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骰子回転劇場 日記

White Wolf 2007年のまとめ

新年早々、White Wolf公式ブログに2007年を振り返っての感想があがっている。WoDに関するものを中心にかいつまんでご紹介。

  • 2007年はWhite Wolfにとって「コミュニケーション」の年。2006年に合併したCCPと、お互いにより深く知り合う1年間となった。
  • 心配する声もあるようだが、CCPのゲームとWhite Wolfの既存製品はあくまで別物として扱う。EVE Onlineにヴァンパイアの宇宙船乗りが出てきたり、WoDの設定がEVEとつながったりはしないので安心してほしい。
  • ScionはEnnie賞のGame of the Yearに選ばれた。
  • White Wolf Publishing は CCP North Americaの新社屋に移転した。WoD MMORPGの制作チームもここにオフィスを構えた。
  • 『Fall of the Camarilla』と『Scion: God』は作品の品質を重視して発売延期する。
  • Prometheanはシリーズを継続できるほどの売り上げには至らなかったが、限定シリーズとしては非常に好評だった。
  • Changeling: The Lost も、限定シリーズとしては好調な滑り出し。
  • Scionは大成功だった。(当初3部作の予定が、サプリメントを追加することになったらしい)
  • SASは一定のファンがついたものの、定期的に製品を出すことができなかったために今ひとつだった。Eddy Webb が新しく担当になったので、2008年は継続的に新作を提供できる予定。
  • 『Mind Eye Theatre: Awakening』は初めてPDFとプリント・オン・デマンドのみの販売を試みたが、成功したとはいえない。販売形態に問題があったのか、内容に問題があったのかは検討中。
  • もしかしたら、今年か来年あたりに、Fiction(WW製品を下敷きにした小説シリーズ)を復活させるかも。

White Wolf Live Journal, 2007/1/1

人間の味方をしてくれる妖精はどこに?

神話伝説に登場する妖精の中には、人間を拐かしたり不条理な取り引きで悩ませたりする者もいるが、怪物を退治した英雄もいれば、知恵や魔法を使って窮地を助けてくれる味方もいる。C:tLのTrue Faeはもっぱら前者の側面ばかりが強調されて、後者が欠けているのではないか、という指摘が公式フォーラムにあった。

Ethan Skempディベロッパーの考えでは、それはTrue FaeではなくChangelingの役割だ、という。

That counterpart is the changelings. Seriously, much of the better aspects of what roles fae can take are given over to the players' characters. They're the more empathic fae because they were once human; they can understand. That's why we were sure to put in powers like the Reaper's Pledge, evoking those images of more benevolent fae.

(人間に味方する妖精)の役割にあたるのはチェンジリングだ。真面目な話、妖精の善玉としての役回りは大半をプレイヤー・キャラクターが担うようにできている。チェンジリングも妖精の一種にはちがいないが、True Faeよりは人間に同情的だ。自分ももともと人間だっただけに、人間の心が分かるからだ。Reaper's Pledgeなど人間に利するように働く能力を入れたのにはそういう意図がある。チェンジリングが「善い妖精」のイメージを喚起するようにね。—— Ethan Skemp, 2007/10/19

White Wolf Forums: Autumn Nightmares - First Impressions

Rule Clarification: ヴァンパイアがチェンジリングの血を吸う/ワーウルフがチェンジリングを喰うとどうなる?

「ヴァンパイアがチェンジリングの血を吸うとどうなるのか」「ワーウルフがチェンジリングを喰らうとエッセンスを吸収できるのか」という疑問に対し、Ethan Skempディベロッパーが半公式の見解を出している。

チェンジリングの血はヴァンパイアに幻覚作用をもたらし、実在しない物事が見えるようになる。その幻覚は現実と見分けがつきにくいので、知覚判定にペナルティが課される。ちなみにワーウルフがチェンジリングの肉を喰らった場合、エッセンスは吸収できるがそのエッセンスは強い狂気のレゾナンスを帯びている。正式な情報は『Rites of Spring』に掲載される。

以下は原文。公式フォーラムは古い投稿が消えてしまうので、全文転載しておく。

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『Winter Masques』にはチェンジリングの虜囚期間に関する情報が載る

Amazon日本で買うC:tLディベロッパー Ethan Skemp によれば、近刊『Winter Masques』にはチェンジリングが妖精界でどのような虜囚体験をしたか(Durance)の例が多数掲載される。妖精界ではなんでもあり、と言われるとかえって迷う人にとっては、キャラクター作成の良い参考資料になりそうだ。

公式フォーラムで起きた「True FaeはChangelingを虐待する奴ばかりのようだけど、優しい奴もいたっていいんじゃないか?」という論争に、Ethanは次のようにコメントした。

I'm not planning to do too much with "benevolent True Fae," but check out Winter Masques when it hits. The seeming and kith sections have a lot of sample ideas for durances, from the more general seeming-inspired ones like the Stockyards or the Flying City, to specific ideas for each kith. (Okay, each core kith; the new kiths, of which there are a pile, are not elaborated on in quite as much detail. Couldn't make the book nothing but kiths!) Hopefully you'll find a few more ideas that don't trigger the same direct abuse angle that's off-putting.

「優しいTrue Fae」の可能性については、僕はあまり掘り下げるつもりはないんだけど、『Winter Masques』が発売されたら読んでみてくれ。「seemingとkith」の項には虜囚期間についてたくさんの参考案を提示している。家畜置き場や空中都市といったseeming全般に応用の利くものから、個々のkithに特化したものまで色々(基本ルールのkithはフォローした。ただ追加kithは山ほどあるんで、それほど詳しくは書いてない。でないとkithの説明だけでこの本終わっちゃうからさ!)。その中にはきっと「人間を虐待するTrue Fae」という紋切り型より新鮮な連想を呼び起こすものもあるはずだよ。—— Ethan Skemp, 2007/10/20

White Wolf Forums: Autumn Nightmares - First Impressions

どうしてワールド・オブ・ダークネス製品には索引がないのか

First off, let me agree with those of you who think that by and large our indexes suck. I agree. I don't think that about every index that we've ever made, particularly from the arrival of the WoD Core Rulebook onward, but most of the ones we did weren't that good, and many books that needed them didn't get one. Even a crappy one.

まず、皆さんが感じられているとおり、我が社の製品の索引は概して不満足な出来だ。私もそう思う。全部が全部そうというわけではないし、特にWoDコアルール発売後は改善してきたつもりだが、我が社が作ってきた索引はたいてい出来がよくないし、その申しわけ程度の代物すら付いていない本も多い。索引が必要とされる製品にもかかわらずだ。—— Richard Thomas, at White Wolf LiveJournal, 2007/10/26

WoD英語版を読むようになると、どうしても生じてくる一つの不満がある。それはほとんどのサプリメントに索引がないことだ。

読み物的なサプリメントならまだいい。困るのは、追加データ集や拡張ルール集だ。
「あの特殊能力はどこに載ってたっけ」
「あの追加ルール使いたいんだけどどこにあったっけ」
と思いたった時、マーフィーの法則によって、それは索引のない本である。頼れるのは己の記憶力と「How to Use This Book」コーナーの各章概要のみだ。たぶんこの本のこの辺であろう、と見当を付けて、えい、やっ、とページを繰るはめになる。

PDF版を持っていればテキスト検索も使えようが、ゲームショップや公民館の貸しスペースでノートパソコンを叩く余裕が万人にあるわけではない。正確なスペルを覚えていなければお手上げだし、そもそも、旧WoD時代にはPDF版というものがなかった。

ゆえに旧WoD時代から現在に至るまで、「索引がない」は洋の海外を問わずWoD英語版ユーザーの嘆き文句でありつづけてきた。White Wolf社にその嘆きが届いていないはずはない。それなら、何故なのか。WWの偉い人、リチャード・トーマスが長年の疑問についに答えてくれた。

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『Winter Masques』アマゾンに表紙公開

Amazon日本で買うすでに恒例と化しているが、C:tLサプリメント第二弾『Winter Masques』の書影が公式サイトに先駆けてアマゾンにアップされている。内容はまだ不明だが、Changeling の世界では冬は「悲しみ」の季節。このキーワードと内容がどうつながるのか楽しみだ。


『Autumn Nightmares』

Amazon.co.jpで買う木々なべて黄葉し、
草なべて茶に枯るる。
夜はなべて長夜となりて、
いまや陽は沈みゆく。
鴉は枝に、
狼は野に。
異人は影に、
さらば、童よ。
—— 作者不詳

『Changeling: The Lost』サプリメント第一弾。Changeling に敵対する諸勢力の動機、手段、サンプルデータ集。True Fae を徹底解説。Keeper のコンセプト例も多数紹介。すぐに使える敵役データ、数十種類を収録。

参考:骰子回転劇場・転|日記: 『Autumn Nightmares』表紙&概要公開

『Autumn Nightmares』表紙&概要公開

Amazon.co.jpで買う10/10発売予定の Changeling: The Lost サプリメント『Autumn Nightmares』の表紙と概要が正式公開された。公式サイトで表紙の拡大画像を見ることができる。本書は True Fae はじめ Changeling の敵役を解説するサプリメントだけあって、表紙も Arcadian Huntsman (C:tL p.278) を彷彿とさせる。もっとも、有角の狩人というのは Ethan Skemp お気に入りのモチーフらしく、古くはワーウルフ:ジ・アポカリプスのトーテム精霊にもまぎれているのだが。

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Changeling: The Lost の初刷は何部?

Changeling: The Lost が発売後わずか1ヶ月にして増刷決定したことについて、「確実に売り切れるよう故意に少なめに刷ったのでは」と憶測が流れているが、White Wolf 公式ブログ上で Richard Thomas はその可能性を否定している。

曰く、正確な数字は公表しないのが業界の慣例だが、あえて言うならWhite Wolfの場合、伝統的に初刷部数は1万部から2万部の間に設定しており、Changeling の部数もその慣例にならって決定したとのこと。

先に出た Promethan: The Created がまだ増刷されない点を指摘して「P:tC が売れなかったので C:tL は少なめに刷ったのでは」という憶測もあるが、これについても Richard は「P:tC は当初予測通りの売り上げを達成した。C:tL が先に増刷を達成したのは、おそらく Changeling: The Dreaming 以来の古いファン層のおかげでは」と否定している。

White Wolf LiveJournal, 2007/10/05

超常種族はチェンジリングになりうるか?

公式フォーラムに「True Faeが人間以外の超常種族(Vampire, Werewolf, Mage, Promethean)を妖精界に拉致することはありうるだろうか?」というスレッドが立っている。

身も蓋もない答えをするなら、答えはノーだ。Vampire/Werewolf/Mage/PrometheanといったMajor Templateは、同一キャラが複数持つことはできない。Vampire/Changeling というハイブリッドキャラはシステム上存在できない。

Ethan Skemp によるもう少し文学的な解答を「続きを読む」の後に転載しておく。

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Changelingのオーラは何色か

《先覚/Auspex》2ドットなどオーラを視る能力があれば、超常種族とその種類をある程度見分けることができる。ではチェンジリングはオーラで判別できるものだろうか? Ethan Skemp ディベロッパーが非常に明確なジャッジを出してくれているので公式フォーラムから転載しておく。

Changeling auras don't mark as "changeling." Rites of Spring talks about potential ways to penetrate the Mask, but there are no obvious differences between a changeling's aura and a normal person's; the Mask protects the aura as well.
チェンジリングのオーラにはそれと判る特徴はない。サプリメント『Rites of Spring』では〈仮面〉を透かして正体を見る方法をとりあげるが、いずれにせよチェンジリングのオーラと常人のオーラにはこれといって相違はない。〈仮面〉はオーラをも偽装するんだ。

A changeling with pledges up will have dark bands in their aura, though, much like a person under a geas of Fate. They're likely less prominent, but still there.
誓約を立てているチェンジリングにはオーラに黒い帯が現れるが、これは《運命》の束縛下にある者にも出る特徴だ。チェンジリングに限ったものではないが、まあオーラに出るといえば出る。——Ethan Skemp, at White Wolf Forums, on 2007/10/01

ChangelingのArcadiaとMageのArcadiaは同一世界か?

Changeling: The Lost において、キャラクターが拉致されてチェンジリングに変えられるのが妖精界 Arcadia。だが、Mage: The Awakening にもまったく同じ名前で呼ばれる異界が存在する。そこは妖精が住み魔法に満ちた気まぐれな世界で、辿り着いたキャラクターは Acanthus メイジとして覚醒することになる。

二つのアルカディアは同じ世界を異なる視点で見た結果なのだろうか? それとも異なる世界がたまたま同じ名前で呼ばれているにすぎないのだろうか?

公式フォーラムでもしばしば討論され、#wod-jpでも何度か話題にのぼったが、White Wolf の公式見解は「ストーリーテラー個人の解釈にゆだねる」ということらしい。

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C:tL 単発シナリオフック:イニスフリーの大ゴブリン市

WoD御用達のフリーランスライター Matt McFarland が、Changeling: The Lost の単発セッションをやることになったらしく、個人ブログにシナリオ草案を書き留めている。自分を含め、これから遊ぼうというSTの参考までにメモ。

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ラヴクラフト『狂気の山脈にて』をギレルモ・デル・トロ監督が映画化

現在「ヘルボーイ」の続編を製作中のギレルモ・デル・トロ監督の次回作が、H・P・ラヴクラフトの傑作の誉れ高い『狂気の山脈にて』の映画化になることが明らかとなった模様。—— All Cinema Online, 2007/10/03

ギレルモ・デル・トロ監督といえば『パンズ・ラビリンス』も手がけた人。ラヴクラフトの狂気をどう映像化するのか楽しみだ。ちなみにこの人、映画『チェンジリング』のリメイクにも参加するらしいし、ニール・ゲイマン『デス』の映画化にも手を貸している模様。WoD者としては目の離せない映画人である。

Monday Meeting Is All Late and Stuff

  • World of Darkness Core
    • World of Darkness: Changing Breeds は最終レイアウトと校正中。Mike Chaney 曰く「ヌードが沢山出てくる本」だそうな。まあ変身種族だけに毛深いヌードに違いないが。
  • Vampire: The Requiem
  • Mage: The Awakening
    • Adamantine ArrowBanishers が校閲段階。
    • SIlver Ladder の表紙イラストレーターを手配中。
  • Changeling: The Lost
    • Ethan Skemp が Goblin Market (妖精界と人間界のはざまで定期的に開かれる不思議な蚤の市。C:tL pp. 279-285) に関する何かを執筆中。PDF 限定リリースというから、SAS の新作の可能性が濃厚。
    • Rites of Spring が校閲段階。
  • Scion
    • Scion: God はレイアウト段階。
    • SAS シリーズで Scion 関連製品を出すことが検討されているようだ。
  • Project: Blue November なる計画が進行中。すでに校閲段階まで進んでいる新製品らしいが、詳細は不明。
  • White Wolf 社はディベロッパーを増やす予定らしい。いくら第4シリーズ以降が1年限定展開とはいえ、三大メインシリーズを抱えている Will, Ethan, Bill が交代で兼任という体制はきつかったのだろうか? 事実、Ethan が C:tL にかかっている間、W:tF ラインはほとんど止まっていたことだし。
  • 忘れた頃にやってくる、White Wolf Podcast が近日更新予定とか。公式ブログでは Podcast でとりあげてほしい質問を受付中。
  • Ethan Skemp が Grimoire of Grimoires を執筆中。どのシリーズの製品かは不明だが、彼は現在 Changeling/Mage/Werewolf の三股かけるディベロッパーなので、題名からしてMageサプリの可能性が高い。

White Wolf LiveJournal, 2007/09/27
White Wolf LiveJournal, 2007/10/01

『Changeling: The Lost』公式PDFキャラクターシート

クリックするとダウンロードサイトへこれまでファン作成の暫定版のみが公開されていた『Changeling: The Lost』のPDF版キャラクターシートだが、ようやく正式版が公式サイトからダウンロードできるようになった。

デモキットを元にした暫定版と見比べると、全体的に落ち着いた色調になった他、WyrdやDefense欄の位置などにも変更が見られ、製品版発売前にブラッシュアップされたことが伺える。

White Wolf Online, 2007/09/11

Changeling: The Lost、エラッタ情報募集中

Amazon.co.jpで買う8/14に発売されたばかりの Changeling: The Lost が、早くも増刷を予定しているという。売れているのは結構なことだが、2刷は初版の誤記を改訂したバージョンになるそうで、いつも初版を発売日に買っている者としては複雑だ。

現在、公式フォーラムの Changeling Errata スレでは、第2刷に含めるべきエラッタ情報を募集している。

スレを眺めたかぎり、データに関する改訂はかなり多そうなので(そして初版ユーザー用にまとめて公表されるという保証はないので)、ルールブックを朱書きだらけにしたくない人は、増刷が出るまで少し様子を見た方がいいかもしれない。

とはいえ、再版時期のアナウンスはまだないし、初版がエラッタ無しでは使い物にならないというわけでもないので、割り切って買ってしまうのも手ではある。

White Wolf LiveJournal, 2007/09/04

WWリリーススケジュール更新

White Wolf Online: Upcoming Releases

C:tL 第4サプリメントの題名が判明

Changeling: The Lost の第4サプリメントの題名は『Lords of Summer』であることが、WW公式ブログで明らかにされた。すでに判明しているものと合わせると

  1. Autumn Nightmares
  2. Winter Masques
  3. Rites of Spring
  4. Lords of Summer

となる。C:tL シリーズが何冊で完結するかは不明だが、来年8月には第6シリーズ「Hunter」が控えていることでもあるので、おそらく Lords of Summer が最後になるだろうと思われる。

White Wolf LiveJournal, 2007/09/04

WoD製品発売スケジュール変更

Amazon.co.jpで買う
Amazon.co.jpで買う

  1. Scion第2部『Scion: Demigod』が遅れて9/12に。
  2. Changeling: The Lost 初のサプリメント『Autumn Nightmares』が10/24に発売決定。
  3. 古代ローマを舞台にV:tRを遊ぶエキスパンション『Requiem for Rome』が10/24に発売決定。

Scion: Demigod, Autumn Nightmares 共、表紙は公式には未公開ですが Amazon にはすでに流出している模様。Requiem for Rome がどうなるか楽しみですな。

C:tL, WoD: Asylum到着

8/16の発売日にAmazon.comに注文して、Standard Shippingで11日後。Amazonからは「到着予定日は9/11頃になるけどどうする?」なんて脅しのメールが来たが、けっきょく発売当日に発送したのと変わりないじゃないか。

あてにならぬはAmazonの発送日と女心と秋の空。

さあ読むか。いや、もう読みはじめてるんだけど。

『Changeling: The Dreaming』のPDF版キャラクターシート

クリックでダウンロードサイトへ『Changeling: The Dreaming』のPDF版キャラクターシートが見つからない、という話を小耳に挟んだので。

たしかに公式サイトの Downloads→Character Sheets→World of Darkness には見あたらないが、ファンが作った暫定版がDownloads→Character Sheets→Mr Gone's Sheets→Changeling the Lostのほうに公開されている。

暫定版といっても、White Wolfが公開したデモルール+シナリオ掲載の作成済みキャラクターシートを加工して白紙にしたものなので、公式版となんら遜色のない仕上がりになっている。

作者Mr. Gone氏のサイトには様々なゲームに対応した自作キャラクターシートや、ちょっと便利そうな追加シート(PC関係図、イニシアティブ管理表、修得能力まとめメモなど)など多彩に品揃えされている。

こうなるとWoD日本語版のシートも欲しくなってくるが、Gone氏のように既存のPDFを加工するには Adobe Acrobat や Illustratorが必要になってくるしなあ。新紀元社の中の人が作ってくれるのがいちばんいいのだが。

PDF版『Changeling: The Lost』、冒頭1/3が読めない問題を回避する

DriveThruRPGで買うDriveThruRPG.com で早速PDF版をダウンロードしてみたのだが、3分冊になったファイルのパート1が「オペランドエラー」とやらでどうしても開けない。アップロードされたファイル自体に問題があるようだ。

公式フォーラムを見ると同様の被害が何件か訴えられているが、GenCon+WW本社移転でスタッフが出払っており、すぐには対応できないとのこと。しばらくは様子を見ることをお勧めする。

ただしWindows用の高速PDFビューア「Foxit Reader」を使うと現状でも問題なく読める。Macでは標準インストールされている「プレビュー」で開けばなんら問題なく開ける。ついでにいえば、Adobe Readerで読むより高速だ。

以上、人柱からの報告でした。

C:tL用シナリオ『The Fear-Maker’s Promise』

DriveThruRPG.comで買う
本日発売された『Changeling: The Dreaming』用のシナリオが早くも登場した。SASシリーズとして、PDF版の有料ダウンロードのみの販売となる。

「続きを読む」にシナリオの内容紹介を置いておきます(若干のネタバレあり)。

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『Changeling: The Lost』『Monte Cook's World of Darkness』『World of Darkness: Asylum』発売

夏のGenCon祭りということで、お財布に痛い新作ラッシュが今年もやって参りました。

Amazon.co.jpで買うChangeling: The Lost


Amazon.co.jpで買うWorld of Darkness: Asylum


Amazon.co.jpで買うMonte Cook's World of Darkness


C:tL Demo エラッタ:所属CourtによるGlamour吸収ボーナス

A changeling who is attempting to coax out the emotion of their Court receives an additional Glamour point in the event of a successful roll (not to exceed their Glamour maximum).

自分の属する宮廷が司る感情をかきたてようと試みて、判定に成功した場合、Glamourを通常より1点余分に吸収できる(ただし自分のGlamour上限値を超えてはならない)——C:tL Demo p. 5

Demoの記述だけではCourt(宮廷)とは何のことだか判らないのはともかく「Courtが司る感情」が判らないのは困る。冬の宮廷=悲しみ、であることは例示からわかるが、あとは正式ルールブックを待つか、公式サイトのCourtsプレビューを見るしかない。

C:tL Demo エラッタ:Saraのキャラクターシート(ディベロッパー確認済)

今日はChangeling: The Dreaming の発売日だ。これを機に公式サイトから無料ダウンロードできるデモシナリオを遊んでみようという奇特な人もいるかと思うので、人柱として先月の体験から補うべき部分を拾っていこうと思う。

C:tL Demo には5人の作成済キャラクターが付属し、それぞれ1ページずつキャラクターシートと能力の使い方の説明が載っているが、Saraのキャラシートと解説ページの記述には矛盾がある。

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C:tL プレビュー:契約/Contracts

The enigmatic powers of the changelings are curious — like the fae themselves — because they aren't innate abilities. Rather, supernatural changeling abilities, known as Contracts, come as a result of bargains struck between the fae and the natural world. Indeed, they are literal contracts between the dream-folk and the worlds they inhabit. The nature of the contract defines its appearance: A changeling who seems "fireproof" actually has a contract with fire itself to cause him no harm, while a changeling who can fly might have either a contract with the air to buoy him or with a bird to grant him its aspects.
チェンジリングはさまざまの不思議な力を使うが、興味深いことに——チェンジリング自体興味深い存在だが——その力は生来身に備わったものではない。チェンジリングの超常能力は、「契約」と呼ばれることから判るように、チェンジリングとその住む世界とが交わした取り引きの結果としてもたらされるものだ。効能の現れ方は契約の内容によって異なる。炎の中に立っていても焼け焦げひとつ付かないチェンジリングがいたとしたら、それは火と契約して自分に害を及ぼさない約束をとりつけたのだろうし、空を飛べるチェンジリングがいたら、それは大気と契約して浮力を得ているのか、鳥と契約して飛行能力を与えてもらったのか、どちらかだろう。

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C:tL プレビュー:ダークリング/Darklings

When dealing with matters of Faerie, there are things that a person must do, and things a person must not. This is the foundation of many stories of the Fae, including this one. It begins with a hill, somewhere not far away, and they say that the Invisible Throng congregate there, three times a year. The rules are simple. From sunrise to sunset on that night, the people must not speak of the Invisible Throng, and from sunset to sunrise of that night, they must not leave their homes. Consider the young man of courage and curiosity, who would rather see the faeries for himself. He tells his sweetheart, the sweetest girl in fifty miles, that he wishes to see the faeries that morning, and she recoils in horror, and says that he must not speak of — but it is too late, and she has spoken of them too. She cries, and says that she will not go with him. And she retires that night with her rosary and she prays. And the young man of courage and curiosity hides at sunset on the mound, in a tree. And he sees them, as they swoop from the sky in their hundreds, and without warning they descend upon the tree and sweep the young man of courage and curiosity away, and the tree with him. And one hour before dawn, the sweetest girl in fifty miles hears the voice of her sweetheart at her window, begging to be let in. She goes to the door and steps outside to embrace him, and she too is gone. One day the young man, still of great courage but no longer of great curiosity, will escape. His sweetheart never will. She is theirs forever.
妖精国のものを相手にするとき、人がしなければならないことと、してはならないことがある。これは妖精物語の多くに共通する点である。今からお話しする物語にも。事の始まりは丘だった。村からそう遠くないところにあって、「目に見えない人たち」が年に3回、そこで集会を開くと言われていた。掟はふたつ。集会の日は夜明けから日没まで「目に見えない人たち」のことを話題にしてはいけない。そして日没から次の夜明けまで、決して家から出てはならない。さてここに怖れ知らずで好奇心旺盛な若者がいて、自分の目で妖精を見てみたいと思い立った。その日の朝、若者は恋人に、この近辺でいちばんの器量よしに——「今夜、妖精の集会を見にいかないか」と言った。娘は恐ろしさにすくみあがって「そんなこと口にしちゃいけないわ!」とたしなめた——だが時すでに遅し、そう言ったことで彼女自身も禁を破ったことになってしまった。娘は泣きながら「わたしは絶対行かないわ」と告げた。そして夜になるとしきたり通り家に籠もってロザリオを手に祈った。いっぽう、恐れ知らずで好奇心旺盛な若者は、夕方になると丘に生えていた木のうろに隠れた。見ているうちに、空から何百何千という妖精たちが舞い降りてきて、いきなり若者が隠れている木に飛びかかると、その木を中の若者ごとさらっていった。そして夜明けの1時間前、ここらで一番の器量よしな娘は、窓の外から恋人が「入れてくれ、入れてくれ」と呼ぶ声を聞いた。娘は恋人を抱きしめようと、戸口から表に駆け出したので、やはりさらわれてしまった。いつの日か若者は、怖いもの知らずだが前ほど好奇心旺盛でなくなった若者は、妖精の国から逃げだしてくるだろう。だが若者の愛した娘は二度と戻ってこないだろう。娘はいまや永遠に、妖精のとりことなったのだ。

Changelings know that their deeds have consequences, but few feel those consequences so keenly as the changelings who are called Darklings. Many were stolen away as the consequence of attracting the attention of the Fae. Their obsessive clinging to the solace of the night is the consequence of having been imbued with shadows. Their love of quiet is the consequence of having lived in a world where all was whispering, all was rustling and snapping twigs and creeping fear.
禁を犯せば報いを受ける。チェンジリングなら誰でもわかる因果だが、とりわけダークリングと呼ばれるチェンジリングには身に沁みる物語だろう。彼らの多くは妖精の関心を惹きつけた結果としてさらわれたのだから。夜に慰めを求めてやまないのは、その身に闇が染みついた結果だから。静けさを愛するのは、ひたすら囁き声と衣擦れと、小枝の折れる音と忍び寄る恐怖しかない世界に生きてきた結果だから。

The Darklings believe that they found it hardest to escape from the lands of the Fae, because their way back was hidden from them. Of all the changelings, they were lost in an alien landscape, with no reference point to return to, with all paths shrouded in shadow. To escape, they had to be the ones who could survive in the shadows, to thrive there with creeping things and dark things and dead things that move. Having come back, they are the changelings who wait in the shadows.
ダークリングが妖精の地から逃げだすにあたって、最も困難なのは脱出路を見つけることそのものだったろう。異様な風景に方角を見失い、人界を目指そうにも目印ひとつ見あたらず、どの道もこの道も暗闇に閉ざされているのだ。逃げだすためには、闇の中で生き抜けるようになるしかなかった。這いずるもの、黒いもの、死んでいるのに動くものでいっぱいの闇の中で……そうして人間界に戻ってきた彼らは、暗闇に潜むチェンジリングとなった。——Preview of Changeling: The Lost, 2007/08/03

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C:tL プレビュー:ウィズンド/The Wizened