost who were kidnapped by such faeries have endured this strange malice. Trained by unreliable faerie taskmasters, they have become nimble-fingered. They have become willing, tireless workers. But the spitefulness of their captors infects them. It twists them. It makes them somehow smaller. It diminishes them. This is why, no matter how they look, other changelings recognize them as the Wizened.
この種の妖精にさらわれたチェンジリングも、同じ気まぐれな悪意にさらされてきた。気分屋な妖精の徒弟としてしごかれるうちに、手先の器用さを身につけた。疲れを知らずせっせと働く職人になった。だが師匠の悪意は弟子たちをも冒す。彼らの体はねじけ、どことなく矮小に、萎れたようにになった。これが、見かけの多様さにかかわらず、ウィズンド——「痩せ枯れた者」と総称されるゆえんである。

The Wizened consider their escape from the Fae realm to have been the hardest to effect. The cunning and viciousness of their captors was unmatched. Chained, ensorcelled, threatened, cajoled, tricked, tortured and mocked, the Wizened found their escape a labyrinthine problem that, for many of them, required multiple attempts before they could break free.
ウィズンドの妖精郷からの逃避行は成功する可能性が最も薄いと思われている。飼い主は比類ない狡猾さと悪辣さの持ち主だ。鎖につながれ、魔法にかけられ、脅され、おだてられ、あざむかれ、苛まれ、からかわれる、そんな境遇から逃げだすのはとほうもない難題で、じっさい脱走するまでに何度も失敗を繰り返した者は多い。

Many of the Wizened make a point of trying to rise above the malice that made them so small. Many do. Among the changeling courts, they're often the ones who get their hands dirty. They are the managers of households and the enforcers of etiquette. They are the "honest mechanicals," who toil to create things beautiful and useful. They are eloquent seers and healers. The paradox of their existence is that their skills place the Wizened in trusted roles within the society of changelings, while at the same time the fact of their origin engenders distrust. The most cheerful, decent and helpful of the Wizened was still made what he was by a being made of spite, and some changelings would believe that it only stands to reason that spite is the legacy they took from their keepers in Faerie. In the end, this distrust can fulfill itself, as ill-will directed against the Wizened inspires resentment in a changeling whose only sin was his deformity.
ウィズンドはしばしば、自分をかくも矮小にした悪意を克服しようとする。その多くは実際克服する。チェンジリングの宮廷では、日常的な雑用を片付けたり、物事がしきたり通り運ぶようとりはからったりする実務はたいていウィズンドの役回りだ。労を惜しまず美しさと実用性を兼ね備えた品々を作り出す「職人気質の機械工」もいるし、すぐれた予言者や腕のいい治癒者もいる。ウィズンドはその技能ゆえにチェンジリングたちに重宝されるいっぽう、その身上ゆえに疑惑の種にもなる。どんなに陽気で、礼儀正しくて、有能なウィズンドであろうとも、悪意から生まれたことには変わりないからだ。悪意に満ちた妖精に飼われていたからには、当然、飼い主の悪意を受け継いだにちがいないと偏見を向ける者さえある。その偏見は往々にして自己成就する——ただ醜いだけでなんの悪気もないのにそのような仕打ちを受けては、ウィズンドだって恨みを抱かずにいられないというものだ。

Although their work isn't always the most glamorous or the most immediately apparent, it is often the work that other changelings would immediately notice, if it were not done. If the Wizened were to suddenly vanish, many regional Courts would dissolve into chaos. The Wizened know this, but still they often fall beneath the notice of their more prominent changeling fellows. Which is, quite commonly, the way they want it.
ウィズンドの仕事はとりたてて魅力的でも目立ちもしないが、誰かがやらなければ、たちまち他のチェンジリングが困るような類のものだ。もしウィズンドがこの世からいなくなったら、世界各地で少なからぬ宮廷が混乱の巷に陥るだろう。ウィズンドはそれでもなお、目立つ仕事は他のチェンジリングに任せて、自分は縁の下の力持ちに甘んじている。それが総じてウィズンド気質というものだ。——Preview of Changeling: The Lost, 2007/07/25

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C:tL プレビュー:フェアレスト/Fairest

This story concerns a young man, who dreamed of the love of a beautiful girl in his village. One night, he made a special cake from a recipe he learned from his grandmother, and he waited in the dark for a faerie to come and take it. The door opened; a dark, tall faerie came in. He said to the faerie, "Not for you," but he sinned in this: he shouldn't have spoken to her. So he sat and waited a little longer, and the door opened; a loathly hag stepped in. The hag reached out her hand for the cake, but the young man tapped her on the wrist and said, "Not for you." He sinned in this: he shouldn't have touched her. So he sat and he waited a little longer, and the door opened; a lady of unearthly beauty and grace stepped in, and he could say nothing, so stunned was he, and the lady said, "For me," and took the cake. She stayed with him after that, this lady. She granted his wishes, but somehow they were always twisted. He wished for money, and soon he married an ugly old woman, in the hopes that she would die and leave him nothing. The old woman proved healthier than he could have imagined, and was cruel and mean. The youth turned to his Fae lady again and wished the old woman dead. True to her word, the Fae lady brought the plague to the town, and the old woman died, but so did the young man's sweetheart. He gained the mean old woman's riches, but his love was dead, and he wished himself dead, and he fell into a deep sleep. He awoke in his coffin, buried six feet under the ground, and as he began to beat upon the wood, he heard a sweet, sweet voice say, "For me." And if anyone were to dig up his coffin, they would find nothing there but dried leaves and stones.
これは同じ村に住む美しい娘に片思いした若者の物語だ。ある晩、若者は祖母に教わった調合で特別なケーキをこしらえ、夜、まっくらな家の中で妖精が取りに来るのを待った。するとドアが開いて、色黒で背の高い女の妖精が入ってきた。若者は妖精に「おまえのじゃないよ」と言った。だがこれはあやまちだった——話しかけてはいけないと言われていたのだ。そこで若者が座ってさらに待つと、またドアが開いて、ぞっとするほど醜い老婆が入ってきた。老婆はケーキに手を伸ばしたが、若者はその手をぴしゃりとはたいて「おまえのじゃないよ」と言った。これもあやまちだった——触ってもならないと言われていたのだ。そこで若者が腰を下ろしてさらに待つと、みたびドアが開いた。この世のものとは思われないほど麗しい貴婦人がしずしずと入ってきた。今度ばかりは若者は口もきけずにぼうっと見とれてしまった。すると貴婦人は「わたくしのものよ」と言ってケーキを取った。以来、貴婦人は若者のそばについてまわった。貴婦人は若者の願い事をなんでもかなえてくれたが、決まってなにかしらおかしな具合になった。若者が「どうかお金が儲かりますように」と願うと、たちまち年寄りの醜いやもめと結婚が決まった。このやもめがじきに死んで遺産を残してくれるのだろうと若者はあてこんだ。ところがその婆さんというのが意外としぶというえに性悪でけちんぼうなのだ。そこで若者は妖精の貴婦人に向かってふたたび願った。「どうかこの婆あがくたばりますように」すると妖精の貴婦人は村じゅうに疫病をふりまいた。願いどおり老婆は死んだが、若者が愛する村娘も同じ病にあたって死んでしまった。若者はけちんぼ婆さんが貯めこんでいた遺産を手に入れたが、本当に結婚したかった娘はもうこの世にいない。そこで若者はみたび願って「いっそ自分も死んでしまいますように」と言った。すると若者は深い深い眠りに落ちた。目覚めたときには棺桶の中、墓穴の底。若者が棺桶の蓋を中から叩きはじめたとき、甘い甘い声が聞こえた——「わたくしのものよ」と。もし誰かが音に気づいて墓を掘り返したとしても、棺桶の中には枯れ葉と石ころが詰まっているばかりだったろう。

This is the way of the Fae, and it's the way of the Fairest: they take what and whom they will take, and they will have their fun first. It is their prerogative to be loved and admired, and their right to treat that love any way they will. Sure, they'll try to rise above it, but there's always the fact that they really are the fairest of them all. They won their beauty fairly. They deserve to be beautiful.
これが妖精のやり口、フェアレストの手口だ。さんざん人を弄んだあげく、欲しい物は誰からでもきっちり取っていく。自分が誰よりも愛され崇拝されるのは当然の権利で、その愛をどう扱おうが自分の自由。もちろん、出し抜こうとする者もいるけれど、結局、自分がいちばん美しい(フェアレスト)のが理の当然。フェアレストは文字通りフェアにその美しさを手に入れたのだ。彼らはそれだけの美しさをもつに値する。——Preview of Changeling: The Lost, 2007/07/11

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C:tL プレビュー:宮廷/Courts

Courts are the predominant social structures of changeling society. They represent your political allegiances and your philosophy toward life as a changeling. The Spring Court, for example, believes in throwing themselves into mortal life, the better to lose themselves against the backdrop of humanity and hide from the Fae.
宮廷はチェンジリング社会を割拠する組織である。チェンジリングは属する宮廷によって政治意識や生活傾向が違ってくる。例えば春の宮廷のチェンジリングは、積極的に人間社会に入り交じろうとする。大勢の人間に紛れてしまえば、それだけ妖精の目につきにくくなるという考えなのだ。

You can choose to be Courtless, if you prefer, and swear allegiance to no Court. This might make your life easier in some respects, but the lack of a support network larger than your motley of friends can be difficult. Likewise, you can leave your Court and swear allegiance to a new one as the story progresses, but this is not done lightly, and those who do it frequently are often mistrusted.
もしどこにも縛られたくないというのなら、いかなる宮廷にも仕えないと誓って「宮廷なし」となることもできる。この方がある意味で気楽な暮らしかもしれないが、モトリー仲間より大きな後ろ盾を持てないという点で、のちのち面倒になるかもしれない。また、ある宮廷を去って別の宮廷に忠誠を誓うことも、場合によっては可能だが、軽々しく行うものではない。頻繁に鞍替えする者は往々にして不信の目を向けられる。

Each Court also grants affinity with two Contract lists, both the Fleeting and Eternal lists for the appropriate season.
宮廷に所属すると、2つの《契約》リストに親和性を得る。すなわち、その宮廷の季節に応じた《とこしえの〜》と《去りゆく〜》である。

Spring Court (Desire): The Emerald Court rejects the pain and sorrow of their time in Arcadia, drawing power from desire and joie de vivre.
春の宮廷(望み):別名、翡翠の宮廷。アルカディア時代の辛さ悲しさを忘れようと、望みと生きる喜びから力を引き出す。

Summer Court (Wrath): The Crimson Court draws power from the anger they bear toward their captors, gathering strength to fight against anyone who would enslave them again.
夏の宮廷(怒り):別名、深紅の宮廷。妖精に囚われた怒りから力を引き出し、再び奴隷にされるぐらいなら戦おうと待ち構えている。

Autumn Court (Fear): The Ashen Court finds its strength in fae magic, drawing the Glamour they need for their sorcery from the fears of mortals.
秋の宮廷(恐れ):別名、灰白の宮廷。チェンジリングの強みは妖精魔法を使いこなすことと考え、人間の恐れから魔法の源となる力を引き出す。

Winter Court (Sorrow): The Onyx Court hides under layers of deception like a seed under snow-covered ground, hardening themselves on a diet of midwinter sorrow.
冬の宮廷(悲しみ):別名、漆黒の宮廷。幾重もの偽りと惑わしの陰に潜み、雪に覆われた地面の下の種子のように、冷たい悲しみを糧として身の守りを固めようとする。

Courtless: Those who choose to go their own path are sometimes said to belong to the Colorless Court, outsiders in a dangerous world.
宮廷なし:独立独歩の道を歩むことを選んだチェンジリングは、ときに「宮廷なき宮廷に属している」といわれる。彼らはこの危険な世界におけるアウトサイダーである。——Preview of Changeling: The Lost, 2007/07/02

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C:tL プレビュー:エレメンタル/Elementals

You can never go back. Not really. Sure, a changeling can fight his way out through the Hedge and return to Earth, but it's never the same. The stuff of Faerie has worked its way into the changeling's blood. The changelings whose time in the land of the Fae caused them to embody the material aspects of nature feel this all the more painfully, because they have changed the most. The Elementals, as other changelings call them, believe that their journey back through the Hedge was harder for them than it was for any of the changelings, because they had changed the most. They had less reason to escape. Their humanity had been more damaged by what they had endured in the Fae realm.
元に戻れるわけがない。元通りになど。たとえ〈生垣〉に道を切り開き、この世に帰ってこられたとしても、チェンジリングはもう昔のままではない。妖精国の魔力が血肉に染みついているのだから。その現実を誰よりも痛感しているのが、妖精の地にいるうち四大元素の化身に変えられてしまったチェンジリングたちだ。エレメンタルと呼ばれる彼らは、ほぼ完全に妖精界に適応させられてしまっているだけに、〈生垣〉を抜けて人間界に戻ってくるのに最も困難を要する。他のチェンジリングに比べて、逃げだすだけの動機が乏しいからだ。妖精界での過酷な体験により、それだけ人間性が損なわれてしまっているのである。

Other changelings find the Elementals the hardest to understand. They're alien. The other changelings have taken the faerie side of their nature from creatures who, at least on some level, represent human dreams: beauties, horrors, tricksters, and even animals represent something of ourselves. But the Elemental psyche is influenced by the desires of objects and forces:
エレメンタルは最も理解しがたいチェンジリングだ。人間の尺度では測りがたいところがある。他のチェンジリングも妖精としての側面を持ってはいるが、それを与えたのは多かれ少なかれ人間の想像力の範疇におさまる生物だ——麗人、怪物、悪戯者、自分を象徴する動物。だがエレメンタルに影響を与えたのはそもそも生物ですらない、器物や元素なのだ。

Appearance: Every Elemental has something of their element about them. Mostly, that connection shows itself through the texture and color of the skin, through something in the eyes.
外見:エレメンタルの身体には必ず自分の属する元素に通じる特徴がある。たいていは肌の色や質感に現れるが、目に現れることもある。——Preview of Changeling: The Lost, 2007/06/25

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C:tL プレビュー:オーガ/Ogres

The story goes that there was once a troll, a beast who dined on human flesh and carved knife-handles out of the bones. Business was good and the troll decided that he needed assistance in his workshop. One night, he stole into a village and took away three sons of a shoemaker. He worked the three boys in his workshop, on drill and lathe and chisel and awl for long hours. Every day, at dawn, he beat them, and he fed them on scraps of raw flesh. One night, the eldest boy took one of the knives he had made for the troll and crept in upon him while he was sleeping. But the knife shrieked out loud and would not kill the troll, and the troll awoke and cooked the boy in a pie and forced each of his brothers to eat a slice, before he beat them so hard that they were all bruises. The second son made a pick so that he could open the lock on the door of the troll's workshop, and at night he crept to the door and picked the lock. But the troll was waiting behind the door, and he chopped him up and cooked him in a stew, and fed it to the youngest son before beating him so hard that his teeth were all broken and his mouth was all blood. The third boy worked so hard and so well in the workshop that the monster could find fewer and fewer reasons to beat him, and the knives the boy made were beautifully carved, and the troll found that he could sell them for more gold than he ever had before. One day, the troll came into the workshop, and he leaned over the boy's shoulder as the boy carved the knife handle, and the boy pointed out a detail of the carving, and the troll craned closer to look, and quick as lightning the boy turned his hand and stabbed the troll in the eye. And that was the end of the troll. The boy wanted to run away, but he turned back and saw that the workshop was now empty. And he didn't leave. He ate the troll's food and slept in the troll's bed. And now he dines on human flesh, and carves knife handles from the bones. And business is good. One day soon, he will need assistance.
昔々、あるところに一匹のトロールがいた。人間の肉を喰らい、残った骨を削ってナイフの柄をこしらえた。ナイフは良く売れたので、誰かに工房を手伝わせようとトロール親方は考えた。そこである晩、村に忍び込み、靴屋から三人の息子をさらってきた。三兄弟はトロールの工房で、ドリルや旋盤や鑿や錐を使ってさんざん働かされた。毎日夜が明けるなり、トロール親方は三人を殴って叩き起こし、生肉のくずを食べさせるのだった。ついにある夜、長男は作ったナイフの一本を握って眠っているトロールに忍び寄った。だがそのときナイフが大声で喚きだしたので、トロール親方は眼を覚まして長男を殺し、パイに詰めて焼いた。そして弟二人に一切れずつむりやり食べさせたうえで、体中あざだらけになるまで折檻した。次男は工房の鍵を開けて逃げだそうと考え、鍵開けピックをこしらえた。夜になると工房の戸口に忍び寄り、鍵をこじあけた。ところが戸口の外にはトロール親方が待ち構えており、次男を切り刻んでシチューにしてしまった。親方は人肉シチューを三男に食わせたあげくさんざんぶちのめしたので、歯が全部折れて口じゅう血塗れになってしまった。それからというもの、三男は工房で懸命によく働いたので、さしものトロール親方もぶん殴る口実を見つけるのがだんだん難しくなってきた。おまけに三男の作るナイフはとてもきれいだったから、これまでよりずっと高い値段で売れた。ある日、トロール親方は工房にやって来て、三男がナイフの柄を彫っているところを肩越しに眺めた。すると三男が彫りの細かいところを指さしたので、トロールはもっとよく見ようと身を乗り出した。そのとたん、三男は電光石火の早さで手首を返してトロールの片眼にナイフを突き刺した。これがトロール親方の最期になった。三男は逃げるつもりだったのだが、気がつけば誰もいなくなった工房に戻っていた。そして二度と工房を去ることはなかった。彼はトロールの食物を食べ、トロールの寝床で眠った。いまや毎日人肉を喰らい、残った骨を彫ってナイフの柄を作っている。商売は繁盛している。じきにいつか、彼が徒弟を必要とする日が来るだろう。

The changelings who, for the want of a better term, are called Ogres understand this story, for it informs who they are. They know that abuse sometimes creates abusers, that the victims of brutality can sometimes become brutal themselves. By definition, the Ogres are those changelings who have been shaped by unthinking violence, and brutishness defines them.
オーガと呼ばれる——トロールと呼ばれるよりはましだ——チェンジリングには、この寓話自分の本質を言い当てていることがわかるはずだ。虐待された者はときに別の誰かを虐待し、暴力の犠牲者はときに暴力を加える側に変わるものだ。定義上、オーガとは考えなしの暴力によって形づくられたチェンジリングである。凶暴さがトレードマークである。

This is not to say that Ogres can't be gentle, or honorable, or possessed of restraint. It's just harder for them. They believe that their journey through the Hedge was the hardest of all the changelings because they had to escape from vicious, brutal captors, through locked doors, from chains and manacles, from regular beatings and the fear of beatings. To escape from that, every Ogre inevitably had to become hardened to the violence, and in Faerie, to become hardened to something is often to become that thing. Like the shoemaker's youngest son, some changelings defeat their captors only to become them.
だからといってオーガは紳士的に、高潔に、自制心をもって振る舞えないわけではない。ただ、不得手なだけだ。オーガはチェンジリングの中で最も困難な道のりを経て〈生垣〉を抜けてきたと自負している。なにしろ悪辣で暴力的な飼い主、鍵の掛かったドア、鎖と枷、日常的な打擲と打擲される恐怖をくぐり抜けてきたのだ。必然的に、オーガは暴力に慣れっこにならざるをえず、そして妖精国において、何かに慣れるということは往々にして自分も同類になるということだ。靴屋の三男のように、暴力的な飼い主を倒したつもりが、結局自分も他人に平気で暴力を振るうようになってしまったというチェンジリングもいる。——Preview of Changeling: The Lost, 2007/07/19

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C:tL プレビュー:ビースト/Beasts

A story tells of a man who, on the final leg of a long journey, sheltered from a storm in an empty palace. As he leaves, he takes a rose from a garden. The owner of the palace, a faerie in the shape of a terrible Beast appears and catches him, and tells him he must die. The man begs to live, for he has a daughter whom he loves, and the beast demands that the daughter come and stay with him. The man agrees, although he has no intention of sending his daughter away. When he returns home, he finds that his daughter has died. In truth, the Beast has taken her away and left a fake to die in her place. The Beast treats the girl well, certainly, but she cannot leave. One day, having lost all hope of escape, she agrees to become the Beast's wife. There is no ceremony, only an agreement, a veil and a wedding night. And on that wedding night, she lays with him, and she becomes like him, a Beast, forever, her memory and thought washed away in the flood of sensation, the tyranny of the now.
こんな物語がある。長旅から戻ってきた男が、家まであと少しというとき嵐に見舞われ、無人の城で雨宿りした。城を出るとき、男は庭から薔薇を一本折り取った。とたんにこの城の主である妖精が恐ろしい野獣の姿で現れ、男を捕らえて死刑を言い渡した。男は必死に命乞いをした。「愛しい一人娘が私の帰りを待ちわびているのです」と。「その娘が城に来て自分と一緒に暮らしてくれるなら、おまえの命は助けてやる」と野獣は答えた。男は愛娘をけだものの嫁にやるつもりなどさらさらなかったが、口ではそうすると答えた。さてようよう生きのびた男が家に帰り着いてみると、なんと娘は死んでいるではないか。しかし実は先の野獣が娘をさらい、代わりに偽物の死体を置いていったのだ。野獣は娘をそれは丁重にもてなしたが、城から出ることだけは許さなかった。とうとうある日、脱出の望みがまったくないのを悟った娘は、野獣の求婚を受けいれた。結婚式はなく、ただ誓いと、ヴェールと、初夜だけがあった。そしてその結婚初夜、娘は野獣に抱かれ、夫と同じものに——ビーストに——永遠に成り果てた。娘は記憶も思考も感覚の洪水に洗い流し、「今」の専政に身を任せた。

The fairy stories have it that love's first kiss redeems everything. The Beast becomes a man. The Frog becomes a handsome prince. It's a lie. The changelings who think of themselves as Beasts know it all too well. To kiss the Beast is to surrender yourself to sensuality and instinct. To love the Beast is to become like the Beast, lost to memory, self-control and ultimately consciousness. The animal is amoral. The animal is incapable of true thought.
おとぎ話では愛する者のくちづけ一つですべてが元に戻ることになっている。野獣は人間に戻り、蛙は美しい王子になる。だが、現実にはそううまくいかない。自らをビーストとみなすチェンジリングはそれを身に沁みて知っている。ビーストに口づけするのは、己を感覚と本能の世界に売り渡すこと。ビーストを愛することは自らをビーストに貶め、記憶も、自制心も、ひいては自我も捨て去ること。けだものは道徳を超越したところにある。けだものに思考と呼ぶに値するものはない。

It's a two-edged sword. The animal gives spontaneity, the simple joy of living that is lost to far too many humans. Colors are brighter, sounds are richer, smells and tastes are richer, more vivid.
それはいわば諸刃の剣のようなもの。けだものは純朴さを、あまりに多くの人間が見失ってしまった、生きることそのものの喜びを与えてくれる。色彩はより鮮やかに、音響はよりくっきりと、匂いや味はより繊細微妙に感じ分けられるようになる。——Preview of Changeling: The Lost, 2007/06/18

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C:tL プレビュー:分別度/Clarity

Changelings are no longer human. They have been infected by the peculiar madness that is Faerie, where dream-logic rules and memory runs at the edges into hallucination. When he at last finds his way home, to a world of concrete and certainty, he carries with him a spark of Faerie that rebels against the rational order of this world. A changeling's life, then, is a constant, unending struggle between sanity and madness, between truth and deception. The concept of Morality as it applies to mortals is replaced by the concept of Clarity, representing the character's ability to distinguish the solidity of the mortal world from Faerie and to reconcile the two disparate halves of his nature.
チェンジリングはもはや人間ではない。彼らは妖精国/Faerie 独特の狂気に冒されている。妖精国は夢の法則に支配され、現と幻の境が曖昧になる地だ。ようやく確固たる現実の世界に生還したとはいえ、チェンジリングの内にはこの世界の理性と秩序に逆らう妖精国のかけらが残っている。ゆえににチェンジリングの生活は、正気と狂気、真実と虚構がせめぎあう、絶え間も果てしもない闘争である。人間の特性値〈道徳性/Morality〉は、チェンジリングでは〈分別度/Clarity〉に置き換わり、キャラクターが人間界の現実と妖精界の産物を区別し、自分の内なる人間性と妖精性の均衡を保つ能力を表す。

Clarity tracks this delicate balance between the mundane world and the maddening realms of Glamour. A changeling with high Clarity is able to easily distinguish between the two worlds and might even become slightly more adept at spotting supernatural phenomena otherwise hidden from view. By contrast, a changeling with low Clarity finds her perceptions spiraling out of control. She starts having trouble distinguishing her dreams from reality, and starts mixing up elements from the two worlds. She might begin perceiving strange creatures from the Hedge in the ordinary world or incongruously normal fragments of mundane life amid the riot of Faerie. At first these mistaken perceptions are transitory and relatively harmless, but as Clarity slips they interfere in her life more and more until it is all but impossible to exist sanely in either reality and she is reduced to a mere shell of a being.
〈分別度〉の高いチェンジリングは二つの世界の産物をたやすく区別できるばかりか、人目につかぬよう故意に隠された超常現象を見破ることも巧みになる。反対に、〈分別度〉が低下すると感覚を制御できなくなる。夢と現実の区別がしだいに難しくなり、人間界のものと妖精界のものがごっちゃになってくる。人間界に居ながら〈生垣/The Hedge〉の妖怪を目撃したり、妖精国の襲撃の最中にあるはずもない日常の断片を垣間見てしまったりする。初めのうちは一時的で比較的無害だが、〈分別度〉が衰えるにしたがって、こうした混同はますます日常的に起きるようになり、ついにはどちらの世界でも正常な生活を営むことは不可能になり、ついには魂の抜け殻と成り果てる。

Whenever a changeling acts in a way that threatens her Clarity, the psychic turmoil is called a potential breaking point: her actions have threatened to destabilize the delicate balance of her dual existence. A loss of Clarity usually ensues from actions that disrupt a changeling's ability to think of herself in terms of her human identity as well as her new fae existence.
チェンジリングが〈分別度〉低下の危険を冒して行動することは、自我崩壊を招きかねないほどの心理的葛藤を起こす——そのような行動は、人間でもあり妖精でもあるというチェンジリングの危うい存在の均衡を脅かすからだ。〈分別度〉の低下は通常、人間として考えても妖精として考えても条理に合わない行動から起きる。——Preview of Changeling: The Lost, 2007/06/17

C:tL プレビュー:シーミング/Seeming

To survive is to carry scars. Traumas, both physical and psychological, can heal. The pain they cause can go away, but they'll always leave something behind. It's true of physical wounds, and it's true of psychological wounds, too. Sometimes the scars we carry disfigure us both literally and psychologically, but survival implies recovery. As someone once said, that which does not kill us makes us stranger as well as stronger, and the changes wrought upon us by the traumas we have suffered leave a mark that is both a reminder of pain and a badge of honor, the proof of survival, the ability to truly understand the sufferings of others.
生きのびることは傷痕を背負うことだ。傷はいつか癒え、傷の痛みもいつかは消えるが、必ずなにかしら痕を残す。これは体の傷についても心の傷についてもあてはまる。傷痕は肉体や精神の美しさを損なうこともあるけれど、負傷を克服した証でもある。先人が言ったように、何があっても生きてさえいれば、人は変わるだけでなく強くもなるものだ。ゆえに傷痕とはそのひとを変えるきっかけとなった痛みの記念碑、名誉の勲章、生存の証、他人の痛み苦しみを真に理解する能力でもある。

This is the way that the Lost view their seemings. They faced a season of suffering as the toys of the Fae, and they survived. They escaped. They found their way back to the world of humans. They were changed by what they went through. They carry their seemings like scars. Seemings are the permanent mark of terrible trauma. At the same time, they're a badge of honor. The changeling carries his seeming as freedom's prize, as if to say: I got out alive. I tore my way through the Hedge and the marks have made me who I am. チェンジリングにとってシーミング/seeming とはそういうものだ。チェンジリングは妖精に弄ばれる辛酸をなめて生き抜いた。囚われの身から逃げおおせ、人間の世界に戻る道を見つけ出した。だがその過程で心身が変異してしまった。これがシーミング、チェンジリングが傷痕のごとく身に帯びるものだ。シーミングは消えることのない深い傷痕であると同時に、名誉の勲章でもある。チェンジリングは自由の代償としてシーミングを身に帯びる。あたかも「私は生還した。自ら〈生垣〉に道を切り開いた。私がいまこうして在るのはこれらの徴のおかげだ」というように。

A changeling's seeming is entirely her own. Although the seeming reflects in some ways the Fae who originally stole the changeling from the human world (or in some cases, the tasks the changeling was given by his Keeper), it's only part of the story. An abusive parent instills something of his own personality in his hapless child, and even if the child overcomes the trauma of the abuse, those marks remain. But every survivor reacts to his trauma in his own unique way.
チェンジリングのシーミングは実に人それぞれだ。ある意味では最初に人間界から拉致した妖精(あるいは、その妖精から与えられた仕事)を反映しているが、それは物語の一部にすぎない。両親に虐待されて育った子供は、両親の性癖をいくばくか受け継ぐかもしれない。たとえ虐待のトラウマを乗り越えたとしても、そうした負の遺産は消えない。だが、人が過去のトラウマに立ち向かう方法はまさに人それぞれだ。

It's like that with seemings. The changeling's time in Faerie changed her very essence. The seeming she bears, the faerie characteristics that make her who she now is, they reflect that. But it's still her. Even changed into something other than human, the changeling is still in some ways the same person. Older, wiser, her very essence changed, having made the first step towards growing up and healing, she becomes something that reflects what she has been through, but which is yet entirely separate.
シーミングについても同じことが言える。チェンジリングは妖精国での経験によって根本から変えられてしまった。身に帯びるシーミング、今では自分の一部となってしまった妖精的特徴の数々が、それを物語っている。だが、それでも自分は自分なのだ。人ならぬ生き物に変わり果てても、なお。昔より齢を経て、知恵をつけ、人外に変えられ、過去を克服する第一歩を踏み出して、チェンジリングはかつてくぐり抜けてきた苦難の名残をとどめながらも、まったく別の何かになっていく。——Preview of Changeling: The Lost, 2007/06/13

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Changeling: The Lost 予告編動画コンテスト、優勝作発表

7月30日、『Changeling: The Lost』トレイラーコンテストの優勝作が公式サイト上で発表された。

このコンテストは、8月16日発売のWoDシリーズ第5弾『Changeling: The Lost』の予告編動画を公募し、ネット投票で選ばれた優秀作を公式採用するというもので、YouTube部門とFlash部門に分けて募集された。最終選考候補はコンテスト経過報告ページのリンクから見ることができる。

YouTube部門最優秀作にはハンガリーのAndras Balint氏、
Flash部門最優秀作には米国オハイオ州のJohn Bigl氏の作品がそれぞれ選ばれた。

White Wolf Online, 2007/07/30

キャラクターの名前・生年月日・出生地まで全部お任せ『Fake Name Generator』


クリックで拡大たとえばWoDでヴァンパイアを作るとき、どんなにこだわらないプレイヤーでも大まかな外見年齢や抱擁された時期ぐらいは決めざるをえない。W:tFやM:tAwだって、キャラの年齢は経歴や外見にも関わってくるし、どんなに大雑把なマスターの元でどんなTRPGを遊ぶにせよ、キャラクターの名前ぐらいは決めざるをえない。これがけっこう面倒だ。

運と霊感に恵まれれば、キャラクターのイメージが頼まなくても降って湧いてくるものだが、STとしてNPCやプレロールドPCを大量生産するとなればそうもいかない。そこでこの Fake Name Generator の出番である。

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誓いの精神史 中世ヨーロッパの〈ことば〉と〈こころ〉

誓いの精神史Changeling: The Lost では「誓い」が非常に大きな意味を持っていて、チェンジリングが何かに掛けて誓うとひとたび口に出せばそれは呪的拘束力を持つ。デモシナリオも誓いと裏切りを題材にしたものだった。そんなことを考えながら山手線の電車に座っていると、たまたま目の前に立った中年男が広げて折り返した新聞の広告欄が目に入った。

誓いの精神史 中世ヨーロッパの〈ことば〉と〈こころ〉 (講談社選書メチエ)

共時性というかセレンディピティとはまさにこのことだ。新聞広告に出るぐらいだから本屋にも新刊で入っているに違いないと吉祥寺パルコの地下で探したら案の定あった。

守るべきは誓った「言葉」か「精神」か。決闘の勝ち負けで裁判が決する根拠がどこにあるのか。中世ヨーロッパ人にとっての誓いは、日本人が連想する「約束」という行為にとどまらず、法や裁判、王権の根底にまで及んでいることが判って興味深い。誓いの呪的拘束力については期待したほど言及がなかったが、決闘審判の制度があるMage: The Awakening や、ヴァンパイア:ザ・マスカレードのサバト、相互に誓いを立てることで仲間の結束を固めるPromethean: The Createdなどにも参考資料として通用しそうだ。

C:tL第3サプリメントの題名は『Rites of Spring』

Changeling: The Lost のサプリメント第3弾の題名は『Rites of Spring』であることが明らかになった。

  1. Autumn Nightmares
  2. Winter Masques
  3. Rites of Spring

ということは最終サプリメントは「夏のナントカ」になるんですな。

ちなみにネタ元によれば、キャラクター管理ソフト『HeroLab』のWoD正式対応版はGenConで発表されるとか。ちゃんと動くんなら、そのためだけにMacBookにWindows入れちゃいそうだ。

White Wolf LiveJournal, 2007/07/16

教授、wod-jp東京オフ会に行くのこと(1次会篇)

IRCのTRPG系チャンネル #wod-jp の東京オフ会にお邪魔してきた。

北海道出身の常連が就職で東京に出てきたお祝いを兼ねて春頃からやろうやろうと言っていたのがようやく実現。件の二人とはWeb上では長年の付き合いで、ようやく実物とお会いできてうれしゅうございました。東京在住時代にお世話になった人や以前のwod-jpオフでお会いした人とも再会できたし、C:tLデモを遊ぶためだけにわざわざ仙台から来られた方までいて、台風4号にも徹夜明けにもめげず関西から上京した甲斐があったというものです。

羽田空港から秋葉原まで何で3時間半もかかったのかは武士の情けで聞かないでやってください。

1次会は2卓に分かれてTRPGをやったりボードゲームをやったり。私は1卓頂いて、来月発売のWoDシリーズ新作『Changeling: The Lost』のデモシナリオをやった。翻訳が不完全だったのとシナリオのバグが埋め切れてなかったのとで、後半テンポが悪くなってしまったが、私としては奇跡的に時間内にエンディングにたどりついた。

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WoD近刊制作状況

オリジンズ帰りで人々が死んだように眠りこけているWhite Wolf社より、定例の実況中継。大きな動きはないので、制作進行中の作品名だけ挙げておく。

  • Changeling: The LostーWinter Masques, 3冊目のサプリメント
  • Vampire: The RequiemーRequiem for Rome, Fall of the Camarilla
  • Werewolf: The ForsakenーChanging Breeds
  • Mage: The AwakeningーAdamantine Arrow, Astral Realms
  • Mind's Eye TheatreーMET Mage
  • ScionーScion: Demigod

White Wolf LiveJournal, 2007/07/10

Game Trade Magazine #89 にC:tLプレビュー記事掲載

8/16発売予定の『Changeling: The Lost』のサンプルページが、Game Trade Magazine #89 に掲載される。1ページだけ公式サイトで拝めます。

今シリーズは緑が基調だけあって、目に優しげな紙面のようだ。

GamingReport.com, 2007/07/06

Changeling: The Lost デモルール 無料公開

新WoD恒例のデモキットが出ましたよ!
8/16発売の『Changeling: The Lost』を一足先に遊べる簡易ルールとシナリオセットです。
10面ダイスは当然お手元にありますね? では以下から即刻ダウンロード!

YouTube上で『Changeling: The Lost』予告編動画コンテスト

Changeling: The Lost 表紙『Changeling: The Lost』の予告編ムービー作成コンテストの応募作3点が公式サイトで紹介されている。5/11からWhite Wolfが募集していたもので、WW側が提供したロゴや画像素材を使うのが条件。表彰式はC:tL発売日である8/16、GenCon会場で行われる。

個人的には素直に分かりやすい2番を推したいが、YouTube上のコメントでは3番が絶賛されている模様。たぶん終始ぼそぼそ呟いているモノローグが良いのだろうが、何を言っているのか全然聞き取れないのです。

ちなみにWebサイト用Flash広告のコンテストも開催中。1番がいいなあ。

White Wolf Online, 2007/06/15
White Wolf Online, 2007/06/22

White Wolf Quarterly (2007年5月〜9月分)

6月も終わろうとしているが、ともかくPDF版が公開された。

表紙は6/27発売予定の Bloodlines: The Chosen から。CCP合併のように大きな話題はないので、淡々と新作や近刊から抜粋記事を紹介している。

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美しいPV集 - ゴシック&シュール編

C:tL のインスピレーションになりそうで良いですな。

ビザールな悪夢

両親を亡くしたティーンエイジャーの私は、美川憲一とヘドウィグを足した後どう割ったらいいか分からなくなったようなオカマに飼われることになり、まず連れていかれたのがいかがわしい乱交パーティ会場で、そこで絶唱する美川ヘドウィグ憲一の伴奏者として弦を一本も張ってない8弦のヴァイオリンを激しく弾き鳴らすというのが第一の仕事で、その後学校にやられることになったが入学届けは規約の一行一行に「私(    )は……」と署名させられるという偏執狂的代物であり、どうにか最後まで書き終えたと思ったらなぜか「希望の送迎馬車」を選ぶ欄があった。

  • 人間馬馬車
  • 巨大昆虫馬車

後はもう書きたくもない。ありがたいことに記入させられる前に目が覚めた。

Changeling: The Lost で妖精貴族に飼われる体験というのがああいうものなら、茨の迷路に飛びこんでも逃げだす価値はあるというものだ。

Changeling: The Lost デモルールが土曜公開?

今週土曜日、6/23は Free RPG Day だそうで、米国のゲームショップ店頭で新作のクイックスタートキットやシナリオモジュールが無料配布されるそうだ。

WoD関係では『Changeling: The Lost』クイックスタートルール、またキャラクター作成管理ソフト HeroLab体験版(新WoD対応データセット付)あたりが気になるところ。

キャンペーン終了後でも構わないからインターネット上でも公開してくれることを切に望む。

GamingReport.com, 2007/06/20

WoD近刊制作状況

珍しく社員が全員会議室に集合したら座る場所がなくなったので、引っ越しを検討中らしいWhite Wolf本社より。レポーターはいつものWill Hindmarch。

  • 来年発売のWoD第6シリーズは、概要やデザインスケッチなどの意見交換を始めたところ。具体的な情報が出るのは来年1月になりそう。
  • SAS
    ChangelingシナリオはChuck Wendig著『The Children's Contract』、基本ルールとほぼ同時発売予定。V:tR用新作『Blood Red + Ash Gray』発売。Vampire, Changeling, Mage 用シナリオが開発中。
  • Changeling: The Lost
    Ethan Skempがサプリメント『Winter Masques』を執筆中。表紙はスキーマスクの絵ではないことは確か。
  • Mage: The Awakening
    Banishers』が制作予定に上がった。Ethan Skempが担当するようだ。
  • その他制作進行中
    » Scion -『Scion: Demigod』『Scion: God
    » V:tR -『Requiem for Rome』『Fall of the Camarilla』『Bloodlines: The Chosen
    » WoD Core -『World of Darkness: Reliquary』『Changeing Breed』
    » MCWoD -『Monte Cook's World of Darkness
    » M:tAw -『Mysterium』『Mage (Mind Eye Theatre)』
    » White Wolf Quarterly

White Wolf LiveJournal, 2007/06/18
White Wolf LiveJournal, 2007/06/11

C:tL プレビュー:参考資料

日本で入手可能なものを抜粋でご紹介。

民話伝承部門

Grimm's Fairy Tales
児童向けに書き直されたものでなく完訳版を、とのこと。色々あるがアマゾンで評価が良いものをひとつ挙げておく。

» 完訳 グリム童話集〈1〉

ちなみに私も小学館版グリム童話全集で育った子供なので、壁に打ち付けた馬の生首と会話する姫君とか、灼けた鉄の靴を履いて死ぬまで踊らされる悪女とか、残酷場面ばかりよく覚えている。

Andrew Lang's The Red Fairy Book, The Green Fairy Book, et al.
» あかいろの童話集―ラング世界童話全集 8
» みどりいろの童話集―ラング世界童話全集 1

かの文豪・川端康成の翻訳で日本語版が出ている。初版はかなり古く、図書館をあたるか書店で完訳版を探したほうが早そう。

フィクション部門

Something Wicked This Way Comes by Ray Bradbury
» 『何かが道をやってくる』レイ・ブラッドベリ著、大久保康雄訳(創元文庫版)

Neverwhere, American Gods, Anansi Boys, Stardust and other works by Neil Gaiman.
» 『ネバーウェア』ニール・ゲイマン著、柳下 毅一郎訳
» 『American Gods』同著(ペーパーバック版)
» 『アナンシの血脈〈上〉
» 『アナンシの血脈〈下〉
» 『Stardust

Gormenghast and Titus Groan by Mervyn Peake
» 『タイタス・グローン』(文庫版)
» 『ゴーメンガースト』(文庫版)
» 『ゴーメンガースト』(DVD版)
ゴーメンガースト三部作の第1部と第2部。BBCが映像化していたとは知らなかった。クリストファー・リーが出ているらしいのでちょっと興味が。

詩歌部門

Christina Rosetti's "Goblin Market"
» クリスティーナ・ロセッティ『ゴブリン・マーケット』として邦訳が出ているはずだが、収録元不明。
» Goblin Market and Other Poems (Dover Thrift Editions)(英語版、ペーパーバック)
» 原詩(Project Gutenberg)

William Butler Yeats's "The Stolen Child"
ウィリアム・バトラー・イェイツ「盗まれた子供」
» 『薔薇―イェイツ詩集』所収
» 原詩Poetry Feast より)

the traditional "Tam Lin"
スコットランドの伝統的なバラッド(→Wikipediaによる解説)。
» 『妖精の騎士タム・リン』上記のバラッドを元にスーザン・クーパーが再話した絵本。

T. S. Eliot's "The Hollow Men"
» 『世界詩人全集〈第16〉エリオット詩集 (1968年)』所収、T. S. エリオット「うつろな人間たち」
» 原詩(American Poems より)

Baudelaire's Fleurs du Mal
» 『悪の華』ボードレール著、堀口大學訳(新潮文庫)
» 『ボードレール全詩集〈1〉悪の華、漂着物、新・悪の華』阿部良雄訳(ちくま文庫)
» 『悪の華』安藤元雄訳、集英社文庫版

Edgar Allan Poe
エドガー・アラン・ポーの著作。WoD参考資料は付きものですな。
個人的にはポーの詩なら『ポオ詩集 サロメ―現代日本の翻訳』の日夏耿之介訳が好き。

Shakespeare's sonnets
シェイクスピアのソネット。訳書は数あれど、さしあたっては入手しやすい
» 『ソネット集』岩波文庫版を。
» シェイクスピアのソネット解説サイト。奥の深さが覗けます。

Wilfred Owen's "Dulce et Decorum Est"
» ウィルフレッド・オーエン(Wikipediaによる解説)
» 『ウイルフレッド・オウエン戦争詩篇』Dulce et Decorum Est が収録されているかどうかは不明。
» 原詩(Project Gutenbergより。"Dulce et Decorum Est" で検索してください)

映画篇

American Beauty, directed by Sam Mendes.
» 『アメリカン・ビューティー』サム・メンデス監督(Wikipedia

Labyrinth, directed by Jim Henson
» 『ラビリンス 魔王の迷宮 コレクターズ・エディション』ジム・ヘンソン監督(Wikipedia

Mirrormask, directed by Dave McKean
» 『ミラーマスク デラックス・コレクターズ・エディション』ニール・ゲイマン脚本
» 映画公式サイト(英語版、Enter The Site をクリックで開きます)
日本公開を楽しみに待っていたのだが、気がついたら未公開のままDVDに。

Pan's Labyrinth, directed by Guillermo del Toro
» 『パンズ・ラビリンス』公式サイト(2007年10月6日日本公開)
» Wikipedia による解説
ものすごく楽しみにしている映画のひとつ。

Preview of Changeling: The Lost, 2007/06/11

C:tLプレビュー:Changeling: The Lost のムード

Changeling: The Lost 表紙『Changeling』クロニクルの雰囲気は、妖精らしく気まぐれにくるくる変わる場合もあるだろう。だが根底に流れるムードは「甘美な毒」である。チェンジリングが出入りする見えざる世界は、不思議に満ちていると同時に危険や欺瞞もはらんでいる。美しい妖精はしばしば邪悪さを剥き出しにする。魅惑に満ちた〈垣根/The Hedge〉からはまさかの友も思わぬ敵も現れる。チェンジリングが操る魔法は奇跡のような効き目をもたらすが、不条理な反動や代償も伴う。そして、〈異人/The Others〉を恐れ、裏切りに怯え、やむなく人を欺きつづけることに傷つきながらもなお、チェンジリングたちは激情のまばゆさに惹きつけられ、妖精魔法の鮮やかな彩りを嘆賞するのだ。甘美と毒気、どちらを欠いても『Changeling』の世界は成り立たない。毒気がなくては、妖精は牙を抜かれたも同然。ヴィクトリア朝時代の寓話が子供たちに、世界が完璧なものではないなどと夢にも思わせまいと抱かせようとした脆い幻想のように、弱々しく薄っぺらい存在になってしまうだろう。だが甘美さがなくては、この世界は萎びた無価値な場所、斜に構えた虚無主義者の目に映る宇宙と化してしまい、本来の魅力を失ってしまう。恐怖あるところには奇跡もまたあり、甘美あるところには狂気もまた存在する。

White Wolf Online, 2007/06/08

C:tLプレビュー:Changeling: The Lost のテーマ

Changeling: The Lost 表紙『Changeling』の根底を流れる主題は「家への帰還」だ。ある者にとって、それは盗みとられた人生をできるかぎり取り戻すことを意味するかもしれない。ある者にとっては〈失われし者〉の Courts と freeholds の合間に新たな安住の地を見いだすことを意味するかもしれない。またある者はあわよくば人間社会と妖精社会に二股をかけて、一挙両得を狙うかもしれない。数知れぬfreeholdの陰謀と野望が絡みあう網の目さえも、元をたどれば一握りのチェンジリングが「我が家」と呼ぶに足る場所を見いだそうとした結果かもしれない。我が家をめざすチェンジリングの旅路は決して平坦ではなく、その道中に出会う数々の試練が一つ一つのストーリーを、ひいてはクロニクルを織りなしていく。誰が敵で、誰が味方か。自分が本当に求めているものとは、理想の我が家とは何なのか。それを手に入れるためには、いかなる代償を支払わねばならないのか。

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WoD近刊制作状況

  • Scion: Demigod は再校と索引作り。
  • Autumn Nightmare (C:tL) が校閲段階。
  • Damnation City (V:tR) はPDF版制作の過程で技術的問題が生じている模様。
  • SASはいよいよChangelingとMageのシナリオ制作に着手。

White Wolf LiveJournal, 2007/06/05

SASの次作情報まとめ

WWのPDF版単発シナリオシリーズ SAS 公式サイトに既刊と近刊の一覧表が出ているが、それによれば次作は2本ともV:tR用になるらしい。

COMING SOON: “Blood Red and Ash Gray” (for Vampire: The Requiem)
COMING SOON: “Frenzy Scenes” (for Vampire: The Requiem)

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C:tL プレビュー:Changeling: The Lost とは

Changeling: The Lost 表紙

この現代的妖精譚の主役はチェンジリング(changeling)、いわゆる取り替え子である。チェンジリングはしばしば〈失われし者/The Lost〉と自称する。ある者は子供のころに、ある者は大人になってから、人間界から誘拐されて、数年あるいは数百年とも思える歳月を妖精(Faerie)の世界で暮らしてきた。妖精は美しいものに目がないがおよそ人間と相通じるもののない紳士淑女である。その妖精と同じものを飲み食いしているうちにチェンジリングも人間というより妖精に近くなってゆき、肉体もまた妖精界での役割に合わせて微妙に変異していった。だが、ときには、脱走するチェンジリングもいる。故郷の記憶を頼りに曲がりくねった茨の道をたどり、〈垣根/Hedge〉を、人間の世界と時の歪んだ妖精界を隔てる壁をくぐり抜けて。

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Changeling: The Lost プレビュー開始 - 美しき狂気をめぐる遊戯

8/16発売予定のWoD第5シリーズ『Changeling: The Lost』について、恒例の日替わりプレビューがいよいよ始まる模様。

5/31の更新ではC:tLの概要について説明されている。詳しくは今夜

Preview of Changeling: The Lost, 2007/05/31

WoD近刊制作状況

なんだか良く分からない言論統制が敷かれているらしい White Wolf から、みんなおなじみ Will Hindmarch のレポート。

  • WoD 第6シリーズのディベロッパーは既に決定済み。
  • WoDコア
    WoD: Reliquery はイラストラフ待ち。
  • SAS
    既刊シナリオの改訂作業が進行中。すでに購入した人は改訂版を無料でダウンロードできるようになる予定とのこと。
  • 先週の更新で題名だけ出た Murder City とは近未来を舞台にした私立探偵もののボードゲームで、デザインは Ken Cliffe とWill Hindmarch が担当するらしい。
  • Changeling: The Lost
    第1サプリメント Autumn Nightmares はレイアウト段階。すでに第2弾 Winter Masques の制作も進行中。もうじきポスターがお目見えするかも。
  • Vampire: The Requiem
    古代ローマ用エクスパンション Requiem for Rome と対になるサプリメントが1冊出ると言われていたが、どうやらその題名が Fall of the Camarilla になるらしい。延び延びになっている Damnation City は現在、索引作成中。念校のチェックが終われば今度こそ印刷所行き、のはず。
  • Mage: The Awakening
    Astral Realms が脱稿した模様。Mysterium も制作段階。MET版M:tAw は、PDF版の制作が進行しているようだ。もしかしてPDFで先行発売があるのかも?
  • Scion
    Scion: Demigod は校閲中、Scion: God も制作に入った。

White Wolf LiveJournal, 2007/05/29
White Wolf LiveJournal, 2007/05/21

WoD近刊制作状況

しばらく間が空いてしまったので、その間 LiveJournal に出た進捗報告をまとめておとどけ。

  • Scion
    Scion: Demigod はレイアウト段階に。追加pantheon用のシンボルマークをデザイン中。Scion: God も制作進行中。
  • Vampire: The Requiem
    Bloodlines: The Chosen がレイアウト段階? 各Bloodline用のシンボルマークがまもなく完成。Damnation City はまだ手こずってるらしい。The Blood は校閲段階に。古代ローマを舞台にV:tRを遊ぶエキスパンション Requiem for Rome も本格始動した模様。Lords Over the Damned なるものをWill Hindmarch が執筆中らしいが詳細不明。SASシナリオ2本が発売予定。
  • Mage: The Awakening
    EVE Offlineに忙しいメインディベロッパーの代打をEthan Skempがやっているようだ。Adamantine Arrow では落ちた記事を穴埋め中。Astral Realms もEthanが担当する模様。Mysterium は制作進行中だが、装丁がらみでトラブルが発生したようだ。
  • Changeling: The Lost
    Ethanが20ページにも及ぶ「hobgoblin treasure table」なるものを作っているらしい。D20ばりに、チェンジリング(ホブゴブリン?)を倒した後に得られるお宝をランダムで決められる代物のようだが、詳細不明。4/26のLiveJournalでリークした表紙はその後、正式公開。校閲と索引作成、PDF化作業が進行中。
  • World of Darkness Core
    World of Darkness: Asyrum はマップ部分を残してほぼ完成。
  • Monte Cook's World of Darkness
    とにかく動いてはいるらしい。8/16にChangelingと同時発売だが、間に合うのだろうか?

美しき狂気の物語——『Changeling: The Lost』表紙公開

Changeling: The Lost 表紙2007年8月発売予定の、新WoD第5シリーズ『Changeling: The Lost』の表紙が正式公開された。目に沁みるような緑が美しい。

実は4月25日付の公式ブログでJustin Achilliが載せた写真に偶然映っているのが指摘されており(束見本?)、今回の発表はそのフォローアップということらしい。どのみち『Scion: Hero』も無事出たことで、そろそろ夏のGenCon向けの新作の情報が出てきてもいい時期だ。

表紙下には「A Storytelling Game of Beautiful Madness」の文字。美しき狂気、とはそそる売り文句ですな。

Taken from your home, transformed by the power of Faerie, kept as the Others’ slave or pet — but you never forgot where you came from. Now you have found your way back through the Thorns, to a home that is no longer yours. You are Lost. Find yourself.

故郷から連れ去られ、妖精の力で変容され、〈異人〉たちの奴隷や愛玩動物として飼われ——それでもあなたはふるさとを片時も忘れたことはなかった。ついに〈茨〉を抜ける道を見いだし現世に舞い戻ったものの、あなたの家は、家族は、故郷は、すでにあなたのものではない。〈失われし者〉たちよ、戻るべき場所を見つけ出せ。

えー、なんか、表紙も美しいですし、「美しき狂気」と来ましたし、奴隷だのペットだのと——ご婦人方に局地的な人気の出そうな新作ですな。

既に公式サイトにはChangeling専用コーナーも用意され、オンラインカタログでの予約販売も開始中。

White Wolf Online, 2007/4/30

WoD近刊制作状況:Vampire, Changeling用の SAS シナリオが制作中

Will Hindmarch は V:tR用の新作SASシナリオ『Blood Red and Ash Gray』の執筆とプレイテスト中。V:tRのためのプレイリストをアップしている(要iTunes。あらかじめ米国のiTunes Storeを開いておくこと)。あえてゴス系を避けた選曲らしい。トム・ウェイツとかナイン・インチ・ネイルズとか、WoD1.0時代からの御用達バンドも入っているけど。

Changeling用SASシナリオが、基本ルールと同時発売になる、かもしれない。まだ確定ではないようだが。

今週はあまり大きな動きがなかったのでこれだけ。

White Wolf LiveJournal, 2007/02/26

WoD近刊制作状況

月曜ミーティングを火曜にやったと水曜に報告してくれたのは、独身貴族(死語)宣言したばかりの毎度おなじみ Will Hindmarch。

  • Scion: Demigod は「英雄的な速度で」制作進行中。Scion: Hero はデモキットが出る?
  • SAS シナリオは第2弾の準備中のようだ。順番的には Mage と Promethean だと思われるが……
  • Changeling でも新シリーズ恒例のデモクロニクルを拝めるかも。また、正式なサブタイトルがもうすぐ発表されるようだ。

White Wolf Online, 2007/02/21

White Wolfからバレンタインプレゼント……?

新WoD製品の背表紙の下側には、ドクロマークが付いている。ゲームシリーズによって少しずつデザインが違うことをご存じだろうか。ヴァンパイアは牙の生えた髑髏。ワーウルフは狼の髑髏。メイジは額に五芒星を描いた髑髏。プロメシアンはつぎはぎ髑髏。

さて今年発売の第5シリーズ Changeling はどんな髑髏になるのか? White Wolf からの「バレンタインプレゼント」として画像が公開された。

We love you too. とか言われてもしかし、ドクロである。画像である。公式プレビュー第一号として喜ぶべきなのかもしれないが、やはり、モニタの前で喜びは半笑いになってしまうのだった。

White Wolf Online, 2006/02/14

WoD新製品製作状況

男子トイレの照明が壊れ「まるでサイレントヒルで小便をしているような」White Wolf本社からいつものWillが実況中継。

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WoD近刊制作状況

最近WoD以外の製品ニュースも拾っている気がするが、主な目的はWoDであると解釈してほしい。ExaltedとVtES関連を拾わないのは、嫌ってるわけではないのです。遊びたいのですが付き合ってくれる人と金と脳細胞との余剰が乏しいだけです。

ではSASの売れ行きを固唾を飲んで見守る Will Hindmarch からの制作状況レポート。

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Changeling のキャラ作成にコンセプトは不要?

WoDのキャラ作成システムは、PLが思い描いたコンセプトに沿ってキャラクターを形作っていくのに適している。だが初心者や、とくにこれといってやりたいキャラのないプレイヤーがセッションに臨んだ時には、そこがしばしば重荷になる。

White Wolf Quarterlyのプレビュー記事によれば、Changelingではスプラット(WoD全シリーズに共通する、PC種族の5種類の生まれ×5種類のクラスの組み合わせ)を工夫して、この問題を改善しているそうだ。

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WoD新製品製作状況

アイスランドから出向してきた Peter さえも寒いとこぼす、極寒のアトランタからいつもの Will Hindmarch がレポート。

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WoD近刊制作状況

  • Changeling:ベータ段階。原稿を偉い人(Mike TinnyとかRichard Thomasとか)が回覧するあいだ、新しいプレイテストの結果をとりまとめ。Justin Achilliが巻頭小説を書き下ろしたらしい。ちなみに、今回もやっぱり冷たい鉄/cold iron は登場するようで、Ethan と Bill がシステムバランス調整中。
  • PDF adventure products: まもなくレイアウトが完成。
  • WoD Core:WoD: Urban Legends はいくつかの技術的問題を解決すれば印刷所送り。
  • Mage:Free Council は数日中に完成する模様。Magical Traditions も制作進行中。
  • Scion:Scion: Heroはレイアウト全面変更。巻頭小説部分が完成。Scion: Demigodは草稿段階。

The White Wolf LiveJournal, 2007/01/22

WoD近刊制作状況

大きなニュースは先に挙げた。その他の細かい動きを拾っておく。

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Changelingの正式題名は『The War Against the Pure』巻末広告で公開

W:tFの近刊サプリメント『The War Against the Pure』の巻末広告には、Changelingの正式タイトルが掲載される。

題名が「Changeling's Zoot-Suit Hawaiian Adventure」になるという危機はWWスタッフの集団票によりさしあたって回避されたようだ。

The White Wolf LiveJournal Community - Monday Meeting Got 71 Minutes of Sleep This Morning

WoD新製品制作状況

ヴァイキングの来襲、もとい、アイスランドのCCP社員が7〜8人ばかり出張してくるというので緊迫感にあふれているかどうかはわからないWhite Wolf社から、定例月曜レポート。WoD関連で動きがあるものだけ抜粋でお届け。

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White Wolf 社員たちの新年の抱負

元旦の予告通り、WWスタッフの仕事初めの模様と今年の抱負リストが公開されている。かなり長いので、Exalted関連の人は割愛。相済まぬ。

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Changeling ディベロッパー・インタビュー- Shadownessence

» Exclusive Letter Interview about Changeling - Shadownessence

英語圏のWoDファンが(たまにWW社員やライターも)集う巨大掲示板 Shadownessence が、Chengeling ディベロッパー Ethan Skemp に Eメールで行った独占インタビューの記録。

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Ethan Skemp インタビュー(Werewolf & Changeling)

Werewolf と新Changeling のディベロッパー、Ethan Skempが、1時間以上にわたって熱く語ってくれます。Forsaken だけでなくワーウルフ:ジ・アポカリプスについてもディベロッパーの肉声を聞ける、貴重なポッドキャストなのですが、音質が非常に悪く、肝心の Ethan の声が聞き取りづらいのが難点です(ネイティブも「聞きづらい」と言ってるので私の耳が悪いせいだけじゃないと思う)。

しかし期待の新作 Changeling について語っている部分はテープ起こししてくれた人がいます。フォーラム記事はナマモノですので、続きを読むをクリックした後に転載しておきます。

誰か Werewolf パートも頑張ってテキストに落としてくれないかしらん。

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妖精で「ある」こと、妖精に「なる」こと

来年発売の『Changeling』では、妖精界に拉致されたものの逃げ帰ってきた人間(changeling)がプレイヤー・キャラクターになる。人間といってもWoDのことなので、さらわれている間に妖精の性質を帯びてスーパーナチュラルになっているのだろう、というのが公式フォーラムの憶測だが、ディベロッパーが大筋でそれを認める発言をしている。

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WoD近刊制作状況

  • Ethanによれば、『World of Darkness: Book of Spirits』は脱稿して編集段階へ。イラストの発注もまもなく始まるようだ。
  • 『Chengeling』は年内の脱稿をめざして執筆中。Ethanはクリスマスの2日間を除いて休日返上の覚悟だとか。といっても次の土日はクリスマスでその次はすでに年末大晦日。つまり日本人感覚でいえば、いつもどおりということ。
  • 『Scion』は最終章のディベロップ中。

White Wolf LiveJournal, 2006/12/18

WoD近刊制作状況

「みんな俺を置いてけぼりにしてランチに行きやがって。ああサンドイッチ上等さ」とやさぐれ気味のWill Hindmarchによる月曜恒例の進捗レポート。社内で席替えがあったり週末パーティーをやったりWWスタッフは相変わらず忙しい。

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WoD近刊制作状況

EVE Offline

  • EVE Online のオフライン製品については、現在 CCG(リニューアル?)、小説、コミックなどが検討されている模様。
  • EVE CCG 担当として、近々 White Wolf にアイスランドから新人がやってくるらしい。
  • TRPG 版 EVE のアルファ版が完成し、テストプレイが行われた。
  • Mage ディベロッパーの Bill Bridges は、Learn the World 誌に EVE の記事を書くらしい。もしかしたら、EVE TRPG を執筆することになるかも? Promethean ディベロッパーも兼ねている彼だが、この先ますます多忙になりそうだ。

Changeling

  • Ethan Skemp がサプリメント第1弾『Autumn Nightmare』の制作準備中。

WoD Core

Vampire: The Requiem

  • 古代ローマのサプリメントが予定されているようだ。「一章とかコラム1個どころじゃなくて、一冊(少なくとも)」と Will。古代ローマの設定資料集は、先代 V:tR ディベロッパーの Justin Achilli が「いつか制作予定に入れてみせる」と息巻いていたもので、その念願がようやく叶ったという形。

Werewolf: The Forsaken

Mage: The Awakening

Promethean: The Created

  • 最終サプリメント『Saturnine Nights』は、イラストの手配でスケジュールに遅れが生じているようだ。

その他

  • 『Monster Mayhem』という製品が開発中らしいが、詳細不明。「sample materials」などという記述が見えるので、ボードゲームの可能性は考えられる
    【2006/11/23追記:GamingReport.comの報道によってボードゲームであることが確認された。】

White Wolf LiveJournal, 2006/11/13
White Wolf LiveJournal, 2006/11/21

WoD新製品製作状況

ちょっと間が開いたのでここ2、3回のLiveJournal更新をまとめてお届け。英語サイトをたまにしかチェックしない人に。

【Vampire】

  • WoD: Chicago に続く巨大サプリメントとして期待の Damnation City は アートディレクションが難航している模様。原因はディベロッパーの Will Hindmarch のせいらしい。
  • Belial's Brood』は無事印刷所へ。
  • 『Bloodlines: The Chosen』は応募作品の第一次選考中。大変な数の応募があったようで、公開投票が楽しみ。
  • PDFで新たなシナリオがリリースされるようだ。デモクロ同様無料公開になるのか、DriveThru限定販売の有料PDFになるのかは不明。
  • 他社からライセンス商品が出るらしき動きアリ。

【Werewolf】

  • 『War with the Pure』ではいくつかのMeritに加え、Skill1個が追加されるそうだ。新WoDで追加Skillが出るのは珍しい、というか初めてじゃなかろうか。
  • The Rage: Player's Guide to the Forsaken』はおそらく今頃は印刷中。
  • PDFで新たなシナリオがリリースされるようだ。デモクロ同様無料公開になるのか、DriveThru限定販売の有料PDFになるのかは不明。

【Mage】

  • Intruders: Encounters With the Abyss のイラスト類が仕上がってきたそうだ。
  • Legacies: The Ancient』はレイアウト段階。
  • 『Tome of Artifacts』というサプリメントが制作中らしい。

【Promethean】

  • 『Magnum Opus』用のイラストが仕上がってきたので、レイアウトラフを制作中。


【Changeling】

  • Ethan Skemp が原稿を書いたりライターを集めたり精力的に働いているらしい。楽しみではあるけれど、こちらに精力を傾けすぎて W:tF の展開が止まってしまわないかと時々心配になる。

【Scion】

  • 最終稿がまもなく仕上がりそう。
  • 付属シナリオはかなりスケールの大きいものになるらしい。
  • matt milburgerがレイアウトのデザイン案を作っている。
  • シリーズ第2部の企画も進行中。

【WoD Core】

  • 延び延びになっている『Book of Spirits』はイラストの発注があった様子。精霊は全シリーズに登場するので、そろそろルールの整理が必要だろう。打ち切りにならなかったのはうれしい。
  • 新たに名前が挙がったのが『World of Darkness: Asylum』。『WoD: Tales from the 13th Precinct』で警察署の汎用設定モジュールが出ているから、これは精神病院のモジュールか?
  • matt milburgerがレイアウトのデザイン案を作っている。
  • シリーズ第2部の企画も進行中。

【その他】

  • Parlour Games なるシリーズ製品が制作中の様子。詳細は不明だが adventure とかいう単語が見えているので、シナリオに関わる本ではないかと憶測。
  • WW社のライセンス担当 Aaron Voss が、エッセンのゲームフェアから帰ってきてからというもの連日のように翻訳者たちと何やら打ち合わせ中だとか。近々、ドイツゲームの英語版でも出す予定なのかも。(ついでに Engel の3.5e対応版も出してくれないだろうか)

White Wolf LiveJournal, 2006/10/23
White Wold LiveJournal, 2006/09/25
White Wold LiveJournal, 2006/10/10 2:07

WoD専門書店、作りました。

といってもAmazon.co.jpの新しいアソシエイト・ツール「インスタントストア」を使って近刊へのリンクをぺたぺた張っただけですが。

» 骰子回転劇場・店 —— 暗黒世界書店

要はリストマニアのお薦めリストをミニAmazon風に並べただけという感じで、おすすめ本が9冊までしか選べないのが残念ですが、前々から Vampire Tomes 風のアソシエイト本屋ページを作りたいと思っていたのでちょうどよかった。30分で作ったのでコメントとか配色とかいい加減ですが。

当分は、WoD2.0で最近出た新刊と、そろそろ出そうな近刊2、3冊を載せていくつもりです。Amazonに書名が間違って登録されているせいでWoD本を買いたくても目指すページになかなかたどりつけない人の一助となれば幸いです。

WoD新製品情報

  • 『Changeling』の執筆陣は総勢10名以上にのぼるようだ。ちなみに、その一人は今年WWを辞職したばかりのJustin Achilli。
  • V:tRではマイナーCovenantサプリの『Belial's Brood』と都市設定制作ガイド『Damnation City』が予定よりちょっと遅れつつも進行中。
  • WtFでは『War with the Pure』『The Rage: The Player's Guide to Werewolf』の制作が進行中。
  • リリースが延び延びになっている『World of Darkness:Book of Spirits』は表紙デザインにとりかかったようだ。精霊はどのシリーズにも登場するのでいつまでも『詳しくはWtF参照』とも言っていられまい。ともかく制作が進んでいることは確かでなによりだ。
  • Bill BridgesはM:tAwサプリの執筆を進めるかたわら、秘密のWoDプロジェクトを進めているらしい。

White Wolf Live Journal, 2006/08/28

Changelingプレスリリース公式発表、ディベロッパーはEthan Skemp

WoD第5シリーズ『Changeling』のプレスリリースが公式サイト上でも発表された。先にお伝えした伝聞情報とは微妙に細部が異なっている。興味のある向きはご確認を。

発表によれば、ディベロッパーは『Werewolf: The Forsaken』の Ethan Skemp が兼任する。彼は新作について次のように語っている。

"Changeling is a game of beauty and cruelty, of passion and loss, of dreams and madness. You have struggled your way back through the thorns only to find your life had been stolen from you. Now you make your way the best you can, attempting to piece together the fragments of your lost life or to forge a new one, chasing your ambition through the intrigues of the changeling courts and freeholds, and always looking over your shoulder lest the Others, the true Fae, return for you."

(新しい)Changelingは、美と残酷、情熱と喪失、夢と狂気が同居するゲームになる。君は the thorns を抜けて人間界に舞い戻ってきたものの、君が送るはずだった人生は、すり替わった偽者がのうのうと生きている。さあ、これからどうするのが一番良いのか模索していこう。盗まれた人生のかけらを一つずつ取り戻してゆくか、新たな人生を切り開くか。Changelingのcourtsやfreeholdsが織りなす陰謀をかいくぐり、夢の実現をめざすのもいいが、常に背後の用心も忘れずに。Others——真の妖精——が君を連れ戻しに追ってくるだろうから。

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新生Changelingは真性の取り替え子?

(伝聞情報です。デマや誤解を含んでいる可能性がありますのでご注意ください) 【2006/8/13, 13:32追記】White Wolfから正式なプレスリリースが発表されました。こちらをご覧ください。

GenConでCamarillaメンバーが入手した「プレスリリース」によれば、来年発売のWoD次期シリーズ『Changeling』はこんなゲームらしい……

(The new) Changeling is a game of beauty and cruelty, passion and loss, innocence and madness. You have found your way back through the thorns, only to find your life has been stolen from you. Reclaim it, or weave your way through the intrigues of the faerie courts and freeholds. But look over your shoulder, as the Others are coming to try and take you back.

(新WoDの)Changelingは、美と残酷、情熱と喪失、無垢と狂気が同居するゲームだ。The thorns を抜ける道を見つけて人間界に舞い戻ってきた君は、自分が送るはずだった人生を偽者がのうのうと生きているのを知る。妖精のcourtsやfreeholdsが織りなす陰謀をかいくぐり、盗まれた人生をとりもどすか、新たな人生を切り開くか。いずれにしろ、背中には気をつけたほうがいい。Othersが君を連れ戻そうと追ってくるから……

そういうわけで、取り替え子は取り替え子でも、今回は妖精界にさらわれたほうが主人公になるようだ。もともと人間だったのが妖精界に滞在した影響でスーパーナチュラルになった、という位置づけだろうか。いわゆる「神隠し」も再現できそうではある。

旧WoDのChangelingにはあまり縁がなかったのだが、俄然興味が湧いてきた。といっても、詳しい情報は冬のGenConを待たねばならないだろうが……

White Wolf Forums, 2006/08/11


World of Darkness に関する海外ニュースを Professor がときに適当な翻訳でお届け。名前が日記なのは骰子回転劇場・転の日記コーナーだった名残。実質上WoD2.0対応の回転劇場なので改名検討中。