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骰子回転劇場 日記

WoDに新系列サプリ「Night Horrors」登場

おそらく今年末に、Night Horrors という新しい種類のWoDサプリが登場するらしい。これはWoDの特定のシリーズにおける特定の超常種族についてとりあげるもので、WoDの主要シリーズすべてについてこのNight Horrors本を出す予定だという。順番的にはClanbook5冊が出そろった後、V:tRラインに初登場する。

White Wolf LiveJournal, 2008/1/11

WoD汎用軍隊ソースブック『WoD: Dogs of War』、2008年後半に発売

WoDで軍隊や軍人を使用するための汎用サプリメント『World of Darkness: Dogs of War』が制作されるようだ。軍人キャラクターの作成ルールから、シナリオにそのまま投入できる作成済み部隊の設定まで、ゲームで軍がらみの設定を出すのに必要なデータを網羅した本になるという。

ディベロッパーはStephen Lea Sheppardで、人気の高い追加武器データ集『WoD: Armory』も手がけた人物。今年最後のWoD汎用サプリになるらしいので、発売は2008年末と予想される。

これまでに武器、警察、病院と汎用サプリが出ているが、いずれも単なる追加データ集にとどまらず、基礎知識や世界各国の実情も盛り込んだ参考資料になっている。記述の正確さについては賛否両論あるが、ストーリーテラーがマニアなプレイヤー対策として効率よくゲームに必要な知識を仕入れるには手頃な本になりそうだ。

White Wolf LiveJournal, 2008/1/11

『WoD:Midnight Roads』の表紙が公開される

Amazon.co.jpで買う近刊『World of Darkness: Midnight Roads』の表紙がアマゾンにアップされている。内容紹介は2007/10/3の記事をどうぞ。

WoD: Innocents は子供が主人公

近刊『World of Darkness: Innocents』は、子供をプレイヤー・キャラクターとして遊ぶ1冊完結のゲームになるようだ。

What must it be like to be a child in a world where the monster in the closet and under the bed is real?

物置の中のお化けやベッドの下の怪物が実在する世界に生きる子供とは、どんなものだろう?—— Just Jess, 2008/1/11

この本は「WoDの住人はどうして誰も彼もひどい目に遭うのだろう」との素朴な疑問から生まれ、WoDシリーズとしては異色作になるらしい。子供向けに書かれてはいないが、幅広い物語を展開可能であり、やりようによっては子供をプレイヤーとして迎えることもできるかもしれない、とのこと。

ディベロッパーは自らも一児の父であるMatt McFarland。のみならず執筆陣も全員、子供のいる者ばかりらしい。

Just Jess, 2008/1/11

ディベロッパーのお仕事

White Wolf では TRPG 制作の中心となる人物をディベロッパー(developer)と呼んでいる。日本で言うゲームデザイナーと違いがあるのかどうか、昔から疑問に思っていたが、Werewolf: The Forsaken ディベロッパーの Ethan Skemp が、仕事の実際について語ってくれている。

WWの本は複数のライターが分担して執筆する形なので、ディベロッパーはそれぞれに内容を伝えたり字数を割り当てたり進行管理したりと編集的な仕事もやっているらしく、なかなか大変そうだ。第2回ではM:tAwサプリ『Mysterium』の制作現場で使われた書類がPDFで公開され、TRPG制作の内幕を知りたい人にはとても興味深い内容になっている。

White Wolf LiveJournal, 2008/1/10

WoD新刊制作状況:Silver Ladder、Tribe of the Moon、Criminal Intent

新年初の Monday Meeting レポートでは、早速いくつかの見慣れないタイトルが登場している。

  • WoD Core: WoD: Innocents 制作中。先月の情報によれば、クランブック全巻に仕込まれた伏線を受けての登場らしいので、おそらくお目見えするのは今年後半ではないかと思われる。
  • Vampire: クランブック第一弾 Ventrue の後は、Daeva→Gangrel→Mekhetの順で出る模様。消去法的にNosferatuは最後か?
  • Werewolf: Tribe of the Moon が制作進行中。昨年春ぐらいからサプリメント発売が止まっているので、シリーズ再開が待ち遠しい。
  • Mage: 最後のオーダーブック、Silver Ladder が制作中。Adamantine Arrow に引き続き Ethan Skemp がディベロップを担当しているようだ(W:tFはどうしたんだろう)。
  • SAS: V:tRシナリオ Criminal Intent が最終的な修正加筆段階。

White Wolf LiveJournal, 2008/1/7

White Wolf 2007年のまとめ

新年早々、White Wolf公式ブログに2007年を振り返っての感想があがっている。WoDに関するものを中心にかいつまんでご紹介。

  • 2007年はWhite Wolfにとって「コミュニケーション」の年。2006年に合併したCCPと、お互いにより深く知り合う1年間となった。
  • 心配する声もあるようだが、CCPのゲームとWhite Wolfの既存製品はあくまで別物として扱う。EVE Onlineにヴァンパイアの宇宙船乗りが出てきたり、WoDの設定がEVEとつながったりはしないので安心してほしい。
  • ScionはEnnie賞のGame of the Yearに選ばれた。
  • White Wolf Publishing は CCP North Americaの新社屋に移転した。WoD MMORPGの制作チームもここにオフィスを構えた。
  • 『Fall of the Camarilla』と『Scion: God』は作品の品質を重視して発売延期する。
  • Prometheanはシリーズを継続できるほどの売り上げには至らなかったが、限定シリーズとしては非常に好評だった。
  • Changeling: The Lost も、限定シリーズとしては好調な滑り出し。
  • Scionは大成功だった。(当初3部作の予定が、サプリメントを追加することになったらしい)
  • SASは一定のファンがついたものの、定期的に製品を出すことができなかったために今ひとつだった。Eddy Webb が新しく担当になったので、2008年は継続的に新作を提供できる予定。
  • 『Mind Eye Theatre: Awakening』は初めてPDFとプリント・オン・デマンドのみの販売を試みたが、成功したとはいえない。販売形態に問題があったのか、内容に問題があったのかは検討中。
  • もしかしたら、今年か来年あたりに、Fiction(WW製品を下敷きにした小説シリーズ)を復活させるかも。

White Wolf Live Journal, 2007/1/1

World of Darkness: Changing Breeds インプレッション

Amazon.co.jpで買うさまざまな動物に変身する人間 Changing Breeds(変身種族)を扱うサプリメント。WoD汎用で、シリーズを選ばず使える。ワーウルフ以外の変身種族を扱うサプリメントは、他に『World of Darkness: Skinchangers』『The War Against the Pure』があるが、本書は最もプレイヤー・キャラクターとして使用するのに向いたシステムになっている。他の2冊とはルールが細々と異なるので、併用はおすすめできない。

本書の Changing Breeds は、人間だれしもが持っているコンパニオン・アニマルと人一倍強く結びついた魂を持っている人間という設定。ワーウルフの Primal Urge に似た Feral Heart という Supernatural Trait を持つ超常種族テンプレートを使用し、Essence を消費して特殊能力を発動し、種族的倫理に反する行動をすると Harmony が低下し、Uratha の Renown を思わせる Respect によって超常社会での評価を表す。Auspice と同様な種族内での役割分担も存在する。

各動物の特性を再現するために、特殊能力は多彩に用意された Favor と Aspect から好きなものを選択して取得するシステムになっている。Favor はその変身種族の生来能力、Aspect はより個性化したオプション的な能力という役割分担だ。この Favor/Aspect の組み合わせにより、ほとんどありとあらゆる動物の変身種族をカバーできるようになった。もちろん、W:tF の Uratha とは異なるワーウルフを作ることも可能だ。Chapter Three では、猫人間やコヨーテ人間からカエル人間まで、実に様々なサンプル種族が紹介されている。

概して Werewolf: The Forsaken のシステムをより様々な変身種族むけに汎用化した、という印象で、WoD 2.0 でもワーキャットやワーリザードのPCをプレイしたいというファンの要望に応える拡張サプリメントになっている。ただ、汎用という位置づけからか紙数の問題か、「Changing Breeds でどのようなシナリオを遊ぶことができるか」という点については言及が乏しい。どちらかといえば、こういう変身種族のキャラクターで遊びたい、というアイデアがある人に向いているようだ。

カタログ紹介文翻訳と通販リンクは「続きを読む」から。

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5冊のV:tRクランブックが織りなす謎と『WoD: Innocents』

Amazonで購入来年3/19から発売開始される V:tR クランブック・シリーズは、氏族の過去を明かすだけでなく、新たな謎を提示するものでもあるらしい。WW社のアートディレクター Richard Thomas が明らかにした。

... there's the five book Clanbook series for VtR which not only deeply explores the history of the clans and their present night activities but also contains an ongoing mystery woven through all five books that leads to a very cool project at the end of the year. There's WoD: Innocents, which provides a kind of play in the WoD that most players have never tried before ...

クランブック・シリーズは全5冊で、V:tRではこれまであまり深く掘り下げてこなかった、5大氏族の歴史と現代における活動を解説する。それだけでなく、5冊すべてを読むと一つの現在進行形のミステリーが浮かびあがり、これを伏線として、凄いプロジェクトが2008年末に公開される。それが『World of Darkness: Innocents』だ。WoDでこれまでに体験したことのないようなプレイを提供する。——White Wolf LiveJournal, 2007/11/30

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著者のブログに載ってしまった!『WoD: Urban Legends』レビュー

えらいことになった。『World of Darkness: Urban Legends』執筆陣の一人 Will Hindmarch 氏のブログに、私が先日書いたレビューがとりあげられたのだ。

ブログによれば氏が担当したのは Unwilling Organ Donors の章で、リサーチに力を入れただけに読者の反応が気になっていたそうだ。ところが今日に至るまで、この章に言及したレビューは私が書いたものだけだという。「よっぽどつまらなかったのかなあ」と氏は嘆いておられるが、個人的にはあの本で最もインパクトが強く遊びやすいシナリオソースだと思っている。

機械翻訳では意味がよくわからなかったようなので、英語で書き直して氏に送ってあげるべきだろうか、いやそれは厚かましいんじゃないだろうか、と悩んでいる。

骰子回転劇場・転|日記: レビュー『World of Darkness: Urban Legends』

クランブックはオールカラー・ソフトカバー — WoD新製品製作状況

  • V:tR のクランブックはオールカラー・ソフトカバー仕様で発売される。表紙には表面加工を施すなど、凝った装丁になるようだ。ソフトカバーにしたのは「5冊とも買って欲しいので、コストを押さえて価格を安くするため」だとか。
  • クランブックの発売順は Ventrue→Daeva→GangrelかMekhet→Nosferatu となる模様。
  • WoD: Midnight Roads のディベロッパーは Matt McFarland と判明。
  • Scion 3部作は好評だったらしく、サプリメントを制作することになったようだ。
  • SASは使用ガイドと執筆者マニュアルの改訂中。目下 V:tR 製品が1つ制作中のようだ。Promethean シナリオについてはフォーラムで「よい企画が持ちこまれれば検討したい」と公式筋の発言があった。逆にいえば現在は予定がないということらしい。

White Wolf LiveJournal, 2007/11/26

レビュー『World of Darkness: Urban Legends』

Amazonで買う

これは何の本?

World of Darkness汎用シナリオソース集。都市伝説を題材にした半完成シナリオ5本とシナリオアイデア9本を収録。それぞれ物語の展開や真相が数パターン用意されており、STの好みやPCの傾向に合わせて細部を組み立てていく。

アメリカの都市伝説をとりあげているが、日本や他の国の類似した伝説に置き換えるのはたやすい。どのシナリオソースも「伝説の真相」にひとひねり加えてあるので、プレイヤーが元ネタを知っていても興ざめどころか、むしろ知っていることがおおいに推奨される。

調査・謎解きが主体となるシナリオがほとんどで、結末に行きつくためにはプレイヤー同士の協調が求められる。情報収集をしていけば、プレイヤー自身が推理力を発揮しなくても謎は解ける仕掛けになっているので安心。

【注意:以下の文章ではシナリオの内容に触れています。プレイヤーが読んでも支障がない範囲にとどめていますが、気になる方はChapter〜を飛ばして「こんな人におすすめ」以降をお読みください。】

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『World of Darkness: Changing Breeds』表紙イメージ

Amazon.co.jpで買う発売は来月5日ですが、Amazonに表紙写真があがっているようです。どうせ新しい写真をアップするなら発売予定日も更新してほしいものです。2003年って、まだ新WoD基本ルールさえ発売されていない時期ですよ? いくらマイナー出版社だからといって、題名から発売日までまちがいだらけ、目指す商品にまちがいないかどうかはISBNで確認するしかないっていうのはあんまり悲しい扱いです。

White Wolf Quarterly (2007年秋版)公開

忘れた頃にやってくる、White Wolf Quartelyの2007年秋号が公開されましたよ(→ダウンロード)。

目玉はV:tR古代ローマ篇とScion完結編のプレビューの様子。詳細はのちほど。

White Wolf Online, 2007/11/09

サップとサップグローブの扱いに関する裁定(ハウスルール)

以後、Professorがストーリーテラーを務めるゲームにおいては、サップ/sapとサップグローブ/sap glovesは以下のように扱います。

  1. 第3章の〈格闘/Brawl〉技能におけるサップ・グローブ/sap glovesの修正は無視する。
  2. 日本語版p.190の「サップグローブ」は「サップ」と読み替え、英語版p.170のSapと同じ棍棒状の武器とみなす。〈格闘〉ではなく〈近接武器〉技能で扱う。特殊効果については基本ルールではなくArmoryのデータを採用する。すなわち、サップにより1回の攻撃で〈体力/Stamina〉値以上のダメージを受けた者は、次の行動権を失う。
  3. サップグローブ/sap gloves に関するデータとルールはすべてArmory準拠とする。詳しくは「sap glovesの公式データ(英語版)」を参照。

sap glovesの公式データ(英語版)

Amazonで買う先日「幻の武器」として紹介した sap gloves だが、『World of Darkness: Armory』で公式に言及されていることが判明した。

A more modern version of brass knuckles is sap gloves. (中略)These gloves serve the same function as brass knuckles (powerful, bone-crunching punches), having the same game Traits. (中略)However, the wearer's manual dexterity suffers while wearing sap gloves, and any actions performed that require such manual dexterity (operating a gun, using a hand tool, climbing) are done with a -1 penalty.
ブラス・ナックルの近代化版がサップ・グローブだ。……機能的にはブラス・ナックルと変わらないので(パンチの威力を強化し、骨をも砕くような打撃を与える)、データも同一である。……ただし、サップ・グローブ装着中は手先の器用さが損なわれるので、銃器を扱う、工具を使う、登攀するなどといった微妙な動作が要求されるアクションでは、成功判定にー1の修正が課される。

For the purposes of fighting in enclosed spaces (p.159), brass knackles (and their variation) are Size 0.
狭い空間での戦闘(p.159)では、ブラス・ナックルおよび同系列の武器は、サイズ0として扱う。—— 『World of Darkness: Armory』p.34, Brass Knuckles

p.36の一覧表にsap glovesの名前はないが、Brass Knuckles のデータをそのまま流用できる。ちなみに、p.34には同じく一覧表に出てこないがトゲ付きブラス・ナックルであるDragon Knuckleについても言及されており、こちらはダメージが1(L)になる。

peekaboo30 and the Test of Time, 2007/11/10

筋力1だけど銃を撃ちたい!-『WoD: Armory』のススメ

Amazonで買うWoDの銃器には必要筋力がある。射手の〈筋力/Strength〉がこれを下回ると、射撃判定にその分ペナルティがかかる。

然るに、WoD基本ルールp.169(日本語版ではおそらくp.189)、Ranged Weapon Chartの銃器の必要筋力は最低でも2だ。〈筋力〉1のキャラクターはー1修正を覚悟で必要筋力2の Light Revolver/Pistol, Rifle, Small SMGを使うか、何らかの手段で一時的に〈筋力〉を増幅するしかない。

だが、かよわい女性だってハンドバッグに護身用の小型リボルバーぐらい持ち歩きたい。子供の姿で何十年も生きている吸血鬼が、銃を撃つ筋力を稼ぐためだけに貴重な血を消費するのも癪だ。

そこで『World of Darkness: Armory』の追加武器表の出番である。

射撃武器は第2章にある(種別ごとに表が分散しているのでページ数は巻末索引を参照してほしい)。どこを見ても、必要筋力1で撃てる軽い銃器がごろごろしている。

のみならず、基本ルールでは必要筋力2となっている「.38 Special」が、Armory p.62では性能や値段はそのまま、必要筋力だけが1に下がっているのだ(ただし隠蔽性のルールが拡張された結果、手の中には隠せなくなっている)。

同じく基本ルールで必要筋力2で撃てる Glock 17 を見てみよう。こちらは残念ながら必要筋力は下がらないが、性能はそのままコストが3ドット→2ドットと買いやすくなっている。

筋力に不安がないキャラにとっても、『Armory』のデータ改訂はうれしいものだ。例えば .44 Magnum は、ダメージ修正が10 again→9 againと、基本ルールより大ダメージが出しやすくなっている。サイズとコストが+1されているのが難点だが、そもそも基本ルールでは手のひらに隠せてしまうという現実味に欠けるデータだから、これはこれで納得できる。

このように『WoD: Armory』では、基本ルールの武器データが再録されているが細部の扱いが微妙に変わっている。プレイヤー・キャラクターがArmory側のデータを使用する場合、ストーリーテラーにひとこと言っておくほうがいいかもしれない。

『ワールド・オブ・ダークネス』日本語版基本ルールにおけるサップ・グローブ

昨日のエントリで sap glove を幻の武器として取りあげたが、日本語版では逆に sap の方が「幻の武器」になっている旨、指摘を頂いた。昨日の記事は日本語版しか持っていない方にはチンプンカンプンだったと思われるので、もう一度整理しよう。

WoD日本語版の武器表に「サップ・グローブ」という手袋の一種らしき武器が載っているが、これは英語版では「サップ」という棍棒のことである。

WoD基本ルール英語版『The World of Darkness』では、p.69 Brawl 技能の項に「sap gloves」という武器が例示され、修正は+3となっている。しかし p.170 の Melee Weapon Chart には「sap」という修正+1の武器が存在するだけで、これは Weaponry 技能でしか扱うことができず、sap gloves なる武器はどこにも存在しない。追加武器データ集『World of Darkness: Armory』にもやはり、sap のみがあり、sap gloves は収録されていない。

しかし日本語版『ワールド・オブ・ダークネス』では、p.75 の格闘/Brawl 技能の修正サンプルとして「サップ・グローブ(+3)」が存在し、p.190 の武器表の sap は「サップグローブ(打1)」と翻訳されている。つまり、日本語版では sap のほうが「存在しない武器」になっているのだ。

sap と sap gloves は全く別物の武器だ。sap gloves については昨日の記事を見ていただくとして、sap を辞書で引くとこうある。

sap 《俗》棍棒(blackjack)—— リーダース英和辞典

同じ「棍棒」と訳す club と違いが分かりにくいので付け加えると、club が木製であるのに対し、sap は鉛などの重りを革でくるんだもので、昔は英米の警官が警棒としても使っていた。下はイギリスの警官が使っていた sap の実物写真。

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別名 blackjack とも呼ばれる理由は Wikipedia にも詳しい。持ち歩いても目立ちにくく、打撃音が鈍いことから、かつては背後から人を殴り倒して金品を奪う強盗が使ったともいう。WoDの武器表に気絶効果付きで載っているのは、このことを反映したものだろう。

White Wolf が 武器表の sap をサップ・グローブの略称でなく棍棒の一種として扱っていることは、『World of Darkness: Armory』を見ても明らかだ。このサプリメントには基本ルールの武器データが再録されているだけでなく、それぞれどのような武器であるかの説明も載っている。

Sap: The sap is usually palm-sized flat "bag" of leather filled with lead shot or powder. For a small weapon, though, it packs a big wallop. The sap used to be part of every cop's arsenal about 20 years ago.

サップ:おおむね手のひら大の平たい革袋に鉛の玉や粉末を詰めたもの。武器としては小型ながら、かなりの打撃力を秘めている。20年ほど昔は警官の(鎮圧用)武器として欠かせないものだった。—— World of Darkness: Armory, pp. 28-29

武器表のsapを「サップグローブ」と訳したことにより、日本語版では英語版にない問題が生じた。つまり、同じサップグローブがp.75では+3修正、p.190では+1修正という矛盾ができてしまったのだ。#wod-jpでは「p.75の+3はダメージ修正とは書いてないから、ダメージ修正とは別途に+3、つまり合計で修正+4の武器になるのでは?」という解釈も出た。どの数値をとるかはストーリーテラーの判断によるだろう。

なお、sap/サップグローブの気絶効果については『Armory』では若干修正され、頭部狙いの攻撃でなくとも、ダメージが対象の〈体力/Stamina〉以上であれば対象は次の行動権を失う、となっている。基本ルールの気絶効果は、頭部狙い(ー3)の攻撃で、かつダメージが対象のサイズ/Size値以上でなければ現れない。人間の標準サイズは5なので、成功率は非常に低い。これが不満なストーリーテラーは、Armoryの新ルールを採用してみてはいかがだろうか。

幻の格闘武器「sap gloves」

SAP Gloves【2007/11/04追記】これは『The World of Darkness』英語版基本ルールについての話である。日本語版『ワールド・オブ・ダークネス』では翻訳によって別の問題が生じている。「日本語版基本ルールにおけるサップ・グローブ」のエントリを参照されたし。

【2007/11/10追記】『World of Darkness: Armory』p.34に sap glove の記述があることが判明した。詳しくは「sap glovesの公式データ(英語版)」を参照。

WoDのキャラクターに白兵戦武器を持たせるとき、普通は『World of Darkness』第7章(p.170、日本語版ではp.190)のMelee Weapons Chartから選ぶだろう。〈近接武器/Weaponry〉技能を持っていなければ、選択肢は〈格闘/Brawl〉技能でも使えるブラスナックル(Brass Knuckles)しかない。

だが、この本にはもう一つ、〈格闘〉技能で使える武器が隠れているのを御存知だろうか。

Suggested Equipment: Roll of quarters (+1), brass knuckles (+1), sap gloves (+3)—— 『World of Darkness』p.69, Brawlの項

日本語版では第3章の〈格闘〉技能(p.75)の説明、最後から2段落目にあたる。

sap gloves とは鉄板を縫い込んで拳で殴る威力を高めた革手袋(参考:Googleイメージ検索)のようで、なるほど〈格闘〉技能で扱う方がふさわしい。だが p.170のMelee Weapon Chartの武器と見比べると、修正+3というのは破格の威力だ。原理的にはブラスナックルと大差ないのに威力だけはメイス並みというのはいかがなものか。

だが、それを別にすれば現代人が持ち歩く武器としてなかなか魅力的でもある。外見はただの革手袋だから武器とわかりにくく、欧米では護身用としてかなり安価に販売されている様子。格闘系のFighting Styleを取得したキャラクターが装備して戦えば見た目にもカッコイイし、ダイスプールが増えればFighting Styleの追加効果が出にくいという難点も緩和される。格闘技が得意なキャラクターを作りたい向きは検討してみてはいかがだろうか。

sap glovesは『World of Darkness: Armory』の追加武器にも含まれていない、まさに「隠れアイテム」である。コストやサイズ、ダメージ種別などはストーリーテラーと相談して決める必要があるし、威力についてもバランスを取る必要があるだろうが、格闘技が得意なキャラクターを作りたい向きは検討してみてはいかがだろうか。【2007/11/10追記】『WoD:Armory』には、武器表に登場しないものの、sap gloveの記述がある。詳しくは「WoD」

『The World of Darkness』コアルールで使われているフォント

Cover Worldofdarknessハンドアウトなどをルールブックと似た雰囲気で作りたい人の参考にどうぞ。

タイトルロゴ……Garish Monde
章題……Parchment、影はGrunge Update(DominicanかCaslon Antiqueで代用可能)
項目見出し……Escalido
フッタ……Plasticman

その他フリーフォント詰め合わせがMr. Gone's Character Sheets(←直リンク、Zip圧縮)からダウンロードできます。

White Wolf Forums : strange question

どうしてワールド・オブ・ダークネス製品には索引がないのか

First off, let me agree with those of you who think that by and large our indexes suck. I agree. I don't think that about every index that we've ever made, particularly from the arrival of the WoD Core Rulebook onward, but most of the ones we did weren't that good, and many books that needed them didn't get one. Even a crappy one.

まず、皆さんが感じられているとおり、我が社の製品の索引は概して不満足な出来だ。私もそう思う。全部が全部そうというわけではないし、特にWoDコアルール発売後は改善してきたつもりだが、我が社が作ってきた索引はたいてい出来がよくないし、その申しわけ程度の代物すら付いていない本も多い。索引が必要とされる製品にもかかわらずだ。—— Richard Thomas, at White Wolf LiveJournal, 2007/10/26

WoD英語版を読むようになると、どうしても生じてくる一つの不満がある。それはほとんどのサプリメントに索引がないことだ。

読み物的なサプリメントならまだいい。困るのは、追加データ集や拡張ルール集だ。
「あの特殊能力はどこに載ってたっけ」
「あの追加ルール使いたいんだけどどこにあったっけ」
と思いたった時、マーフィーの法則によって、それは索引のない本である。頼れるのは己の記憶力と「How to Use This Book」コーナーの各章概要のみだ。たぶんこの本のこの辺であろう、と見当を付けて、えい、やっ、とページを繰るはめになる。

PDF版を持っていればテキスト検索も使えようが、ゲームショップや公民館の貸しスペースでノートパソコンを叩く余裕が万人にあるわけではない。正確なスペルを覚えていなければお手上げだし、そもそも、旧WoD時代にはPDF版というものがなかった。

ゆえに旧WoD時代から現在に至るまで、「索引がない」は洋の海外を問わずWoD英語版ユーザーの嘆き文句でありつづけてきた。White Wolf社にその嘆きが届いていないはずはない。それなら、何故なのか。WWの偉い人、リチャード・トーマスが長年の疑問についに答えてくれた。

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『World of Darkness: Reliquary』発売

Amazon日本で買うどのWoDシリーズでも使える汎用マジックアイテム「relics」に関するルール、アイテム自作システム、サンプルデータを追加するサプリメント。便利な物あり呪われた物あり、ゲームでの活用例や導入方法、relic を利用したシナリオ案なども紹介。relic の調査・創造・使用に関する Merit も新たに追加される。

ハードカバー128ページ。ISBN 978-1-58846-492-7。

World of Darkness: Midnight Roads

WoD2.0 事情にあまり詳しくない人向けに説明しておくと、題名に『World of Darkness:』とつく製品はワールド・オブ・ダークネス汎用サプリメントで(以下WoDコアサプリと略)、どのシリーズでも使えるし WoD基本ルールで作った人間キャラクターでも遊べるようになっている(実際、人間PCを想定したゲームバランスの製品が多い)。

WoDコアサプリを買うもう一つの楽しみは資料価値だ。『WoD: Armory』は武器車両関係、『WoD: Tales from the 13th Precinct』は米国の警察と司法制度、『WoD: Asylum』は米国の医療(特に精神病院)に関する手堅い参考資料にもなっていて、TRPGをやる上で必要な情報を効率よく拾うことができる。

そんなコアサプリシリーズに新たな製品が加わりそうだ。著者は WoD御用達ライターにして一児のパパにして社会人学生にしてベテランSTである、ついでに私とタメ年らしい Matt McFarland。彼の個人ブログによれば、新作『World of Darkness: Midnight Roads』はこんな内容だそうだ。

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Monday Meeting Is All Late and Stuff

  • World of Darkness Core
    • World of Darkness: Changing Breeds は最終レイアウトと校正中。Mike Chaney 曰く「ヌードが沢山出てくる本」だそうな。まあ変身種族だけに毛深いヌードに違いないが。
  • Vampire: The Requiem
  • Mage: The Awakening
    • Adamantine ArrowBanishers が校閲段階。
    • SIlver Ladder の表紙イラストレーターを手配中。
  • Changeling: The Lost
    • Ethan Skemp が Goblin Market (妖精界と人間界のはざまで定期的に開かれる不思議な蚤の市。C:tL pp. 279-285) に関する何かを執筆中。PDF 限定リリースというから、SAS の新作の可能性が濃厚。
    • Rites of Spring が校閲段階。
  • Scion
    • Scion: God はレイアウト段階。
    • SAS シリーズで Scion 関連製品を出すことが検討されているようだ。
  • Project: Blue November なる計画が進行中。すでに校閲段階まで進んでいる新製品らしいが、詳細は不明。
  • White Wolf 社はディベロッパーを増やす予定らしい。いくら第4シリーズ以降が1年限定展開とはいえ、三大メインシリーズを抱えている Will, Ethan, Bill が交代で兼任という体制はきつかったのだろうか? 事実、Ethan が C:tL にかかっている間、W:tF ラインはほとんど止まっていたことだし。
  • 忘れた頃にやってくる、White Wolf Podcast が近日更新予定とか。公式ブログでは Podcast でとりあげてほしい質問を受付中。
  • Ethan Skemp が Grimoire of Grimoires を執筆中。どのシリーズの製品かは不明だが、彼は現在 Changeling/Mage/Werewolf の三股かけるディベロッパーなので、題名からしてMageサプリの可能性が高い。

White Wolf LiveJournal, 2007/09/27
White Wolf LiveJournal, 2007/10/01

『WoD: Reliquary』『Astral Realms』の書影がアマゾンにリーク

Amazon日本で買うAmazon日本で買うWoD近刊2冊の書影が早くもアマゾンにリークしている。というより、公式オンラインカタログの更新が遅い、というべきかもしれないが。

World of Darkness: Reliquary

Astral Realms

WWリリーススケジュール更新

White Wolf Online: Upcoming Releases

C:tL, WoD: Asylum到着

8/16の発売日にAmazon.comに注文して、Standard Shippingで11日後。Amazonからは「到着予定日は9/11頃になるけどどうする?」なんて脅しのメールが来たが、けっきょく発売当日に発送したのと変わりないじゃないか。

あてにならぬはAmazonの発送日と女心と秋の空。

さあ読むか。いや、もう読みはじめてるんだけど。

『Changeling: The Lost』『Monte Cook's World of Darkness』『World of Darkness: Asylum』発売

夏のGenCon祭りということで、お財布に痛い新作ラッシュが今年もやって参りました。

Amazon.co.jpで買うChangeling: The Lost


Amazon.co.jpで買うWorld of Darkness: Asylum


Amazon.co.jpで買うMonte Cook's World of Darkness


WoD: Tales From The 13th Precinct とセットで使いたい『Mayhem Police Department』

Cover Wodtalesfrom13Thprecinct凝りに凝った組み立て式ペーパータイルを世に送り出しつづける WorldWorks Games の新作現代物はなんと「警察署」だ。

Mayhem Police Department

自分で厚紙に印刷して組み立てる、という手間があるとはいえ、署長室から拘置所、刑事たちのデスク、果てはパトカーやSWAT装甲車やヘリポートまで、ディテールにこだわったミニチュアセットが15ドルで一式揃ってしまう。しかもPDFデータでの販売なので、好みの小物を追加するのも自由自在だ。

警察署の汎用設定集『World of Darkness: Tales from the 13th Precinct 』をお持ちの方なら、ぜひセットで使ってみたくなるはずだ——幸い13th Precinctにはシナリオも付属してくることだし。

凄いのは小物の充実ぶりで、組み合わせ方では警察署にかぎらず会社のオフィスだって再現できそうな品揃えだ。「続きを読む」に小物一覧を引用しておく。

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エロと外宇宙の恐怖

WoD: Second SightWorld of Darkness: Second Sight pp. 128-129「Lust」を書いた人はきっと日本のエロゲーに造詣が深いにちがいない。出される例のマニアックさがただごとではない。

それはそれとして、問題の項は第4章「The Thing That Should Not Be」、この世を破滅させる外宇宙の力を題材とするストーリーテリングへの考察の中にあるのだが、どうせクトゥルフもどきと舐めて読んでみたら、結構うがった話も書いてあって嬉しい驚きだった。WoDコアに限らず、W:tAなど世界の終末をネタにしたゲームをマスタリングする上で非常に参考になる。

キャラクターの名前・生年月日・出生地まで全部お任せ『Fake Name Generator』


クリックで拡大たとえばWoDでヴァンパイアを作るとき、どんなにこだわらないプレイヤーでも大まかな外見年齢や抱擁された時期ぐらいは決めざるをえない。W:tFやM:tAwだって、キャラの年齢は経歴や外見にも関わってくるし、どんなに大雑把なマスターの元でどんなTRPGを遊ぶにせよ、キャラクターの名前ぐらいは決めざるをえない。これがけっこう面倒だ。

運と霊感に恵まれれば、キャラクターのイメージが頼まなくても降って湧いてくるものだが、STとしてNPCやプレロールドPCを大量生産するとなればそうもいかない。そこでこの Fake Name Generator の出番である。

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WoD対応版Hero Lab, デモバージョン公開

Lone Wolf Development は7月12日、TRPG汎用キャラクター作成・管理ソフト Hero Lab のワールド・オブ・ダークネス対応版デモを発表した。正式版公開は8月16日のGenCon開催と同時になる予定。

» Hero Lab V1.1k ダウンロード

デモ版といっても、d20正式対応の最新版にWoD用データセットの見本をオマケにつけた形なので、シェアウェア登録(有料)すればd20用のキャラクター作成管理ソフトとしてきっちり動作する。

残念ながらWindows専用で、英語版なわけだが。

GamingReport.com, 2007/07/23

C:tL第3サプリメントの題名は『Rites of Spring』

Changeling: The Lost のサプリメント第3弾の題名は『Rites of Spring』であることが明らかになった。

  1. Autumn Nightmares
  2. Winter Masques
  3. Rites of Spring

ということは最終サプリメントは「夏のナントカ」になるんですな。

ちなみにネタ元によれば、キャラクター管理ソフト『HeroLab』のWoD正式対応版はGenConで発表されるとか。ちゃんと動くんなら、そのためだけにMacBookにWindows入れちゃいそうだ。

White Wolf LiveJournal, 2007/07/16

wod-jpオフ会開催案内更新

wod-jp オフ会開催案内更新 by 自覚めよ!

内容が追加されたので前日ながらリンクを張り直しておきます。
参加希望者数、なんと11人。おそるべし。
一次会・二次会とも会場の定員いっぱいいっぱいなので、残念ながら追加募集は締め切りだそうです。

しかし私は15日も東京にいるので気が向いた人は遊んでやってください。
ノーパソ持っていくので旅行中もメールチェックできますよ。

White Wolf Quarterly (2007年5月〜9月分)

6月も終わろうとしているが、ともかくPDF版が公開された。

表紙は6/27発売予定の Bloodlines: The Chosen から。CCP合併のように大きな話題はないので、淡々と新作や近刊から抜粋記事を紹介している。

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Changeling: The Lost デモルールが土曜公開?

今週土曜日、6/23は Free RPG Day だそうで、米国のゲームショップ店頭で新作のクイックスタートキットやシナリオモジュールが無料配布されるそうだ。

WoD関係では『Changeling: The Lost』クイックスタートルール、またキャラクター作成管理ソフト HeroLab体験版(新WoD対応データセット付)あたりが気になるところ。

キャンペーン終了後でも構わないからインターネット上でも公開してくれることを切に望む。

GamingReport.com, 2007/06/20

WoD近刊制作状況

珍しく社員が全員会議室に集合したら座る場所がなくなったので、引っ越しを検討中らしいWhite Wolf本社より。レポーターはいつものWill Hindmarch。

  • 来年発売のWoD第6シリーズは、概要やデザインスケッチなどの意見交換を始めたところ。具体的な情報が出るのは来年1月になりそう。
  • SAS
    ChangelingシナリオはChuck Wendig著『The Children's Contract』、基本ルールとほぼ同時発売予定。V:tR用新作『Blood Red + Ash Gray』発売。Vampire, Changeling, Mage 用シナリオが開発中。
  • Changeling: The Lost
    Ethan Skempがサプリメント『Winter Masques』を執筆中。表紙はスキーマスクの絵ではないことは確か。
  • Mage: The Awakening
    Banishers』が制作予定に上がった。Ethan Skempが担当するようだ。
  • その他制作進行中
    » Scion -『Scion: Demigod』『Scion: God
    » V:tR -『Requiem for Rome』『Fall of the Camarilla』『Bloodlines: The Chosen
    » WoD Core -『World of Darkness: Reliquary』『Changeing Breed』
    » MCWoD -『Monte Cook's World of Darkness
    » M:tAw -『Mysterium』『Mage (Mind Eye Theatre)』
    » White Wolf Quarterly

White Wolf LiveJournal, 2007/06/18
White Wolf LiveJournal, 2007/06/11

WW, World of Darkness MMO開発に向けて大量求人

White Wolf は本気だった。

CCPと合併した目的のひとつは「WoDをMMO化するため」と聞いてはいたが、これまで古強者のWoDマニアをさんざん期待させたあげく幻と消えたWoDコンピュータゲーム化計画の数々を思うに、いまひとつ現実味が感じられずにいた。

しかしCCP|WWは5/15付のプレスリリースで、World of Darkness MMO開発のために総勢100名を超す大量求人を発表している。

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WoD近刊制作状況

なんだか良く分からない言論統制が敷かれているらしい White Wolf から、みんなおなじみ Will Hindmarch のレポート。

  • WoD 第6シリーズのディベロッパーは既に決定済み。
  • WoDコア
    WoD: Reliquery はイラストラフ待ち。
  • SAS
    既刊シナリオの改訂作業が進行中。すでに購入した人は改訂版を無料でダウンロードできるようになる予定とのこと。
  • 先週の更新で題名だけ出た Murder City とは近未来を舞台にした私立探偵もののボードゲームで、デザインは Ken Cliffe とWill Hindmarch が担当するらしい。
  • Changeling: The Lost
    第1サプリメント Autumn Nightmares はレイアウト段階。すでに第2弾 Winter Masques の制作も進行中。もうじきポスターがお目見えするかも。
  • Vampire: The Requiem
    古代ローマ用エクスパンション Requiem for Rome と対になるサプリメントが1冊出ると言われていたが、どうやらその題名が Fall of the Camarilla になるらしい。延び延びになっている Damnation City は現在、索引作成中。念校のチェックが終われば今度こそ印刷所行き、のはず。
  • Mage: The Awakening
    Astral Realms が脱稿した模様。Mysterium も制作段階。MET版M:tAw は、PDF版の制作が進行しているようだ。もしかしてPDFで先行発売があるのかも?
  • Scion
    Scion: Demigod は校閲中、Scion: God も制作に入った。

White Wolf LiveJournal, 2007/05/29
White Wolf LiveJournal, 2007/05/21

『Book of Spirits』書籍版・PDF版同時発売

Bookofspirits CoverWorld of Darkness: Book of Spirits』のPDF版がDriveThruRPG.comから買えるようになっている。

新刊は値引率が渋いのだが、WW公式ブログによれば、SASシリーズを手始めに、発売後に発覚した誤記誤植を直した改訂版の制作が進められているようだ。DriveThruRPG.comでPDF版を買ったユーザは、改訂版を無料ダウンロードできる、とのこと。何でも発売日に買ってしまう人々にとってはいつ出るのか気になるところだ。

『Book of Spirits』の内容については5/9の更新を参照。またDriveThruRPG.comでPDFを買うときの注意は5/8の更新をご覧ください。

『Book of Spirits』表紙公開

Bookofspirits CoverWoD発売直後から出る出ると囁かれつづけて早4年、精霊(spirit)を扱うための汎用サプリメント『World of Darkness: Book of Spirits』がようやく5月30日に発売される。

精霊という存在が新WoDに初めて登場したのは『Werewolf: The Forsaken』だが、今ではどのシリーズにも多かれ少なかれ関わってくるのが現状だ。ところがワールド・オブ・ダークネス基本ルールがサポートするのは幽霊(ghost)だけで、その後のエラッタで「精霊と幽霊は別物」と規定されたこともあり、精霊を扱う汎用ルールの登場が待たれていた。

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WoD近刊制作状況

しばらく間が空いてしまったので、その間 LiveJournal に出た進捗報告をまとめておとどけ。

  • Scion
    Scion: Demigod はレイアウト段階に。追加pantheon用のシンボルマークをデザイン中。Scion: God も制作進行中。
  • Vampire: The Requiem
    Bloodlines: The Chosen がレイアウト段階? 各Bloodline用のシンボルマークがまもなく完成。Damnation City はまだ手こずってるらしい。The Blood は校閲段階に。古代ローマを舞台にV:tRを遊ぶエキスパンション Requiem for Rome も本格始動した模様。Lords Over the Damned なるものをWill Hindmarch が執筆中らしいが詳細不明。SASシナリオ2本が発売予定。
  • Mage: The Awakening
    EVE Offlineに忙しいメインディベロッパーの代打をEthan Skempがやっているようだ。Adamantine Arrow では落ちた記事を穴埋め中。Astral Realms もEthanが担当する模様。Mysterium は制作進行中だが、装丁がらみでトラブルが発生したようだ。
  • Changeling: The Lost
    Ethanが20ページにも及ぶ「hobgoblin treasure table」なるものを作っているらしい。D20ばりに、チェンジリング(ホブゴブリン?)を倒した後に得られるお宝をランダムで決められる代物のようだが、詳細不明。4/26のLiveJournalでリークした表紙はその後、正式公開。校閲と索引作成、PDF化作業が進行中。
  • World of Darkness Core
    World of Darkness: Asyrum はマップ部分を残してほぼ完成。
  • Monte Cook's World of Darkness
    とにかく動いてはいるらしい。8/16にChangelingと同時発売だが、間に合うのだろうか?

Storytelling Adventure System 公式サイトが改装+新作情報

White Wolfの単発シナリオシリーズ Storytelling Adventure System の公式サイトが改装された。いつも重たい本家サイトに比べてずいぶん軽快でスタイリッシュだなと思ったら、ここだけ独立してWordPressベース。デザインも外注したようだ。

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組み立て式ゴシックホラーボードゲーム『Shellendrak Manor』

職人芸的ディテールと痒いところに手の届く工夫に、見るたび感動せずにいられない ペーパーダンジョンタイルメーカー WorldWorks Games の新作は、ゴシック風の洋館だ。

壁にかかった鹿の剥製や庭の噴水までいちいちペーパークラフトで再現してしまう細かさが製作欲をくすぐる。たぶんクトゥルフとかヴィクトリア朝物のゲームを想定しているんだろうが、V:tRやWoDコアでも使えそう。未踏査の部屋を「Unexplored」というカードを置いて示すのは便利そうだ。

Zombie Manor というミニゲームのルールが付いていて、これ単体でもボードゲームとして遊べるのもポイント高し。

WorldWorks Games: Shellendrak Manor

WoD新製品製作状況

男子トイレの照明が壊れ「まるでサイレントヒルで小便をしているような」White Wolf本社からいつものWillが実況中継。

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レビュー 『Chicago Workings』

Chicago Workings とは?

PCの近所に越してきた新しい隣人。それは風水師ふたりが半世紀あまり繰り広げてきた暗闘の、最終決戦の幕開けだった。シカゴすべてを巻きこむ魔術戦争の行く末は、PCたちの手に……。

『Chicago Workings』はワールド・オブ・ダークネスを背景世界とし、ストーリーテリング・システムで遊ぶための、一話完結シナリオだ。プレイヤー・キャラクターが人間/mortal という前提で作られているため、『ワールド・オブ・ダークネス』基本ルールさえあればプレイできる(ただし『Chicago Workings』は英語版)。

難易度と傾向

消費経験点0〜34点のキャラクター向きで、難しい謎解きはほとんどなく、高い戦闘力や交渉力も必要としない。作りたてのキャラクターや、WoDに不慣れなプレイヤーに適している。人数指定はないが、4人前後が適当だと思う。

舞台設定

アメリカ合衆国、シカゴ市。予備知識は必須ではないが、実在の地名や建物が関わってくる。地図や旅行ガイドを見せながら状況描写するとイメージの食い違いを防げるかも。

プレイヤー・キャラクターの前提

特定の技能や能力がないと行き詰まるという心配はない。そのためコンベなど「どんなキャラクターが来るか当日までわからない」セッションに向いている。ただ、PCが離れて暮らしていると導入が面倒なので、同じアパートに住んでいる、または家が隣同士という設定でキャラ作成してもらうのが無難だろう。

WoDの一般人が現実の人間と同じぐらい超常現象を信じていないという点は、はっきりさせておいたほうが、起承転結が引き立つ。

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WoD製品4月〜5月のリリーススケジュール

ついに。ついに。『Book of Spirits』の発売予定が決まりましたよッ。
Scion第2部は第1部の2ヶ月後には発売されてしまうようで。一冊一冊はそんなに大がかりなシステムではないのかな?

White Wolf Online: Upcoming Products

WoDシナリオを3本まとめ買いで割り引きに

WoD単発シナリオシリーズ SAS が3本セットで割引になるお徳用セットが発売された。

単体3本の合計価格より3ドル割引になって、1本あたり約800円。日本語の文庫本でも1000円を超えるものが珍しくないご時世に、これはなかなかお得ではなかろうか。内容も充実しているし、サプリメントなどの背景知識を必要としない、キャラクターの目標がわかりやすい、などちゃんと単発セッション向けに作り込まれている。

DriveThruRPG.com, 2007/02/07

WoD近刊制作状況

最近WoD以外の製品ニュースも拾っている気がするが、主な目的はWoDであると解釈してほしい。ExaltedとVtES関連を拾わないのは、嫌ってるわけではないのです。遊びたいのですが付き合ってくれる人と金と脳細胞との余剰が乏しいだけです。

ではSASの売れ行きを固唾を飲んで見守る Will Hindmarch からの制作状況レポート。

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Chicago Workings はメイジ初心者用シナリオとしても結構イケる

オンライン販売限定のWoD単発シナリオシリーズ Storytelling Adventure Systems (SAS) はおおむね好評なようで、#wod-jp でも「メイジ用のシナリオは出ないのか」と催促の声を聞く。

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SASに秘められた、遊びやすさ向上の3つの仕掛け

先日発売された WoD単発シナリオシリーズ「Storytelling Adventure System (SAS)」には、STが読みやすく遊びやすいように、様々な新しい仕掛けがほどこされているようだ(→解説原文(ページ最後))。

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制作秘話『Parlor Games』『Chicago Workings』『The Resurrectionists』

SASの各シナリオが書かれた経緯について、著者が公式フォーラムで語ってくれている。若干のネタバレを含むので注意。

WoD新製品製作状況

アイスランドから出向してきた Peter さえも寒いとこぼす、極寒のアトランタからいつもの Will Hindmarch がレポート。

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WoD用単発シナリオシリーズ『Storytelling Adventure System』発売開始!

WoD用の単発シナリオをDriveThruRPG.comから有料ダウンロードできる新サービス「Storytelling Adventure System」が始まった。

シナリオ1本単位から購入でき、価格も7〜8ドル(日本円で約850〜970円)と手軽。また、シナリオの長さ(全部で何シーンか)、志向(頭を使う、アクション主体、交渉重視)、キャラ作成時の使用経験値の目安などが表示され、シナリオの傾向が一目でわかるようになっている。PDF形式でのオンライン販売限定。

SASシリーズ第一弾として発売されたのは以下の3本。

ひっそりアフィリエイトになってます。ここ経由で買ってくださるとレビュー意欲が上昇するかもしれません。しないかも。
(2007/01/30 21:23 追記:リンク切れを修正しました。)

WoD製品で定価が1000円を切るものはめずらしいので、日本語版展開でもなんらかの形で取り入れられるといいですな。

早速落としてきたので、レビューは夜帰ってきてから。

White Wolf Online, 2007/01/29

WoD近刊制作状況

  • Changeling:ベータ段階。原稿を偉い人(Mike TinnyとかRichard Thomasとか)が回覧するあいだ、新しいプレイテストの結果をとりまとめ。Justin Achilliが巻頭小説を書き下ろしたらしい。ちなみに、今回もやっぱり冷たい鉄/cold iron は登場するようで、Ethan と Bill がシステムバランス調整中。
  • PDF adventure products: まもなくレイアウトが完成。
  • WoD Core:WoD: Urban Legends はいくつかの技術的問題を解決すれば印刷所送り。
  • Mage:Free Council は数日中に完成する模様。Magical Traditions も制作進行中。
  • Scion:Scion: Heroはレイアウト全面変更。巻頭小説部分が完成。Scion: Demigodは草稿段階。

The White Wolf LiveJournal, 2007/01/22

TRPGキャラ管理ソフト「Hero Lab」が今春からWoD対応

Hero Lab新WoDのサプリが出るたびに紙版とPDF版の両方を買っている、と言うと奇異の目でみられるが、索引の付いていないサプリの内容を検索するにはこれがてっとりばやいのだから仕方ない。

もっと早いのは、詳しい人の記憶を頼ることだ。#wod-jpでも「○○の表って何ページにあったっけ?」「○○ってbloodlineはどのサプリに載ってた?」という会話が日常的に飛び交っている。

アナログな趣味の世界なのだから情報検索に効率を求めてもしょうがないのかもしれないが、NPCの戦闘要員を作るときやPCの成長時にいちいちルールブックをめくってチャート類を探すのがうっとうしいことこのうえない。あとPCのキャラシートの検算もめんどうくさい。私がたまにしかSTをやらない28の理由の一つがここにある。

だが Lone Wolf Development, Inc. から出ている汎用TRPGキャラ管理ソフト「Hero Lab」と、この春から提供されるWoD対応のデータセットを使えば、その面倒くさい部分をパソコンで計算するという夢が実現する。

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World of Darkness and the Last Crusade?

Matt McFarlandは現在『World of Darkness and the Last Crusade』なる本を執筆中らしい。おそらくWW正式発表前の製品のコードネームだと思われる(以前から日記上では執筆中の作品に妙ちきりんなコードネームをつけていた)。すでに名前だけはわかっている近刊か、まったく新しい製品かは不明。

innocent_man: Back in my life

WoD近刊制作状況

大きなニュースは先に挙げた。その他の細かい動きを拾っておく。

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WoD新製品制作状況

ヴァイキングの来襲、もとい、アイスランドのCCP社員が7〜8人ばかり出張してくるというので緊迫感にあふれているかどうかはわからないWhite Wolf社から、定例月曜レポート。WoD関連で動きがあるものだけ抜粋でお届け。

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『WoD: Reliquary』のディベロッパーは Jess Hartley

近刊『World of Darkness: Reliquary』のディベロッパーに、フリーランスライターの Jess Hartley が抜擢された。

彼女は W:tF, P:tC, WoDコアサプリメントの執筆実績があり、今年8月発売のWoD第5シリーズ『Changeling』制作にも参加している(→執筆作品一覧)。

「守秘義務が許すかぎり、ブログ上で制作状況を報告します」とのことなので、内容が気になってしょうがない人はRSSリーダに登録だ。最近ではWoDサプリメントのプレビューもこっそり載せているので、たまにチェックする価値はあると思う。

JessHartley.com, 2007/01/08

WoD2.0の歩みを振り返る

WoD2.0の話をしていて、ときどき気になるのが、過去の製品の発売日だ。White Wolfのオンラインカタログには、近刊の発売日は載っても既刊の発売日は残らないし、アマゾンの書誌データは著者が明らかに人間でなかったりありえない本が発売されていたりして、確かなのはISBNのみというお粗末さ。別に発売日など思い出せなくたって実害はないが、すっきりしないのはいやだ。

しかし世の中にはまめな人がいる。そう、先日紹介したWoD特殊能力総索引の作者、Angelus Michaels 氏だ。

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White Wolf 社員たちの新年の抱負

元旦の予告通り、WWスタッフの仕事初めの模様と今年の抱負リストが公開されている。かなり長いので、Exalted関連の人は割愛。相済まぬ。

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新春開始:WoD読書会

積読退散!WoD読書会あけましておめでとうございます。

#wod-jp には、WoDの英語版サプリを買ったんだけど結局積ん読にしている、という人がけっこういて、
「今年からみんなで毎日ちょっとずつ手持ちの英語本読もう」
という提案が出ています。

せっかくなので面白くやろうと思って、掲示板作りました。

英語本を読んだ日は、ここに「今日は○ページ読んだ」と投稿する。それだけです。
最初に「newTopic」をクリックして自分専用のトピックを作り、それに返信する形で投稿していくとわかりやすいでしょう。

登録しなくても記事は見られますが、初めて投稿するときはユーザー登録が必要です。
ユーザー登録すると、投稿数がカウントされます。
今日は○ページ読んだ、と投稿を続けていくと、記事のユーザー名の下に表示される称号がだんだん偉くなっていきます。現在は、おおむね2ヶ月、毎日投稿を続けると最高レベルに達する設定です。

この称号システム、投稿の内容には頓着しませんので、他の用件で骰子回転劇場・板に投稿した人についてはカウントが不正確になります。気になる人は、読書日記専用のユーザー名を新しく登録してください。

英語の本が積ん読になりがちだというところから始まった企画ですが、日本語の本でもいっこうかまいません。せっかくヴァンパイア:ザ・レクイエム日本語版も出たことですし。

【2007/01/02追記】現在時刻の表示がおかしい場合、「プロフィール」をクリックして設定画面を開き、タイムゾーンの設定を「GMT+9 hours」にしてください。ちなみに、その上の「掲示板のスタイル」では、掲示板の表示形式を色々変えることができます。現在4種類用意しています。他の人の表示には影響しませんので、お好みのスキンをお使いください。

Matt McFarlandが『WoD:Antagonists』の続編に意欲

Promethean サプリメントや『World of Darkness: Asylum』の執筆に忙しい Matt McFarland が個人ブログでこんなつぶやきを漏らしている。

I'd like to develop a second Antagonists book, I think. I wonder if White Wolf would go for it. Perchance I will pitch it to them.

World of Darkness: Antagonists』の続編を作りたいって思ってるんだ。White Wolfがゴーサインを出してくれればいいんだけどな。そのうち企画を持ち込んでみるかな。

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次のWhite Wolf Quarterlyは年内発行予定

例年12月初めに発行される White Wolf Quarterly 冬号が今年は遅れている件について、マーケティング担当のケリー・バーンズ=ハーマンがコメントを出している。

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WoD近刊制作状況

  • Ethanによれば、『World of Darkness: Book of Spirits』は脱稿して編集段階へ。イラストの発注もまもなく始まるようだ。
  • 『Chengeling』は年内の脱稿をめざして執筆中。Ethanはクリスマスの2日間を除いて休日返上の覚悟だとか。といっても次の土日はクリスマスでその次はすでに年末大晦日。つまり日本人感覚でいえば、いつもどおりということ。
  • 『Scion』は最終章のディベロップ中。

White Wolf LiveJournal, 2006/12/18

WoD近刊制作状況

「みんな俺を置いてけぼりにしてランチに行きやがって。ああサンドイッチ上等さ」とやさぐれ気味のWill Hindmarchによる月曜恒例の進捗レポート。社内で席替えがあったり週末パーティーをやったりWWスタッフは相変わらず忙しい。

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『Monte Cook’s A World of Darkness』は2007年8月GenConで発売

White Wolf社は12月6日、公式サイト上で『Monte Cook's A World of Darkness』の制作を発表した(プレスリリース全文)。

GenCon SoCalで流れた情報どおり、本書はMonte Cookが手がける最後のTRPG製品となる。発売は2007年8月、GenCon合わせの予定。

基本システムに氏の専門であるd20を使うのかどうかは不明だが、

Monte Cook is penning his own unique version of the horror setting known as the World of Darkness.

というから、WoDコアのサプリメントとして独自の世界設定を展開する可能性が高そうだ。

来年で3年目を迎える新WoDをモンテクックがどうCookするのか、期待は高まる。

White Wolf Online, 2006/12/06

WoD近刊制作状況

EVE Offline

  • EVE Online のオフライン製品については、現在 CCG(リニューアル?)、小説、コミックなどが検討されている模様。
  • EVE CCG 担当として、近々 White Wolf にアイスランドから新人がやってくるらしい。
  • TRPG 版 EVE のアルファ版が完成し、テストプレイが行われた。
  • Mage ディベロッパーの Bill Bridges は、Learn the World 誌に EVE の記事を書くらしい。もしかしたら、EVE TRPG を執筆することになるかも? Promethean ディベロッパーも兼ねている彼だが、この先ますます多忙になりそうだ。

Changeling

  • Ethan Skemp がサプリメント第1弾『Autumn Nightmare』の制作準備中。

WoD Core

Vampire: The Requiem

  • 古代ローマのサプリメントが予定されているようだ。「一章とかコラム1個どころじゃなくて、一冊(少なくとも)」と Will。古代ローマの設定資料集は、先代 V:tR ディベロッパーの Justin Achilli が「いつか制作予定に入れてみせる」と息巻いていたもので、その念願がようやく叶ったという形。

Werewolf: The Forsaken

Mage: The Awakening

Promethean: The Created

  • 最終サプリメント『Saturnine Nights』は、イラストの手配でスケジュールに遅れが生じているようだ。

その他

  • 『Monster Mayhem』という製品が開発中らしいが、詳細不明。「sample materials」などという記述が見えるので、ボードゲームの可能性は考えられる
    【2006/11/23追記:GamingReport.comの報道によってボードゲームであることが確認された。】

White Wolf LiveJournal, 2006/11/13
White Wolf LiveJournal, 2006/11/21

イニシアティブのd10は振り直すか否か、という問題。

「イニシアティブ判定で出目10が出たとき、10の振り直し(10 again)ルールを適用して振り直すか否か」という論争が公式フォーラムで起こっている。

たしかに World of Darkness Rulebook には振り直せとも振り直すなとも書いていないが、そもそも 10 again は余分な成功数を稼ぐためのルールなので、出目そのものを利用するイニシアティブにおいては適用されない、と考えるのが自然だろう。

しかし、ハウスルールとして考えてみると「イニシアティブのd10で10が出たら振り足す」というのはけっこう面白いのではないか。

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Monte Cook 最後の作品は World of Darkness!?

アナハイムで開催中の GenCon SoCal にて、White Wolf はこれまで秘密裏に進めてきた「Secret Project M」の概要を少しずつ明らかにしはじめたようだ。

MとはMonte Cook のM。D&D3eのコアルールの執筆者のひとりで、のちにWotCを離れてMalhavoc Pressを設立し、d20互換のゲームシリーズを精力的に展開してきた御仁である。かねて引退宣言を出していた彼が、最後の作品として選んだのは……

『Monte Cook's a World of Darkness』!
(→ネタ元:Shadownessence

2006/11/18 00:34追記:White WolfのWill Hindmarchが、Shadownessenceに流れた噂を肯定した

White Wolf LiveJournal, 2006/11/17

WoDコア, VtR, WtF シナリオがPDF限定シリーズで発売?

V:tRディベロッパー Will Hindmarch が公式ブログで明かしたところによれば、WoDの新たな製品展開として、PDFでのシナリオ販売が数ヶ月のうちに始まるようだ。

現在、名称がわかっているのは

  • Chicago Workings(WoDコア用)
  • The Resurrectionists(V:tR用)
  • Parlor Games(W:tF用)

の3本だが、「a new line of PDF adventures」と言っているので他ゲーム用のシナリオも期待できそうだ。無料配布のPDFシナリオもかなり質が高かったので、実物を見るのが楽しみ。

The White Wolf LiveJournal Community, 2006/10/30

WoD近刊制作状況

Damnation City (VtR) はまだスケジュールから遅れているようだ。しばらくサプリメント展開が止まっていたM:tAwについては、発売日が決まった Tome of the MysteriesLegacies: The Ancient の他に、Intruders: Encounters with the Abyss, Free Council, Magical Tradition の制作が進んでいる。一番最初にお目見えしそうなのは Intruders だが、現在のリリーススケジュールを見るに、早くとも2月以降の発売になりそう。で、公式スケジュールに 2/28 発売とアナウンスされた。P:tCでは Saturnine Night、WoDコアでは World of Darkness: Urban Legends の制作が始まったようだ。

The White Wolf LiveJournal Community - Monday Meeting Eats Unicorn-Flavored Crispy Treats

WoD新製品製作状況

ちょっと間が開いたのでここ2、3回のLiveJournal更新をまとめてお届け。英語サイトをたまにしかチェックしない人に。

【Vampire】

  • WoD: Chicago に続く巨大サプリメントとして期待の Damnation City は アートディレクションが難航している模様。原因はディベロッパーの Will Hindmarch のせいらしい。
  • Belial's Brood』は無事印刷所へ。
  • 『Bloodlines: The Chosen』は応募作品の第一次選考中。大変な数の応募があったようで、公開投票が楽しみ。
  • PDFで新たなシナリオがリリースされるようだ。デモクロ同様無料公開になるのか、DriveThru限定販売の有料PDFになるのかは不明。
  • 他社からライセンス商品が出るらしき動きアリ。

【Werewolf】

  • 『War with the Pure』ではいくつかのMeritに加え、Skill1個が追加されるそうだ。新WoDで追加Skillが出るのは珍しい、というか初めてじゃなかろうか。
  • The Rage: Player's Guide to the Forsaken』はおそらく今頃は印刷中。
  • PDFで新たなシナリオがリリースされるようだ。デモクロ同様無料公開になるのか、DriveThru限定販売の有料PDFになるのかは不明。

【Mage】

  • Intruders: Encounters With the Abyss のイラスト類が仕上がってきたそうだ。
  • Legacies: The Ancient』はレイアウト段階。
  • 『Tome of Artifacts』というサプリメントが制作中らしい。

【Promethean】

  • 『Magnum Opus』用のイラストが仕上がってきたので、レイアウトラフを制作中。


【Changeling】

  • Ethan Skemp が原稿を書いたりライターを集めたり精力的に働いているらしい。楽しみではあるけれど、こちらに精力を傾けすぎて W:tF の展開が止まってしまわないかと時々心配になる。

【Scion】

  • 最終稿がまもなく仕上がりそう。
  • 付属シナリオはかなりスケールの大きいものになるらしい。
  • matt milburgerがレイアウトのデザイン案を作っている。
  • シリーズ第2部の企画も進行中。

【WoD Core】

  • 延び延びになっている『Book of Spirits』はイラストの発注があった様子。精霊は全シリーズに登場するので、そろそろルールの整理が必要だろう。打ち切りにならなかったのはうれしい。
  • 新たに名前が挙がったのが『World of Darkness: Asylum』。『WoD: Tales from the 13th Precinct』で警察署の汎用設定モジュールが出ているから、これは精神病院のモジュールか?
  • matt milburgerがレイアウトのデザイン案を作っている。
  • シリーズ第2部の企画も進行中。

【その他】

  • Parlour Games なるシリーズ製品が制作中の様子。詳細は不明だが adventure とかいう単語が見えているので、シナリオに関わる本ではないかと憶測。
  • WW社のライセンス担当 Aaron Voss が、エッセンのゲームフェアから帰ってきてからというもの連日のように翻訳者たちと何やら打ち合わせ中だとか。近々、ドイツゲームの英語版でも出す予定なのかも。(ついでに Engel の3.5e対応版も出してくれないだろうか)

White Wolf LiveJournal, 2006/10/23
White Wold LiveJournal, 2006/09/25
White Wold LiveJournal, 2006/10/10 2:07

刑務所内の凶器ギャラリーとWoD: Armory


1588464865.01. Aa Scmzzzzzzz V55811644 » Prison Weapons

刑務所内は武器の持ち込み禁止。しかし囚人たちは与えられた日用品に創意工夫を凝らしてこんな自家製の武器を作っている。スプーンの柄を鋭く研いで刃にしたり、櫛の歯にカミソリを仕込んだり、マスターキートンも真っ青だ。

『WoD: Armory』の追加武器データには Found and Rigged Weapons(ありあわせの凶器と手製武器)というジャンルがあって、酒瓶から電源コードから伸ばした針金ハンガーまであらゆる日用品が武器として網羅される恐るべき項なのだが、その中に Shiv というものが載っている。

Shiv: A shiv is a makeshift, improvised knife common in prisons (through one doesn't need to be imprisoned to craft a shiv). Shivs take various forms: sharpened spoons, razors taped to toothbrushes, tin cups or scraps of metal with duct tape or bars of soap as the handle. Prisoners sharpen the metal against concrete floors, or, if the inmates are lucky, they have access to the prison machine shop.

シヴ:ありあわせの物で作った自家製ナイフで、刑務所内でよく見かけられる(別に刑務所に入らなくても作れる武器ではあるが)。形状はさまざまで、柄を研いだスプーン、歯ブラシに貼り付けたカミソリ、ブリキ缶の切れ端や金属片にダクトテープを巻いたり石鹸を刺したりして柄を付けた物など。金属はコンクリートの床で研げるし、運が良ければ所内の作業場の工具が使える。World of Darkness: Armory, p.43

冒頭に挙げたページはまさに shiv の実例集というわけだ。ちなみに shiv の出来映えを判定で決めたければ、同書 p.44〜45 の Rigging Weapons(ありあわせの物で武器を自作する)ルールが使える。『Requiem Chronicler's Guide』p.117 の Bottle Chronicle のような脱獄物や時間制限のあるシナリオでは、あえてダイスに任せてみるのも面白そう。

ザイーガ、2006/09/11

『WoD: Shadows of Mexico』表紙プレビュー

10/18発売の『World of Darkness: Shadows of Mexico』の表紙と概要がアップされている。

They say the blood sacrifices never stopped. They say pyramids underneath Mexico City house vampire cults. They say werewolves prowl the border with the U.S. They say mage society self-destructed there, and now foreign treasure-hunting wizards are plundering the country’s artifacts. They say a lot of things. Find out the truth for yourself.

そこでは今なお血なまぐさい人身御供が続けられているという。メキシコシティの地下ピラミッド群にヴァンパイアのカルト集団が潜むという。国境にはワーウルフが徘徊するとも聞く。かの地ではメイジ社会が自己崩壊し、今では外人メイジのトレジャーハンターがアーティファクトを漁ってうろついているという。かの地については多くの噂がある。真実は己の目で確かめるがいい。
  • 人身供犠の古代神話からUFO飛来の都市伝説まで、ワールド・オブ・ダークネスにおけるメキシコの完全ガイド
  • Clanのバリエーション、追加Merit、特異なヴァンパイア社会など、個性的なメキシコ人キャラクターを作るのにプレイヤーが必要なデータはすべて揃う
  • シナリオフックやモンスター、ヴァンパイアの公子たちやワーウルフのパックまで、メキシコを舞台にクロニクルを展開したいSTに必要な設定もすべて収録

「Shadows of ...」がつく本は、WoD汎用サプリメントではあるが三大種族のひとつに重点を置いたサプリメント。『Shadows of the UK』ではワーウルフがメインだったが、この『Shadows of Mexico』はヴァンパイア寄りの設定。ということは、次のShadows本はメイジが主役……?

White Wolf Online, 2006/09/15

WoD専門書店、作りました。

といってもAmazon.co.jpの新しいアソシエイト・ツール「インスタントストア」を使って近刊へのリンクをぺたぺた張っただけですが。

» 骰子回転劇場・店 —— 暗黒世界書店

要はリストマニアのお薦めリストをミニAmazon風に並べただけという感じで、おすすめ本が9冊までしか選べないのが残念ですが、前々から Vampire Tomes 風のアソシエイト本屋ページを作りたいと思っていたのでちょうどよかった。30分で作ったのでコメントとか配色とかいい加減ですが。

当分は、WoD2.0で最近出た新刊と、そろそろ出そうな近刊2、3冊を載せていくつもりです。Amazonに書名が間違って登録されているせいでWoD本を買いたくても目指すページになかなかたどりつけない人の一助となれば幸いです。

White Wolf Quarterly 2006 秋号が公開

» White Wolf Quarterly (September - November 2006) ダウンロード(直リン)

読者投稿特集ということでちょっと遅めの発行になり、新作情報はWebで公開済みのものが多いがいくつかプレビュー記事がある。

  1. WoD: Mexico
    神々に血の生贄を捧げる慣習があった古代中南米では、ヴァンパイアは神々そのものとして人間の崇拝対象になっていた話。また、ヴァンパイアとワーウルフは古くから和平協定を結んでいるが、昔は定期的に儀式的な戦闘を行って神々の生贄になる者を決めていたとかいう話。
  2. Circle of the Crone
    イニシエーションの一例が紹介されている。地面に寝かされて服をひんむかれて上からは司祭たちのvitaeが降り注がれるが一滴でも口にしたらその時点で失格。それに耐えたら今度は「神々を喜ばせるために陽光を浴びて焼け死ね」と言われる。いやだと言ったら失格。
  3. Pandora's Book
    メインは pandran と centimani の拡張ルール。面白いところでは Firestorm現象のカスタマイズルールが追加され、炎の嵐のかわりに蛙や死体の雨などの天変地異が起きるようになる。またqashmallimについてもきちんとしたシステムが付き、基本ルールの続編となるシナリオが1本付属。
  4. Lodge: the Splintered
    思想や文化を軸にしたこれまでの追加ロッジと趣を変え、地元に深く結びついたロッジを収録。例として「Lodge of 66(ルート66号線のロッジ)」が抜粋されている。
  5. Vampire: Dark Influences
    さくっとプレイできて、プレイヤー自身がニューオリンズに住むヴァンパイアとして行動しているようなライブ感覚が味わえるカードゲームをめざしたらしい
  6. Mind Eye Theatre
    Camarilla入会の勧め。カマリリャLARPはいわばTRPG版MMORPGみたいなもので興味はあるが、さすがに英語でロールプレイするのは辛すぎます

White Wolf Online, 2006/09/08

初心者対応強化月間

初心者おいてけぼりの勢いで英語版WoDの話ばかり書いてますが、WoD2.0に手を出してみたいと思っても質問できるサイトが少ないようなので、日記のコメントで質問いただければ、できるかぎり(気の向くかぎり)お答えします。初歩的な質問でもかまいませんのでどうぞ。

コメント書いたあとレスをチェックするのがめんどくさいという向きは、IRC(irc.trpg.net系列サーバ)の#wod-jpチャンネルで聞いてみるのも一案かと思います。

22:00〜02:00頃には誰かしらWoD2.0経験者がいて、2.0の話をしたり1.0の話をしたり国産RPGの話をしたりぜんぜん関係ない雑談をしたりしています。私もおおむね同じ時間帯にチャンネルにいてWoD新製品の発売日にはリアルタイムで感想を垂れ流したりもします。日記に書くほどでもないWoD情報を投げてることもあります。

WoD新製品情報

  • 『Changeling』の執筆陣は総勢10名以上にのぼるようだ。ちなみに、その一人は今年WWを辞職したばかりのJustin Achilli。
  • V:tRではマイナーCovenantサプリの『Belial's Brood』と都市設定制作ガイド『Damnation City』が予定よりちょっと遅れつつも進行中。
  • WtFでは『War with the Pure』『The Rage: The Player's Guide to Werewolf』の制作が進行中。
  • リリースが延び延びになっている『World of Darkness:Book of Spirits』は表紙デザインにとりかかったようだ。精霊はどのシリーズにも登場するのでいつまでも『詳しくはWtF参照』とも言っていられまい。ともかく制作が進んでいることは確かでなによりだ。
  • Bill BridgesはM:tAwサプリの執筆を進めるかたわら、秘密のWoDプロジェクトを進めているらしい。

White Wolf Live Journal, 2006/08/28

『WoD: Shadows of Mexico』のスポイラー

10/18発売予定の地域設定サプリメント『World of Darkness: Shadows of Mexico』について、V:tR ディベロッパーの Will Hindmarch が公式サイトより一足早く各所のフォーラムで内容を漏らしている。

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WoD近刊情報

GenConで新作情報が出たようだ。
(伝聞情報です。デマ、誤解を含んでいる可能性があります。ご注意ください)

  • Changeling
    2007年のGenConで発売。5冊完結シリーズ。
  • WoD: Urban Legends (Core)
    詳細不明。
  • WoD: Book of Spirits (Core)
    新WoD発表当初から噂だけはあるがのびのびになっている本。発売時期不明。
  • WoD: Shadows of Mexico (Core)
    汎用地域サプリメント。クロスオーバー。ヴァンパイア領主たちの下で雇われワーウルフやメイジが戦うらしい? 10月発売予定(→情報元
  • Bloodlines: The Chosen (V:tR)
    V:tRコアルールに名前だけ登場したBloodlinesの設定を、ファンの寄稿で作ろうというもの。一部はコンテスト形式になるとか。Bloodlines本としては3冊目。
  • The Blood (V:tR)
    V:tRプレイヤーズ・ガイド。プレイヤー向けの「Giant」な本らしい。Blood sympathy, blood bond, Predator's Taintなどの拡張ルールや、一部のDiscipline効果を変更するオプションルールが収録される。
  • Lords Over The Dead - Ventrue Clan Book (V:tR)
    Ventrue Clanの概観とデザイナーノートを含む小冊子。ソフトカバーの可能性も。「人類学的な解説。頭から終わりまで通読して楽しめるようなデザイン」
  • Kiss of the Succubus - Daeva Clan Book (V:tR)
    Clan BookのDaeva版。
  • The Rage (W:tF)
    W:tFプレイヤーズ・ガイド。
  • The Pure (W:tF)
    Pure tribeサプリメント。Ethan Skenpによれば「早ければ12月発売」(→情報元
  • War With the Pure (W:tF)
    Pure tribeサプリメント。『The Pure』とは別物らしい。『Reign of the Exarch』のようなクロニクルシナリオ集か? ソースは忘れたが、WtFでそういう本を作っているという噂は見た。
  • Tome of Mysteries (M:tAw)
    10月発売予定(→情報元
  • Legacies: The Ancient (M:tAw)
    Legacy本第2弾。
  • Denizens of the Abyss (M:tAw)
    Abyssの生き物を扱う
  • Magical Traditions (M:tAw)
    詳細不明
  • Free Councils (M:tAw)
    Order本第2弾。
  • Mysterium (M:tAw)
    Order本第3弾。
  • Mind Eye's Theatreシリーズ
    次作候補は『Awakening』。PDF版のみの発売になる可能性あり。『Forsaken』は現在のところ制作予定なし……
  • Scion
    新しい非WoDのRPGシステム。神の末裔をプレイする(ニール・ゲイマン『American God』のような感じ?)。3部作で、それぞれPCのパワーレベルが違う(神の末裔、半神、宇宙的神)。システムはExalted第2版ベース。『ペンドラゴン』風の要素が導入されるかも?(→参考:Will Hindmarchからの情報

Scion について、IRCでは「それって『戻ってきたAbberrant』では?」との指摘があった。そもそもExalted自体、Trinityの流れを汲むシステムなんだよな。

RPGnet Forums, 2006/08/10

WoD新製品制作状況

White Wolf社では8月のGenConに向けて準備しつつ、諸々の新しいプロジェクトを同時進行させている模様。早くも2008年の製作スケジュールを作っているというから大変だ。「ここんとこ、毎日会議しかやってない気がする」とはWill Hindmarchの嘆き。

『Promethian: The Created』は順調に刷り上がって8月10日のリリースは動かないようだ。巻末には来年発売予定の第5シリーズの広告が載るというから見逃せない。

もうひとつ気になるのは、Pauline Bennyが『Vampire: Dark Influences』というゲームで使用するカードの製作を密かに進めているらしいこと。Will 曰く「V:tESではないヴァンパイアのゲーム」なんだそうで、詳細はまだまだ秘密らしい。

今回明らかになった他製品の制作状況は以下の通り。

  • 『Damnation City(仮)』……V:tRサプリメント。現在は草稿とディベロップの段階。WoD: Chicago 級の巨大ソースブックになるらしい。
  • 『Bloodlines: The Chosen(仮)』……V:tRサプリメント。Bloodline本第3弾。
  • 『Lodges: The Sprintered (?)』……W:tFサプリメント。Lodge本第2弾。先週の金曜日に印刷所へ送られた。
  • 『Legacies: The Ancient』……M:tAwサプリメント。Legacy本第2弾。
  • 『Intruders: Encounters with the Abyss(仮)』……M:tAwサプリメント。まだ制作予定にあがってきたばかり?

White Wolf LiveJournal, 2006/05/30

WoD近刊制作状況

Will Hindmarch から久しぶりの近況報告である。

  • Pauline Benny は現在、「書籍ではなく」「未発表の」プロジェクトを進行中。
  • Will Hindmarch は新作『Damned City(仮)』に着手した。名前からして V:tR シリーズ2番目の都市設定資料集になるのかも?
  • 『World of Darkness: Skinchangers』の見本刷が先週完成。Will 曰く「Antagonists や Second Sight が好きな人ならきっと気に入るはず」
  • W:tFではロッジ本第2弾(おそらく『Lodges: The Splintered(仮)』)ともう一冊のW:tFサプリメント『War With the Pure(仮)』も制作が始まっている模様。アートディレクションはいつものAileen Miles。
  • Matt McFarland によれば【題名未公開】な本が2/1に出るらしい。時期からして噂のPrometheanサプリメント『Pandra's Book』か?
  • Bill Bridges はレガシー本第2弾『Legacies: The Ancient』の仕上げ段階。そろそろWoD第5シリーズの企画会議も始まるらしく、過密スケジュールに苦しんでいるとか。
  • ちなみにその第5シリーズの広告は8月発売の『Promethian: The Created』に掲載される。

White Wolf LiveJournal, 2006/05/22

『Mythologies』の詳細が明かされる

6/12発売予定のV:tRサプリメント『Mythologies』について、表紙の拡大画像と概要が公開された。小さい画像では判然としなかったが、中央の骸骨はどうやら柱に杭で釘付けになっているらしい。うっかり引き抜いたらヴァンパイアとして蘇ってしまうのだろうか?

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WoD製品発売予定カレンダー

この日記の右側で公開している発売予定スケジュールを、iCal に読み込んで表示できるようにしました。Macユーザーで、iCal をスケジュール管理に使っている方はお試しあれ。

読み込んだ後「自動更新」を選んでおくと定期的に変更をチェックしてくれます。

iCal を使っていない方でも、こちらのリンクからカレンダー形式で御覧いただけます。

……あんまり、実用性ないんですけど。

WoD: Armory のエラッタ(オマケ付き)が公開

WW公式サイトで18日、『World of Darkness: Armory』のエラッタが公開された。

修正は20箇所にわたり、主に武器データの数値が細かく変更になっている。追加Merit「EOD」は4ドット→2ドットに。Fighting Styleにも訂正が入った。

さらに「オマケ」として、p.167のサプレッサー関連で出てくる「subsonic and supersonic ammunition」についての補足説明と、紙数の都合で載せられなかった銃器3種、および重機関銃を持ち歩くための必要特性値に関する追加ルールが掲載されている。

WoD近刊の発売日が大幅変更

Carthians : 5/29 → 5/1
Secrets of the Ruined Temple : 6/26 → 5/15
Mythologies : 7/3 → 6/12
Shadows of the United Kingdom : 6/5 → 7/3

『Shadows of UK』だけが延期。相変わらず W:tF は不遇をかこっている。

White Wolf Upcoming Products, 2006/4/10】

Prometheanの正式タイトル決定

WW公式サイトで24日公開された「White Wolf Spring and Summer 2006 Highlights」というPDFパンフレットによれば、WoD第4シリーズの正式タイトルが決定したようだ。

Promethean: The Created

これまでにもファンの間で「VampireやMage扱いで副題は付く」「いや期間限定展開ということはOrpheusと同じで副題は付かない」などと不毛な憶測論争が繰り広げられていたが、やはり付いたようだ。

「White Wolf Spring and Summer 2006 Highlights」では、春夏の新製品と今後のリリーススケジュールを紹介するほか、発売済みの新WoD製品をシリーズごとに整理したリストがあり、あるシリーズに現在どのようなサプリメントやグッズが出ており、何が近刊なのか、一目で確認できるようになっている。

V:tRでは最後のコヴナントブック『Circle of the Crone』が9月、W:tFではワーウルフ以外の変身能力者を扱う『Skinchangers』が8月、M:tAwではExarchの全貌を明かす『Reign of Exarchs』が8月の発売予定であることが新たに確認された。

White Wolf Online, 2006/03/25

制作中のPromethean公式ページ?

White Wolf Onlineでは、今年8月発売予定の、WoD第4シリーズ『Promethean』の公式ページの準備が進んでいるようだ。リリーススケジュールの下に小さな広告画像が貼られ、これをクリックすると http://www.white-wolf.com/promethean/ にジャンプする。ジャンプ先にはまだ大きな広告画像以外に何もないが、おそらく日替わりプレビューが開始された暁には、ここに記事が連載されることになるのだろう。

広告画像自体は『World of Darkness: Chicago』の巻末に掲載されたものとほぼ同じだが、画面中央に稲妻が新たに描き加えてある。フランケンシュタインの怪物誕生の引き金をひいた、あの稲妻だろうか?

5月〜7月のWoD製品発売スケジュール

  1. 5/29 Carthian (V:tR)
    コブナントブック第4弾。因襲的な血族社会の改革をめざすCarthian Movementを専門にとりあげる。
  2. 6/05 Shadows of the United Kingdom (W:tF?)
    スコットランド高地からロンドンの路地まで、イギリス全土を包括する地域設定資料集。EthanによればForsakenがPureより多い設定になるとか。ワーウルフ中心だが、若干ヴァンパイアやメイジとのクロスオーバーありとの噂。カタログのロゴがW:tFでなくWoDコアマークになっているのはそのせいか?
  3. 6/26 Secrets of the Ruined Temple (M:tAw)
    アトランティスの遺跡とそこに眠るアーティファクトについて。
  4. 7/03 Mythologies(V:tR)
    昨日の日記参照。
  5. 7/03 Tales from the 13th Precinct (WoD Core)
    昨日の日記参照。

White Wolf Online: Upcoming Products, 2006/3/24

VtR: Mythologies, WoD: Tales of the 13th Precinct の概要が判明

GamingReport.com は、今夏発売のWoD製品の4つの内容と予価が判明したと報じた。うち2つは発売済み製品の割引セットとWoD汎用ダイスなので詳しくは記事原文を御覧いただくとして、残る2製品は昨年から噂だけは流れていた『Mythologies』と『13th Precinct』だ。

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World of Darkness公式Wiki

White Wolf社は22日、World of Darkness公式Wikiを開設した。新WoD・旧WoD両方をサポートする。

公式といっても「ファンの情報源として」だそうで、基本的にはファンの投稿で運営される(不適切な記事はWWスタッフが削除するとの断り書きあり)。更新履歴を見ると、ディベロッパーがフォーラム上で非公式に回答したエラッタや新作情報ウェブで流布している非公式エラッタや新作情報などが早くも転載されはじめたようだ。毎日膨大な投稿があるフォーラムからこの手の情報を拾い出すのは大変なので、このまま「WW公式フォーラムのまとめサイト」として発展していってくれないかと密かに期待している。

しかし公式Wikiの登場で気になるのは、先発の非公式Wikiの数々だ。私が知っているだけでも、Wolfspoorから派生した「White Wolf Wiki」、ファンが自作した追加設定を収集する「World of Darkness WikiForge」の2つがあり、どちらも活発に更新中である。これらは公式Wikiに吸収されて消えていくのだろうか? それとも……

White Wolf Online, 2006/03/22

WoD製品制作進行状況

V:tR ディベロッパー Will Hindmarch から久々の近況報告である。

  • 5月発売の Carthians (V:tR) は刷り上がった模様。
  • 4/17発売の Tomb of the Watchtowers (M:tAw) は印刷を終えて WW 社の倉庫へ。
  • 5/1発売の WoD: Second Sight および Shadows of the UK は印刷にかかった。
  • Reign of the Exarchs ももうじき完成。
  • Circle of the Crone はディベロップ最終段階。

The White Wolf Live Journal, 2006/3/14

WoD: Second Sight が5/1発売

かねてより噂されていた、超能力や民間呪術を扱う追加ルール集『World of Darkness Second Sight』のプレオーダーがWW公式サイトで始まった。

超常能力をもつのは、夜を徘徊する諸種族のみにかぎらない。孤独な超能力者、狂った妖術師、終末論者のカルト信者たちもまたワールド・オブ・ダークネスの住人なのだ。本書では彼らのもつ独自の能力を探る。—— White Wolf Online Catalog

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4月のWoD製品発売予定が公開

いずれも4/17発売とされている。3月はExalted第2版でいっぱいいっぱいらしくWoD製品の予定は入っていないが、2月末リリースの『Guardians of the Veil』『Requiem Chronicler's Guide』がずれこむ可能性はありそうだ。

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WoD: Chicago の修正版Cabal関係図が公開

World of Darkness: Chicago』で、メイジのCabalの相互関係図からCabal名が抜けているため「どのマークがどのCabalなのかわからない」という問題が指摘されているが、Cabal名を追記したCabal関係図がPDFで公式サイトにアップされた。

曰く、「424ページもある本なんだからまあ間違いの1つは2つはあるよな?  それにマークは見ればどのCabalのやつか見当は付くと思うんだけど、まあいちおう修正版あげとくよ」と言い訳までいつもの回りくどいWW節なのが微笑ましい。

White Wolf Online

【注意!】White Wolf公式サイトのアカウントをお持ちの皆様へ。

Wolfspoor, 2005/12/12
今朝がた White Wolf 公式サイトにつながらないと思ったらハッキング攻撃を受けていたようで、WolfSpoor を通じてプレスリリースが出ていた。19:50現在、事態はまだ混乱しているらしく、公式サイトはトップページに同じプレスリリースを表示するのみの閉鎖状態が続いている。

親愛なる White Wolf ユーザーの皆様へ

ここ数年多くの有名企業サイトが国際的なハッカー集団の攻撃を受けていますが、弊社も今週末にその攻撃の標的となりました。このハッカー集団は現在、盗んだユーザーデータをインターネットに公開すると言って弊社を恐喝しています。弊社としてはそのような要求に応じて金銭を支払うつもりはなく、FBIと連絡をとりつつこの犯罪者たちに然るべき裁きを受けさせようと努めています。

弊社はユーザーとファンの皆様が必要な自衛手段をとれるよう、あえてこの事実を公表することにいたしました。これまでに White Wolf 公式サイトのユーザーパスワードと同じパスワードを他のインターネットサービスでお使いの方は、ただちに変更手続きをとることをお勧めします。

件のハッカー集団は、弊社が使用していたソフトウェアの欠陥を利用してユーザーデータを不正に引き出しました。このユーザーデータには、ユーザー名、Eメールアドレス、暗号化されたパスワードが含まれています。弊社が確認したかぎり、彼らはクレジットカードデータを引き出すことはできませんでした(彼らもそれを引き出したという声明は出していません)。しかし、充分な時間があれば彼らが暗号化されたパスワードを解読する可能性はあります。

弊社が現在使用しているソフトウェアを検証し、今後の攻撃を阻止するための措置をとるまで、White Wolf 公式サイトは数日のあいだ閉鎖させていただきます。

事態の収拾まで、皆様には今しばらくのご辛抱とご注意をお願いいたします。

このお知らせは、弊社のユーザーデータベースに登録済みの方々にはEメールを通じてもお伝えしております。この件に関するお問い合わせはすべて、wwaccounts@white-wolf.com へお願いします。

(翻訳:Professor。なお文中のメールアドレスへ問い合わせの際は@を半角に打ち直してください。日本語は通じないと思われます)

DriveThruRPG.comがクリスマス20%オフセール中

DriveThruRPG.com が、「ほぼ全品20%オフ」のクリスマスセールを始めた。 Checkout時にクーポンコード「happyholidays」を入力すると請求額が2割引になる。

「ほぼ」というのは ProFantasy、Talisman、0One、12-Midnight Products 製品がセール除外品だから。週明け12/12には待望のPendragon 5th Editionや新WoD都市設定集『World of Darkness: Chicago』も出ることだし、年末年始は海外に本を発注するのも不安だし、いっそPDFで買ってしまう、という手もあり?

White Wolf Quarterly 2006年冬号公開

WWQ最新号のPDF版が公式サイトにアップされた。来年1〜3月発売の新製品情報が掲載されている。表紙は1/16発売の『Bloodlines: The Legendary』。胴体が2つある男やら眉毛の代わりにボディピアスした男やら、改めてアップで見るといかがわしさ倍増だ。

これはどうやら『Legendary』で追加される異形の枝族、The Carnival を描いたものらしい。その抜粋紹介がp.8-9にあるのだが、コンセプトからして「鰐女、人間骸骨、頭が2つある男……」と昔の見せ物小屋に出てきそうな連中がぞろりと並んでいるし、専用 Discipline の名前は The Show だし、看板に偽りなしである。V:tR にビザールや怪奇といったキーワードを持ちこみたいSTには一見の価値がありそう。

V:tR関連では『Requiem Chronicler's Guide』の紹介記事も。題名どおりST向けに、V:tRらしさを出しつつも新しい切り口で史劇を展開する方法を紹介するガイドブックだそうだ。「ほとんど雑誌スタイル」の構成で、一つ一つの記事が読み切りで短く、拾い読みしやすい造りになる。たとえば……

  • ヴァンパイアが狩られる側に回る時
  • ヴァンパイアという境遇を超越しようとする者たち
  • STとPL、1対1のセッション
  • ヴァンパイアの家族
  • 街に唯一のヴァンパイア

といった記事が載る予定とか。

W:tF向けには1月末発売の『Blasphemies』の概要紹介。Forsakenに伝わる異端神話、精霊やRiddenやHostのカルト、奇怪なロッジなど、PCの敵役向けの追加設定を扱うソースブックになるほか、Father Wolf伝説とはまったく異なる起源神話を自作できるシステムが提供されるようだ。Bale Hounds を専門的に扱う初のサプリメントであることも目玉の一つ。

もっともディベロッパーはこの本のテーマは「邪悪」ではない、と繰り返し強調している。

Blasphemies is something of a toolkit for Fucking With Players’ Heads. …… its main theme is how belief can be twisted into something particularly strange and threatening.

『Blasphemies』はいわば、プレイヤーの頭をファックするためのツールキットだ。(中略)信条や思想がいかにして常軌を逸した危険きわまりない代物へと変質していくか、を主題としている。—— Ethan Skemp, White Wolf Quarterly 2005 Winter

ワーウルフはルール的に見ても肉弾戦が得意な生き物なので、敵役もついつい殺人鬼やら怪物やら「わかりやすい」悪役に偏りがちだが、本書は「もっとエレガントで大人らしい、悪を悪ゆえに歓ぶのではなく、微かに堕落の甘い香りを漂わせる」敵役を提供することを目標にしているようだ。

M:tAw関連では、初のOrder本となる『Guardians of the Veil』がとりあげられている。魔法の悪用や誤用を防ぐために、欺瞞と罠の網を巡らせて常人から魔法の存在を隠し続ける彼らは、同時に非メイジ種族からの欺瞞や罠に目を光らせる存在もである。役割に誠実であろうとするほど他人には不実な態度をとらざるをえず、同じメイジからも猜疑の目を向けられる……紹介記事の短い描写を読んだだけでも、なかなか複雑な立場らしいことが伝わってくる。

WoD関連製品の発売予定で公式サイトに未公開のものは次の通り。

  • 2006年3月
    • Requiem Chronicler's Guide (V:tR)
    • Guardians of the Veil (M:tAw)
  • 2006年4月
    • Territories (W:tF)
    • Tome of the Watchtowers: A Guide to Paths (M:tAW)
  • 2006年5月
    • Carthians (V:tR)
    • World of Darkness: Second Sight (WoD Core)
  • 2006年6月

White Wolf Online, 2005/12/07

World of Darkness: Chicago プレビュー公開

White Wolf Online, 2005/11/29
表紙イメージ

汎用都市設定資料集『World of Darkness: Chicago』のIntroductionの章が、12/12の発売にさきがけて公式サイトで公開された。本書のテーマとムード、各章の概要、参考資料リストなどを読むことができる。

本書は新WoD初のクロスオーバー・サプリメントだ。大きくMortal, Vampire, Werewolf, Mageの4部構成で、各種族がそれぞれのゲームの枠を越えて互いに関わりあい、各ゲーム専用の都市設定資料集とはひと味違った面白さを追求する。各部は独立した専用サプリメント並みの分量で、クロスオーバーを行わないゲームにも充分使えそう。

プレビューを見たかぎりでは、まずMortalの部で全パートに共通する設定と人間の視点から見たシカゴが紹介される造りのようだ。続くVampire/ Werewolf/ Mage の部はそれぞれ3章に分かれ、第1章はその種族から見たシカゴの概観、第2章はシカゴ在住のNPCたち、第3章はシカゴを舞台にしたシナリオとなる。

この第3章はそれぞれ単独の非クロスオーバーシナリオとしても遊べるが、3つ合わせるとシカゴ全体を揺るがす壮大なクロニクルができあがる、という凝った仕掛けになっている。しかも、どのパートのシナリオも、どの種族のPCでもプレイ可能という凄さ(もちろん他種族パートのシナリオは難易度が高くなるが)。新WoDの付属シナリオはどれも完成度が高いが、今度のものにも期待できそうだ。

総ページ数は424ページ、新WoD史上最も大規模なサプリメントになる(Justin Achilli曰く「非常に充実した……前代未聞のスケールの……えー、クソ分厚い本」)。表紙にはV:tM初版をスタイリッシュなイラストで飾った Timothy Bradstreet が復活。ディベロッパーたちも何ヶ月も前から「クロスオーバーならではの面白さを追求している」とフォーラムで意気込みを語っている。

Justin Achilli ライブチャットログ(2005/11/19)

先日IRCネットワークDarkMyst上で行われたJustin AchilliとWoDファンの質疑応答ログを抄訳でお届けする。生ログはこちら

Q: ヴァンパイアやワーウルフは新 WoD 版が出ましたけど、メイジの新版を作る予定はありますか? 『ヴァンパイア:ザ・マスカレード』にあまり関係ない質問で恐縮ですが。

『Mage: Awakening』という題名で現在発売中だ。君の近所のゲームショップでも買えると思うよ。『メイジ:ジ・アセンション』とはかなり趣を異にしたゲームになってる。たぶん、旧 WoD 版と最もかけはなれた、と言えるんじゃないかな。M:tAw のメイジは失われたアトランティスの魔法を操るという設定になった。もちろん、気にくわなければアトランティスの代わりに、ムーでもウルティマ・ツーレでも地底帝国でも好きなものを当てはめてもらって問題ないよ。

Q: 新ワールド・オブ・ダークネスの判定システムは旧版より洗練されてややこしくなくなったのがいい、とよく聞きます。V:tM や W:tA、M:tA といった旧 WoD のゲームにこだわるプレイヤーにも、新 WoD のシステムをコンバートして使うよう勧めるべきでしょうか?

個人的には、旧 WoD システムと比べると新 WoD システムはずっと楽しい。より簡潔で、洗練されたものに仕上がったと思う。だがそれを旧 WoD 世界にも「輸出」すべきかというと、そうとは言いきれない。従来のシステムは、あれはあれでうまく機能するしね——旧 WoD の世界観に合わせて作られたんだから。旧 WoD の設定はいわば巨視的で、世界的な陰謀と宇宙的恐怖がいたるところにはびこる、どちらかというと「映画的」なものだ。対照的に新 WoD の世界設定では、より身近な、得体の知れない恐怖に焦点を置いている。だからキャラクターが——いい言葉が見つからないが——「地味に」なったように見えるかもしれないが、あくまで旧 WoD と比べればの話だ。

ずいぶん回答が長くなってしまったが、要するに新 WoD も旧 WoD も、元々のシステムで遊ぶのがいちばんだと僕は思う。もちろん、君が世界設定やシステムを互いにコンバートして使いたいなら、思う存分やってくれ。でもそれは、全く異なるゲームのために作られた全く異なるシステムを持ちこむことだよ。君の他にも旧 WoD⇔新 WoD 間のシステムコンバートに挑戦している人が大勢いるのは知っているけどね。結局は個人の趣味の問題だろうな。まあ例によって「ゴールデンルール」的回答をしておくか(笑)何であれ、君と君のプレイヤーとが面白いと思ったことなら、どんどんやるといい。

Q: 例えばガルゥのキャラクターを作るのに、Hunter など他の WoD ゲームの長所や短所を持ちこむのはありですか?

僕が思うに、あるゲームのルールを別のゲームに移植するというのは、極めて高度な分析的思考が要求される作業だと思う。つまり、そのルールの機能——それが「どのように」機能するかを見きわめて、環境が変わってもそのルールが同じ機能を果たすにはどうすればいいか考えないといけないってことだ。

三年前の僕なら、他のゲームは他のゲーム、よその縄張りに踏みこむな、と言ったかもしれない……だが今の僕は(新 WoD で提示した)ツールボックス的アプローチ(注)が心底気に入ってるんで、よそから美味しい設定をつまみ食い的に持ってくるのは良い ST のやることだと思っている。もちろん、君がプレイヤーなら、まずストーリーテラーにきちんと説明して了承をとるべきだ。その設定を持ちこむことが元のゲームにどういう影響を与えるかよくよく考えた上で相談すれば、ストーリーテラーもきっと前向きに検討してくれるだろう。

(注)ツールボックス的アプローチ:新 WoD の世界設定や選択ルールは、「ルールブックやサプリメントに載っているものをすべて使う必要はない。ST が使いたいと思ったものだけを、使いたいところに採用すればよい」という思想に基づいて設計されている。WW スタッフがこれを説明するのによく使われる例えがツールボックス(道具箱)。

Q: なぜトゥルー・ブルハー( True Brujah )氏族についてもっと詳しい情報を出してくれなかったんですか? 第二版でも具体的なことはほとんど判らなかったし、リバイズド版にいたっては休眠したっきりどこに登場してくるのか判りません。

トゥルー・ブルハーはそもそも希少氏族だからだ。意図的に謎めかした部分も確かにあるがね。ブルハーのほうがずっと一般的だし、トゥルー・ブルハーは一つの氏族というよりむしろ珍しい歴史的遺物として見てほしかったんだ。あれはいわゆる「ニッチな」氏族で、特定の限定された状況で登場させるには面白い。キアシドとかサルブリみたいなもんでね。自分の専門分野にかけては優れているんだが、その専門分野というのが極めて特殊なので、一般ウケする汎用的な氏族とはとても言えない。そういうわけで、主要氏族と同列には扱わなかった。

Q: アンテディルヴィアンやメトセラは強力な上級訓えを使いこなします。太祖ブルハーも《先覚》や Tempolis (時間を操る訓え)に優れていました。後に自分の身に何が起きるか(注)、推測できなかったはずはないと思うんですが……?

そこがアンテディルヴィアンの設定で僕が好きなところの一つでね。彼らが何を知っていたのか、どこまで知っていたのか、あるいは気づかなかったのか、本当のところは決して判らない。僕が V:tM から切り捨てようと試みたものは色々あるが——その一つが10レベル訓えだ。アンテディルヴィアンは、どこまでの力を持っているのか誰も知らない、神秘的な存在であってほしかった。そして連中の恐ろしいところは、なんといっても、人間でなくなってあまりに久しいために、何を考えているやら見当も付かないことだ。もしかしたらなんにも考えてないかもしれない。長い長い歳月の間には精神構造すら変わり果てて、我々人間の貧弱な精神には理解を絶する論理で思考するようになっているかもしれないじゃないか。

まあ元の質問に答えておくと、ブルハーが来たるべき運命を予知していなかったと誰に判る? そうなることを望んでいなかったと誰が言い切れる? もしかしたら何もかもが壮大な欺瞞かもしれないじゃないか。

Q: 始祖ブルハーがトロイルに同族喰らいされたというのは実は世間の目を欺く工作にすぎず、ブルハーは今も隠れ家か墓所で隠然たる支配力を振るっている、という設定を考えました。こういうことは可能性としてありうると思われますか?

そりゃもちろんあるだろう。アンテディルヴィアンの数ある謎の一つだな。V:tM 基本ルールにもたしか「彼らは生と死を完全に超越するすべを知る最後の世代である」というような一節があったね。アンテディルヴィアンについて我々が知っていると思っている事柄のうち、どれが欺瞞であってもおかしくない。僕自身、太祖ヴェントルー(と思われている太古のヴァンパイア)がゲヘナさえも生きのびて全血族を征服するっていうプロットを書いたことがある、没になったけどな。だからアンテディルヴィアンがこういう欺瞞をはたらいたかもしれない、と君が思えば、それはありうることだ……自分が死んだと見せかけたり、そもそも初めから存在もしていなかったり、後世の伝説とは似ても似つかない人物だったりするのだってありだ。

Q: アサマイト氏族の創始者ハキム(Haqim)はエノクの子、カインの孫なので、第3世代にあたるはずですが、サプリメントによっては「第2世代」と書かれています。これは誤記でしょうか? それともカインは第0世代と数える、ということでしょうか?

うへっ。そんなところまで読み込んでいる人がいるとは嬉しいね。あくまで個人的な見解だが、僕は「カインには世代がない」という解釈が好きだ。カインは第1世代にはなりえない——自分自身から1代隔たることは不可能だ、と考えてみる。するとカインと第2世代の間に「失われた第1世代」がいたんじゃないか、という可能性が出てきて面白いだろ? アンテデルヴィアンほど老獪で、測りがたい、神のような怪物を葬り去るような「知られざる敵」がいたのかもしれないね……ガクガクブルブル。

Q: 旧 V:tM の設定は、今後新しい V:tR の設定に継承されていくんでしょうか?

ハハハ、絶対誰かが聞いてくると思ってたさ。でもそうなることはないだろうな。制作陣も首脳陣も、新 WoD は旧 WoD と差別化を図っていきたいと考えている。両者にはたしかに共通する要素もあるが、あくまで別個の存在なんだ。旧 WoD の設定を新 WoD に持ちこむのが不可能だといっているわけじゃない——それについては先の質問で答えたとおりだ——だが既存のものをもう一度作り直すよりは、新しいものを作るほうに力を注いでいきたいと僕たちは思う。

Q: 『ノド書』『Revelations of the Dark Mother』『Erciyes Fragments』は、聖書の創世記を下敷きにしたヴァンパイアの始原神話となっていますが、創世記に登場するネピリム(神の子たちが人の娘たちに生ませた英雄種族)は題材に使われていないようですね。これには何か意味があるのですか?

僕たちが常に念頭に置いていることの一つとして、「今我々が見ているワールド・オブ・ダークネスは、必ずしも昔からそういう風だったとはかぎらない」というのがある。現代に「地上をさまよう巨人たち」がいないからといって、初めから全く存在しなかったとは言いきれない。人と交わる天使たちにしてもだ。それはともかく、考えてもみてくれ、そいつらまで旧 WoD に出てきたとしたら……ただでさえ超常種族が人口過剰気味の世界なんだぜ。まあ古文書とか何かの形で登場させてプレイヤーを脅かすのにはいいだろうな。

ただ、背景設定というものは具体的にすればするほど神秘性を失ってしまうものだし、未知ゆえの恐怖というのはホラーゲームに欠かせない要素だ。そういうわけで僕たちはいつも、細かい設定はストーリーテラーが好きなように作って構わない、と言ってるんだ。(僕自身、件の「地上をさまよう巨人たち」がチェンジリングのご先祖様だったってことにしてもいいなと思ってたぐらいでね)

Q: 『Erciyes Fragments』ではアンテディルヴィアンの数を「3 and 10(3と10)」ではなく「3 by 10(3の10倍)」と記していますね。つまりアンテディルヴィアンは13人ではなく30人だったということですか?

その通り! 読者を脅かすために入れたのさ。何度も言うけど、真相は誰にも判らない。でも我々が知っている氏族が本来30あるうちの13でしかないとしたら、他にはいったいどんな恐ろしい連中が……(不気味にクレッシェンドするBGM入る)

「3 by 10」のくだりは、歴史のどこかで滅びてしまって現存しない氏族を指す、という解釈も成り立つ。13氏族の他にもいろんな氏族が興っては滅びていったかもしれない、と考えると面白い。さっき言ったように、WoD は必ずしも昔から永久不変だったわけじゃないからな。

Q: イエス・キリストや十二使徒といった宗教上の聖人がヴァンパイアと関わった可能性はありますか?

あっても不思議はないだろう。でも僕としてはそういうところにヴァンパイアを関わらせたくはない気もする。常々思うんだが、インパクトを狙って歴史上の人物をヴァンパイアにするのはむしろ逆効果じゃないだろうか。あれは同じ人間がとてつもなく非人間的な行為をはたらくところが衝撃的なのであって、「実はヴァンパイアでした」と言ってしまうと「それじゃ不思議はないな」と受け流されてしまいそうだ。

まあ、もちろん君は「イエスはヴァンパイアでしたか」って聞いてるんじゃないよな。キリストが何人かのヴァンパイアと遭遇したことならあると思うよ。彼はたぶん、悪霊を祓ったようにそいつらを追いはらってしまったか、あるいは病人を癒やす力で不死の呪いを解いて人間に戻してやったんじゃないかな。

Q: 新 WoD システムでは、およそ不可能と思われる行為でも幸運判定(chance die)によって成功する可能性が残りますね。例えば僕がプレイした時は「盲目の子供たちが一人のヴァンパイアに石を投げつける」という状況に遭遇しました。これが1/10の確率で成功してしまうというのは、ちょっと甘過ぎではないでしょうか。何かうまい対処法はありませんか?

なるほどね。それは判定で処理するかどうかの問題だな。ダイスは偶然の要素を表すためにある——ダイスを振るのは行為の結果が予測できないときだけだ。まあマスタリングスタイルの問題でもあるかな。僕なら20人の盲目の子供が一斉に石を投げるのにダイスを振る手間なんてかけないね。ただ口頭で「石は外れた。20回全部」と言うだけだ。あるいは「気味悪いことに、子供たちの狙いは異様に正確だった。君は石つぶてを雨あられと浴びせられた」と言うかもしれない。「子供たちの投げた石が当たるかどうか」ってところにはドラマ性があまりないからね。むしろ問題はなぜそんな子供たちがそこにいるのか、このストーリーにどんな役割を果たすのか、ってところだろ。

同じことは戦闘全般に言える——もし銃を誰かの頭に突きつけて引き金を引けば、そいつは死ぬ。ダイスを振るまでもない。もしそれでもそいつが生きていたとしたら、それは何か超自然的な幸運か、あるいはそこで終わらせたくないというストーリーテラーの意図だろう。どっちみち単純にダイスを投げて片付けるようなことじゃない。

Q: 太祖ラヴノスの死について真相を教えてください。彼は本当に滅びたのですか? 実はまだ生きているなんてことはありませんか? ラヴノスを目覚めさせたのには何かディベロッパー側の意図があるんですか?

(ラヴノスは)きっちり、完全に、お亡くなりになったよ。僕たちが彼を目覚めさせたのは、WoD は永久に変わらない世界じゃないってことを示したかったからだ。当時、WoD の住人の多くにとって、世の中に不思議なことなどもはやなかった。それぞれに居心地の良い場所を築きあげ、世界の裏も表も隠れた秘密も知りつくしていた。そのぬるま湯状態を打ち破るには、世界に再び未知の危うさをもたらす必要があった。ラヴノスの一件では、人々がすでに知っていると思っていたこと——アンテディルヴィアンは全知全能で逆らうことなどできない——を覆したわけだ。変化は動揺をもたらすものだ。それが変わらないと信じてたものに起きたときにはなおさらさ。ヴァンパイア暮らしが必ずしも心地良い体験の連続である必要はないっていうのが僕の持論でね。たまにはぞっとしたり、びっくりしたり、びくびくしたりもあったほうがいい。太古から生きのびてきた最大最強級のモンスターでさえ不死身ではない、と知らしめることで、他の血族にも己の身の安泰について考え直す機会を与えたかった。

Q: 僕はよく ST をするんですが、PC たちが天邪鬼なことばかりするので困っています。とにかくゲームを滅茶苦茶にするような行動しかとらないんです。情報提供役として出したバーテンをぶん殴ったり、手がかりになるよう残しておいた書類を焼いてしまったりします。そりゃ PC に何をやらせようがプレイヤーの自由なんでしょうが、これでは話がちっとも進みません。このプレイヤーたちをもっと正しい方向に、というか、話が面白くなる方向に誘導するにはどうしたらよいと思われますか?

よくそういう相談を受けるんだが、僕はたいてい「PC に自分の行動の責任をとらせなさい」と助言することにしている。PC が重要な手がかりになるはずの書類を焼いてしまったら、謎は解けなくなる。〈真夜中の殺人者〉だか何だか知らないが犯人は雲隠れだ。謎の解決を命じた公子は PC たちに失望し、他の血族からの信用も落ちるだろう。これをゲームシステム的に表現したいなら、〈地位〉を一時的に低下させてもいい。あるいは過去に有力者が与えた報酬を没収するというのもありだ。〈真夜中の殺人者〉なり何なりの凶行を止められなかった PC たちは、当然の罰として盛り場( Rack )で餌食を漁る権利を取りあげられるわけだ——出入り禁止にされてね。

見境なく暴力を振るう PC 対策にも同じ手が使える。PC がバーテンに手を上げたら、用心棒につまみ出させればいい。もしかしたら用心棒も蹴飛ばされるかもしれないが、なに、そんな奴は遅かれ早かれ、どこかの用心棒に、歩道の縁石に歯を押しつけられたあげく後頭部を蹴飛ばされることになる。警官を殺した PC は、あちこちからありがたくない注目を浴びて当然だ。

暴力にはトラブルがつきものだ。君のクロニクルでもそのことをより強調するようにすれば、プレイヤーもそれに懲りて少しは控えるようになるんじゃないかな。参考までにジャスティン流格言を一つ紹介しておこう。「ワールド・オブ・ダークネスに戦闘は存在しない。あるのはリンチと、傷害と、暴行と、残虐行為だ」

でももしかしたら君に必要なのは、もっと暴力志向の少ない節度をわきまえたプレイヤーなのかもしれないな。

Q: WoD の製作過程について教えてください。世界設定とゲームシステムとの連携はどのようにとっていますか? まず片方を先に作ってしまってから、それに合わせてもう片方を作ったりするんですか?

両方を同時に進めるんだが、結果的にどういうものに仕上げたいかは初めから判っている。例えば新 WoD の場合は、身近で、奇妙で、不安をかきたてる雰囲気をもつホラーにしようとみんなで最初に決めた。そこから、そういう雰囲気を補強するような社会構造を設定し、そういう雰囲気を演出するのに適したシステムを作っていった。長時間にわたる打ち合わせを繰り返し、議題が細かい設定の一つ一つの扱いに及ぶこともしばしばあった。

例を挙げると、新 WoD の判定システムの原案の中に、異なる目標値をもつ3つのダイスプールを振ってそれぞれの成功数を合計する、というのがあった。能力値のダイスプールは出目8以上で成功、技能は9以上、修正は10以上で成功となる。まあ面白いと言えば面白い案なんだが、ゲームシステムとしては煩雑なること化物なみでね。なにしろ3つのダイスプールを別々に振って、それぞれの目標値を超えているかどうか数えて、最後にそれを全部合計しなきゃいけないんだ——ほんとに重たいシステムで、プレイが停滞してしまった。これじゃサスペンスに満ちたホラーを演出するどころではないんで、そのシステムは没にしてもっと軽快に回せるものを模索した。ストーリーの忍び寄る恐怖からプレイヤーを引き離さずにすむものを。早くて簡単なものを。ダイスを振る。アクション解決。さて、あの死体はどこへ消えた?

世界設定についても同じことを同時進行でやった。僕たちが目指しているホラーに雰囲気がそぐわない設定は全部切り捨てたよ。たとえば V:tR では開発当初、Blood Sorcery なる妖術を使う Brujir という氏族がいた。だがいじり回しているうちに、どこぞのファンタジーゲームから引っこ抜いてきたキャラクタークラスみたいになって、闇に脈々と伝わるヴァンパイアの血統という感じではなくなってしまった。それで Brujir は没になって、Blood Sorcery は Cruac と名前を変え、血統ではなく社会集団に伝わる魔術という扱いになったわけだ。

そういえば(Lancea Sanctum に伝わる) Theban Sorcery も、元々は Edenic Sorcery という名前で、もっと聖書の影響が濃い代物だった。それを没にしたのは、聖書を題材にしたホラーは V:tM でやったんで、もっと新しい領域を開拓したかったからだ——それに誰にも「少なくともこれだけは信頼できる」と思わせるようなものを与えたくなかったからね。

Q: 公子や長老に生意気な口をきく幼童キャラクターをどう思われますか。僕は前にそういうロールプレイをするプレイヤーを見たことがあるのですが、傲慢な態度に耐えかねて長老キャラクターの一人がその PC を無視するようになると、機嫌を損ねてセッションに出てこなくなってしまいました。こういうプレイヤーにはどう対処したらいいでしょう?

血族の長老が無礼な口をきく相手にどう対処するかは、その長老の性格によるだろうな。即座に尻を蹴飛ばしてやるのがいちばんだと考える長老もたまにはいるだろう。でも大抵はきっと、その場はにこにこと侮辱を受け流しておいて、後からそのケツの青いひよっ子にいやというほど逆ねじを食わしてやるだろうな。しかもいちばん痛烈なタイミングを見計らって。

「ほう、儂の版図で食餌をしたいと? 君があのときエリュシオンであんな愚挙に出たりしなければ認めてやってもよかったのだがなあ」
「Belial's Brood(あるいはサバト)を叩くのに協力してほしいですって? 私に向かって中指を立てる前にそのことを考えてみるべきだったわね」 
 こんな具合だ。

幼童の暮らしは、長老たち——文字通りの長老だけじゃなく、若輩もひっくるめて——によって成り立っている。彼らが幼童の一挙一動を操っているという意味じゃないぞ。今あるヴァンパイア社会は彼らが維持してきたものだ、ということだ。もし彼らが、態度に問題のある新入りをのけ者にしたとしても、それは彼らの権利だ。よく言うだろう、「復讐とは冷やしてから食べる料理である」って。

World of Darkness: Armory, Blasphemies が1/30発売

長い間名前だけが噂されていた『World of Darkness: Armory』がついに、来年1月30日発売と発表され、公式サイトでプレオーダー受付が始まった。

詳細は不明だが、WoDコア、V:tR、W:tF、M:tAwすべてで使える汎用サプリメントになるようだ。

また、同じ日にはW:tFサプリメント『Blasphemies』も発売される。今年春のディベロッパー・チャットで Ethan Skemp が語ったところによれば、

このあいだ『Blasphemies』という本の契約を済ませたところだ。題名から敵キャラデータ集みたいなのを想像するかもしれないが、そうじゃない——そういう風に使うこともできるが、掲載されるツールは性質を異にするものだ。前々から温めている非常に型破りなアイデアがいくつかあってね。ぱっと見はたいしたことないように見えるんだ、少なくともゲームをはじめて最初の1〜2年ぐらいは。そこがミソでね。—— Ethan Skemp, Werewolf Developer Chat (2005/4/13) にて

その後の噂によれば、Father Wolf伝説とは異なる起源神話の数々(および起源神話を自作する人へのアドバイス)、異色な追加ロッジ、Hostや精霊やRiddenを中心に発生したカルトの章、Bale Houndsに関する追加情報、といったものが収録され、W:tFで信仰や宗教といったものを扱うためのガイドブックになるらしい。

ジャスティンがIRCライブチャットに出演

White Wolf Online, 2005/11/16
新WoDシリーズで各ディベロッパーの束ね役を務めるジャスティン・アキーリ(Justin Achilli)が、IRCネットワーク DarkMyst が主催するライブチャットに出演する。通常のディベロッパー・チャット同様、ファンからの質問をうけつけるようだ。

米国東部標準時の11月19日19:00だから、日本では20日(日)の朝9時からということになる。DarkMystのサーバ一覧はこちら。チャンネル名は #justin.achilli だ。

日本語IRCクライアントでも問題なく接続できるので、WoDに関する日頃の疑問をジャスティンにぶつけてみてはどうだろう。IRCクライアントがなくても、Webブラウザから直通リンクで参加することも可能だ。

ちなみに DarkMyst は TRPG のオンラインセッションに特化されたIRCネットワークで、チャンネル名やハンドルを確保してくれるサービスがある。常駐のダイスボットは新WoD・旧WoD用のダイスも振ってくれるようだ。成功数をカウントしてくれるのがありがたいので、私もときどきオンラインセッションに使っている(米国のサーバだが日本語は問題なく通る。ラグも感じられない)。

そのころWill Hindmarchは……?

V:tRディベロッパー Will Hindmarch はかつて、White Wolfに新しいゲームを提案する予定だと語ったことがあった。そして先日第4のゲーム『Promethean』が発表され、によればディベロッパーはM:tAwの Bill Bridges が兼任するという。

ここで問題だ。すると今まで、WillはV:tRをほったらかして『Promethean』にかまけていたのか? それともWillの企画は没になってしまったのか?

Will 本人はWoD系フォーラム Shadownessence でこう語っている。

(抄訳)実は、僕が出した企画は大部分『Promethean』に吸収されてしまったんだ。もっとも今では僕の原案とは似てもにつかないものになっちゃったけどね。その原案はWWに転職が決まってからアトランタに引っ越す前に「僕にとっての夢のWoDゲーム」っていうことで書いたんだ(できることならWraithを手がけたかったんだけどね)。

まあ Promethean が「フランケンシュタインの怪物」ものに決まったのはべつにその原案のせいじゃない。僕の原案が役に立ったところといえば、叩き台としてあとで問題になりそうな要素を洗い出すのに役立ったことぐらいかな。

Promethean は、今のところ、複数のディベロッパーと社内の制作スタッフたちがアイデアを出し合って作っている。でも今のところマッド・サイエンティスト担当は(M:tAwディベロッパーの)Bill Bridge だ。僕たちが彼に材料を提供し、それでBillが怪物(お望みならそう呼んでもいい)を組み立てるっていう寸法さ。

『Promethean』はすばらしい制作陣に恵まれた。なんといっても指揮を執るのがBillだからね。彼は良いゲームの作り方ってものを心得ている。

そういうわけで、当分はBill以外のメンバーがMageの仕事をいくらか肩代わりすることになった。たとえば僕は『Tome of the Watchtowers』のディベロップを担当する。—— posted by Will Hindmarch, Nov 3 2005, 02:32 PM

『Promethean』は1年間限定シリーズ?

White Wolf 公式サイトに Promethean フォーラムが新設され、第4シリーズが『Promethean』であることは確実となった。ICC (International Camarilla Conclave) 帰りの人々のレポートによると、第4シリーズはこれまでの新WoD製品とは違う形式での展開になるらしい。

伝聞情報を総合するとおおむね次のようになる。

  1. 第4シリーズは5冊前後、1年間のリリースで完結し、その後も同様な限定シリーズを毎年発表していく(つまり、「今年の第4シリーズ」が毎年新しく出てくるというわけ)。冊数を限定したシリーズ展開という点は旧WoD末期に発表された『Orpheus』とよく似ており、『Promethean』がこれを踏襲するなら副題なしでリリースされる可能性も考えられる。
  2. 第4シリーズ第1弾として、2006年夏のGenConで『Promethean』を発売予定。2007年の内容は未定だが、『Changeling/Fae』か『Ghosts』がいまのところ有力候補。
  3. 第4シリーズのPCとなる人造生命体にも、他シリーズと同様に大きな目的や敵があり、それはワールド・オブ・ダークネスに「光」をもたらすことに関係があるらしい。
  4. PCタイプは他シリーズと同様、創造された手段で5種類/志向性で5種類という分類になりそうだ。
  5. 『Promethean』のPCは「他のCharactersに創造された」という設定らしい。WWがcharacterといえば普通プレイヤー・キャラクターを指すが、すると……?
  6. Mage Storytellers Handbook (WW4604)』には、Prometheanなる人造生命体の種族が登場し、キャラクター作成ルールも紹介されている(確認済み。WS氏に感謝)。これが来年の第4シリーズで復活するのかどうかは不明だが、もしかしたらこの頃からすでに着想があったのかもしれない。
  7. 今年12/12発売の『World of Darkness: Chicago』には、『Promethean』の広告が掲載されるらしい。公式サイトからの情報公開はおそらくそれ以降になるだろう。

第4のWoDシリーズは『Promethean』

WolfSpoor】Vampire、Werewolf、Mage……ときたら次は? 2006年発売予定といわれる「4番目のWoDシリーズ」のタイトルがICC 2005で発表された模様。

WolfSpoorが伝えるところによれば、第4シリーズのタイトルは

Promethean

副題はまだ不明だが、他者によって「創られた」人造生命体をPCとするゲームになるとのこと。ちなみにメアリ・シェリーが著したかの名高い小説の正式題名というのが『フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス(Frankenstein: or The Modern Prometheus)』だ。

"Life and death appeared to me ideal bounds which I should first break through and pour a torrent of life into our dark world."

こんなキャッチコピーで発表されたらしい。

第4のWoDシリーズについては、これまで公式筋からは「今までWhite Wolfが扱ったことがない全く新しいものになる」というコメントが出されているのみで、色々な憶測が飛びかってきた。フランケンシュタインの怪物は妥当な線とも思えるが、すでに『World of Darkness: Antagonists』には Imbued という全く同じコンセプトのモンスターが登場している。PC向きにImbuedのシステムを料理し直すのか。全く新しいシステムを採用するのか。謎は深まるばかりである。

DriveThruでWoDコアルール(PDF版)が無料公開

ハロウィン祝い、ということでDriveThruRPG.comが『World of Darkness Rulebook』のPDF版を無料でダウンロードできるキャンペーンを展開中だ。

コアルールの索引はあまり親切でないので、書籍版を持っているという人も落としておいて損はない。「あのルールどこにあったっけ」「こんな用語定義されてたっけ」と疑問を感じたときにパソコンで検索可能なテキストデータがあるのはとても便利だ。

Free Download をクリックすると別ウィンドウが開き、そのまましばらくすると自動的にダウンロードがはじまる。

Justin Achilli、来年3月にWhite Wolfを退社?

WoD各ゲームのディベロッパーのとりまとめ役を務めていたJusin Achilliは24日、個人ブログ上で、来年3月にWhite Wolfを退社する意思を明らかにした。「僕はこれ以上ゲームを作る意欲がないが、White Wolfにはある、というだけのことだ」と、円満退職であることを強調している。

I’ve been doing this for 10 years. I don’t have a mortgage to pay. I own my car. I don’t have a wife or kids to support. If ever the time was right for me to strike off on my own and do my own thing, that time is now.

僕はこの(TRPGを作るという)仕事をやってきて10年になる。今のところ借金を抱えてもいない。自分の車だって持ってる。養うべき妻子もない。自発的に引退して自分のやりたいことをやるのに絶好の機会があるとすれば、今がそのときだ。—— t h i r d | e l e m e n t, 2005/9/24

JustinはV:tM時代からVampireシリーズのディベロッパーを務め、V:tR発売後まもない2004年11月に後任をWill Hindmarchに譲って現職に昇進したが、その後もV:tRには手も口も出しているようで、サプリメント8冊のうち実に7冊まではJustinがディベロッパーとしてクレジットに名を連ねている(Willディベロッパーの単独クレジットは2005年8月発売の『VII』のみ)。

『Blood of the Wolf』10/3に延期、『World of Darkness: Chicago』11/28発売

White Wolf Online - Upcoming Products
発売日が9/19に繰りあげられた喜びもつかの間、『Blood of the Wolf』はふたたび10/3リリースに戻っている。

12月予定といわれていた『World of Darkness: Chicago』は、11/28発売に決まったようだ。公式サイトでのプレオーダー受付が始まっている。

White Wolf Quarterly 2005秋号、ウェブ公開開始

White Wolf Online, 2005/9/6
White Wolf直販でM:tAwを買った人には紙版がおまけでついてきていたが、ようやくPDF版の公開がはじまった。

内容については先日の紙版レビューを参照されたい。

 →Quarterlyダウンロード(直リン)

White Wolf Quarterly, 2005秋号

M:tAwの箱の底に緩衝材よろしく詰めこまれていたのがQuarterly最新号。残念ながら緩衝材としては役立っていないようだが(M:tAwは角が傷んでいた)、新刊情報は満載だ。

  • World of Darkness: Chicago
    V:tMクランブック初版のスタイリッシュな表紙をてがけた、あのTim Bradstreetが帰ってくる! カバーイラストがこのQuarterlyの表紙にもなっていて、相変わらず格好いい。新WoDで初めてのクロスオーバーサプリメントということでWWも相当力を入れているようだ。約400頁。12月発売。
  • Invictus
    ヴァンパイア社会の仕組みの根本がよくわかる本になりそう。恩貸制やミッション達成の報酬などうやむやになりがちな部分に焦点があたる。またどうやらBlood Oathを洗練して魔力ある証文を作るシステムが追加されるようだ。224頁。11月発売。
  • Blood of the Wolf
    ワーウルフの身体はどういう風になっていて、世界はどのように見えているのか、人間として生活する上でどんな困難があるか、など日常に即した面を扱う「ワーウルフ体験」の本になるらしい。1章の概要が公開されている。144ページ。10/3発売
  • Lodge: The Faithful
    ディベロッパー・チャットでちらりと言及された、追加lodgeを集めたサプリメント。lodgeそのものの活用法についても解説されるようだ。基本ルールブックに掲載済みのものとの重複はなし。144ページ。11月発売。
  • Boston Unveiled
    M:tAwの都市設定資料集。もつれあう運命の糸、というのがテーマらしい。魔女裁判で名高いセイラムのご近所ということで、どういう設定を持ってくるか楽しみだ。144ページ、10/3発売。
  • Sanctum & Sigil
    M:tAwサプリメント第2弾。メイジの社会構造・階級・役職を扱う章と、Sanctumの用途や価値について解説する章に分かれるようだ。サンプルSanctumも例によって豊富に載るらしい。Seersなど敵役のSanctumのサンプルがあるのはSTにとって嬉しいところ。160ページ、12月発売。

他に、公式ホームページのリリーススケジュールに載っていない近刊としては

  • 2006年1月
    • Bloodlines: The Legendary(V:tR、Bloodline本第2弾)
    • Legacies: The Sublime(M:tAw、Legacy本第1弾)
    • Chicago: Three Shades of Night(WoDフィクション)
  • 2006年2月
    • Blasphemies(W:tF)
    • World of Darkness: Armory(WoD汎用)
  • 2006年3月
    • Requiem Chronicler's Guide(V:tR)
    • Guardians of the Veil(M:tAw、Order本第1弾)

がある。

非WoD系ではExalted第2版が来年2月発売ということで見開き広告を打っているほか、Pendragon第5版が目立たないながら着々と12月発売に向けて制作が進んでいるようで、Greg Stafordが書いたサンプルシナリオが載っている。

『ワールド・オブ・ダークネス』と英語版エラッタ

日本語版を手に入れた友人に話を聞いたところ、どうやら日本語版の底本は、1月にWhite Wolfが公表したエラッタが適用される前のバージョンを使っているようだ。

べつに適用しなかったらシステムが回らないとかいう致命的なレベルの誤りはないし、そもそも頻繁に使う部分でもないのだが、英語版の重版分ではいろいろ直っているらしいので、どこが変更されたのか混乱しないように眺めておくのもいいかもしれない。

White Wolf本家のサイトでもアーカイブの奥深く埋もれてしまっているので、自分のためのメモも兼ねてまとめリンクを張っておきます。

『ワールド・オブ・ダークネス』日本語版発売

昨年8月から世界設定とシステムを一新して新展開をはじめた、ワールド・オブ・ダークネスの基本ルール(コアルール)、いよいよ日本語版が出ましたね。この日記で「WoD2.0」や「新WoD」と呼んで紹介してきたシリーズを日本で遊ぶのに、敷居が下がったことは良かったと思います。

某所では世界観の不在とか、クトゥルフとの対比とかであんまりいいことを言われていないので悲しくなりますが、この『ワールド・オブ・ダークネス』は、「Vampire: The Requiem」「Werewolf: The Forsaken」「Mage: The Awakening」というWoD3シリーズに共通となる基本ルール集で、いうなればガープス・ベーシック、あるいはD&Dのプレイヤーズ・ハンドブックのようなものです。だから世界観についてこれといって何も書いていないのは、いうなれば仕様です。ガープス・ベーシックに背景世界の設定とか期待する人いませんよね。

とはいえ前半部分には思わせぶりなイメージテキストの断片がいろいろ入ってるじゃないか、あれは世界設定じゃないのか、と思われる人もいるかもしれませんが、

冒頭のイメージテキスト群は、Vampire/Werewolf/Mage、いずれの世界設定にも、まったくもって何の関係もありません。

現在出版されているWoD2.0全サプリメント、どこを見てもあの話を使っているところは見あたりませんでした。まあ、あのわけのわからない機械の神とかは背景設定にとりいれると面白いゲームになりそうですが、覚えないと困るということはないです。

じゃああれは何のために書いてあるのかというと、ワールド・オブ・ダークネスシリーズはこんな雰囲気のゲームをすることを目指しているTRPGだよ、コアだけでも「たとえば」こんな物語を語ることができるよ、という、言うなればイメージサンプルみたいなものじゃないかと思います。

そのサンプルを読むかぎり、ホラーTRPGといってもWoDが目指しているのは、クトゥルフよりももっと最近の作家、キングやクーンツやバーカーや、その辺が書いているモダンホラーの雰囲気であるように感じられます。

たしかに、V:tRやW:tFにはクトゥルフを彷彿とさせる設定も登場しますが、どちらかというとクトゥルフ的なゲームをするためというより、設定の一部を偉大なホラー作品へのオマージュに捧げた、という印象です。

そうはいってもコアルールには人間と幽霊と超常能力のルールだけしか出てこないし、V:tRやW:tFを買わないと何もできないのか、というと、R&Rに載ったリプレイが示しているように、けっしてそうではないのです。

新WoDにはVampire/Werewolf/Mageのほかにもう一つ、タイトルが『World of Darkness: 〜』で始まる汎用サプリメントシリーズがあります。他のシリーズとは視点を変えて、人間PCを主人公に据えたホラーを楽しむためのシナリオ集や背景設定集なのですが、シナリオや舞台設定にとりあげるネタの目の付けどころが尋常ではなく、毎回「おおお、そう来たか!」と意表を突かれます。システム的にはコアルールに載ってるものしか使わないので運用も楽です。

英語版なので万人むきとは言えませんが、コアルールに対する見方が変わってくるので、ぜひ一読をおすすめしたく。現在発売されているWoD汎用シリーズは、以下の3冊。

レビュー『World of Darkness: Mysterious Places』

これは何の本?

World of Darkness 汎用サプリメント。なにげない日常の風景に紛れ、人々を超常の世界にひきずりこむ、奇怪で恐ろしい9つの「ミステリー・スポット」と、それを使ったシナリオアイデアを紹介する。

特定の都市や地理に依存しない設定なのでシナリオの舞台を選ばず使えるのが特徴。人間(mortal)キャラクターを想定した造りだが、Vampire/Werewolf/Mageでも充分楽しめる。

ネタバレは避けてレビューするつもりだが、心配な人はこの先を読まないように。

背景設定集+シナリオ作成キット

汎用性の高い舞台設定が売りだが、シナリオ展開例が充実しているのでシナリオ集のように使うこともできる。動機・導入・展開・結末とそれぞれ5〜6通り用意されたサンプルを順に拾っていくだけでもひととおりのプロットが作れてしまうのだ。サンプルの組み合わせを変えればがらりと違う話になる。

サンプルはかなり大ざっぱな書き方なので、実際にシナリオとして運用するには細部を作り込む必要があるだろう。もっとも、山場となるミステリー・スポットのデータや背景は綿密に設定されているので、まったく何もないところからシナリオを作るよりは楽なはずだ。

見えない敵、悪意なき悪意

本書が提案するシナリオのほとんどに共通するのは「ラスボス」の不在だ。トラブルの元凶である人物や怪物を見つけだし、それを交渉なり戦闘なりで排除して解決、というのはTRPGのシナリオによくあるパターンだが、その「それを倒せばなんとかなる何か」がそもそも存在しなかったり、戦闘で勝てるような「相手」ではなかったりするのが『Mysterious Places』の特徴だ。

桁違いの能力を誇るクトゥルフ怪物みたいなのが出てくるのか? いいや。PCは虐殺されるしかないのか? いいや。

とはいえ、中にはPCに死者や発狂者(や、もっとひどい運命をたどる者)が出るのは当たり前、未知の恐怖でPCを絶望のどん底に陥れる、地獄のようなミステリー・スポットもある。p.96 The Whispering Wood と p. 124 The Empty Roomが2凶といっていいだろう。とくに Whispering Wood は「PCが破滅するほうがおもしろい」という凶悪なしろものだ。キャラに愛着の強い人、PCが死なないゲームに慣れている人にはお勧めできない。

逆に、すばらしい恩恵をもたらすミステリー・スポットもある。シナリオ例ではその恩恵がさらに大きな災厄を引き起こすのだが、純粋な善意がおぞましい災厄に変わるからくりが恐ろしい。本書全体にPCに危害を及ぼす存在は多々登場するが、いずれも邪悪さとか悪意からやっているようには見えない。そもそも意図というものを持ち合わせているのかどうか怪しいのもいる。この「悪意の不在」も本書の特徴だといえるだろう。

なに、いいやつばかりしか出てこないのかって? 

君は自分の顔を刺した蚊を「いいやつ」と思うかい?

装丁とイラスト

第3章 Swamp Indian Hollow の挿絵が異彩を放っている。マルカヴィアン・クランブックの初版が好きだった人はp.54に注目。

……で、買い?

面白く読んだし、猛烈にこれを使ったシナリオがやりたくなったので、万人に読めといいたいところだがここは客観的にいこう。

ひらたく言えば「STのネタ集」なので、PL専門の人には用がない。同じ理由で、そのまま使えるシナリオが欲しい人には『World of Darkness: Ghost Stories』のほうがおすすめだ。先にも述べたが、「倒すべき敵」が存在しないシナリオを打ち出してきているので、やっぱり最後はボスキャラと戦闘しないと落ち着かない、というむきには『World of Darkness: Antagonists』をお勧めする。いろいろな意味で本書の対極をゆくソースブックだ。

では、この本は誰にお勧めなのか?

『Mysterious Places』が破滅すら楽しむようなシナリオを持ってきたのは、PCが生きのびることを前提に作られているようなV:tR/W:tFの既成シナリオを見てきた後だけに、驚きだったし、新鮮な感じがした(もちろん破滅型シナリオ自体はすでに他のホラーTRPGでおなじみだが……)。それと同時に、WoDコア系列はいよいよ「V:tRの半分」から「人間側から見たWorld of Darkness」として形をなしてきたな、とも思う。

WoDでは人間でいるかぎり超常現象の真相はわからない。知ったときには破滅をはじめるか、彼自身すでに人間ではないか、である。それを反映して本書でも「なにをきっかけに」超常現象が起こるかは説明されていても、「なぜそうなるのか」はまったく説明がない。だからVampire/Werewolf/Mageより「未知であることの恐怖」というホラーの主題のひとつがストレートに伝わってくるし、説明しなくていい気楽さのせいかどうか、執筆陣もどのシリーズよりも突拍子のないネタを出してくる。

だから、手間をいとわずWoDでホラー小説を再現してみたい、とか、新WoDで最もクレイジーな設定に興味がある、というSTにはぜひどうぞ。

参考:本書の構成

本書が収録するミステリー・スポットは全部で9つ。

  1. The Swimming Hole(水泳穴)
  2. The University(大学)
  3. Swamp Indian Hollow(沼沢インディアンの窪地)
  4. The Village Secret(村の秘密)
  5. The Statue of Weeping Alice(すすり泣くアリス像)
  6. Hillcrest Center for Elder Living(ヒルクレスト老人介護センター)
  7. The Whispering Wood(囁く森)
  8. The Junkyard(廃車場)
  9. The Empty Room(空き部屋)

各章はおおむね次のような構成になっている(章によってはこの通りの題名でないところもある)。

  • Summary(概要)
    ミステリー・スポットの概略、ふさわしい設置場所、PCに求められる前提条件など。前提条件といっても「互いに知り合いである」「肉親や友人の誰かが◯◯にいる」程度だから、現在進行中の史劇に織り込むのは簡単だ。設置場所もほとんどは街中や近郊を推奨している。
  • History(背景)
    その場所にまつわる歴史や人間関係。
  • Systems(システム)
    その場所がもたらす特殊な効果や、情報収集によって得られる情報、必要なNPCデータ。
  • Motives(PCが関わる動機)
    PCがこの場所を調べたり、事件に巻きこまれたり、囚われたりする理由づけの例。
  • Preliminary Events(導入イベント)
    PCをこの場所に誘導し、事件の前兆とするイベントの例。
  • Stories(プロット展開)
    この場所を用いたシナリオの展開例。
  • Ending It(結末)
    事態を収拾するのに考えられる手段、あるいはシナリオの締めくくり方の例。

書誌情報

ストック・ナンバー:WW55302
定価:$24.99
ISBN:1-58846-485-7
ページ数:128
ディベロッパー:Ken Cliffe
執筆者:Kraig Blackwelder, Rick Chillot, Geoffrey Grabowski, James Kiley, Matthew Mcfarland, Brett Rebischke-Smith, Chuck Wendig
発売年月日:2005年6月13日
通販リンク:
White Wolf Online Catalog
Amazon.co.jp
Amazon.com
DriveThruRPG.com(PDF版)

WoD新製品の制作状況

White Wolf LiveJournal, 2005/6/30
オリジンズでMage: The Awakening初デモプレイが行われるさなか、WW本社でお留守番のWill Hindmarchからの近況報告である。というわけで、今回もやっぱりVampireメイン。

  • World of Darkness: Chicagoは、EthanとWillが必死に原稿執筆中。Vampire、Werewolf、Mageの各章の設定がスムーズに連動するよう苦労しているのだそうだ。
  • VIIは先週から印刷中。
  • Invictusはもうすぐレイアウト段階に。
  • bloodline本第2弾が早くも形をなしはじめているようだ。Bloodlines: The Legendaryというタイトルで、Justinが最終ディベロップ作業をはじめたところ。
  • 先週ちらりと名前が出たThe Requiem Chronicler's Guideは、内容に関してはまだ秘密だが、160ページ程度のサプリメントになるとのこと。執筆陣はJustin Achilli, David Chart, Ray Fawkes, Robin D. Laws, Jesse Scoble, Jared Sorensen, Greg Stolze, Jeff Tidbalなど。
  • その後にはMythologiesCircle of the Croneが予定されているそうだが、まだWillが資料の下読みを始めたぐらいだから先は長い。

White Wolf Quarterly 2005年夏号公開

White Wolf Online, 2005/6/15
紙版は米国ではすでにCamarilla向けに配布されていたが、ようやくPDF版が公式サイトにアップされた。残念ながら目玉記事だったはずのM:tAプレビューは、紙版公開後ほとんどの内容が各種フォーラムに流出してしまって目新しい情報がないが、V:tRの話題はけっこう多い。W:tF情報は1ページだけ。ペンドラゴンの話もちょっとだけ。

» PDF版ダウンロード(直リン)

  • Mage: The Awakening』プレビュー
    起源神話、Path、Order、Arcana、Spell一例。もっと詳しい情報が公式サイトで公開されてしまっているが、まあまとめと思えば。ちなみにイメージカラーはやっぱり水色、というかアトランティスだけに海のイメージらしい。夏発売だけに涼しくていいやね。
  • Ordo Dracul』プレビュー
    最終章から「blood archemy」の抜粋紹介。飲み薬に自分の血を混ぜて魔力を付与するDiscipline/Devotionのコンビネーションシステム。Dragon Nestとlociの関係についても言及アリ。
  • 『Lore of the Forsaken』プレビュー
    locusやfetish周りの突っ込んだ話がメインになるようだ。トーテムの章では部族トーテムやルナ、Bale Houndのトーテムにも言及されるらしい。UrathaがGiftをどうやって覚えるか、それを使うことをどう考えているか、というあたりが興味深い。表紙はシャドウランみたいだ。
  • ボードゲーム『Vampire: Prince of the City』プレビュー
    公子空位の都市を舞台に、プレイヤーは五つのClanのいずれかを代表する長老ヴァンパイアとして、人望や権力を蓄えて公子の後釜を狙う、というゲームらしい。ボードが公開されてますがなんだかカタンみたいアートの雰囲気はAtlas Gamesのカードゲーム『Lunch Money』によく似てる。
  • 『Pendragon Fifth Edition』プレビュー
    具体的な内容には触れていないが、グレッグ・スタフォードのデザインノートの一部が公開されている。10月発売予定だとか。表紙がたぶん初公開。イノシシ狩りのシーンなんですがイノシシがまるでシシ神様やたらにばかでかい上、立ちむかう騎士は槍装備で、タイトルが入ってないと一瞬なんのゲームだろうと思う。

公開からだいぶ時間が経っているので情報が古くなっている可能性はあるが、Webのリリーススケジュールに載っていない製品の発売予定をいちおうメモ。

  • V:tR
    • VII……9月
    • Prince of the City(ボードゲーム)……9月
    • The Invictus……11月
  • W:tF
    • Lore of the Forsaken……9月
    • Blood of the Wolf……11月
    • Lodges……12月
  • M:tAw
    • Boston Unveiled……10月
    • Mage: The Awakening Screen……10月
    • Sanctum & Sigil……11月
  • WoD Core
    • World of Darkness: Chicago……12月

WoD新製品の制作進行状況

White Wolf LiveJournal, 2005/6/1

Mage: The Awakening』は現在レイアウト作業中。
『Boston Unveiled』(M:tAwの都市ソースブック第1弾)は編集作業にとりかかったところ。
ディベロッパーBill Bridgesは次作『Sanctum & Sigil』に着手しており、次の作品の企画も進んでいるようだ。

W:tF方面では、Ethan Skempが『Blood of the Wolf』の原稿に最後の仕上げを加えているところ。どうもシカゴに引っ越す予定らしい。Justinお得意の悪い冗談かもしれないが、新居はシカゴ資料集でワーウルフが住み着いていることになっている界隈だとか。さもありなん。

ちなみにシカゴ資料集の正式タイトルは『World of Darkness Chicago』になるようだ。

Vampire the Requiem, Werewolf the Forsaken, Mage the Awakening, Hunting Ground the Rockies, World of Darkness Chicago, Storytelling System and World of Darkness Antagonists are trademarks of White Wolf Publishing, Inc.——『Hunting Ground: The Rockies』、クレジット

V:tRでは、Will Hindmarchが『VII』の仕上げにかかっている。その後シカゴ資料集のMageパートにとりかかるとか。……あれ? 公称ではM:tAwのスタッフって他のゲームと別になってるんじゃなかったっけ?

Justinはあいかわらず『WoD: Armory』から手が離せないようだが、もうひとつ「秘密企画」も進めているとほのめかしている。

7/11発売予定の『Mind's Eye Theatre』については、数日中に公式サイトで大きな発表があるそうだ。Check It!

DundjinniでWoD用マップを作る

GamingReport.com】ダンジョンマップ作成ソフトDundjinniを使って現代物TRPG用のマップを描くための追加データ集「Art Pack: Modern Streets」が発売された。

サンプルを見ると抜群に美しいマップの数々が並んでいて、これが自分で作れるのかと思うと前から心そそられるものがあったのだが、WoDをメインにしているとそうそうファンタジー物のマップなど描く用事ができるものではなくブックマークに登録したっきり忘れかけていた。

しかしArt Pack: Modern Streetsのサンプルが刮目すべき出来映えなのでリンクを張っておくことにする。

Storytelling Systemはあまり精密な戦闘を行うようにはできていないが、WoD2.0では戦闘マップがあると時々重宝だということは体験済みで、そうでなくともセッションで敵味方や器物の位置関係がこんがらがってくると略図を書いて整理するというSTはきっと多いはずだ。

どうせ図が必要になるのなら、想像力をかき立てるようなきれいなものを用意しておくのも悪くない。

WoD新製品・制作進行状況

White Wolf Live Journal, 2005/5/16】Justinが恒例の近況報告をアップした。今回はビール瓶片手にご満悦(?)の写真付きである。制作中の本はすべてまだディベロップ段階かもうレイアウト段階に入ったところで、編集はほっと一息というところのようだ。

  • 現在ディベロップ中
    • Invictus (V:tR)
      LanceaやDraculに比べて、ritual magicを持たないコヴナントが利点をどうアピールするのか要注目。
    • Blood of the Wolf (W:tF)
      詳細不明。wolf-bloodedを扱うサプリメントか?
    • Boston Unveiled (M:tA)
      M:tAのデフォルト都市はボストンらしい。以前にLiveJournalに出た話では10月発売予定。
  • 現在校正中
    • WoD: Armory
  • レイアウト段階
    • Mage: The Awakening
    • VII (V:tR)
    • Lore of the Forsaken (W:tF)

シカゴ犯罪データベース

毎日毎日大量の面白いリンクをいったいどこから発掘してくるのかと不思議でならないJ-Walk Blogからのご紹介。

シカゴで通報された犯罪をリアルタイムにデータベース化し、犯罪の種類、発生場所、発生時間、管轄警察署、街区……とありとあらゆる角度からの統計を眺められるサイト。

例えば3月18日の12時〜1時までに起きた犯罪をグラフ表示させることだってできる。それぞれの件名をクリックすると、容疑、犯人は逮捕されたかどうか、どの警察署の所轄か、さらにはGoogle Mapsと連動して犯行場所を地図上で示してくれさえする。これが妙な生々しさを醸し出している。

さらに、全所轄署・街区に個別のRSSフィードを用意しているため、RSSリーダなどを使って特定の場所の犯罪発生状況をリアルタイムに監視することだってできる。実用性はともかく凄いものを作る人がいるものだ。

V:tR/W:tF/M:tAw共通の巨大都市設定集、シカゴ・ソースブックが出た折には、参考サイトとして使えるのではないか。実際に起きた犯罪をヒントにシナリオを作れば現実味が増すことうけあい。

White Wolf Wiki

WolfSpoor, 2005/5/19】White Wolf関連のニュースや噂を収集するウォッチングサイトの老舗WolfSpoorが、ファンの手によるWhite Wolf総合データベースを作るべくWhite Wolf Wikiを立ち上げた。

実は、当のWhite Wolf自身が少し前から全く同じ発想でWorld of Darkness Databaseを立ち上げているのだが、検索機能が貧弱、投稿した解説はWhite Wolfスタッフの校閲を経てから公開されるため時間がかかる、データベースがいつ更新されたのかわからない、完全にファンの自発性にゆだねているためカバーする内容に偏りがある、等々の難があった。

White Wolf Wikiはファンが運営するデータベースなので、本家のような内容チェックシステムはないが、新旧の熱心なWoDファンを集めるWolfSpoorの提唱だけに記事の充実は期待できそうだ。全ての記事にクリエイティブ・コモン・ライセンスを設定しているため、気持ちよく引用できる。

英語をベースに、ドイツ語、オランダ語、スウェーデン語と各国語版バージョンの場所を用意する気合いの入りっぷりで、新しい外国語バージョンを追加することも可能なようだ。

Wikiに通暁されている方、ここはひとつ日本語版ページを追加してみませんか?

W:tF小説『Heart of the Hunter』発売中止、M:tAwも小説展開はなし

White Wolf Online, 2005/5/3】White Wolfは3日、公式サイト上で、Werewolf: The Forsakenの設定をベースにした小説『Heart of the Hunter』の発売を無期限延期すると発表した。

一部はW:tF Previewで公開され、続きが読める日を楽しみにしていただけに残念だ。

WW曰く「制作スタッフの負担が重すぎるため」、Werewolf: The Forsaken小説およびMage: The Awakening小説のシリーズ展開はとりやめ、既存のVampire: The Requiem小説シリーズ一本に絞って発表していく。

W:tF & M:tAw以外のWoDに関しては今後アンソロジーやフィクションのシリーズを立ち上げる予定はあるというが……

なお、W:tF、M:tAwとも、ゲーム製品のほうのリリースは予定通り行っていく、ということなのでご安心を。

[WoD] WoD製品制作状況

White Wolf Live Journal, 2005/4/14
例によって、Justinが諸方面の進行状況を知らせてくれているのだが、たぶん目玉はMage: the Awakeningのコンセプトスケッチだろう。いったいどんなゲームになるんだ。

  • Werewolf: The Forsaken
    1. Hunting Ground: The Rockies』は刷り上がって倉庫で出荷待ち。18日発売とばかり思っていたら、14日に繰り上がってすでに発売中のようだ。17日現在公式サイトでは18日発売となっています。(→Amazon
    2. 『Predators』はレイアウト作業に入った。「all fine and dandy」だというが、ダンディな表紙とはいかなるものか。White Wolf Quarterly 2005年春号に挿絵とプレビュー記事あり。
    3. 『Lore of the Forsaken』(W:tFディベロッパー・チャット参照)はまもなく編集作業開始。
    4. Ethan Skempは『Blood of the Wolf』にとりかかるべく準備を進めている。「さいきん狼皮の変なオーバーオールを着て出社してる」というのはさすがに、Justin一流のジョークだろうが……


  • Vampire: The Requiem
    1. 『Ordo Dracul』はレイアウト作業が進んで校閲中。
    2. 『VII』はまもなくディベロップが終わって編集作業入り。
    3. 『Invictus』がもうじきディベロップ開始。
    4. Ghouls』は倉庫で出荷待ち。ちなみに、5/2発売予定。(→Amazon

  • World of Darkness 汎用
    1. 『World of Darkness: Armory』が現在鋭意執筆中。
    2. World of Darkness: Mysterious Places』は2日前に印刷にかかったところ。5/30発売予定ということなので、Amazonで注文するにはちょっと早いかも。

[WoD] WoD製品制作状況

The White Wolf LiveJournal, 2005/03/29
Justin Achilliによれば、これまでに題名がアナウンスされている作品の大半は完成間近、残りも順調のようだ。以下、初めて示唆された製品は赤字で示す。変な名前が多いが、たぶん開発中のコードネームだろう。

  • W:tF
    1. Hunting Ground: The Rockies』はもうじき印刷が終わって出荷準備にとりかかるそうだ。
    2. 『Predators』(White Wolf Quarterlyにプレビュー記事が掲載)は今週末からレイアウト作業を開始する予定。
    3. 『Lore of the Forsaken』(W:tFディベロッパーチャットにて言及あり)は現在ディベロップ段階。
    4. Infinite Dingo Sting of the Giant Werewolf Karate Duel(?)』は企画/人員手配が始まったところ。
  • M:tAw
    1. M:tAwは現在編集段階。世界設定の部分はほぼ仕上がったが、数値調整や細かいルールの検証がなお続いている模様。なんでも、M:tAwは新WoDの3大ルールの中で「最も野心的なルールシステム」になるらしいのだ。現在、魔法による防御のルールをテスト中で、先週のプレイテストでは「Conradがあやうく撃ち殺される寸前で透明化の術に成功し、気絶したFredを引きずってフットボール場から逃げた。JustinはズタボロになったがWillはほとんど無傷(名前はいずれもプレイヤー名)」という有様だったそうだ。レイアウト作業にとりかかるにはもう少し時間がかかりそう。
  • V:tR
    1. 『City of Damned: New Orleans』を待ちわびていた人には朗報。いよいよ印刷にかかったそうだ。
    2. 『Ordo Dracul』はレイアウト作業中。
    3. 『VII』はディベロップ段階。
    4. ChicagoサプリメントのV:tRパートは90%仕上がった模様。ただし他のパートとの関連で今後手直しが発生する可能性はある、とか。
    5. Ghouls』も刷り上がったばかり、とのことなので5/2発売は期待してよさそうだ。
  • WoD Core
    1. 『World of Darkness: Mysterious Places』(White Wolf Quarterlyに短い紹介あり)はレイアウト作業に入った。
    2. World of Darkness: Armory』は、執筆者との契約がほぼ完了したところだそうだ。このタイトルは初耳だが、WoD1.0末期に「武器類を集めた汎用サプリメントが出るらしい」という噂が流れたことがあり、その類のものと予想される。
    3. WoD: Cougarpants(?)』は、なにやら障害にぶつかって難航している、とのこと。詳細不明。
  • 新MET
    1. ディベロップと編集作業が完了間際で、もうじきレイアウト作業に。7月店頭発売の予定でがんばってるらしい。

[M:tAw] 6月のOriginsでM:tAwの体験セッション

White Wolf Online】6月30日〜7月1日にかけて、米国オハイオ州コロンバスで開催されるOrigins International Game Expo 2005会場にて『Mage: The Awakening』をひとあし先に体験できるプレビュー・セッションが予定されているようだ。

White Wolfが公開されたイベントスケジュール(ダウンロード(PDF))を見ると、昨年12月のGenConで『W:tF』のプレビューを行った時と同様、3日間にわたって勝ち抜き式のトーナメント・セッションが行われる模様。

このコンベンションでは、Origin Awardsの受賞作品発表が行われる。White Wolf製品からは『World of Darkness: Time of Judgement』と『Vampire: The Requiem』がノミネートされているだけに、発表の結果も気になるところ。

White Wolf Quarterly (2005 Spring) PDF版公開

White Wolf Online, 2005/3/16
Web上でも公開されたようです。表紙はW:tFの近刊サプリメント『Predators』のイラスト。見開き特集で内容の紹介もちょっと載ってます。V:tRネタでは先日のV:tRディベロッパーチャットのログ抄録、4/4発売予定の『Lancea Sanctum』からの抜粋記事。

近刊紹介では『World of Darkness: Mysterious Places』がラインナップに上がりました。9つの「ミステリースポット」の設定資料集になるようです。WoDコア直系のサプリメントでモータルPC向けに書かれたものですが、Vampire/Werewolf/Mageにも使える汎用設定とのこと。

先日ひとあし先に書きましたが8月の『Mage: The Awakening』の広告が初公開。リリーススケジュールにはついにOrdo Dracul本が上がりました。

WoD以外では『The Secret of Zir'An』がいよいよ発売間近ということでとりあげられてます。

[WoD] WoD製品発売予定

【White Wolf Quarterly, 2005 Spring】
Quarterlyの発売予定にいくつか新顔が上がっている。すでに公式サイトのRelease Scheduleで発売日が公表されているものについては、そちらのほうが正確だと思うので除外する。

  • 6月
    • City of the Damned: New Orleans
    • Predators
    • World of Darkness: Mysterious Places
  • 7月
    • Ordo Dracul
    • The Marriage of Vice & Viciousness (V:tR小説)
  • 8月
    • Mage: The Awakening
  • 9月
    • Lore of the Forsaken
    • Mage: Awakening Character Pad
    • Mage: The Awakening Screen
    • Mage: The Awakening Dice
    • No Greater Fear (M:tAw小説)

[WoD] WoD製品の制作状況

White Wolf LiveJournal】Justin AchilliがWoD各製品の制作進行状況を少しだけ明かしてくれている。

Mageは大部分が書き上がって編集段階に入っている模様。今年8月のGenCon Indyでのリリース目指して頑張っている、とのこと。

  • Vampire: The Requiem
    1. シカゴ資料集のヴァンパイアの章→ディベロップ中
    2. City of Damned: New Orleans』→レイアウト作業中
    3. Ordo Dracul資料集→編集作業中
  • Werewolf: The Forsaken
    1. 『Lore of the Forsaken』→ディベロップ中
    2. Hunting Ground: The Rockies』→もうすぐ入稿
    3. 『Predators』→編集作業中
  • WoD総合
    1. 『Mysterious Places』→ 編集作業中

公式サイトでは6/27発売予定となっている新Mind's Eye Theatreは「7月リリースを目指している」とか言っているのでさらに遅れるのかもしれない。もっともルール部分は出来ていて原稿も書き上がっており、最終ディベロップ段階、という話。

[WoD] WoD製品リリーススケジュール

White Wolf Online】延期になったものもあり、新たに発売日が公表されたものもある。

[WoD] 新WoDシステムの判定成功率

White Wolf Forums, Feb. 17, 2005
ダイスプール0〜20個の場合に何成功が何パーセントの確率で発生するかをグラフ化した人がいる。

計算方法が適切かどうかは議論の余地があるようだが、私は確率計算ができないのでそのまま紹介する。

グラフを作った人とは別だが、判定成功率の計算式を考えた人もいるので興味がある人は下のリンクをどうぞ。

[WoD] 新WoDコアルールがWatermark PDF化

DriveThruRPG.com】DRM版で買ってコピー回数制限に苛々していましたが、やっと使い倒せます。

[TRPG] UrbanMayhemプレビュー

WorldWorks Games】2月19日に、WorldWorks Gamesが制作中の現代物3Dダンジョンタイル『CityWorks: Urban Mayhem』を紹介したが、どうやら今月発売予定らしく、試作品写真が続々とアップされている。これがまたWoDの雰囲気によく似合うなのだ。

まあ難を言えば3Dタイルはかさばるので持ち運びや収納場所に困るということぐらいだが、デザイナーの言によればUrban Mayhemは2Dタイルと3Dタイルを組み合わせたセットになり、点数が非常に膨大なので数回に分けてリリースされるが、その最初のリリースが2Dタイルのセットになるらしい。

[WW] White Wolf Online、各ゲームに特化したRSS配信も開始

White Wolf LiveJournal, Feb. 21】先日LiveJournal経由でひっそり告知されたWhite Wolf公式サイトのRSS配信だが、どうやら正式公開になったようだ。トップページに巷でよく見るXMLアイコンが追加された。

正式公開に伴い、特定のゲームのニュースだけ抜粋して配信するRSSフィードも追加されたようだ。各ゲームコーナーのトップページにあるRSSアイコンのリンクURLがそれ。ただし大きなニュースは関係ないゲームコーナーにも載ってしまうので、複数のRSSを登録するとニュースはどうしても重複する。「X: XX以外のゲームの話なんて見るのもイヤ」というのでもないかぎり総合ニュースを登録しておくのが無難かも。

[TRPG] CityWorks: UrbanMayhem

WorldWorks Games】新旧を問わずStorytelling Systemは精密な戦闘におよそ不向きなシステムなのだが、そのくせ所々ヘクスやスクエアが欲しくなるルールがあって頭を悩ませる。W:tAの初版や二版には実際ミニチュアを使ったヘクス戦闘ルールが載っていたし、サプリメントにはヘクスマップの付録つきのシナリオさえあった。Revisedになってからも「飛閃爪/Leaping Rake」など相手の正確な距離や方向が要求される戦闘行動や授けには事欠かない。

かといってうかつにヘクスマップなど持ち出すと、よく言えば単純な、悪く言えば不親切な戦闘ルールの前に泣きをみることは経験済みである。それでも、新WoDコアルールに「遮蔽物を挟んでの撃ち合い」「側面/背面からの不意討ち」などがあるのを見ると、せめてスクエアマップぐらい使えないものか、と思案してしまう。言葉による描写だけではどうしても状況認識が食い違いがちで、オンラインセッションだとそれを正すのが面倒でしょうがないからだ。

そういうわけでD20 ModernでWoDに流用できそうなマップを探しているのだが、SFチックなものばかりで現代っぽいものがなかなか見あたらない。宇宙船とか秘密基地とかはいらんのだ。バーとか病院とか映画館とか、せめて廃ビルみたいなのはないのか。

そこで行きあたったのがWorldWorks Gamesの『UrbanMahem』だ。ダウンロードしたPDFを厚紙に印刷して自分で組み立てるダンジョンタイルなのだが、開発途上版の写真を見て猛然と欲しくなってしまった。

……ちょっと待て自分。マップが必要なのはオンラインセッションだぞ自分。3Dタイルを用意してどうする自分。

とか突っ込みをいれつつ巡回リストに入れてしまう自分であった。

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