おそらく今年末に、Night Horrors という新しい種類のWoDサプリが登場するらしい。これはWoDの特定のシリーズにおける特定の超常種族についてとりあげるもので、WoDの主要シリーズすべてについてこのNight Horrors本を出す予定だという。順番的にはClanbook5冊が出そろった後、V:tRラインに初登場する。
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WoDで軍隊や軍人を使用するための汎用サプリメント『World of Darkness: Dogs of War』が制作されるようだ。軍人キャラクターの作成ルールから、シナリオにそのまま投入できる作成済み部隊の設定まで、ゲームで軍がらみの設定を出すのに必要なデータを網羅した本になるという。
ディベロッパーはStephen Lea Sheppardで、人気の高い追加武器データ集『WoD: Armory』も手がけた人物。今年最後のWoD汎用サプリになるらしいので、発売は2008年末と予想される。
これまでに武器、警察、病院と汎用サプリが出ているが、いずれも単なる追加データ集にとどまらず、基礎知識や世界各国の実情も盛り込んだ参考資料になっている。記述の正確さについては賛否両論あるが、ストーリーテラーがマニアなプレイヤー対策として効率よくゲームに必要な知識を仕入れるには手頃な本になりそうだ。
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近刊『World of Darkness: Midnight Roads』の表紙がアマゾンにアップされている。内容紹介は2007/10/3の記事をどうぞ。
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近刊『World of Darkness: Innocents』は、子供をプレイヤー・キャラクターとして遊ぶ1冊完結のゲームになるようだ。
What must it be like to be a child in a world where the monster in the closet and under the bed is real?
物置の中のお化けやベッドの下の怪物が実在する世界に生きる子供とは、どんなものだろう?—— Just Jess, 2008/1/11
この本は「WoDの住人はどうして誰も彼もひどい目に遭うのだろう」との素朴な疑問から生まれ、WoDシリーズとしては異色作になるらしい。子供向けに書かれてはいないが、幅広い物語を展開可能であり、やりようによっては子供をプレイヤーとして迎えることもできるかもしれない、とのこと。
ディベロッパーは自らも一児の父であるMatt McFarland。のみならず執筆陣も全員、子供のいる者ばかりらしい。
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White Wolf では TRPG 制作の中心となる人物をディベロッパー(developer)と呼んでいる。日本で言うゲームデザイナーと違いがあるのかどうか、昔から疑問に思っていたが、Werewolf: The Forsaken ディベロッパーの Ethan Skemp が、仕事の実際について語ってくれている。
WWの本は複数のライターが分担して執筆する形なので、ディベロッパーはそれぞれに内容を伝えたり字数を割り当てたり進行管理したりと編集的な仕事もやっているらしく、なかなか大変そうだ。第2回ではM:tAwサプリ『Mysterium』の制作現場で使われた書類がPDFで公開され、TRPG制作の内幕を知りたい人にはとても興味深い内容になっている。
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新年初の Monday Meeting レポートでは、早速いくつかの見慣れないタイトルが登場している。
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新年早々、White Wolf公式ブログに2007年を振り返っての感想があがっている。WoDに関するものを中心にかいつまんでご紹介。
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さまざまな動物に変身する人間 Changing Breeds(変身種族)を扱うサプリメント。WoD汎用で、シリーズを選ばず使える。ワーウルフ以外の変身種族を扱うサプリメントは、他に『World of Darkness: Skinchangers』『The War Against the Pure』があるが、本書は最もプレイヤー・キャラクターとして使用するのに向いたシステムになっている。他の2冊とはルールが細々と異なるので、併用はおすすめできない。
本書の Changing Breeds は、人間だれしもが持っているコンパニオン・アニマルと人一倍強く結びついた魂を持っている人間という設定。ワーウルフの Primal Urge に似た Feral Heart という Supernatural Trait を持つ超常種族テンプレートを使用し、Essence を消費して特殊能力を発動し、種族的倫理に反する行動をすると Harmony が低下し、Uratha の Renown を思わせる Respect によって超常社会での評価を表す。Auspice と同様な種族内での役割分担も存在する。
各動物の特性を再現するために、特殊能力は多彩に用意された Favor と Aspect から好きなものを選択して取得するシステムになっている。Favor はその変身種族の生来能力、Aspect はより個性化したオプション的な能力という役割分担だ。この Favor/Aspect の組み合わせにより、ほとんどありとあらゆる動物の変身種族をカバーできるようになった。もちろん、W:tF の Uratha とは異なるワーウルフを作ることも可能だ。Chapter Three では、猫人間やコヨーテ人間からカエル人間まで、実に様々なサンプル種族が紹介されている。
概して Werewolf: The Forsaken のシステムをより様々な変身種族むけに汎用化した、という印象で、WoD 2.0 でもワーキャットやワーリザードのPCをプレイしたいというファンの要望に応える拡張サプリメントになっている。ただ、汎用という位置づけからか紙数の問題か、「Changing Breeds でどのようなシナリオを遊ぶことができるか」という点については言及が乏しい。どちらかといえば、こういう変身種族のキャラクターで遊びたい、というアイデアがある人に向いているようだ。
カタログ紹介文翻訳と通販リンクは「続きを読む」から。
大地は溢れかえる僕たちに悩まされている。
実のところ、彼女は君と話をしたがっている。
だから、さあ、そこに横たわって
始めよう。
僕が話をすれば
君は雄叫びをあげる。
これは僕たちが誰しも魂に飼っている
けだものについての本。
【本書の内容】
【通販リンク】
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来年3/19から発売開始される V:tR クランブック・シリーズは、氏族の過去を明かすだけでなく、新たな謎を提示するものでもあるらしい。WW社のアートディレクター Richard Thomas が明らかにした。
... there's the five book Clanbook series for VtR which not only deeply explores the history of the clans and their present night activities but also contains an ongoing mystery woven through all five books that leads to a very cool project at the end of the year. There's WoD: Innocents, which provides a kind of play in the WoD that most players have never tried before ...
クランブック・シリーズは全5冊で、V:tRではこれまであまり深く掘り下げてこなかった、5大氏族の歴史と現代における活動を解説する。それだけでなく、5冊すべてを読むと一つの現在進行形のミステリーが浮かびあがり、これを伏線として、凄いプロジェクトが2008年末に公開される。それが『World of Darkness: Innocents』だ。WoDでこれまでに体験したことのないようなプレイを提供する。——White Wolf LiveJournal, 2007/11/30
5大氏族の起源には『Requiem for Rome』でもおぼろげに触れているが、クランブックはさらにそれを補完するのだろうか、それとも新たな異説を提供するのだろうか。いずれにせよ、ただの背景解説サプリメントではなく、来年いっぱい想像をたくましくする楽しみを提供してくれるのはうれしいことだ。
Lords Over the Damned (Ventrue Clanbook)
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えらいことになった。『World of Darkness: Urban Legends』執筆陣の一人 Will Hindmarch 氏のブログに、私が先日書いたレビューがとりあげられたのだ。
ブログによれば氏が担当したのは Unwilling Organ Donors の章で、リサーチに力を入れただけに読者の反応が気になっていたそうだ。ところが今日に至るまで、この章に言及したレビューは私が書いたものだけだという。「よっぽどつまらなかったのかなあ」と氏は嘆いておられるが、個人的にはあの本で最もインパクトが強く遊びやすいシナリオソースだと思っている。
機械翻訳では意味がよくわからなかったようなので、英語で書き直して氏に送ってあげるべきだろうか、いやそれは厚かましいんじゃないだろうか、と悩んでいる。
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World of Darkness汎用シナリオソース集。都市伝説を題材にした半完成シナリオ5本とシナリオアイデア9本を収録。それぞれ物語の展開や真相が数パターン用意されており、STの好みやPCの傾向に合わせて細部を組み立てていく。
アメリカの都市伝説をとりあげているが、日本や他の国の類似した伝説に置き換えるのはたやすい。どのシナリオソースも「伝説の真相」にひとひねり加えてあるので、プレイヤーが元ネタを知っていても興ざめどころか、むしろ知っていることがおおいに推奨される。
調査・謎解きが主体となるシナリオがほとんどで、結末に行きつくためにはプレイヤー同士の協調が求められる。情報収集をしていけば、プレイヤー自身が推理力を発揮しなくても謎は解ける仕掛けになっているので安心。
【注意:以下の文章ではシナリオの内容に触れています。プレイヤーが読んでも支障がない範囲にとどめていますが、気になる方はChapter〜を飛ばして「こんな人におすすめ」以降をお読みください。】
映画のように鮮烈な幕開け。シリアスで現代的で、PCの内面的葛藤に踏みこんでいく、WoDの王道をゆく物語。シナリオの骨組みは固まっているので、あとは用意されたパーツを選んではめ込むだけ。PCの設定に左右される部分が多く、先にキャラクターを作ってもらってからシナリオを調整する前提で書かれているようだ。
プレイヤーの推理や演技に期待しすぎず、基本ルールをきちんと押さえてゲームシステムからドラマを演出していく手法をとっている。なんでも口八丁で押し切ってしまうロールプレイ猛者に手を焼いている人、逆に謎解きシナリオになるとプレイヤーが黙ってしまう人には好適なシナリオ。STは、基本ルールブックのどこにどんな判定が載っているか程度は把握しておく必要がある。
ここでは情報収集で行き詰まるのを防ぐシナリオ作りの方法が解説されているので、他のシナリオを遊ぶ際にも読んでおくと役立つだろう。
(English Version)
Vividly shocking opening, like a good suspense movie. The mood is modern and serious. Characters will experience inner conflicts and make the final bitter decision. This scenario is very well modularized, so all you have to do is picking your favorite materials and putting them into the plot frame. Most details, however, depend on characters' background. Maybe the best way is making player-characters first, then adjust the details with them.
This chapter doesn't depend on heavy-rollplaying nor strict rule-applying. It can be a countermeasure for players who abuse their eloquence to trample the rule. Players who aren't familiar with investigation on RPG also gain some benefits. Storytellers, be sure to have grasp of the WoD core rulebook.
Chapter one is useful even when you're going to play other scenarios. It'll prevent your players from stacking in some investigation scenes.
前章とは対照的に、平凡な日常が非日常に塗り変わっていく恐怖を描く。状況描写の完成度が高く、重要な場面は本書をそのまま読みあげてもいいようになっている。そのぶん各場面のつなぎ方はST裁量に任されているようだ。
タイムリミットがあるのでプレイ時間を調整しやすいが、真相が釈然としないまま強制エンディングになだれこむ可能性も考えられる。PCに与える情報を整理し、ほんとうにその材料で真相に行き着けるかどうか、PLの視点からシミュレートしてみるといいかもしれない。
大人志向なWoDでは珍しく、登場人物の大半が青少年。未成年キャラクターで遊ぶことが推奨されているようで、子供が仲間にいると有利な場面や、子供を巻きこまないと到達困難なエンディングパターンがある。だからといってPC全員を青少年にしてしまうと調査や情報収集の範囲が限られるため、落とし所が悩ましい。
超能力者・ワーウルフ・メイジなど、超常現象に精通したPCによる悪役退治シナリオにもできるが、力で押し切るには少々厳しい戦闘バランスになっている。戦闘を短時間で切り上げたければ、Defenseを表記より下げたほうがいいだろう。
ちょっぴりクトゥルフ風味。好きなプレイヤーなら一発で元ネタがわかるだろう。『WoD: Second Sight』があれば色々と細部をいじれるが、使わなくても別に困らない。背景とNPC設定は非常にしっかりしているが、ストーリーはおおまかなあらすじが何通りか提示してあるだけ。シーンの切り分けや進め方はSTが考える必要がある。
いちばんの見所は下水道に関する汎用ルール集。下水道にはどこからどうやって入るのか、中はどんな風になっているのか、どういう障害や困難が待ち受けているか、基礎知識とさまざまな場面の判定例が用意されている。本章にかぎらず下水道を舞台にするシナリオに広く応用できそうだ。
ドッペルゲンガーの発生・行動システムがメイン。後半のシナリオは「一例」と書かれているものの完成度は高く、短時間で手軽に遊ぶのによさそう。スティーブン・キングの『ダーク・ハーフ』が参考資料に挙げられている。個人的には、この発生原理で思い出すのはグレッグ・イーガンの短編集『ひとりっ子』だ。旧WoDに詳しい人なら Wraith: The Oblivion の Shadow を連想するかもしれない。
PCがオリジナルの人物と親しいほど話が進めやすい。プレイヤーが協力してくれるなら、プレイヤーがオリジナルとドッペルゲンガーを同時プレイするのもまた面白い。また、オリジナルのMoralityが極端に高い/低いほどドッペルゲンガーの存在が際だつ仕組みになっている。
これまでの章でとりあげなかったアメリカの有名な都市伝説を題材にしたシナリオ案9本。それぞれ History(都市伝説が生まれた背景)、Motivations(PCが事件に巻きこまれるきっかけ)、Story(PCが巻きこまれた後の展開)、Variations(さらにひねりを加えた例)に分かれている。NPCのデータやストーリーの細部はSTが詰める必要がある。ここに収録された都市伝説は以下のとおり。
細部まで設定済みだから楽だろうと既製品シナリオで遊ぼうとしたら、書かれていない前提やPC設定に合わない部分が出てきて、結局こまごまと修正を迫られたことはないだろうか? あるいは「メンツの中にそのシナリオをプレイした人がいる」という理由で、泣く泣く既成シナリオをあきらめたことがないだろうか?
そんな人に本書はおすすめだ。
同じシナリオをすでに読んだり遊んだりした人がプレイヤーになっても、どのパターンがどういう組み合わせで来るかは予想不能。つまり、完成品シナリオより柔軟でネタバレしにくく、ゼロから自作するよりは楽という、おいしいとこどりの一冊なのだ。
こうした構造は既刊『WoD: Mysterious Places』と似ているが、Mysterious Placesが「世の中には説明しきれない謎がある」という立場の物語主体だったのに対し、本書はシナリオ中に出てくる謎が納得ゆく程度に(すべてという保証はない)解明される仕掛けになっている。またPCの選択がストーリーの流れをより大きく左右する。プレイヤーにとっては「自分の手でクリアした」という達成感が得やすいだろう。
ストック・ナンバー:55303
定価:$24.99
ISBN:978-1-58846-489-7
ページ数:128
ディベロッパー:Luke Johnson
執筆者:Alan Alexander, Russell Bailey, Rick Chillot, Will Hindmarch, Luke Johnson, Amber E. Scott, Malcolm Sheppard
発売年月日:2007年5月2日
通販リンク:
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発売は来月5日ですが、Amazonに表紙写真があがっているようです。どうせ新しい写真をアップするなら発売予定日も更新してほしいものです。2003年って、まだ新WoD基本ルールさえ発売されていない時期ですよ? いくらマイナー出版社だからといって、題名から発売日までまちがいだらけ、目指す商品にまちがいないかどうかはISBNで確認するしかないっていうのはあんまり悲しい扱いです。
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忘れた頃にやってくる、White Wolf Quartelyの2007年秋号が公開されましたよ(→ダウンロード)。
目玉はV:tR古代ローマ篇とScion完結編のプレビューの様子。詳細はのちほど。
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以後、Professorがストーリーテラーを務めるゲームにおいては、サップ/sapとサップグローブ/sap glovesは以下のように扱います。
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先日「幻の武器」として紹介した sap gloves だが、『World of Darkness: Armory
』で公式に言及されていることが判明した。
A more modern version of brass knuckles is sap gloves. (中略)These gloves serve the same function as brass knuckles (powerful, bone-crunching punches), having the same game Traits. (中略)However, the wearer's manual dexterity suffers while wearing sap gloves, and any actions performed that require such manual dexterity (operating a gun, using a hand tool, climbing) are done with a -1 penalty.
ブラス・ナックルの近代化版がサップ・グローブだ。……機能的にはブラス・ナックルと変わらないので(パンチの威力を強化し、骨をも砕くような打撃を与える)、データも同一である。……ただし、サップ・グローブ装着中は手先の器用さが損なわれるので、銃器を扱う、工具を使う、登攀するなどといった微妙な動作が要求されるアクションでは、成功判定にー1の修正が課される。
For the purposes of fighting in enclosed spaces (p.159), brass knackles (and their variation) are Size 0.
狭い空間での戦闘(p.159)では、ブラス・ナックルおよび同系列の武器は、サイズ0として扱う。—— 『World of Darkness: Armory』p.34, Brass Knuckles
p.36の一覧表にsap glovesの名前はないが、Brass Knuckles のデータをそのまま流用できる。ちなみに、p.34には同じく一覧表に出てこないがトゲ付きブラス・ナックルであるDragon Knuckleについても言及されており、こちらはダメージが1(L)になる。
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WoDの銃器には必要筋力がある。射手の〈筋力/Strength〉がこれを下回ると、射撃判定にその分ペナルティがかかる。
然るに、WoD基本ルールp.169(日本語版ではおそらくp.189)、Ranged Weapon Chartの銃器の必要筋力は最低でも2だ。〈筋力〉1のキャラクターはー1修正を覚悟で必要筋力2の Light Revolver/Pistol, Rifle, Small SMGを使うか、何らかの手段で一時的に〈筋力〉を増幅するしかない。
だが、かよわい女性だってハンドバッグに護身用の小型リボルバーぐらい持ち歩きたい。子供の姿で何十年も生きている吸血鬼が、銃を撃つ筋力を稼ぐためだけに貴重な血を消費するのも癪だ。
そこで『World of Darkness: Armory』の追加武器表の出番である。
射撃武器は第2章にある(種別ごとに表が分散しているのでページ数は巻末索引を参照してほしい)。どこを見ても、必要筋力1で撃てる軽い銃器がごろごろしている。
のみならず、基本ルールでは必要筋力2となっている「.38 Special」が、Armory p.62では性能や値段はそのまま、必要筋力だけが1に下がっているのだ(ただし隠蔽性のルールが拡張された結果、手の中には隠せなくなっている)。
同じく基本ルールで必要筋力2で撃てる Glock 17 を見てみよう。こちらは残念ながら必要筋力は下がらないが、性能はそのままコストが3ドット→2ドットと買いやすくなっている。
筋力に不安がないキャラにとっても、『Armory』のデータ改訂はうれしいものだ。例えば .44 Magnum は、ダメージ修正が10 again→9 againと、基本ルールより大ダメージが出しやすくなっている。サイズとコストが+1されているのが難点だが、そもそも基本ルールでは手のひらに隠せてしまうという現実味に欠けるデータだから、これはこれで納得できる。
このように『WoD: Armory』では、基本ルールの武器データが再録されているが細部の扱いが微妙に変わっている。プレイヤー・キャラクターがArmory側のデータを使用する場合、ストーリーテラーにひとこと言っておくほうがいいかもしれない。
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昨日のエントリで sap glove を幻の武器として取りあげたが、日本語版では逆に sap の方が「幻の武器」になっている旨、指摘を頂いた。昨日の記事は日本語版しか持っていない方にはチンプンカンプンだったと思われるので、もう一度整理しよう。
WoD日本語版の武器表に「サップ・グローブ」という手袋の一種らしき武器が載っているが、これは英語版では「サップ」という棍棒のことである。
WoD基本ルール英語版『The World of Darkness』では、p.69 Brawl 技能の項に「sap gloves」という武器が例示され、修正は+3となっている。しかし p.170 の Melee Weapon Chart には「sap」という修正+1の武器が存在するだけで、これは Weaponry 技能でしか扱うことができず、sap gloves なる武器はどこにも存在しない。追加武器データ集『World of Darkness: Armory』にもやはり、sap のみがあり、sap gloves は収録されていない。
しかし日本語版『ワールド・オブ・ダークネス』では、p.75 の格闘/Brawl 技能の修正サンプルとして「サップ・グローブ(+3)」が存在し、p.190 の武器表の sap は「サップグローブ(打1)」と翻訳されている。つまり、日本語版では sap のほうが「存在しない武器」になっているのだ。
sap と sap gloves は全く別物の武器だ。sap gloves については昨日の記事を見ていただくとして、sap を辞書で引くとこうある。
sap 《俗》棍棒(blackjack)—— リーダース英和辞典
同じ「棍棒」と訳す club と違いが分かりにくいので付け加えると、club が木製であるのに対し、sap は鉛などの重りを革でくるんだもので、昔は英米の警官が警棒としても使っていた。下はイギリスの警官が使っていた sap の実物写真。
別名 blackjack とも呼ばれる理由は Wikipedia にも詳しい。持ち歩いても目立ちにくく、打撃音が鈍いことから、かつては背後から人を殴り倒して金品を奪う強盗が使ったともいう。WoDの武器表に気絶効果付きで載っているのは、このことを反映したものだろう。
White Wolf が 武器表の sap をサップ・グローブの略称でなく棍棒の一種として扱っていることは、『World of Darkness: Armory』を見ても明らかだ。このサプリメントには基本ルールの武器データが再録されているだけでなく、それぞれどのような武器であるかの説明も載っている。
Sap: The sap is usually palm-sized flat "bag" of leather filled with lead shot or powder. For a small weapon, though, it packs a big wallop. The sap used to be part of every cop's arsenal about 20 years ago.
サップ:おおむね手のひら大の平たい革袋に鉛の玉や粉末を詰めたもの。武器としては小型ながら、かなりの打撃力を秘めている。20年ほど昔は警官の(鎮圧用)武器として欠かせないものだった。—— World of Darkness: Armory, pp. 28-29
武器表のsapを「サップグローブ」と訳したことにより、日本語版では英語版にない問題が生じた。つまり、同じサップグローブがp.75では+3修正、p.190では+1修正という矛盾ができてしまったのだ。#wod-jpでは「p.75の+3はダメージ修正とは書いてないから、ダメージ修正とは別途に+3、つまり合計で修正+4の武器になるのでは?」という解釈も出た。どの数値をとるかはストーリーテラーの判断によるだろう。
なお、sap/サップグローブの気絶効果については『Armory』では若干修正され、頭部狙いの攻撃でなくとも、ダメージが対象の〈体力/Stamina〉以上であれば対象は次の行動権を失う、となっている。基本ルールの気絶効果は、頭部狙い(ー3)の攻撃で、かつダメージが対象のサイズ/Size値以上でなければ現れない。人間の標準サイズは5なので、成功率は非常に低い。これが不満なストーリーテラーは、Armoryの新ルールを採用してみてはいかがだろうか。
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【2007/11/04追記】これは『The World of Darkness』英語版基本ルールについての話である。日本語版『ワールド・オブ・ダークネス』では翻訳によって別の問題が生じている。「日本語版基本ルールにおけるサップ・グローブ」のエントリを参照されたし。
【2007/11/10追記】『World of Darkness: Armory』p.34に sap glove の記述があることが判明した。詳しくは「sap glovesの公式データ(英語版)」を参照。
WoDのキャラクターに白兵戦武器を持たせるとき、普通は『World of Darkness』第7章(p.170、日本語版ではp.190)のMelee Weapons Chartから選ぶだろう。〈近接武器/Weaponry〉技能を持っていなければ、選択肢は〈格闘/Brawl〉技能でも使えるブラスナックル(Brass Knuckles)しかない。
だが、この本にはもう一つ、〈格闘〉技能で使える武器が隠れているのを御存知だろうか。
Suggested Equipment: Roll of quarters (+1), brass knuckles (+1), sap gloves (+3)—— 『World of Darkness』p.69, Brawlの項
日本語版では第3章の〈格闘〉技能(p.75)の説明、最後から2段落目にあたる。
sap gloves とは鉄板を縫い込んで拳で殴る威力を高めた革手袋(参考:Googleイメージ検索)のようで、なるほど〈格闘〉技能で扱う方がふさわしい。だが p.170のMelee Weapon Chartの武器と見比べると、修正+3というのは破格の威力だ。原理的にはブラスナックルと大差ないのに威力だけはメイス並みというのはいかがなものか。
だが、それを別にすれば現代人が持ち歩く武器としてなかなか魅力的でもある。外見はただの革手袋だから武器とわかりにくく、欧米では護身用としてかなり安価に販売されている様子。格闘系のFighting Styleを取得したキャラクターが装備して戦えば見た目にもカッコイイし、ダイスプールが増えればFighting Styleの追加効果が出にくいという難点も緩和される。格闘技が得意なキャラクターを作りたい向きは検討してみてはいかがだろうか。
sap glovesは『World of Darkness: Armory』の追加武器にも含まれていない、まさに「隠れアイテム」である。コストやサイズ、ダメージ種別などはストーリーテラーと相談して決める必要があるし、威力についてもバランスを取る必要があるだろうが、格闘技が得意なキャラクターを作りたい向きは検討してみてはいかがだろうか。【2007/11/10追記】『WoD:Armory』には、武器表に登場しないものの、sap gloveの記述がある。詳しくは「WoD」
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ハンドアウトなどをルールブックと似た雰囲気で作りたい人の参考にどうぞ。
タイトルロゴ……Garish Monde
章題……Parchment、影はGrunge Update(DominicanかCaslon Antiqueで代用可能)
項目見出し……Escalido
フッタ……Plasticman
その他フリーフォント詰め合わせがMr. Gone's Character Sheets(←直リンク、Zip圧縮)からダウンロードできます。
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First off, let me agree with those of you who think that by and large our indexes suck. I agree. I don't think that about every index that we've ever made, particularly from the arrival of the WoD Core Rulebook onward, but most of the ones we did weren't that good, and many books that needed them didn't get one. Even a crappy one.
まず、皆さんが感じられているとおり、我が社の製品の索引は概して不満足な出来だ。私もそう思う。全部が全部そうというわけではないし、特にWoDコアルール発売後は改善してきたつもりだが、我が社が作ってきた索引はたいてい出来がよくないし、その申しわけ程度の代物すら付いていない本も多い。索引が必要とされる製品にもかかわらずだ。—— Richard Thomas, at White Wolf LiveJournal, 2007/10/26
WoD英語版を読むようになると、どうしても生じてくる一つの不満がある。それはほとんどのサプリメントに索引がないことだ。
読み物的なサプリメントならまだいい。困るのは、追加データ集や拡張ルール集だ。
「あの特殊能力はどこに載ってたっけ」
「あの追加ルール使いたいんだけどどこにあったっけ」
と思いたった時、マーフィーの法則によって、それは索引のない本である。頼れるのは己の記憶力と「How to Use This Book」コーナーの各章概要のみだ。たぶんこの本のこの辺であろう、と見当を付けて、えい、やっ、とページを繰るはめになる。
PDF版を持っていればテキスト検索も使えようが、ゲームショップや公民館の貸しスペースでノートパソコンを叩く余裕が万人にあるわけではない。正確なスペルを覚えていなければお手上げだし、そもそも、旧WoD時代にはPDF版というものがなかった。
ゆえに旧WoD時代から現在に至るまで、「索引がない」は洋の海外を問わずWoD英語版ユーザーの嘆き文句でありつづけてきた。White Wolf社にその嘆きが届いていないはずはない。それなら、何故なのか。WWの偉い人、リチャード・トーマスが長年の疑問についに答えてくれた。
リチャードによれば、理由は旧WoD時代に遡るという。
「紙数の制約」というのは、書籍は印刷の都合上、一定ページ単位で作らなければならないことを指す。新WoDを見る限り、WW社の本は18ページか36ページ単位で作っているようだ。例えば36ページ単位で本文72ページある本に、4ページの索引を付けようとすると、4ページだけ刷ることはできないので、白紙ページを足して36ページ余分に刷らねばならないことになる。費用もきっちり36ページ分はねあがる。
印刷業に携わった経験のある者として付け加えておくと、索引作りというのは実に実に報われない仕事で、本文と違って確実に読まれるかどうかわからないのに手間は何倍もかかるのである。最近はある程度パソコンがやってくれるとはいえ、最終チェックは未だに人力が普通だ。見出しの並び順に誤りがないか、本当にそのページに見出し語が存在するかどうか、一行一行人間がチェックしていく。本職の校正者でもうんざりする重労働である。入校前で疲労困憊のディベロッパーにとってそれがいかほどの負担か、察するにあまりある。
とはいえ、索引がなければユーザーが不便をかこつのは事実。リチャード・トーマスは「TSR社やWizards of the Coast社の編集者からノウハウを学び、彼らがいかに索引を大切なものと考えているかを知った」という。そして締め切り間際のスタッフの負担を軽減しつつ、効率よく索引製作を進めていくために、手順やスケジュールを改善中だとも述べている。
その努力が一日も早く実ることを祈っているが……欲を言うなら、特定のデータが「どの本に」載っているかのクロスリファレンスを作ってくれるようになると、もっといいのになあ。(公式Wikiで何度かユーザが試みているが、著作権上の問題があるらしく、その都度削除されている)
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どのWoDシリーズでも使える汎用マジックアイテム「relics」に関するルール、アイテム自作システム、サンプルデータを追加するサプリメント。便利な物あり呪われた物あり、ゲームでの活用例や導入方法、relic を利用したシナリオ案なども紹介。relic の調査・創造・使用に関する Merit も新たに追加される。
ハードカバー128ページ。ISBN 978-1-58846-492-7。
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WoD2.0 事情にあまり詳しくない人向けに説明しておくと、題名に『World of Darkness:』とつく製品はワールド・オブ・ダークネス汎用サプリメントで(以下WoDコアサプリと略)、どのシリーズでも使えるし WoD基本ルールで作った人間キャラクターでも遊べるようになっている(実際、人間PCを想定したゲームバランスの製品が多い)。
WoDコアサプリを買うもう一つの楽しみは資料価値だ。『WoD: Armory』は武器車両関係、『WoD: Tales from the 13th Precinct』は米国の警察と司法制度、『WoD: Asylum』は米国の医療(特に精神病院)に関する手堅い参考資料にもなっていて、TRPGをやる上で必要な情報を効率よく拾うことができる。
そんなコアサプリシリーズに新たな製品が加わりそうだ。著者は WoD御用達ライターにして一児のパパにして社会人学生にしてベテランSTである、ついでに私とタメ年らしい Matt McFarland。彼の個人ブログによれば、新作『World of Darkness: Midnight Roads』はこんな内容だそうだ。
It's about the highways and byways of the World of Darkness, the crazy shit that you'll find out on the roads when you get a flat at 2AM miles from anywhere. It's about the things that live at truck stops and roadside motels, and why they're watching you while you're trying to sleep. It's about truckers, bikers, carnies and other people who live on the road. It's about gremlins, vanishing hitch-hikers and other spirits that are inextricably tied to cars.
この本でとりあげるのはワールド・オブ・ダークネスのハイウェイや一般道路。道中タイヤがパンクして、時刻は真夜中の2時、どこの町へもまだ何マイルも先、そんなとき道端に見つけるイカレた代物の話だ。サービスエリアや沿道のモーテルに棲んでいる奴と、そいつらが眠っている君を虎視眈々と狙う理由の話。あるいはトラック運転手や、バイク乗りや、巡回芸人といった、文字通り路上に生きる人々の話。またグレムリンや「消えたヒッチハイカー」や、その他車と切っても切れない縁がある精霊たちの話もある。—— Screaming Out Loud, 2007/08/27
すでに脱稿して編集に回ったらしいので、いつリリーススケジュールに登場するか楽しみだ。
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【White Wolf LiveJournal, 2007/09/27】
【White Wolf LiveJournal, 2007/10/01】
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WoD近刊2冊の書影が早くもアマゾンにリークしている。というより、公式オンラインカタログの更新が遅い、というべきかもしれないが。
World of Darkness: Reliquary
Astral Realms
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8/16の発売日にAmazon.comに注文して、Standard Shippingで11日後。Amazonからは「到着予定日は9/11頃になるけどどうする?」なんて脅しのメールが来たが、けっきょく発売当日に発送したのと変わりないじゃないか。
あてにならぬはAmazonの発送日と女心と秋の空。
さあ読むか。いや、もう読みはじめてるんだけど。
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夏のGenCon祭りということで、お財布に痛い新作ラッシュが今年もやって参りました。

Monte Cook's World of Darkness
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凝りに凝った組み立て式ペーパータイルを世に送り出しつづける WorldWorks Games の新作現代物はなんと「警察署」だ。
自分で厚紙に印刷して組み立てる、という手間があるとはいえ、署長室から拘置所、刑事たちのデスク、果てはパトカーやSWAT装甲車やヘリポートまで、ディテールにこだわったミニチュアセットが15ドルで一式揃ってしまう。しかもPDFデータでの販売なので、好みの小物を追加するのも自由自在だ。
警察署の汎用設定集『World of Darkness: Tales from the 13th Precinct 』をお持ちの方なら、ぜひセットで使ってみたくなるはずだ——幸い13th Precinctにはシナリオも付属してくることだし。
凄いのは小物の充実ぶりで、組み合わせ方では警察署にかぎらず会社のオフィスだって再現できそうな品揃えだ。「続きを読む」に小物一覧を引用しておく。
- 建て増し用モジュール(必要に応じて階を追加できる)
- 各種椅子
- 会議テーブル
- 事務机
- パーティション
- パソコンとモニタ
- FAXとコピー機
- ファイリングキャビネット
- ウォータークーラー
- 本棚
- 食器棚
- 演台
- 可動式ホワイトボード
- 階段
- 署長のデスク
- 受付デスク
- 待合いベンチ
- コーヒーマシーン
- 独房の寝棚、便器、洗面台
- ロッカー
- SWATキャビネット
- 銃器ロッカー
- 玄関
- 屋上用ドア
- 変電機
- サーチライト
- 無線塔
この他に警察署の建物そのもの、地上タイル、パトカー、SWAT装甲車などが付いてくるから、ミニチュア好きでペーパークラフト得意な方にはこたえられないセットかも。
かくいう私が、オフラインで遊ぶ機会がまるでないにもかかわらずこんなものをえんえん紹介しつづけているのも、この手の細かいペーパークラフトが無類に好きだからだが。
いや、買いませんよ。買ったって遊んでくれる人は近所にいないんだし、そもそも置き場所がないんだから。おまけにうちには定期的に4歳児と2歳児という破壊魔がやってくるんだから。
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World of Darkness: Second Sight
pp. 128-129「Lust」を書いた人はきっと日本のエロゲーに造詣が深いにちがいない。出される例のマニアックさがただごとではない。
それはそれとして、問題の項は第4章「The Thing That Should Not Be」、この世を破滅させる外宇宙の力を題材とするストーリーテリングへの考察の中にあるのだが、どうせクトゥルフもどきと舐めて読んでみたら、結構うがった話も書いてあって嬉しい驚きだった。WoDコアに限らず、W:tAなど世界の終末をネタにしたゲームをマスタリングする上で非常に参考になる。
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たとえばWoDでヴァンパイアを作るとき、どんなにこだわらないプレイヤーでも大まかな外見年齢や抱擁された時期ぐらいは決めざるをえない。W:tFやM:tAwだって、キャラの年齢は経歴や外見にも関わってくるし、どんなに大雑把なマスターの元でどんなTRPGを遊ぶにせよ、キャラクターの名前ぐらいは決めざるをえない。これがけっこう面倒だ。
運と霊感に恵まれれば、キャラクターのイメージが頼まなくても降って湧いてくるものだが、STとしてNPCやプレロールドPCを大量生産するとなればそうもいかない。そこでこの Fake Name Generator の出番である。
性別(Gender)・何国人系の名前がいいか(Name Set)・在住国(Country)を指定すると、まったく架空の
をランダムにでっちあげてくれる(無論、メルアドや電話番号、クレジットカード番号などはすべて架空だ)。
ファンタジー系のキャラクタージェネレータで名前を決めてくれるものなら腐るほどあるが、生年月日や出身地まででっちあげてくれるこれはWoDのような現代物RPGでは重宝だ。でたらめに出てきた住所や生年月日から逆にキャラクターコンセプトが浮かぶこともあるだろう。
Name Setでは米国系、中国系、デンマーク系、英国/ウェールズ系、フィンランド系、フランス系、ドイツ系、ヒスパニック系、ハンガリー系、アイスランド系、イタリア系、日本系、スロベニア系、スペイン系とかなり幅広く選べるので、外国人キャラをちゃんと「それっぽい」名前にしたい人にもお勧め。ちなみに「Japanese」を選択するとかなり普通っぽい日本人名が出てくる。対応国がまだ少なくて、「日本在住の日本人」が作れないのが残念。
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Lone Wolf Development は7月12日、TRPG汎用キャラクター作成・管理ソフト Hero Lab のワールド・オブ・ダークネス対応版デモを発表した。正式版公開は8月16日のGenCon開催と同時になる予定。
デモ版といっても、d20正式対応の最新版にWoD用データセットの見本をオマケにつけた形なので、シェアウェア登録(有料)すればd20用のキャラクター作成管理ソフトとしてきっちり動作する。
残念ながらWindows専用で、英語版なわけだが。
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Changeling: The Lost のサプリメント第3弾の題名は『Rites of Spring』であることが明らかになった。
ということは最終サプリメントは「夏のナントカ」になるんですな。
ちなみにネタ元によれば、キャラクター管理ソフト『HeroLab』のWoD正式対応版はGenConで発表されるとか。ちゃんと動くんなら、そのためだけにMacBookにWindows入れちゃいそうだ。
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内容が追加されたので前日ながらリンクを張り直しておきます。
参加希望者数、なんと11人。おそるべし。
一次会・二次会とも会場の定員いっぱいいっぱいなので、残念ながら追加募集は締め切りだそうです。
しかし私は15日も東京にいるので気が向いた人は遊んでやってください。
ノーパソ持っていくので旅行中もメールチェックできますよ。
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6月も終わろうとしているが、ともかくPDF版が公開された。
表紙は6/27発売予定の Bloodlines: The Chosen から。CCP合併のように大きな話題はないので、淡々と新作や近刊から抜粋記事を紹介している。
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今週土曜日、6/23は Free RPG Day だそうで、米国のゲームショップ店頭で新作のクイックスタートキットやシナリオモジュールが無料配布されるそうだ。
WoD関係では『Changeling: The Lost』クイックスタートルール、またキャラクター作成管理ソフト HeroLab体験版(新WoD対応データセット付)あたりが気になるところ。
キャンペーン終了後でも構わないからインターネット上でも公開してくれることを切に望む。
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珍しく社員が全員会議室に集合したら座る場所がなくなったので、引っ越しを検討中らしいWhite Wolf本社より。レポーターはいつものWill Hindmarch。
【White Wolf LiveJournal, 2007/06/18】
【White Wolf LiveJournal, 2007/06/11】
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White Wolf は本気だった。
CCPと合併した目的のひとつは「WoDをMMO化するため」と聞いてはいたが、これまで古強者のWoDマニアをさんざん期待させたあげく幻と消えたWoDコンピュータゲーム化計画の数々を思うに、いまひとつ現実味が感じられずにいた。
しかしCCP|WWは5/15付のプレスリリースで、World of Darkness MMO開発のために総勢100名を超す大量求人を発表している。
主な職種はプロデューサー、プログラマー、アーティスト、アニメーション・ディレクター、プレイテスター、サウンドデザイナーなど。
勤務地はアトランタ、上海、レイキャビク。WoD MMO関連の仕事は、当然ながら主にアトランタで進むことになる。
求人一覧を見ていると、Japanese Game Master なんて職種もある。残念ながらWoD MMOではなくEVE Onlineのサポートのようだが、「英語は話せるに越したことはないが書ければそれでいい」レベルらしく、Webから気軽に応募できるようなので、誰か試してみない? ……上海勤務ですが。
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なんだか良く分からない言論統制が敷かれているらしい White Wolf から、みんなおなじみ Will Hindmarch のレポート。
【White Wolf LiveJournal, 2007/05/29】
【White Wolf LiveJournal, 2007/05/21】
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『World of Darkness: Book of Spirits』のPDF版がDriveThruRPG.comから買えるようになっている。
新刊は値引率が渋いのだが、WW公式ブログによれば、SASシリーズを手始めに、発売後に発覚した誤記誤植を直した改訂版の制作が進められているようだ。DriveThruRPG.comでPDF版を買ったユーザは、改訂版を無料ダウンロードできる、とのこと。何でも発売日に買ってしまう人々にとってはいつ出るのか気になるところだ。
『Book of Spirits』の内容については5/9の更新を参照。またDriveThruRPG.comでPDFを買うときの注意は5/8の更新をご覧ください。
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WoD発売直後から出る出ると囁かれつづけて早4年、精霊(spirit)を扱うための汎用サプリメント『World of Darkness: Book of Spirits』がようやく5月30日に発売される。
精霊という存在が新WoDに初めて登場したのは『Werewolf: The Forsaken』だが、今ではどのシリーズにも多かれ少なかれ関わってくるのが現状だ。ところがワールド・オブ・ダークネス基本ルールがサポートするのは幽霊(ghost)だけで、その後のエラッタで「精霊と幽霊は別物」と規定されたこともあり、精霊を扱う汎用ルールの登場が待たれていた。
オンラインカタログの紹介文によれば、この世と重なり合うように存在する Shadow Realms に棲む精霊が、次元のほころびからこの世に這い出してきて人間を操ったり取り憑いたりする、という概念はほぼ W:tF そのままで、人間や他超常種族キャラのゲームでも扱える汎用ルール集としてまとめなおした形になるらしい。
超常種族向けには新たな精霊や精霊憑き(Ridden)、精霊まわりの世界設定が追加され、生物と精霊の相互干渉に関するルールも拡張されるため、W:tFをメインに遊んでいる人にも一見の価値はありそうだ。
とはいえWoDコア系列のサプリなので、人間キャラで遊ぶ時のことが重視されているようで、人間のさまざまな精霊観が紹介されるほか、敵やNPCとして使えるデータを集めたAntagonistsセクションにもかなり紙数を割いている模様。
既にアマゾンで注文受付が始まっているのでいちおうリンクを張っておきますが、発売日まで待ってから買うのがおすすめです。
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しばらく間が空いてしまったので、その間 LiveJournal に出た進捗報告をまとめておとどけ。
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White Wolfの単発シナリオシリーズ Storytelling Adventure System の公式サイトが改装された。いつも重たい本家サイトに比べてずいぶん軽快でスタイリッシュだなと思ったら、ここだけ独立してWordPressベース。デザインも外注したようだ。
About SAS のタブをクリックすると、SASシリーズに関する簡単な説明が現れる。SASはシナリオのまとめ方に新しい工夫が凝らされているため、初めて見たSTは「これどうやって遊べばいいの?」と困惑するかもしれない。そんな人はこのページの最初の行にある"A Guide to the Storytelling Adventure System"という解説PDFをダウンロードだ。
SAS各シナリオは有料だが、無料サンプルページも用意されている。
Story Archive のタブをクリックすると、現在発売中および発売予定の作品リストが出てくる。
現在WoDコア用、V:tR用、W:tF用と3本発売されていて、次はM:tAwかと期待されたが、残念ながら『Blood Red + Ash Gray』『Frenzy Scenes』と立て続けにV:tR用が2本出る模様。とはいえ『BR+AG』は罪と人間性というV:tRの根本テーマに踏みこむ作品のようで、V:tRファンには見逃せまい。
WoD以外にもScionとExalted用シナリオがSASで発売確定しているようだが……Mageは? Prometheanは?
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職人芸的ディテールと痒いところに手の届く工夫に、見るたび感動せずにいられない ペーパーダンジョンタイルメーカー WorldWorks Games の新作は、ゴシック風の洋館だ。
壁にかかった鹿の剥製や庭の噴水までいちいちペーパークラフトで再現してしまう細かさが製作欲をくすぐる。たぶんクトゥルフとかヴィクトリア朝物のゲームを想定しているんだろうが、V:tRやWoDコアでも使えそう。未踏査の部屋を「Unexplored」というカードを置いて示すのは便利そうだ。Zombie Manor というミニゲームのルールが付いていて、これ単体でもボードゲームとして遊べるのもポイント高し。
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男子トイレの照明が壊れ「まるでサイレントヒルで小便をしているような」White Wolf本社からいつものWillが実況中継。
WoD Core
・ World of Darkness: Urban Legends の校正刷りが上がってきた。
・ World of Darkness: Book of Spirits はレイアウト段階。
・ Monte Cook's World of Darkness, World of Darkness: Asylum, World of Darkness: Reliquary が制作進行中。
Vampire: The Requiem
・ The Blood: Player's Guide to the Requiem が脱稿。
・ Damnation City は「もうちょっとで」完成。
・ Bloodlines: The Chosen はまもなくレイアウト段階(公開投票は中止になったらしい)
Mage: The Awakening
・ Free Council は校正段階。
・ Magical Traditions も完成間近?
Scion
・ Scion: Hero は印刷所行き。フルカラー336ページで、印刷データを送信するのに丸2日もかかった。第2部 Scion: Demigod もレイアウト段階に。
Changeling
・ Changeling の原稿は完成。次のQuarterlyではゲームの内容に関する質問に答える記事が載るようだ。
・ Changeling Storyteller Screen の制作が始まった。
・ サプリメント第1弾 Autumn Nightmares は各ライターからの草稿をとりまとめ中。
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PCの近所に越してきた新しい隣人。それは風水師ふたりが半世紀あまり繰り広げてきた暗闘の、最終決戦の幕開けだった。シカゴすべてを巻きこむ魔術戦争の行く末は、PCたちの手に……。
『Chicago Workings』はワールド・オブ・ダークネスを背景世界とし、ストーリーテリング・システムで遊ぶための、一話完結シナリオだ。プレイヤー・キャラクターが人間/mortal という前提で作られているため、『ワールド・オブ・ダークネス』基本ルールさえあればプレイできる(ただし『Chicago Workings』は英語版)。
消費経験点0〜34点のキャラクター向きで、難しい謎解きはほとんどなく、高い戦闘力や交渉力も必要としない。作りたてのキャラクターや、WoDに不慣れなプレイヤーに適している。人数指定はないが、4人前後が適当だと思う。
アメリカ合衆国、シカゴ市。予備知識は必須ではないが、実在の地名や建物が関わってくる。地図や旅行ガイドを見せながら状況描写するとイメージの食い違いを防げるかも。
特定の技能や能力がないと行き詰まるという心配はない。そのためコンベなど「どんなキャラクターが来るか当日までわからない」セッションに向いている。ただ、PCが離れて暮らしていると導入が面倒なので、同じアパートに住んでいる、または家が隣同士という設定でキャラ作成してもらうのが無難だろう。
WoDの一般人が現実の人間と同じぐらい超常現象を信じていないという点は、はっきりさせておいたほうが、起承転結が引き立つ。
起承転結の「転」、つまり一般人であるPCを日常から超常の世界に引き込むp.30〜32の演出が非常に美しい。ここだけ切り取って映画にしたいぐらいだ。また、TRPGではあまりお目にかかれない類の「魔術」が登場するので、他のホラーTRPGとの違いを主張したい向きにもお勧め。
ほんとうに必要な情報はすべて向こうからやってくるので、情報収集のやりかたがわからない初心者とか、ささいな情報収集に時間をかけすぎるプレイヤーへの対策にもなる。その情報を得た上でどう行動するかはPCの決断に任されているので、強制感もあまりないだろう。
p.18のフローチャートが示すように、始めと終わりは決まっているが、途中はどういうルートを通ってもかまわない。巻末には各シーンの内容を小さなカードに要約したシーン・カードが付属し、情報の出し忘れや、重要な判定方法を容易にチェックできる工夫が施されている。
p.1-2 はシナリオ本編に直接関係のないイメージテキストなので、地名や人名がまったく分からなくても心配ない。実は『WoD: Chicago』に紙数の関係で掲載されなかった幻の短編小説だそうで、本シナリオはこれに触発されて生まれたという。
p.18まで事件の真相とNPCの説明が延々と続く。シナリオはいつになったら始まるのかと不安になるが、実はここが最も重要で、シナリオ構成要素すべての解説になっている。2つの蘊蓄は、PLに完全に理解させる必要はない。「なんだかわからないが背後に複雑な理論があるらしい」程度のはったりがかませれば、充分。
p.19からシナリオ本編となる。ほとんどの要素は説明済みなので、各シーン1〜2ページ程度で流れを説明する程度。「そのシーンにSTがやるべきこと」「PCに達成してもらうこと」「問題解決への障害/手助け」と、演出に使えそうな状況や推奨判定が並べられていて、具体的な進行はSTの裁量に任されている(p.18までが重要だと言ったよね?)
鍵となるNPCに感情移入してもらえるかどうかがシナリオ全ての成否を握る。また、序盤で脱線を許すとダレやすい。この序盤を乗り切るためのマスタリング技術はp.19に紹介されている。PLがハメられたと気がついた時にはすでに脱線する余地がない、という悪魔のようなテクニックだが、うまくやるには何度か試行錯誤が要りそうだ。
敵キャラはデータ的には笑っちゃうぐらい古典だが、描写を工夫して未知の気味悪さを醸し出している。人間が相手にするには若干固いかな、とも思うが、おそらくPCが4人いれば人数差で押し切れるだろう。
舞台を他の国や都市に移すことは可能だが、都会で、それも区画整理や再開発を繰り返して現在の形に発展してきたところ、というのが必須条件だ。レトロな建築と現代的なビルが同居しているような場所ならなお望ましい。東京や京都のように、都市設計に呪術的な意図があったといわれる土地ならWoDらしさが出そうだ。いずれにせよシカゴ以外を舞台にするなら、p.30-32の全面変更が必要となる。
人間向けシナリオだが、PCが超常種族(ヴァンパイア/ワーウルフ/メイジ/プロメシアン)でもそれなりに遊べる。特に作りたてのメイジキャラにはぴったりの設定だ。超常種族で遊ぶ場合、PCの動機付けを変える必要があるが、p.10にガイドラインが示されているので調整は楽だろう。
(著者確認済み。情報はWhite Wolf Forums)
著者 Will Hindmarch が、このシナリオを執筆するに至った顛末を公式フォーラムで語っている。ネタバレを含むので注意。
オンライン限定販売の電子書籍なので、書店やゲームショップには売っていない。DriveThruRPG.com からPDF書類として有料ダウンロードすることになる。日本円で概ね800〜900円ぐらい。他シリーズのシナリオと3本セットで買えば100円ほどお得になる。
WoDらしさがあって、単発で、世界設定を知らない初心者でも遊べる、という希有な特性を兼ね備えたシナリオだ。基本ルール1冊されば遊べるというのもお得感が高い。またSAS共通の特長として、PLにとってもSTにとっても「何をやればいいのか」がわかりやすい設計になっており、これまで「WoDって難しそう」と二の足を踏んでいた人にもとりつきやすいと思われる。
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ついに。ついに。『Book of Spirits』の発売予定が決まりましたよッ。
Scion第2部は第1部の2ヶ月後には発売されてしまうようで。一冊一冊はそんなに大がかりなシステムではないのかな?
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WoD単発シナリオシリーズ SAS が3本セットで割引になるお徳用セットが発売された。
単体3本の合計価格より3ドル割引になって、1本あたり約800円。日本語の文庫本でも1000円を超えるものが珍しくないご時世に、これはなかなかお得ではなかろうか。内容も充実しているし、サプリメントなどの背景知識を必要としない、キャラクターの目標がわかりやすい、などちゃんと単発セッション向けに作り込まれている。
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最近WoD以外の製品ニュースも拾っている気がするが、主な目的はWoDであると解釈してほしい。ExaltedとVtES関連を拾わないのは、嫌ってるわけではないのです。遊びたいのですが付き合ってくれる人と金と脳細胞との余剰が乏しいだけです。
ではSASの売れ行きを固唾を飲んで見守る Will Hindmarch からの制作状況レポート。
【WoD コア】
World of Darkness: Book of Spirits は、残るいくつかのイラストが埋まれば今週にも印刷所行き。
【Vampire】
Damnation City はいよいよ最後の大詰め。巻頭小説、地図、図表などに実験的な試みが? The Blood と Requiem for Rome が制作進行中。Clan Books も形をとりはじめてきた。
【Mage】
Magical Traditions の編集作業が進んでいる。
【Changeling】
プレイバランスの最終調整中。最近のプレイテストでは、チェンジリングの中でも肉体派タイプのキャラとワーウルフとの戦闘を行い、妖精という言葉から連想されるようなか弱い生き物ばかりでないことを実証した。
It turns out that an Elemental in an appropriate environment for his Contracts can hold his own against the Pure, so watch out for suspiciously aquatic Elementals that pick a fight with you at the beach.
Elemental は、Contracts に適合する環境下では、Pure (tribes) と互角に戦えることがわかった。水の妖精っぽい Elemental が浜辺で戦闘を仕掛けてきたら用心することだ。
【Scion】
Scion: Hero の厚さは336ページになる模様。今週中には印刷所送りにするべく、現在、収まりきらない分を削る作業中。
【その他】
WWのオンライン商品とWebサイトを使った新企画について会議が行われた模様。
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オンライン販売限定のWoD単発シナリオシリーズ Storytelling Adventure Systems (SAS) はおおむね好評なようで、#wod-jp でも「メイジ用のシナリオは出ないのか」と催促の声を聞く。
We'll have SAS stories for every game line, several times over. In practice, though, we all agreed that Chicago Workings is a pretty good story for starting mages.
一度に全部というわけにはいかないが、将来的には全ゲームシリーズでSASシナリオを出す予定だ。ただ今のところ『Chicago Workings』はメイジの作りたてキャラで遊んでもなかなかイケる、という点で僕たちの見解は一致している。— Will Hindmarch, posted on WW Forums, 2007/01/31
ということなので、M:tAw愛好者の方々も安心なされよ。
『Chicago Workings (World of Darkness)』は人間PCを想定したシナリオだが、少し手直しすればヴァンパイア、メイジ、ワーウルフでも遊べる話で、シナリオ中にもその方法が示唆されている。読んだ感じ、他のスーパーナチュラル用に移植するとすれば、たしかにメイジがいちばん適しているようだ。
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先日発売された WoD単発シナリオシリーズ「Storytelling Adventure System (SAS)」には、STが読みやすく遊びやすいように、様々な新しい仕掛けがほどこされているようだ(→解説原文(ページ最後))。
SASの製品紹介ページや製品本体の表紙には、こんなマークが付いている。左から、プレイ時間、シナリオの傾向、難易度の目安を表している。
Scenes: 総シーン数=プレイ時間の目安
そのシナリオを構成するシーンの数。多いほど長編ということになる。第一弾のシナリオはどれも8〜9シーンで、サプリメントの付属シナリオと同程度。なお、プレイヤーの選択によっては出てこないシーンも含まれているので、実際のセッションではこれよりシーン数が少ない場合もある。
MPS dots:頭を使う度/アクション度/交渉重視度
キャラクターのMental(頭脳)、Physical(肉体)、Social(交渉力)がどの程度試されるかを、ストーリーテリングシステムおなじみの5ドット方式で表示する。ドットが高い分野は、それだけ大きな困難が用意されている、つまり重視されているということ。
| 0ドット | なんの問題もない |
| 1ドット | 能力を試されることがあるといえばある |
| 2ドット | 試されることはあるが、難しくはない |
| 3ドット | そこそこ歯ごたえがある |
| 4ドット | かなり厳しい試練がある |
| 5ドット | 限界に挑戦 |
XP LEVEL:経験点の目安
プレイヤー・キャラクターの想定経験値。ストーリーテリング・システムではキャラクターが成長のために消費した経験点が強さの目安となるため。強いキャラクターでシナリオを始めたいときは、初めから経験値をいくらか渡して成長させるのが普通。
| 0-34点 | 駆け出し |
| 35-74点 | 経験者 |
| 75-119点 | プロ |
| 120-179点 | ベテラン |
| 180点以上 | 伝説に残る |
巻末には、1シーンにつき1枚の「シーン・カード」が付属する。各シーンでSTが出すべき情報やイベント、PCが達成するべき目標、重要な判定や試練、PCが状況を打開するための手がかりなどがトランプ大のカードにまとめられている。
STがシナリオ全体の流れを把握し、情報の出し忘れや解決の行き詰まりを防げるほか、セッション中に「この状況は何と何で判定するんだったっけ……」とシナリオのプリントアウトをあちこちめくる手間も省けるというわけだ。
17インチモニタで実寸表示させても1ページが画面内におさまる。1ページ読むためにいちいちウィンドウをスクロールさせなくていい。オンラインでセッションする人や、マスタースクリーン代わりにノートパソコンを使っている人にはうれしい仕様だろう。
ちなみに、表紙はカラーとモノクロ2通り付いていて、カラー版の表紙は黒を基調、モノクロバージョンは白基調の配色になっている。インクジェットプリンタで真っ黒なページを印刷すると「あ、インクがもったいない……」と思ってしまう人は、2ページ目から印刷すればいい。
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SASの各シナリオが書かれた経緯について、著者が公式フォーラムで語ってくれている。若干のネタバレを含むので注意。
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アイスランドから出向してきた Peter さえも寒いとこぼす、極寒のアトランタからいつもの Will Hindmarch がレポート。
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WoD用の単発シナリオをDriveThruRPG.comから有料ダウンロードできる新サービス「Storytelling Adventure System」が始まった。
シナリオ1本単位から購入でき、価格も7〜8ドル(日本円で約850〜970円)と手軽。また、シナリオの長さ(全部で何シーンか)、志向(頭を使う、アクション主体、交渉重視)、キャラ作成時の使用経験値の目安などが表示され、シナリオの傾向が一目でわかるようになっている。PDF形式でのオンライン販売限定。
SASシリーズ第一弾として発売されたのは以下の3本。
ひっそりアフィリエイトになってます。ここ経由で買ってくださるとレビュー意欲が上昇するかもしれません。しないかも。
(2007/01/30 21:23 追記:リンク切れを修正しました。)
WoD製品で定価が1000円を切るものはめずらしいので、日本語版展開でもなんらかの形で取り入れられるといいですな。
早速落としてきたので、レビューは夜帰ってきてから。
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新WoDのサプリが出るたびに紙版とPDF版の両方を買っている、と言うと奇異の目でみられるが、索引の付いていないサプリの内容を検索するにはこれがてっとりばやいのだから仕方ない。
もっと早いのは、詳しい人の記憶を頼ることだ。#wod-jpでも「○○の表って何ページにあったっけ?」「○○ってbloodlineはどのサプリに載ってた?」という会話が日常的に飛び交っている。
アナログな趣味の世界なのだから情報検索に効率を求めてもしょうがないのかもしれないが、NPCの戦闘要員を作るときやPCの成長時にいちいちルールブックをめくってチャート類を探すのがうっとうしいことこのうえない。あとPCのキャラシートの検算もめんどうくさい。私がたまにしかSTをやらない28の理由の一つがここにある。
だが Lone Wolf Development, Inc. から出ている汎用TRPGキャラ管理ソフト「Hero Lab」と、この春から提供されるWoD対応のデータセットを使えば、その面倒くさい部分をパソコンで計算するという夢が実現する。
Hero Lab はTRPGキャラクターデータの作成と管理ができるシェアウェアで、データセットを追加することで様々なシステムに対応できるようだ。すでにD20用のデータセットが存在するようで、今回White Wolfとライセンス契約を結んだことでStorytelling System用のデータセットを提供できるようになった。
残念ながら、Win対応なので、Mac使いには当分無縁の話のようだ。
旧WoDでも『ヴァンパイア:ザ・マスカレード』については基本ルールとサプリ4冊を収録したCD-ROMにおまけでキャラクター作成ツールがついてきたが、重いうえにバグも多く「手で打ったほうが早い」という体たらくだった。Hero Lab はすでにD20での実績があるうえ、まともなサポートもなされているようなので、少しは期待できそう。
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Matt McFarlandは現在『World of Darkness and the Last Crusade』なる本を執筆中らしい。おそらくWW正式発表前の製品のコードネームだと思われる(以前から日記上では執筆中の作品に妙ちきりんなコードネームをつけていた)。すでに名前だけはわかっている近刊か、まったく新しい製品かは不明。
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大きなニュースは先に挙げた。その他の細かい動きを拾っておく。
【The White Wolf LiveJournal Community - Monday Meeting Got 71 Minutes of Sleep This Morning】
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ヴァイキングの来襲、もとい、アイスランドのCCP社員が7〜8人ばかり出張してくるというので緊迫感にあふれているかどうかはわからないWhite Wolf社から、定例月曜レポート。WoD関連で動きがあるものだけ抜粋でお届け。
その他、ともかく動いてはいるらしいものとして
の名前が挙がっている。
しばらく前から噂されている、PDFシナリオシリーズは、敵やPCの推奨パワーレベルをどう表現するかで話し合いがもたれたようだ。たしかに、WoDはスキル制なのでそのへん難しい。
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近刊『World of Darkness: Reliquary』のディベロッパーに、フリーランスライターの Jess Hartley が抜擢された。
彼女は W:tF, P:tC, WoDコアサプリメントの執筆実績があり、今年8月発売のWoD第5シリーズ『Changeling』制作にも参加している(→執筆作品一覧)。
「守秘義務が許すかぎり、ブログ上で制作状況を報告します」とのことなので、内容が気になってしょうがない人はRSSリーダに登録だ。最近ではWoDサプリメントのプレビューもこっそり載せているので、たまにチェックする価値はあると思う。
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WoD2.0の話をしていて、ときどき気になるのが、過去の製品の発売日だ。White Wolfのオンラインカタログには、近刊の発売日は載っても既刊の発売日は残らないし、アマゾンの書誌データは著者が明らかに人間でなかったり、ありえない本が発売されていたり
して、確かなのはISBNのみというお粗末さ。別に発売日など思い出せなくたって実害はないが、すっきりしないのはいやだ。
しかし世の中にはまめな人がいる。そう、先日紹介したWoD特殊能力総索引の作者、Angelus Michaels 氏だ。
2004年8月のWoDコアルールから今年8月のPromethean: The Created までの、全WoD製品の発売年月日をきっちりリストアップしてくれています。しかもPDF形式で。
なんでもないようでいて、調べようと思うと意外に大変な事柄なので、WoDの書評など書くご予定の方はぜひブックマークを。
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元旦の予告通り、WWスタッフの仕事初めの模様と今年の抱負リストが公開されている。かなり長いので、Exalted関連の人は割愛。相済まぬ。
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#wod-jp には、WoDの英語版サプリを買ったんだけど結局積ん読にしている、という人がけっこういて、
「今年からみんなで毎日ちょっとずつ手持ちの英語本読もう」
という提案が出ています。
せっかくなので面白くやろうと思って、掲示板作りました。
英語本を読んだ日は、ここに「今日は○ページ読んだ」と投稿する。それだけです。
最初に「newTopic」をクリックして自分専用のトピックを作り、それに返信する形で投稿していくとわかりやすいでしょう。
登録しなくても記事は見られますが、初めて投稿するときはユーザー登録が必要です。
ユーザー登録すると、投稿数がカウントされます。
今日は○ページ読んだ、と投稿を続けていくと、記事のユーザー名の下に表示される称号がだんだん偉くなっていきます。現在は、おおむね2ヶ月、毎日投稿を続けると最高レベルに達する設定です。
この称号システム、投稿の内容には頓着しませんので、他の用件で骰子回転劇場・板に投稿した人についてはカウントが不正確になります。気になる人は、読書日記専用のユーザー名を新しく登録してください。
英語の本が積ん読になりがちだというところから始まった企画ですが、日本語の本でもいっこうかまいません。せっかくヴァンパイア:ザ・レクイエム日本語版も出たことですし。
【2007/01/02追記】現在時刻の表示がおかしい場合、「プロフィール」をクリックして設定画面を開き、タイムゾーンの設定を「GMT+9 hours」にしてください。ちなみに、その上の「掲示板のスタイル」では、掲示板の表示形式を色々変えることができます。現在4種類用意しています。他の人の表示には影響しませんので、お好みのスキンをお使いください。
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Promethean サプリメントや『World of Darkness: Asylum』の執筆に忙しい Matt McFarland が個人ブログでこんなつぶやきを漏らしている。
I'd like to develop a second Antagonists book, I think. I wonder if White Wolf would go for it. Perchance I will pitch it to them.
『World of Darkness: Antagonists』の続編を作りたいって思ってるんだ。White Wolfがゴーサインを出してくれればいいんだけどな。そのうち企画を持ち込んでみるかな。
『Antagonists』は2004年12月に出たWoD汎用サプリメントで、アンデッド、ハンター、カルト集団、ユニークモンスターといった、シリーズを選ばず使える「敵役」の資料集。新WoD初期のサプリメントだが内容の濃さはずばぬけており、私も5回に分けてレビューを書いたぐらいだ。WoDコアでモータルを遊ぶ楽しさを引き出してくれるサプリメントなので、続編を出すなら応援したい。アトランタに向かって念波を送るぐらいのことしかできませんが。
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例年12月初めに発行される White Wolf Quarterly 冬号が今年は遅れている件について、マーケティング担当のケリー・バーンズ=ハーマンがコメントを出している。
The content for the equarterly (etrimester just sounds so blah) is complete and goes to the production department for layout on Monday. Our goal is to have the next one out before the end of the year.
Quarterlyの記事はすでに書き上がっていて、月曜(11日)にはレイアウト担当の部署に回します。年内の発行をめざしています。—— Kelley Barnes-Herrmann, White Wolf, Inc. Marketing Director, 2006/12/10
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「みんな俺を置いてけぼりにしてランチに行きやがって。ああサンドイッチ上等さ」とやさぐれ気味のWill Hindmarchによる月曜恒例の進捗レポート。社内で席替えがあったり週末パーティーをやったりWWスタッフは相変わらず忙しい。
【WoD Core】
『World of Darkness: Urban Legends』は原稿が書き上がってレイアウト作業へ。次の『World of Darkness: Reliquary』ではフリーランスから新規にディベロッパーを起用することになりそう。合併で EVE Online 関連の仕事が増えた影響か、WWは現在人手不足らしい(そういえばトレカ部門でインターンの新規募集をしていた)。もはやいつ出るのかまったくわからない『Book of Spirits』は、ともかく、原稿が書き上がってはいるようだ。
【Changeling】
プレイテスト段階。テストプレイヤーには WW公式サイトのWeb担当者 Conrad Hubbard が加わっているのだが、彼は伝説的なルール破りプレイヤーだそうだ。「鶏の骨を与えられた餓えたオセロットのようにシステムを噛み砕く」というプレイの様子を実地に見てみたいものである。
【Werewolf: The Forsaken】
新作のタイトルについて、ディベロッパー、アートディレクター、レイアウト担当の間で大激論が交わされているようだ。公表すれば「大ウケする人もいれば憤慨する人もいるだろう」とのこと。
【Mage: The Awakening】
『Free Council』の制作が進行中。Will がディベロップ担当で、執筆陣は Jess Hartley, Steve Kenson, David Chart。メインディベロッパーのBill Bridgesは『Magical Tradition』の草稿を進めているところ。EVE TRPGも掛け持つことになったとはいえ、Mageラインは止まらないようで、ファンには一安心。
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White Wolf社は12月6日、公式サイト上で『Monte Cook's A World of Darkness』の制作を発表した(プレスリリース全文)。
GenCon SoCalで流れた情報どおり、本書はMonte Cookが手がける最後のTRPG製品となる。発売は2007年8月、GenCon合わせの予定。
基本システムに氏の専門であるd20を使うのかどうかは不明だが、
Monte Cook is penning his own unique version of the horror setting known as the World of Darkness.
というから、WoDコアのサプリメントとして独自の世界設定を展開する可能性が高そうだ。
来年で3年目を迎える新WoDをモンテクックがどうCookするのか、期待は高まる。
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【White Wolf LiveJournal, 2006/11/13】
【White Wolf LiveJournal, 2006/11/21】
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「イニシアティブ判定で出目10が出たとき、10の振り直し(10 again)ルールを適用して振り直すか否か」という論争が公式フォーラムで起こっている。
たしかに World of Darkness Rulebook には振り直せとも振り直すなとも書いていないが、そもそも 10 again は余分な成功数を稼ぐためのルールなので、出目そのものを利用するイニシアティブにおいては適用されない、と考えるのが自然だろう。
しかし、ハウスルールとして考えてみると「イニシアティブのd10で10が出たら振り足す」というのはけっこう面白いのではないか。
新WoDの戦闘では原則として、開始時に振ったイニシアティブを戦闘終了まで使用する。また、行動順でいったん後手に回ると反撃のしづらいシステムでもある。
そのバランスを調整するためだろうか、キャラクターにはたいてい自分のInitiativeを引き上げる手段がある。能力値を一時的に増幅したり、ヴァンパイアならCelerity、メイジならAccelerate Spell, ワーウルフなら変身すれば黙っていても底上げになる。ふつうの人間キャラクターですら、Fast Reflexes Merit や Fresh Start Merit を組み合わせれば、なまはんかな超常種族よりは先に動ける可能性が高まる。
だが、先手をとってイケイケの圧勝、というパターンに味を占めてしまうと、戦闘が一方的でいささか単調になってしまう。プレイヤーが毎回 Initiative に特化したマンチキンキャラを作り始めてしまうかもしれない。それに真っ向から対抗して ST がさらにイニシアティブの高い敵を出そうものなら、「STは勝たせる気がないんだ」とめげるプレイヤーが出るかもしれない。
そこで10の振り足しを導入するのだ。これで Initiative modifier 26 の化け物にでも、純然たる幸運で先手を打てる可能性が生じる。そもそもダイス判定とは、ストーリーに予測不能の要素をとりこむためにあるわけだから、これはなかなかダイスの存在意義にかなったルールではなかろうか。
もちろん、そもそも戦闘で解決しないようなシナリオを作るのもひとつの方法だし、苦労して身につけた能力や呪文を運だけで凌駕されてはかなわない、と思う人もいるだろう。一概に振り足しにしたほうがいいとは言い切れない。
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アナハイムで開催中の GenCon SoCal にて、White Wolf はこれまで秘密裏に進めてきた「Secret Project M」の概要を少しずつ明らかにしはじめたようだ。
MとはMonte Cook のM。D&D3eのコアルールの執筆者のひとりで、のちにWotCを離れてMalhavoc Pressを設立し、d20互換のゲームシリーズを精力的に展開してきた御仁である。かねて引退宣言を出していた彼が、最後の作品として選んだのは……
『Monte Cook's a World of Darkness』!
(→ネタ元:Shadownessence)
2006/11/18 00:34追記:White WolfのWill Hindmarchが、Shadownessenceに流れた噂を肯定した。
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V:tRディベロッパー Will Hindmarch が公式ブログで明かしたところによれば、WoDの新たな製品展開として、PDFでのシナリオ販売が数ヶ月のうちに始まるようだ。
現在、名称がわかっているのは
の3本だが、「a new line of PDF adventures」と言っているので他ゲーム用のシナリオも期待できそうだ。無料配布のPDFシナリオもかなり質が高かったので、実物を見るのが楽しみ。
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Damnation City (VtR) はまだスケジュールから遅れているようだ。しばらくサプリメント展開が止まっていたM:tAwについては、発売日が決まった Tome of the Mysteries や Legacies: The Ancient の他に、Intruders: Encounters with the Abyss, Free Council, Magical Tradition の制作が進んでいる。一番最初にお目見えしそうなのは Intruders だが、現在のリリーススケジュールを見るに、早くとも2月以降の発売になりそう。で、公式スケジュールに 2/28 発売とアナウンスされた。P:tCでは Saturnine Night、WoDコアでは World of Darkness: Urban Legends の制作が始まったようだ。
【The White Wolf LiveJournal Community - Monday Meeting Eats Unicorn-Flavored Crispy Treats】
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ちょっと間が開いたのでここ2、3回のLiveJournal更新をまとめてお届け。英語サイトをたまにしかチェックしない人に。
【Vampire】
【Werewolf】
【Mage】
【Promethean】
【Changeling】
【Scion】
【WoD Core】
【その他】
【White Wolf LiveJournal, 2006/10/23】
【White Wold LiveJournal, 2006/09/25】
【White Wold LiveJournal, 2006/10/10 2:07】
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刑務所内は武器の持ち込み禁止。しかし囚人たちは与えられた日用品に創意工夫を凝らしてこんな自家製の武器を作っている。スプーンの柄を鋭く研いで刃にしたり、櫛の歯にカミソリを仕込んだり、マスターキートンも真っ青だ。
『WoD: Armory』の追加武器データには Found and Rigged Weapons(ありあわせの凶器と手製武器)というジャンルがあって、酒瓶から電源コードから伸ばした針金ハンガーまであらゆる日用品が武器として網羅される恐るべき項なのだが、その中に Shiv というものが載っている。
Shiv: A shiv is a makeshift, improvised knife common in prisons (through one doesn't need to be imprisoned to craft a shiv). Shivs take various forms: sharpened spoons, razors taped to toothbrushes, tin cups or scraps of metal with duct tape or bars of soap as the handle. Prisoners sharpen the metal against concrete floors, or, if the inmates are lucky, they have access to the prison machine shop.
シヴ:ありあわせの物で作った自家製ナイフで、刑務所内でよく見かけられる(別に刑務所に入らなくても作れる武器ではあるが)。形状はさまざまで、柄を研いだスプーン、歯ブラシに貼り付けたカミソリ、ブリキ缶の切れ端や金属片にダクトテープを巻いたり石鹸を刺したりして柄を付けた物など。金属はコンクリートの床で研げるし、運が良ければ所内の作業場の工具が使える。— World of Darkness: Armory, p.43
冒頭に挙げたページはまさに shiv の実例集というわけだ。ちなみに shiv の出来映えを判定で決めたければ、同書 p.44〜45 の Rigging Weapons(ありあわせの物で武器を自作する)ルールが使える。『Requiem Chronicler's Guide』p.117 の Bottle Chronicle のような脱獄物や時間制限のあるシナリオでは、あえてダイスに任せてみるのも面白そう。
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10/18発売の『World of Darkness: Shadows of Mexico』の表紙と概要がアップされている。
They say the blood sacrifices never stopped. They say pyramids underneath Mexico City house vampire cults. They say werewolves prowl the border with the U.S. They say mage society self-destructed there, and now foreign treasure-hunting wizards are plundering the country’s artifacts. They say a lot of things. Find out the truth for yourself.
そこでは今なお血なまぐさい人身御供が続けられているという。メキシコシティの地下ピラミッド群にヴァンパイアのカルト集団が潜むという。国境にはワーウルフが徘徊するとも聞く。かの地ではメイジ社会が自己崩壊し、今では外人メイジのトレジャーハンターがアーティファクトを漁ってうろついているという。かの地については多くの噂がある。真実は己の目で確かめるがいい。
「Shadows of ...」がつく本は、WoD汎用サプリメントではあるが三大種族のひとつに重点を置いたサプリメント。『Shadows of the UK』ではワーウルフがメインだったが、この『Shadows of Mexico』はヴァンパイア寄りの設定。ということは、次のShadows本はメイジが主役……?
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といってもAmazon.co.jpの新しいアソシエイト・ツール「インスタントストア」を使って近刊へのリンクをぺたぺた張っただけですが。
要はリストマニアのお薦めリストをミニAmazon風に並べただけという感じで、おすすめ本が9冊までしか選べないのが残念ですが、前々から Vampire Tomes 風のアソシエイト本屋ページを作りたいと思っていたのでちょうどよかった。30分で作ったのでコメントとか配色とかいい加減ですが。
当分は、WoD2.0で最近出た新刊と、そろそろ出そうな近刊2、3冊を載せていくつもりです。Amazonに書名が間違って登録されているせいでWoD本を買いたくても目指すページになかなかたどりつけない人の一助となれば幸いです。
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» White Wolf Quarterly (September - November 2006) ダウンロード(直リン)
読者投稿特集ということでちょっと遅めの発行になり、新作情報はWebで公開済みのものが多いがいくつかプレビュー記事がある。
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初心者おいてけぼりの勢いで英語版WoDの話ばかり書いてますが、WoD2.0に手を出してみたいと思っても質問できるサイトが少ないようなので、日記のコメントで質問いただければ、できるかぎり(気の向くかぎり)お答えします。初歩的な質問でもかまいませんのでどうぞ。
コメント書いたあとレスをチェックするのがめんどくさいという向きは、IRC(irc.trpg.net系列サーバ)の#wod-jpチャンネルで聞いてみるのも一案かと思います。
22:00〜02:00頃には誰かしらWoD2.0経験者がいて、2.0の話をしたり1.0の話をしたり国産RPGの話をしたりぜんぜん関係ない雑談をしたりしています。私もおおむね同じ時間帯にチャンネルにいてWoD新製品の発売日にはリアルタイムで感想を垂れ流したりもします。日記に書くほどでもないWoD情報を投げてることもあります。
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10/18発売予定の地域設定サプリメント『World of Darkness: Shadows of Mexico』について、V:tR ディベロッパーの Will Hindmarch が公式サイトより一足早く各所のフォーラムで内容を漏らしている。
At one time, all five clans were present in Mexico. With the progressive passing of the various incarnations of the world (and damage done to the five directions of the world -- North, South, East, West and Center), two of the five core clans became extinct in the Americas (or at least in Mesoamerica). By the time of the Conquest and Cortes, those two clans were little more than echoing legends among Aztec and Mayan vampires.
古代のメキシコには5氏族すべてが揃っていた。しかし文明化の波(とそれが世界の五つの方角——北、南、東、西、そして中央——にもたらした破壊)に洗われ、2氏族はアメリカから(少なくとも中米では)絶滅してしまった。コルテスを初めとするコンキスタドールが渡来した当時、すでにこれら2氏族はアステカとマヤのヴァンパイアにつたわる伝説に名残をとどめるにすぎなかった。
When the Conquistadors came to the New World, however, the once-vanished clans returned to Mexico in their wake. Though some say that indigenous members of at least one of the "extinct clans" lay sleeping in the ground, even still, waiting to be awakened in a bath of sacrificial blood at one of the great, lost Mayan holy sites, like Chichen Itza.
しかしコンキスタドールが通った跡には滅びたはずの氏族が戻ってきた。一部はいまなお、チチェン・イツァーかどこか、古代マヤ王国の聖地の地下に眠り続けていて、生贄の血に浸されて蘇る日を待っているともいう。
The clans are somewhat different among the indigenous peoples of Mexico, both in their inherent characteristics and in their roles in the land. Since the reintroduction of the "extinct clans" in modern nights (meaning, uh, the last 400 years or so), however, modern, urban Mexico has come to resemble the default mode of Kindred society a great deal.
彼ら「失われた氏族」は、血筋固有の能力についても、土地で果たす役割についても、ヨーロッパの同じ氏族とはいささか異なる。とはいえ、それから400年を経た現代のメキシコの都会では、血族社会も平均的な北米のものとおおむね似通ってきている。— Shadownessence, 2006/07/01
Want to see vampires outside of the U.S.? Here you go. Mexico City and its satellite domains are sterling examples of how feudal city-states are defined by the people who control them. Get a look at the ways undead culture keep ancient aspects of mortal culture alive. Find out how many clans there were in the New World before the Europeans arrived, and why. See examples of a few domains where vampires and werewolves know a whole lot about each other -- and aren't at war. Learn how to make characters with Mexican histories, culture and backgrounds, whether they're living in Oaxaca, in L.A. or in Austria.
合衆国以外から来たヴァンパイアが見たい? じゃあ(Shadows of Mexicoを)どうぞ。メキシコシティとその近郊都市は、封建的な都市国家がいかに作りあげられたかという驚くべき実例となるだろう。モダンカルチャーの底に古代文明の片鱗が生きつづける血族文化のありようを見るといい。ヨーロッパ人到来前の新大陸に、いくつの氏族が、なぜ存在したかもわかる。ヴァンパイアとワーウルフが互いの種族をひととおり知っていて——なおかつ戦争状態に陥っていない土地が出てくる。たとえゲームの舞台がオアハカ、ロサンゼルス、はたまたオーストラリアだろうが、メキシコ出身の血族キャラクターを作る参考になるだろう。— RPGnet Forums, 2006/01/15
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GenConで新作情報が出たようだ。
(伝聞情報です。デマ、誤解を含んでいる可能性があります。ご注意ください)
Scion について、IRCでは「それって『戻ってきたAbberrant』では?」との指摘があった。そもそもExalted自体、Trinityの流れを汲むシステムなんだよな。
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White Wolf社では8月のGenConに向けて準備しつつ、諸々の新しいプロジェクトを同時進行させている模様。早くも2008年の製作スケジュールを作っているというから大変だ。「ここんとこ、毎日会議しかやってない気がする」とはWill Hindmarchの嘆き。
『Promethian: The Created』は順調に刷り上がって8月10日のリリースは動かないようだ。巻末には来年発売予定の第5シリーズの広告が載るというから見逃せない。
もうひとつ気になるのは、Pauline Bennyが『Vampire: Dark Influences』というゲームで使用するカードの製作を密かに進めているらしいこと。Will 曰く「V:tESではないヴァンパイアのゲーム」なんだそうで、詳細はまだまだ秘密らしい。
今回明らかになった他製品の制作状況は以下の通り。
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Will Hindmarch から久しぶりの近況報告である。
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6/12発売予定のV:tRサプリメント『Mythologies』について、表紙の拡大画像と概要が公開された。小さい画像では判然としなかったが、中央の骸骨はどうやら柱に杭で釘付けになっているらしい。うっかり引き抜いたらヴァンパイアとして蘇ってしまうのだろうか?
Where do vampires come from? What creatures of myth do they fear? What legends do they tell about the Blood? Find out. Hear tales of the monsters that hunt the Kindred. Read the legends of the Roman vampires who founded the clans. Learn about the disease that’s destroying the Damned. Some of it may even be true.
ヴァンパイアはなぜこの世に生じたのか? 彼らが恐れる伝説の怪物とは? ヴァンパイアの血にまつわる言い伝えとは? 血族に伝わる神話や伝説の数々が今、あなたの前に。血族を狩る魔物、五氏族を創始したローマ人ヴァンパイアたち、不死者をも滅ぼす疫病……もしかしたら、どれかは本当のことかもしれない。
V:tRでは、血族の起源や氏族のはじまりについての真相は判然としないのだが、だからといって無関心な血族ばかりではないのだろう。真相をそのまま明かすのではなく「血族の間ではこう言われています」と伝説の形で提示することで、歴史の神秘性を壊さないまま(STの解釈の余地を残して)、好奇心を満足させようというのが心憎い演出。
また、WoD汎用で使えるモンスター、NPC、アーティファクト、魔術儀式なども載るようだ。V:tRはいわゆる「マジックアイテム」的な要素があまりないので、追加アーティファクトはとくに楽しみだ。
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この日記の右側で公開している発売予定スケジュールを、iCal に読み込んで表示できるようにしました。Macユーザーで、iCal をスケジュール管理に使っている方はお試しあれ。
読み込んだ後「自動更新」を選んでおくと定期的に変更をチェックしてくれます。
iCal を使っていない方でも、こちらのリンクからカレンダー形式で御覧いただけます。
……あんまり、実用性ないんですけど。
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WW公式サイトで18日、『World of Darkness: Armory』のエラッタが公開された。
修正は20箇所にわたり、主に武器データの数値が細かく変更になっている。追加Merit「EOD」は4ドット→2ドットに。Fighting Styleにも訂正が入った。
さらに「オマケ」として、p.167のサプレッサー関連で出てくる「subsonic and supersonic ammunition」についての補足説明と、紙数の都合で載せられなかった銃器3種、および重機関銃を持ち歩くための必要特性値に関する追加ルールが掲載されている。
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Carthians : 5/29 → 5/1
Secrets of the Ruined Temple : 6/26 → 5/15
Mythologies : 7/3 → 6/12
Shadows of the United Kingdom : 6/5 → 7/3
『Shadows of UK』だけが延期。相変わらず W:tF は不遇をかこっている。
【White Wolf Upcoming Products, 2006/4/10】
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WW公式サイトで24日公開された「White Wolf Spring and Summer 2006 Highlights」というPDFパンフレットによれば、WoD第4シリーズの正式タイトルが決定したようだ。
Promethean: The Created
これまでにもファンの間で「VampireやMage扱いで副題は付く」「いや期間限定展開ということはOrpheusと同じで副題は付かない」などと不毛な憶測論争が繰り広げられていたが、やはり付いたようだ。
「White Wolf Spring and Summer 2006 Highlights」では、春夏の新製品と今後のリリーススケジュールを紹介するほか、発売済みの新WoD製品をシリーズごとに整理したリストがあり、あるシリーズに現在どのようなサプリメントやグッズが出ており、何が近刊なのか、一目で確認できるようになっている。
V:tRでは最後のコヴナントブック『Circle of the Crone』が9月、W:tFではワーウルフ以外の変身能力者を扱う『Skinchangers』が8月、M:tAwではExarchの全貌を明かす『Reign of Exarchs』が8月の発売予定であることが新たに確認された。
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White Wolf Onlineでは、今年8月発売予定の、WoD第4シリーズ『Promethean』の公式ページの準備が進んでいるようだ。リリーススケジュールの下に小さな広告画像が貼られ、これをクリックすると http://www.white-wolf.com/promethean/ にジャンプする。ジャンプ先にはまだ大きな広告画像以外に何もないが、おそらく日替わりプレビューが開始された暁には、ここに記事が連載されることになるのだろう。
広告画像自体は『World of Darkness: Chicago』の巻末に掲載されたものとほぼ同じだが、画面中央に稲妻が新たに描き加えてある。フランケンシュタインの怪物誕生の引き金をひいた、あの稲妻だろうか?
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GamingReport.com は、今夏発売のWoD製品の4つの内容と予価が判明したと報じた。うち2つは発売済み製品の割引セットとWoD汎用ダイスなので詳しくは記事原文を御覧いただくとして、残る2製品は昨年から噂だけは流れていた『Mythologies』と『13th Precinct』だ。
Vampire the Requiem: Mythologies
ヴァンパイアの起源とは? 彼らが恐れる伝説の怪物とは? ヴァンパイアの血にまつわる様々な言い伝えとは? V:tRのプレイヤーとストーリーテラーに捧ぐ、血族の伝承と都市伝説の集大成。血も凍る新たな敵、味方、力ある品々、魔法の儀式等々を収録。どんなキャンペーンにも即戦力に。
起源神話のバリエーションを提供する点ではW:tFの『Blasphemies』と似ているようだが、超常種族の都市伝説や怪談とはどういうものなのか興味津々。
World of Darkness: Tales of the 13th Precinct
ワールド・オブ・ダークネスに超常種族が投げかける影を、誰もが見過ごすわけではない。ヴァンパイアの殺戮、ワーウルフの暴走、メイジの魔法事故、その他の怪奇現象が起きれば、誰かが警察に通報する。では、この世の常識を超えた存在に、法の番人はどう対処するのか? 捜査から起訴まで幅広く解説する、WoD汎用設定資料集。一つの警察署をまるごと、どのシリーズのゲームでも使える汎用設定として収録、あわせてアメリカの司法制度に関する予備知識も得られる。
WoDコアサプリは毎回意表を突いたクレイジー設定を出してくれるので、今から楽しみでならない。警察といえばWoDには欠かせない場所だし、アメリカの司法制度について説明が載るというのも実用度が高そう。
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White Wolf社は22日、World of Darkness公式Wikiを開設した。新WoD・旧WoD両方をサポートする。
公式といっても「ファンの情報源として」だそうで、基本的にはファンの投稿で運営される(不適切な記事はWWスタッフが削除するとの断り書きあり)。更新履歴を見ると、ディベロッパーがフォーラム上で非公式に回答したエラッタや新作情報ウェブで流布している非公式エラッタや新作情報などが早くも転載されはじめたようだ。毎日膨大な投稿があるフォーラムからこの手の情報を拾い出すのは大変なので、このまま「WW公式フォーラムのまとめサイト」として発展していってくれないかと密かに期待している。
しかし公式Wikiの登場で気になるのは、先発の非公式Wikiの数々だ。私が知っているだけでも、Wolfspoorから派生した「White Wolf Wiki」、ファンが自作した追加設定を収集する「World of Darkness WikiForge」の2つがあり、どちらも活発に更新中である。これらは公式Wikiに吸収されて消えていくのだろうか? それとも……
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V:tR ディベロッパー Will Hindmarch から久々の近況報告である。
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かねてより噂されていた、超能力や民間呪術を扱う追加ルール集『World of Darkness Second Sight』のプレオーダーがWW公式サイトで始まった。
超常能力をもつのは、夜を徘徊する諸種族のみにかぎらない。孤独な超能力者、狂った妖術師、終末論者のカルト信者たちもまたワールド・オブ・ダークネスの住人なのだ。本書では彼らのもつ独自の能力を探る。—— White Wolf Online Catalog
というキャッチコピーで、内容はいわゆるサイキック能力や非アトランティス系魔法、また信仰の力で世界法則をねじ曲げる儀式といった、WoD三大シリーズの系列に属さない特殊能力のオプションルール+設定資料集となるようだ。
「信仰の奇跡を演出したい」とか「モータルキャラにも超能力を持たせたい」とかいう需要がある人には、注目作ではないだろうか。もっとも、内容紹介から推測するに、モータルが超常能力を使えるようになるのではなく、Spirit-ClaimedやGhoulのようなそこそこの強さの超常テンプレが増えるのかもしれない。個人的にはどうも、旧WoDの俗魔法/Hedge Magicや真の信仰/True Faithらへんの困った記憶が思い出されてあまり食指が動かないのだが、しかしSTとして需要の多い追加ルールにはちがいない。
160ページ、26.99ドル。5/1発売予定。
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いずれも4/17発売とされている。3月はExalted第2版でいっぱいいっぱいらしくWoD製品の予定は入っていないが、2月末リリースの『Guardians of the Veil』『Requiem Chronicler's Guide』がずれこむ可能性はありそうだ。
個人的に注目は『Territories』。『Blood of the Wolf』同様、ワーウルフの日常生活に関する情報が載るのではないかと期待している。またイーサン曰く
Part of me wants to call it SimTerritory, out of whimsy.
いっそ『シムテリトリー』って呼びたい気持ちはあるんだよな。いやマジで。—— White Wolf Forums, Dec 05, 2005 9:44 pm
だそうで、サンプル設定を組み合わせてオリジナルテリトリーをカスタマイズできる、おなじみ「ツールキット」方式になるのかもしれない。
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『World of Darkness: Chicago』で、メイジのCabalの相互関係図からCabal名が抜けているため「どのマークがどのCabalなのかわからない」という問題が指摘されているが、Cabal名を追記したCabal関係図がPDFで公式サイトにアップされた。
曰く、「424ページもある本なんだからまあ間違いの1つは2つはあるよな? それにマークは見ればどのCabalのやつか見当は付くと思うんだけど、まあいちおう修正版あげとくよ」と言い訳までいつもの回りくどいWW節なのが微笑ましい。
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【Wolfspoor, 2005/12/12】
今朝がた White Wolf 公式サイトにつながらないと思ったらハッキング攻撃を受けていたようで、WolfSpoor を通じてプレスリリースが出ていた。19:50現在、事態はまだ混乱しているらしく、公式サイトはトップページに同じプレスリリースを表示するのみの閉鎖状態が続いている。
親愛なる White Wolf ユーザーの皆様へ
ここ数年多くの有名企業サイトが国際的なハッカー集団の攻撃を受けていますが、弊社も今週末にその攻撃の標的となりました。このハッカー集団は現在、盗んだユーザーデータをインターネットに公開すると言って弊社を恐喝しています。弊社としてはそのような要求に応じて金銭を支払うつもりはなく、FBIと連絡をとりつつこの犯罪者たちに然るべき裁きを受けさせようと努めています。
弊社はユーザーとファンの皆様が必要な自衛手段をとれるよう、あえてこの事実を公表することにいたしました。これまでに White Wolf 公式サイトのユーザーパスワードと同じパスワードを他のインターネットサービスでお使いの方は、ただちに変更手続きをとることをお勧めします。
件のハッカー集団は、弊社が使用していたソフトウェアの欠陥を利用してユーザーデータを不正に引き出しました。このユーザーデータには、ユーザー名、Eメールアドレス、暗号化されたパスワードが含まれています。弊社が確認したかぎり、彼らはクレジットカードデータを引き出すことはできませんでした(彼らもそれを引き出したという声明は出していません)。しかし、充分な時間があれば彼らが暗号化されたパスワードを解読する可能性はあります。
弊社が現在使用しているソフトウェアを検証し、今後の攻撃を阻止するための措置をとるまで、White Wolf 公式サイトは数日のあいだ閉鎖させていただきます。
事態の収拾まで、皆様には今しばらくのご辛抱とご注意をお願いいたします。
このお知らせは、弊社のユーザーデータベースに登録済みの方々にはEメールを通じてもお伝えしております。この件に関するお問い合わせはすべて、wwaccounts@white-wolf.com へお願いします。
(翻訳:Professor。なお文中のメールアドレスへ問い合わせの際は@を半角に打ち直してください。日本語は通じないと思われます)
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DriveThruRPG.com が、「ほぼ全品20%オフ」のクリスマスセールを始めた。 Checkout時にクーポンコード「happyholidays」を入力すると請求額が2割引になる。
「ほぼ」というのは ProFantasy、Talisman、0One、12-Midnight Products 製品がセール除外品だから。週明け12/12には待望のPendragon 5th Editionや新WoD都市設定集『World of Darkness: Chicago』も出ることだし、年末年始は海外に本を発注するのも不安だし、いっそPDFで買ってしまう、という手もあり?
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WWQ最新号のPDF版が公式サイトにアップされた。来年1〜3月発売の新製品情報が掲載されている。表紙は1/16発売の『Bloodlines: The Legendary』。胴体が2つある男やら眉毛の代わりにボディピアスした男やら、改めてアップで見るといかがわしさ倍増だ。
これはどうやら『Legendary』で追加される異形の枝族、The Carnival を描いたものらしい。その抜粋紹介がp.8-9にあるのだが、コンセプトからして「鰐女、人間骸骨、頭が2つある男……」と昔の見せ物小屋に出てきそうな連中がぞろりと並んでいるし、専用 Discipline の名前は The Show だし、看板に偽りなしである。V:tR にビザールや怪奇といったキーワードを持ちこみたいSTには一見の価値がありそう。
V:tR関連では『Requiem Chronicler's Guide』の紹介記事も。題名どおりST向けに、V:tRらしさを出しつつも新しい切り口で史劇を展開する方法を紹介するガイドブックだそうだ。「ほとんど雑誌スタイル」の構成で、一つ一つの記事が読み切りで短く、拾い読みしやすい造りになる。たとえば……
といった記事が載る予定とか。
W:tF向けには1月末発売の『Blasphemies』の概要紹介。Forsakenに伝わる異端神話、精霊やRiddenやHostのカルト、奇怪なロッジなど、PCの敵役向けの追加設定を扱うソースブックになるほか、Father Wolf伝説とはまったく異なる起源神話を自作できるシステムが提供されるようだ。Bale Hounds を専門的に扱う初のサプリメントであることも目玉の一つ。
もっともディベロッパーはこの本のテーマは「邪悪」ではない、と繰り返し強調している。
Blasphemies is something of a toolkit for Fucking With Players’ Heads. …… its main theme is how belief can be twisted into something particularly strange and threatening.
『Blasphemies』はいわば、プレイヤーの頭をファックするためのツールキットだ。(中略)信条や思想がいかにして常軌を逸した危険きわまりない代物へと変質していくか、を主題としている。—— Ethan Skemp, White Wolf Quarterly 2005 Winter
ワーウルフはルール的に見ても肉弾戦が得意な生き物なので、敵役もついつい殺人鬼やら怪物やら「わかりやすい」悪役に偏りがちだが、本書は「もっとエレガントで大人らしい、悪を悪ゆえに歓ぶのではなく、微かに堕落の甘い香りを漂わせる」敵役を提供することを目標にしているようだ。
M:tAw関連では、初のOrder本となる『Guardians of the Veil』がとりあげられている。魔法の悪用や誤用を防ぐために、欺瞞と罠の網を巡らせて常人から魔法の存在を隠し続ける彼らは、同時に非メイジ種族からの欺瞞や罠に目を光らせる存在もである。役割に誠実であろうとするほど他人には不実な態度をとらざるをえず、同じメイジからも猜疑の目を向けられる……紹介記事の短い描写を読んだだけでも、なかなか複雑な立場らしいことが伝わってくる。
WoD関連製品の発売予定で公式サイトに未公開のものは次の通り。
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【White Wolf Online, 2005/11/29】

汎用都市設定資料集『World of Darkness: Chicago』のIntroductionの章が、12/12の発売にさきがけて公式サイトで公開された。本書のテーマとムード、各章の概要、参考資料リストなどを読むことができる。
本書は新WoD初のクロスオーバー・サプリメントだ。大きくMortal, Vampire, Werewolf, Mageの4部構成で、各種族がそれぞれのゲームの枠を越えて互いに関わりあい、各ゲーム専用の都市設定資料集とはひと味違った面白さを追求する。各部は独立した専用サプリメント並みの分量で、クロスオーバーを行わないゲームにも充分使えそう。
プレビューを見たかぎりでは、まずMortalの部で全パートに共通する設定と人間の視点から見たシカゴが紹介される造りのようだ。続くVampire/ Werewolf/ Mage の部はそれぞれ3章に分かれ、第1章はその種族から見たシカゴの概観、第2章はシカゴ在住のNPCたち、第3章はシカゴを舞台にしたシナリオとなる。
この第3章はそれぞれ単独の非クロスオーバーシナリオとしても遊べるが、3つ合わせるとシカゴ全体を揺るがす壮大なクロニクルができあがる、という凝った仕掛けになっている。しかも、どのパートのシナリオも、どの種族のPCでもプレイ可能という凄さ(もちろん他種族パートのシナリオは難易度が高くなるが)。新WoDの付属シナリオはどれも完成度が高いが、今度のものにも期待できそうだ。
総ページ数は424ページ、新WoD史上最も大規模なサプリメントになる(Justin Achilli曰く「非常に充実した……前代未聞のスケールの……えー、クソ分厚い本」)。表紙にはV:tM初版をスタイリッシュなイラストで飾った Timothy Bradstreet が復活。ディベロッパーたちも何ヶ月も前から「クロスオーバーならではの面白さを追求している」とフォーラムで意気込みを語っている。
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先日IRCネットワークDarkMyst上で行われたJustin AchilliとWoDファンの質疑応答ログを抄訳でお届けする。生ログはこちら。
Q: ヴァンパイアやワーウルフは新 WoD 版が出ましたけど、メイジの新版を作る予定はありますか? 『ヴァンパイア:ザ・マスカレード』にあまり関係ない質問で恐縮ですが。
『Mage: Awakening』という題名で現在発売中だ。君の近所のゲームショップでも買えると思うよ。『メイジ:ジ・アセンション』とはかなり趣を異にしたゲームになってる。たぶん、旧 WoD 版と最もかけはなれた、と言えるんじゃないかな。M:tAw のメイジは失われたアトランティスの魔法を操るという設定になった。もちろん、気にくわなければアトランティスの代わりに、ムーでもウルティマ・ツーレでも地底帝国でも好きなものを当てはめてもらって問題ないよ。
Q: 新ワールド・オブ・ダークネスの判定システムは旧版より洗練されてややこしくなくなったのがいい、とよく聞きます。V:tM や W:tA、M:tA といった旧 WoD のゲームにこだわるプレイヤーにも、新 WoD のシステムをコンバートして使うよう勧めるべきでしょうか?
個人的には、旧 WoD システムと比べると新 WoD システムはずっと楽しい。より簡潔で、洗練されたものに仕上がったと思う。だがそれを旧 WoD 世界にも「輸出」すべきかというと、そうとは言いきれない。従来のシステムは、あれはあれでうまく機能するしね——旧 WoD の世界観に合わせて作られたんだから。旧 WoD の設定はいわば巨視的で、世界的な陰謀と宇宙的恐怖がいたるところにはびこる、どちらかというと「映画的」なものだ。対照的に新 WoD の世界設定では、より身近な、得体の知れない恐怖に焦点を置いている。だからキャラクターが——いい言葉が見つからないが——「地味に」なったように見えるかもしれないが、あくまで旧 WoD と比べればの話だ。
ずいぶん回答が長くなってしまったが、要するに新 WoD も旧 WoD も、元々のシステムで遊ぶのがいちばんだと僕は思う。もちろん、君が世界設定やシステムを互いにコンバートして使いたいなら、思う存分やってくれ。でもそれは、全く異なるゲームのために作られた全く異なるシステムを持ちこむことだよ。君の他にも旧 WoD⇔新 WoD 間のシステムコンバートに挑戦している人が大勢いるのは知っているけどね。結局は個人の趣味の問題だろうな。まあ例によって「ゴールデンルール」的回答をしておくか(笑)何であれ、君と君のプレイヤーとが面白いと思ったことなら、どんどんやるといい。
Q: 例えばガルゥのキャラクターを作るのに、Hunter など他の WoD ゲームの長所や短所を持ちこむのはありですか?
僕が思うに、あるゲームのルールを別のゲームに移植するというのは、極めて高度な分析的思考が要求される作業だと思う。つまり、そのルールの機能——それが「どのように」機能するかを見きわめて、環境が変わってもそのルールが同じ機能を果たすにはどうすればいいか考えないといけないってことだ。
三年前の僕なら、他のゲームは他のゲーム、よその縄張りに踏みこむな、と言ったかもしれない……だが今の僕は(新 WoD で提示した)ツールボックス的アプローチ(注)が心底気に入ってるんで、よそから美味しい設定をつまみ食い的に持ってくるのは良い ST のやることだと思っている。もちろん、君がプレイヤーなら、まずストーリーテラーにきちんと説明して了承をとるべきだ。その設定を持ちこむことが元のゲームにどういう影響を与えるかよくよく考えた上で相談すれば、ストーリーテラーもきっと前向きに検討してくれるだろう。
(注)ツールボックス的アプローチ:新 WoD の世界設定や選択ルールは、「ルールブックやサプリメントに載っているものをすべて使う必要はない。ST が使いたいと思ったものだけを、使いたいところに採用すればよい」という思想に基づいて設計されている。WW スタッフがこれを説明するのによく使われる例えがツールボックス(道具箱)。
Q: なぜトゥルー・ブルハー( True Brujah )氏族についてもっと詳しい情報を出してくれなかったんですか? 第二版でも具体的なことはほとんど判らなかったし、リバイズド版にいたっては休眠したっきりどこに登場してくるのか判りません。
トゥルー・ブルハーはそもそも希少氏族だからだ。意図的に謎めかした部分も確かにあるがね。ブルハーのほうがずっと一般的だし、トゥルー・ブルハーは一つの氏族というよりむしろ珍しい歴史的遺物として見てほしかったんだ。あれはいわゆる「ニッチな」氏族で、特定の限定された状況で登場させるには面白い。キアシドとかサルブリみたいなもんでね。自分の専門分野にかけては優れているんだが、その専門分野というのが極めて特殊なので、一般ウケする汎用的な氏族とはとても言えない。そういうわけで、主要氏族と同列には扱わなかった。
Q: アンテディルヴィアンやメトセラは強力な上級訓えを使いこなします。太祖ブルハーも《先覚》や Tempolis (時間を操る訓え)に優れていました。後に自分の身に何が起きるか(注)、推測できなかったはずはないと思うんですが……?
そこがアンテディルヴィアンの設定で僕が好きなところの一つでね。彼らが何を知っていたのか、どこまで知っていたのか、あるいは気づかなかったのか、本当のところは決して判らない。僕が V:tM から切り捨てようと試みたものは色々あるが——その一つが10レベル訓えだ。アンテディルヴィアンは、どこまでの力を持っているのか誰も知らない、神秘的な存在であってほしかった。そして連中の恐ろしいところは、なんといっても、人間でなくなってあまりに久しいために、何を考えているやら見当も付かないことだ。もしかしたらなんにも考えてないかもしれない。長い長い歳月の間には精神構造すら変わり果てて、我々人間の貧弱な精神には理解を絶する論理で思考するようになっているかもしれないじゃないか。
まあ元の質問に答えておくと、ブルハーが来たるべき運命を予知していなかったと誰に判る? そうなることを望んでいなかったと誰が言い切れる? もしかしたら何もかもが壮大な欺瞞かもしれないじゃないか。
Q: 始祖ブルハーがトロイルに同族喰らいされたというのは実は世間の目を欺く工作にすぎず、ブルハーは今も隠れ家か墓所で隠然たる支配力を振るっている、という設定を考えました。こういうことは可能性としてありうると思われますか?
そりゃもちろんあるだろう。アンテディルヴィアンの数ある謎の一つだな。V:tM 基本ルールにもたしか「彼らは生と死を完全に超越するすべを知る最後の世代である」というような一節があったね。アンテディルヴィアンについて我々が知っていると思っている事柄のうち、どれが欺瞞であってもおかしくない。僕自身、太祖ヴェントルー(と思われている太古のヴァンパイア)がゲヘナさえも生きのびて全血族を征服するっていうプロットを書いたことがある、没になったけどな。だからアンテディルヴィアンがこういう欺瞞をはたらいたかもしれない、と君が思えば、それはありうることだ……自分が死んだと見せかけたり、そもそも初めから存在もしていなかったり、後世の伝説とは似ても似つかない人物だったりするのだってありだ。
Q: アサマイト氏族の創始者ハキム(Haqim)はエノクの子、カインの孫なので、第3世代にあたるはずですが、サプリメントによっては「第2世代」と書かれています。これは誤記でしょうか? それともカインは第0世代と数える、ということでしょうか?
うへっ。そんなところまで読み込んでいる人がいるとは嬉しいね。あくまで個人的な見解だが、僕は「カインには世代がない」という解釈が好きだ。カインは第1世代にはなりえない——自分自身から1代隔たることは不可能だ、と考えてみる。するとカインと第2世代の間に「失われた第1世代」がいたんじゃないか、という可能性が出てきて面白いだろ? アンテデルヴィアンほど老獪で、測りがたい、神のような怪物を葬り去るような「知られざる敵」がいたのかもしれないね……ガクガクブルブル。
Q: 旧 V:tM の設定は、今後新しい V:tR の設定に継承されていくんでしょうか?
ハハハ、絶対誰かが聞いてくると思ってたさ。でもそうなることはないだろうな。制作陣も首脳陣も、新 WoD は旧 WoD と差別化を図っていきたいと考えている。両者にはたしかに共通する要素もあるが、あくまで別個の存在なんだ。旧 WoD の設定を新 WoD に持ちこむのが不可能だといっているわけじゃない——それについては先の質問で答えたとおりだ——だが既存のものをもう一度作り直すよりは、新しいものを作るほうに力を注いでいきたいと僕たちは思う。
Q: 『ノド書』『Revelations of the Dark Mother』『Erciyes Fragments』は、聖書の創世記を下敷きにしたヴァンパイアの始原神話となっていますが、創世記に登場するネピリム(神の子たちが人の娘たちに生ませた英雄種族)は題材に使われていないようですね。これには何か意味があるのですか?
僕たちが常に念頭に置いていることの一つとして、「今我々が見ているワールド・オブ・ダークネスは、必ずしも昔からそういう風だったとはかぎらない」というのがある。現代に「地上をさまよう巨人たち」がいないからといって、初めから全く存在しなかったとは言いきれない。人と交わる天使たちにしてもだ。それはともかく、考えてもみてくれ、そいつらまで旧 WoD に出てきたとしたら……ただでさえ超常種族が人口過剰気味の世界なんだぜ。まあ古文書とか何かの形で登場させてプレイヤーを脅かすのにはいいだろうな。
ただ、背景設定というものは具体的にすればするほど神秘性を失ってしまうものだし、未知ゆえの恐怖というのはホラーゲームに欠かせない要素だ。そういうわけで僕たちはいつも、細かい設定はストーリーテラーが好きなように作って構わない、と言ってるんだ。(僕自身、件の「地上をさまよう巨人たち」がチェンジリングのご先祖様だったってことにしてもいいなと思ってたぐらいでね)
Q: 『Erciyes Fragments』ではアンテディルヴィアンの数を「3 and 10(3と10)」ではなく「3 by 10(3の10倍)」と記していますね。つまりアンテディルヴィアンは13人ではなく30人だったということですか?
その通り! 読者を脅かすために入れたのさ。何度も言うけど、真相は誰にも判らない。でも我々が知っている氏族が本来30あるうちの13でしかないとしたら、他にはいったいどんな恐ろしい連中が……(不気味にクレッシェンドするBGM入る)
「3 by 10」のくだりは、歴史のどこかで滅びてしまって現存しない氏族を指す、という解釈も成り立つ。13氏族の他にもいろんな氏族が興っては滅びていったかもしれない、と考えると面白い。さっき言ったように、WoD は必ずしも昔から永久不変だったわけじゃないからな。
Q: イエス・キリストや十二使徒といった宗教上の聖人がヴァンパイアと関わった可能性はありますか?
あっても不思議はないだろう。でも僕としてはそういうところにヴァンパイアを関わらせたくはない気もする。常々思うんだが、インパクトを狙って歴史上の人物をヴァンパイアにするのはむしろ逆効果じゃないだろうか。あれは同じ人間がとてつもなく非人間的な行為をはたらくところが衝撃的なのであって、「実はヴァンパイアでした」と言ってしまうと「それじゃ不思議はないな」と受け流されてしまいそうだ。
まあ、もちろん君は「イエスはヴァンパイアでしたか」って聞いてるんじゃないよな。キリストが何人かのヴァンパイアと遭遇したことならあると思うよ。彼はたぶん、悪霊を祓ったようにそいつらを追いはらってしまったか、あるいは病人を癒やす力で不死の呪いを解いて人間に戻してやったんじゃないかな。
Q: 新 WoD システムでは、およそ不可能と思われる行為でも幸運判定(chance die)によって成功する可能性が残りますね。例えば僕がプレイした時は「盲目の子供たちが一人のヴァンパイアに石を投げつける」という状況に遭遇しました。これが1/10の確率で成功してしまうというのは、ちょっと甘過ぎではないでしょうか。何かうまい対処法はありませんか?
なるほどね。それは判定で処理するかどうかの問題だな。ダイスは偶然の要素を表すためにある——ダイスを振るのは行為の結果が予測できないときだけだ。まあマスタリングスタイルの問題でもあるかな。僕なら20人の盲目の子供が一斉に石を投げるのにダイスを振る手間なんてかけないね。ただ口頭で「石は外れた。20回全部」と言うだけだ。あるいは「気味悪いことに、子供たちの狙いは異様に正確だった。君は石つぶてを雨あられと浴びせられた」と言うかもしれない。「子供たちの投げた石が当たるかどうか」ってところにはドラマ性があまりないからね。むしろ問題はなぜそんな子供たちがそこにいるのか、このストーリーにどんな役割を果たすのか、ってところだろ。
同じことは戦闘全般に言える——もし銃を誰かの頭に突きつけて引き金を引けば、そいつは死ぬ。ダイスを振るまでもない。もしそれでもそいつが生きていたとしたら、それは何か超自然的な幸運か、あるいはそこで終わらせたくないというストーリーテラーの意図だろう。どっちみち単純にダイスを投げて片付けるようなことじゃない。
Q: 太祖ラヴノスの死について真相を教えてください。彼は本当に滅びたのですか? 実はまだ生きているなんてことはありませんか? ラヴノスを目覚めさせたのには何かディベロッパー側の意図があるんですか?
(ラヴノスは)きっちり、完全に、お亡くなりになったよ。僕たちが彼を目覚めさせたのは、WoD は永久に変わらない世界じゃないってことを示したかったからだ。当時、WoD の住人の多くにとって、世の中に不思議なことなどもはやなかった。それぞれに居心地の良い場所を築きあげ、世界の裏も表も隠れた秘密も知りつくしていた。そのぬるま湯状態を打ち破るには、世界に再び未知の危うさをもたらす必要があった。ラヴノスの一件では、人々がすでに知っていると思っていたこと——アンテディルヴィアンは全知全能で逆らうことなどできない——を覆したわけだ。変化は動揺をもたらすものだ。それが変わらないと信じてたものに起きたときにはなおさらさ。ヴァンパイア暮らしが必ずしも心地良い体験の連続である必要はないっていうのが僕の持論でね。たまにはぞっとしたり、びっくりしたり、びくびくしたりもあったほうがいい。太古から生きのびてきた最大最強級のモンスターでさえ不死身ではない、と知らしめることで、他の血族にも己の身の安泰について考え直す機会を与えたかった。
Q: 僕はよく ST をするんですが、PC たちが天邪鬼なことばかりするので困っています。とにかくゲームを滅茶苦茶にするような行動しかとらないんです。情報提供役として出したバーテンをぶん殴ったり、手がかりになるよう残しておいた書類を焼いてしまったりします。そりゃ PC に何をやらせようがプレイヤーの自由なんでしょうが、これでは話がちっとも進みません。このプレイヤーたちをもっと正しい方向に、というか、話が面白くなる方向に誘導するにはどうしたらよいと思われますか?
よくそういう相談を受けるんだが、僕はたいてい「PC に自分の行動の責任をとらせなさい」と助言することにしている。PC が重要な手がかりになるはずの書類を焼いてしまったら、謎は解けなくなる。〈真夜中の殺人者〉だか何だか知らないが犯人は雲隠れだ。謎の解決を命じた公子は PC たちに失望し、他の血族からの信用も落ちるだろう。これをゲームシステム的に表現したいなら、〈地位〉を一時的に低下させてもいい。あるいは過去に有力者が与えた報酬を没収するというのもありだ。〈真夜中の殺人者〉なり何なりの凶行を止められなかった PC たちは、当然の罰として盛り場( Rack )で餌食を漁る権利を取りあげられるわけだ——出入り禁止にされてね。
見境なく暴力を振るう PC 対策にも同じ手が使える。PC がバーテンに手を上げたら、用心棒につまみ出させればいい。もしかしたら用心棒も蹴飛ばされるかもしれないが、なに、そんな奴は遅かれ早かれ、どこかの用心棒に、歩道の縁石に歯を押しつけられたあげく後頭部を蹴飛ばされることになる。警官を殺した PC は、あちこちからありがたくない注目を浴びて当然だ。
暴力にはトラブルがつきものだ。君のクロニクルでもそのことをより強調するようにすれば、プレイヤーもそれに懲りて少しは控えるようになるんじゃないかな。参考までにジャスティン流格言を一つ紹介しておこう。「ワールド・オブ・ダークネスに戦闘は存在しない。あるのはリンチと、傷害と、暴行と、残虐行為だ」
でももしかしたら君に必要なのは、もっと暴力志向の少ない節度をわきまえたプレイヤーなのかもしれないな。
Q: WoD の製作過程について教えてください。世界設定とゲームシステムとの連携はどのようにとっていますか? まず片方を先に作ってしまってから、それに合わせてもう片方を作ったりするんですか?
両方を同時に進めるんだが、結果的にどういうものに仕上げたいかは初めから判っている。例えば新 WoD の場合は、身近で、奇妙で、不安をかきたてる雰囲気をもつホラーにしようとみんなで最初に決めた。そこから、そういう雰囲気を補強するような社会構造を設定し、そういう雰囲気を演出するのに適したシステムを作っていった。長時間にわたる打ち合わせを繰り返し、議題が細かい設定の一つ一つの扱いに及ぶこともしばしばあった。
例を挙げると、新 WoD の判定システムの原案の中に、異なる目標値をもつ3つのダイスプールを振ってそれぞれの成功数を合計する、というのがあった。能力値のダイスプールは出目8以上で成功、技能は9以上、修正は10以上で成功となる。まあ面白いと言えば面白い案なんだが、ゲームシステムとしては煩雑なること化物なみでね。なにしろ3つのダイスプールを別々に振って、それぞれの目標値を超えているかどうか数えて、最後にそれを全部合計しなきゃいけないんだ——ほんとに重たいシステムで、プレイが停滞してしまった。これじゃサスペンスに満ちたホラーを演出するどころではないんで、そのシステムは没にしてもっと軽快に回せるものを模索した。ストーリーの忍び寄る恐怖からプレイヤーを引き離さずにすむものを。早くて簡単なものを。ダイスを振る。アクション解決。さて、あの死体はどこへ消えた?
世界設定についても同じことを同時進行でやった。僕たちが目指しているホラーに雰囲気がそぐわない設定は全部切り捨てたよ。たとえば V:tR では開発当初、Blood Sorcery なる妖術を使う Brujir という氏族がいた。だがいじり回しているうちに、どこぞのファンタジーゲームから引っこ抜いてきたキャラクタークラスみたいになって、闇に脈々と伝わるヴァンパイアの血統という感じではなくなってしまった。それで Brujir は没になって、Blood Sorcery は Cruac と名前を変え、血統ではなく社会集団に伝わる魔術という扱いになったわけだ。
そういえば(Lancea Sanctum に伝わる) Theban Sorcery も、元々は Edenic Sorcery という名前で、もっと聖書の影響が濃い代物だった。それを没にしたのは、聖書を題材にしたホラーは V:tM でやったんで、もっと新しい領域を開拓したかったからだ——それに誰にも「少なくともこれだけは信頼できる」と思わせるようなものを与えたくなかったからね。
Q: 公子や長老に生意気な口をきく幼童キャラクターをどう思われますか。僕は前にそういうロールプレイをするプレイヤーを見たことがあるのですが、傲慢な態度に耐えかねて長老キャラクターの一人がその PC を無視するようになると、機嫌を損ねてセッションに出てこなくなってしまいました。こういうプレイヤーにはどう対処したらいいでしょう?
血族の長老が無礼な口をきく相手にどう対処するかは、その長老の性格によるだろうな。即座に尻を蹴飛ばしてやるのがいちばんだと考える長老もたまにはいるだろう。でも大抵はきっと、その場はにこにこと侮辱を受け流しておいて、後からそのケツの青いひよっ子にいやというほど逆ねじを食わしてやるだろうな。しかもいちばん痛烈なタイミングを見計らって。
「ほう、儂の版図で食餌をしたいと? 君があのときエリュシオンであんな愚挙に出たりしなければ認めてやってもよかったのだがなあ」
「Belial's Brood(あるいはサバト)を叩くのに協力してほしいですって? 私に向かって中指を立てる前にそのことを考えてみるべきだったわね」
こんな具合だ。
幼童の暮らしは、長老たち——文字通りの長老だけじゃなく、若輩もひっくるめて——によって成り立っている。彼らが幼童の一挙一動を操っているという意味じゃないぞ。今あるヴァンパイア社会は彼らが維持してきたものだ、ということだ。もし彼らが、態度に問題のある新入りをのけ者にしたとしても、それは彼らの権利だ。よく言うだろう、「復讐とは冷やしてから食べる料理である」って。
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長い間名前だけが噂されていた『World of Darkness: Armory』がついに、来年1月30日発売と発表され、公式サイトでプレオーダー受付が始まった。
詳細は不明だが、WoDコア、V:tR、W:tF、M:tAwすべてで使える汎用サプリメントになるようだ。
また、同じ日にはW:tFサプリメント『Blasphemies』も発売される。今年春のディベロッパー・チャットで Ethan Skemp が語ったところによれば、
このあいだ『Blasphemies』という本の契約を済ませたところだ。題名から敵キャラデータ集みたいなのを想像するかもしれないが、そうじゃない——そういう風に使うこともできるが、掲載されるツールは性質を異にするものだ。前々から温めている非常に型破りなアイデアがいくつかあってね。ぱっと見はたいしたことないように見えるんだ、少なくともゲームをはじめて最初の1〜2年ぐらいは。そこがミソでね。—— Ethan Skemp, Werewolf Developer Chat (2005/4/13) にて
その後の噂によれば、Father Wolf伝説とは異なる起源神話の数々(および起源神話を自作する人へのアドバイス)、異色な追加ロッジ、Hostや精霊やRiddenを中心に発生したカルトの章、Bale Houndsに関する追加情報、といったものが収録され、W:tFで信仰や宗教といったものを扱うためのガイドブックになるらしい。
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【White Wolf Online, 2005/11/16】
新WoDシリーズで各ディベロッパーの束ね役を務めるジャスティン・アキーリ(Justin Achilli)が、IRCネットワーク DarkMyst が主催するライブチャットに出演する。通常のディベロッパー・チャット同様、ファンからの質問をうけつけるようだ。
米国東部標準時の11月19日19:00だから、日本では20日(日)の朝9時からということになる。DarkMystのサーバ一覧はこちら。チャンネル名は #justin.achilli だ。
日本語IRCクライアントでも問題なく接続できるので、WoDに関する日頃の疑問をジャスティンにぶつけてみてはどうだろう。IRCクライアントがなくても、Webブラウザから直通リンクで参加することも可能だ。
ちなみに DarkMyst は TRPG のオンラインセッションに特化されたIRCネットワークで、チャンネル名やハンドルを確保してくれるサービスがある。常駐のダイスボットは新WoD・旧WoD用のダイスも振ってくれるようだ。成功数をカウントしてくれるのがありがたいので、私もときどきオンラインセッションに使っている(米国のサーバだが日本語は問題なく通る。ラグも感じられない)。
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V:tRディベロッパー Will Hindmarch はかつて、White Wolfに新しいゲームを提案する予定だと語ったことがあった。そして先日第4のゲーム『Promethean』が発表され、噂によればディベロッパーはM:tAwの Bill Bridges が兼任するという。
ここで問題だ。すると今まで、WillはV:tRをほったらかして『Promethean』にかまけていたのか? それともWillの企画は没になってしまったのか?
Will 本人はWoD系フォーラム Shadownessence でこう語っている。
(抄訳)実は、僕が出した企画は大部分『Promethean』に吸収されてしまったんだ。もっとも今では僕の原案とは似てもにつかないものになっちゃったけどね。その原案はWWに転職が決まってからアトランタに引っ越す前に「僕にとっての夢のWoDゲーム」っていうことで書いたんだ(できることならWraithを手がけたかったんだけどね)。
まあ Promethean が「フランケンシュタインの怪物」ものに決まったのはべつにその原案のせいじゃない。僕の原案が役に立ったところといえば、叩き台としてあとで問題になりそうな要素を洗い出すのに役立ったことぐらいかな。
Promethean は、今のところ、複数のディベロッパーと社内の制作スタッフたちがアイデアを出し合って作っている。でも今のところマッド・サイエンティスト担当は(M:tAwディベロッパーの)Bill Bridge だ。僕たちが彼に材料を提供し、それでBillが怪物(お望みならそう呼んでもいい)を組み立てるっていう寸法さ。
『Promethean』はすばらしい制作陣に恵まれた。なんといっても指揮を執るのがBillだからね。彼は良いゲームの作り方ってものを心得ている。
そういうわけで、当分はBill以外のメンバーがMageの仕事をいくらか肩代わりすることになった。たとえば僕は『Tome of the Watchtowers』のディベロップを担当する。—— posted by Will Hindmarch, Nov 3 2005, 02:32 PM
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White Wolf 公式サイトに Promethean フォーラムが新設され、第4シリーズが『Promethean』であることは確実となった。ICC (International Camarilla Conclave) 帰りの人々のレポートによると、第4シリーズはこれまでの新WoD製品とは違う形式での展開になるらしい。
伝聞情報を総合するとおおむね次のようになる。
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【WolfSpoor】Vampire、Werewolf、Mage……ときたら次は? 2006年発売予定といわれる「4番目のWoDシリーズ」のタイトルがICC 2005で発表された模様。
WolfSpoorが伝えるところによれば、第4シリーズのタイトルは
Promethean
副題はまだ不明だが、他者によって「創られた」人造生命体をPCとするゲームになるとのこと。ちなみにメアリ・シェリーが著したかの名高い小説の正式題名というのが『フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス(Frankenstein: or The Modern Prometheus)』だ。
"Life and death appeared to me ideal bounds which I should first break through and pour a torrent of life into our dark world."
こんなキャッチコピーで発表されたらしい。
第4のWoDシリーズについては、これまで公式筋からは「今までWhite Wolfが扱ったことがない全く新しいものになる」というコメントが出されているのみで、色々な憶測が飛びかってきた。フランケンシュタインの怪物は妥当な線とも思えるが、すでに『World of Darkness: Antagonists』には Imbued という全く同じコンセプトのモンスターが登場している。PC向きにImbuedのシステムを料理し直すのか。全く新しいシステムを採用するのか。謎は深まるばかりである。
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ハロウィン祝い、ということでDriveThruRPG.comが『World of Darkness Rulebook』のPDF版を無料でダウンロードできるキャンペーンを展開中だ。
コアルールの索引はあまり親切でないので、書籍版を持っているという人も落としておいて損はない。「あのルールどこにあったっけ」「こんな用語定義されてたっけ」と疑問を感じたときにパソコンで検索可能なテキストデータがあるのはとても便利だ。
Free Download をクリックすると別ウィンドウが開き、そのまましばらくすると自動的にダウンロードがはじまる。
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WoD各ゲームのディベロッパーのとりまとめ役を務めていたJusin Achilliは24日、個人ブログ上で、来年3月にWhite Wolfを退社する意思を明らかにした。「僕はこれ以上ゲームを作る意欲がないが、White Wolfにはある、というだけのことだ」と、円満退職であることを強調している。
I’ve been doing this for 10 years. I don’t have a mortgage to pay. I own my car. I don’t have a wife or kids to support. If ever the time was right for me to strike off on my own and do my own thing, that time is now.
僕はこの(TRPGを作るという)仕事をやってきて10年になる。今のところ借金を抱えてもいない。自分の車だって持ってる。養うべき妻子もない。自発的に引退して自分のやりたいことをやるのに絶好の機会があるとすれば、今がそのときだ。—— t h i r d | e l e m e n t, 2005/9/24
JustinはV:tM時代からVampireシリーズのディベロッパーを務め、V:tR発売後まもない2004年11月に後任をWill Hindmarchに譲って現職に昇進したが、その後もV:tRには手も口も出しているようで、サプリメント8冊のうち実に7冊まではJustinがディベロッパーとしてクレジットに名を連ねている(Willディベロッパーの単独クレジットは2005年8月発売の『VII』のみ)。
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【White Wolf Online - Upcoming Products】
発売日が9/19に繰りあげられた喜びもつかの間、『Blood of the Wolf』はふたたび10/3リリースに戻っている。
12月予定といわれていた『World of Darkness: Chicago』は、11/28発売に決まったようだ。公式サイトでのプレオーダー受付が始まっている。
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【White Wolf Online, 2005/9/6】
White Wolf直販でM:tAwを買った人には紙版がおまけでついてきていたが、ようやくPDF版の公開がはじまった。
内容については先日の紙版レビューを参照されたい。
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M:tAwの箱の底に緩衝材よろしく詰めこまれていたのがQuarterly最新号。残念ながら緩衝材としては役立っていないようだが(M:tAwは角が傷んでいた)、新刊情報は満載だ。
他に、公式ホームページのリリーススケジュールに載っていない近刊としては
がある。
非WoD系ではExalted第2版が来年2月発売ということで見開き広告を打っているほか、Pendragon第5版が目立たないながら着々と12月発売に向けて制作が進んでいるようで、Greg Stafordが書いたサンプルシナリオが載っている。
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日本語版を手に入れた友人に話を聞いたところ、どうやら日本語版の底本は、1月にWhite Wolfが公表したエラッタが適用される前のバージョンを使っているようだ。
べつに適用しなかったらシステムが回らないとかいう致命的なレベルの誤りはないし、そもそも頻繁に使う部分でもないのだが、英語版の重版分ではいろいろ直っているらしいので、どこが変更されたのか混乱しないように眺めておくのもいいかもしれない。
White Wolf本家のサイトでもアーカイブの奥深く埋もれてしまっているので、自分のためのメモも兼ねてまとめリンクを張っておきます。
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昨年8月から世界設定とシステムを一新して新展開をはじめた、ワールド・オブ・ダークネスの基本ルール(コアルール)、いよいよ日本語版が出ましたね。この日記で「WoD2.0」や「新WoD」と呼んで紹介してきたシリーズを日本で遊ぶのに、敷居が下がったことは良かったと思います。
某所では世界観の不在とか、クトゥルフとの対比とかであんまりいいことを言われていないので悲しくなりますが、この『ワールド・オブ・ダークネス』は、「Vampire: The Requiem」「Werewolf: The Forsaken」「Mage: The Awakening」というWoD3シリーズに共通となる基本ルール集で、いうなればガープス・ベーシック、あるいはD&Dのプレイヤーズ・ハンドブックのようなものです。だから世界観についてこれといって何も書いていないのは、いうなれば仕様です。ガープス・ベーシックに背景世界の設定とか期待する人いませんよね。
とはいえ前半部分には思わせぶりなイメージテキストの断片がいろいろ入ってるじゃないか、あれは世界設定じゃないのか、と思われる人もいるかもしれませんが、
冒頭のイメージテキスト群は、Vampire/Werewolf/Mage、いずれの世界設定にも、まったくもって何の関係もありません。
現在出版されているWoD2.0全サプリメント、どこを見てもあの話を使っているところは見あたりませんでした。まあ、あのわけのわからない機械の神とかは背景設定にとりいれると面白いゲームになりそうですが、覚えないと困るということはないです。
じゃああれは何のために書いてあるのかというと、ワールド・オブ・ダークネスシリーズはこんな雰囲気のゲームをすることを目指しているTRPGだよ、コアだけでも「たとえば」こんな物語を語ることができるよ、という、言うなればイメージサンプルみたいなものじゃないかと思います。
そのサンプルを読むかぎり、ホラーTRPGといってもWoDが目指しているのは、クトゥルフよりももっと最近の作家、キングやクーンツやバーカーや、その辺が書いているモダンホラーの雰囲気であるように感じられます。
たしかに、V:tRやW:tFにはクトゥルフを彷彿とさせる設定も登場しますが、どちらかというとクトゥルフ的なゲームをするためというより、設定の一部を偉大なホラー作品へのオマージュに捧げた、という印象です。
そうはいってもコアルールには人間と幽霊と超常能力のルールだけしか出てこないし、V:tRやW:tFを買わないと何もできないのか、というと、R&Rに載ったリプレイが示しているように、けっしてそうではないのです。
新WoDにはVampire/Werewolf/Mageのほかにもう一つ、タイトルが『World of Darkness: 〜』で始まる汎用サプリメントシリーズがあります。他のシリーズとは視点を変えて、人間PCを主人公に据えたホラーを楽しむためのシナリオ集や背景設定集なのですが、シナリオや舞台設定にとりあげるネタの目の付けどころが尋常ではなく、毎回「おおお、そう来たか!」と意表を突かれます。システム的にはコアルールに載ってるものしか使わないので運用も楽です。
英語版なので万人むきとは言えませんが、コアルールに対する見方が変わってくるので、ぜひ一読をおすすめしたく。現在発売されているWoD汎用シリーズは、以下の3冊。
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World of Darkness 汎用サプリメント。なにげない日常の風景に紛れ、人々を超常の世界にひきずりこむ、奇怪で恐ろしい9つの「ミステリー・スポット」と、それを使ったシナリオアイデアを紹介する。
特定の都市や地理に依存しない設定なのでシナリオの舞台を選ばず使えるのが特徴。人間(mortal)キャラクターを想定した造りだが、Vampire/Werewolf/Mageでも充分楽しめる。
ネタバレは避けてレビューするつもりだが、心配な人はこの先を読まないように。
汎用性の高い舞台設定が売りだが、シナリオ展開例が充実しているのでシナリオ集のように使うこともできる。動機・導入・展開・結末とそれぞれ5〜6通り用意されたサンプルを順に拾っていくだけでもひととおりのプロットが作れてしまうのだ。サンプルの組み合わせを変えればがらりと違う話になる。
サンプルはかなり大ざっぱな書き方なので、実際にシナリオとして運用するには細部を作り込む必要があるだろう。もっとも、山場となるミステリー・スポットのデータや背景は綿密に設定されているので、まったく何もないところからシナリオを作るよりは楽なはずだ。
本書が提案するシナリオのほとんどに共通するのは「ラスボス」の不在だ。トラブルの元凶である人物や怪物を見つけだし、それを交渉なり戦闘なりで排除して解決、というのはTRPGのシナリオによくあるパターンだが、その「それを倒せばなんとかなる何か」がそもそも存在しなかったり、戦闘で勝てるような「相手」ではなかったりするのが『Mysterious Places』の特徴だ。
桁違いの能力を誇るクトゥルフ怪物みたいなのが出てくるのか? いいや。PCは虐殺されるしかないのか? いいや。
とはいえ、中にはPCに死者や発狂者(や、もっとひどい運命をたどる者)が出るのは当たり前、未知の恐怖でPCを絶望のどん底に陥れる、地獄のようなミステリー・スポットもある。p.96 The Whispering Wood と p. 124 The Empty Roomが2凶といっていいだろう。とくに Whispering Wood は「PCが破滅するほうがおもしろい」という凶悪なしろものだ。キャラに愛着の強い人、PCが死なないゲームに慣れている人にはお勧めできない。
逆に、すばらしい恩恵をもたらすミステリー・スポットもある。シナリオ例ではその恩恵がさらに大きな災厄を引き起こすのだが、純粋な善意がおぞましい災厄に変わるからくりが恐ろしい。本書全体にPCに危害を及ぼす存在は多々登場するが、いずれも邪悪さとか悪意からやっているようには見えない。そもそも意図というものを持ち合わせているのかどうか怪しいのもいる。この「悪意の不在」も本書の特徴だといえるだろう。
なに、いいやつばかりしか出てこないのかって?
君は自分の顔を刺した蚊を「いいやつ」と思うかい?
第3章 Swamp Indian Hollow の挿絵が異彩を放っている。マルカヴィアン・クランブックの初版が好きだった人はp.54に注目。
面白く読んだし、猛烈にこれを使ったシナリオがやりたくなったので、万人に読めといいたいところだがここは客観的にいこう。
ひらたく言えば「STのネタ集」なので、PL専門の人には用がない。同じ理由で、そのまま使えるシナリオが欲しい人には『World of Darkness: Ghost Stories』のほうがおすすめだ。先にも述べたが、「倒すべき敵」が存在しないシナリオを打ち出してきているので、やっぱり最後はボスキャラと戦闘しないと落ち着かない、というむきには『World of Darkness: Antagonists』をお勧めする。いろいろな意味で本書の対極をゆくソースブックだ。
では、この本は誰にお勧めなのか?
『Mysterious Places』が破滅すら楽しむようなシナリオを持ってきたのは、PCが生きのびることを前提に作られているようなV:tR/W:tFの既成シナリオを見てきた後だけに、驚きだったし、新鮮な感じがした(もちろん破滅型シナリオ自体はすでに他のホラーTRPGでおなじみだが……)。それと同時に、WoDコア系列はいよいよ「V:tRの半分」から「人間側から見たWorld of Darkness」として形をなしてきたな、とも思う。
WoDでは人間でいるかぎり超常現象の真相はわからない。知ったときには破滅をはじめるか、彼自身すでに人間ではないか、である。それを反映して本書でも「なにをきっかけに」超常現象が起こるかは説明されていても、「なぜそうなるのか」はまったく説明がない。だからVampire/Werewolf/Mageより「未知であることの恐怖」というホラーの主題のひとつがストレートに伝わってくるし、説明しなくていい気楽さのせいかどうか、執筆陣もどのシリーズよりも突拍子のないネタを出してくる。
だから、手間をいとわずWoDでホラー小説を再現してみたい、とか、新WoDで最もクレイジーな設定に興味がある、というSTにはぜひどうぞ。
本書が収録するミステリー・スポットは全部で9つ。
各章はおおむね次のような構成になっている(章によってはこの通りの題名でないところもある)。
ストック・ナンバー:WW55302
定価:$24.99
ISBN:1-58846-485-7
ページ数:128
ディベロッパー:Ken Cliffe
執筆者:Kraig Blackwelder, Rick Chillot, Geoffrey Grabowski, James Kiley, Matthew Mcfarland, Brett Rebischke-Smith, Chuck Wendig
発売年月日:2005年6月13日
通販リンク:
White Wolf Online Catalog
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DriveThruRPG.com(PDF版)
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【White Wolf LiveJournal, 2005/6/30】
オリジンズでMage: The Awakening初デモプレイが行われるさなか、WW本社でお留守番のWill Hindmarchからの近況報告である。というわけで、今回もやっぱりVampireメイン。
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【White Wolf Online, 2005/6/15】
紙版は米国ではすでにCamarilla向けに配布されていたが、ようやくPDF版が公式サイトにアップされた。残念ながら目玉記事だったはずのM:tAプレビューは、紙版公開後ほとんどの内容が各種フォーラムに流出してしまって目新しい情報がないが、V:tRの話題はけっこう多い。W:tF情報は1ページだけ。ペンドラゴンの話もちょっとだけ。
公開からだいぶ時間が経っているので情報が古くなっている可能性はあるが、Webのリリーススケジュールに載っていない製品の発売予定をいちおうメモ。
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【White Wolf LiveJournal, 2005/6/1】
『Mage: The Awakening』は現在レイアウト作業中。
『Boston Unveiled』(M:tAwの都市ソースブック第1弾)は編集作業にとりかかったところ。
ディベロッパーBill Bridgesは次作『Sanctum & Sigil』に着手しており、次の作品の企画も進んでいるようだ。
W:tF方面では、Ethan Skempが『Blood of the Wolf』の原稿に最後の仕上げを加えているところ。どうもシカゴに引っ越す予定らしい。Justinお得意の悪い冗談かもしれないが、新居はシカゴ資料集でワーウルフが住み着いていることになっている界隈だとか。さもありなん。
ちなみにシカゴ資料集の正式タイトルは『World of Darkness Chicago』になるようだ。
Vampire the Requiem, Werewolf the Forsaken, Mage the Awakening, Hunting Ground the Rockies, World of Darkness Chicago, Storytelling System and World of Darkness Antagonists are trademarks of White Wolf Publishing, Inc.——『Hunting Ground: The Rockies』、クレジット
V:tRでは、Will Hindmarchが『VII』の仕上げにかかっている。その後シカゴ資料集のMageパートにとりかかるとか。……あれ? 公称ではM:tAwのスタッフって他のゲームと別になってるんじゃなかったっけ?
Justinはあいかわらず『WoD: Armory』から手が離せないようだが、もうひとつ「秘密企画」も進めているとほのめかしている。
7/11発売予定の『Mind's Eye Theatre』については、数日中に公式サイトで大きな発表があるそうだ。Check It!
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【GamingReport.com】ダンジョンマップ作成ソフトDundjinniを使って現代物TRPG用のマップを描くための追加データ集「Art Pack: Modern Streets」が発売された。
サンプルを見ると抜群に美しいマップの数々が並んでいて、これが自分で作れるのかと思うと前から心そそられるものがあったのだが、WoDをメインにしているとそうそうファンタジー物のマップなど描く用事ができるものではなくブックマークに登録したっきり忘れかけていた。
しかしArt Pack: Modern Streetsのサンプルが刮目すべき出来映えなのでリンクを張っておくことにする。
Storytelling Systemはあまり精密な戦闘を行うようにはできていないが、WoD2.0では戦闘マップがあると時々重宝だということは体験済みで、そうでなくともセッションで敵味方や器物の位置関係がこんがらがってくると略図を書いて整理するというSTはきっと多いはずだ。
どうせ図が必要になるのなら、想像力をかき立てるようなきれいなものを用意しておくのも悪くない。
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【White Wolf Live Journal, 2005/5/16】Justinが恒例の近況報告をアップした。今回はビール瓶片手にご満悦(?)の写真付きである。制作中の本はすべてまだディベロップ段階かもうレイアウト段階に入ったところで、編集はほっと一息というところのようだ。
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毎日毎日大量の面白いリンクをいったいどこから発掘してくるのかと不思議でならないJ-Walk Blogからのご紹介。
シカゴで通報された犯罪をリアルタイムにデータベース化し、犯罪の種類、発生場所、発生時間、管轄警察署、街区……とありとあらゆる角度からの統計を眺められるサイト。
例えば3月18日の12時〜1時までに起きた犯罪をグラフ表示させることだってできる。それぞれの件名をクリックすると、容疑、犯人は逮捕されたかどうか、どの警察署の所轄か、さらにはGoogle Mapsと連動して犯行場所を地図上で示してくれさえする。これが妙な生々しさを醸し出している。
さらに、全所轄署・街区に個別のRSSフィードを用意しているため、RSSリーダなどを使って特定の場所の犯罪発生状況をリアルタイムに監視することだってできる。実用性はともかく凄いものを作る人がいるものだ。
V:tR/W:tF/M:tAw共通の巨大都市設定集、シカゴ・ソースブックが出た折には、参考サイトとして使えるのではないか。実際に起きた犯罪をヒントにシナリオを作れば現実味が増すことうけあい。
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【WolfSpoor, 2005/5/19】White Wolf関連のニュースや噂を収集するウォッチングサイトの老舗WolfSpoorが、ファンの手によるWhite Wolf総合データベースを作るべくWhite Wolf Wikiを立ち上げた。
実は、当のWhite Wolf自身が少し前から全く同じ発想でWorld of Darkness Databaseを立ち上げているのだが、検索機能が貧弱、投稿した解説はWhite Wolfスタッフの校閲を経てから公開されるため時間がかかる、データベースがいつ更新されたのかわからない、完全にファンの自発性にゆだねているためカバーする内容に偏りがある、等々の難があった。
White Wolf Wikiはファンが運営するデータベースなので、本家のような内容チェックシステムはないが、新旧の熱心なWoDファンを集めるWolfSpoorの提唱だけに記事の充実は期待できそうだ。全ての記事にクリエイティブ・コモン・ライセンスを設定しているため、気持ちよく引用できる。
英語をベースに、ドイツ語、オランダ語、スウェーデン語と各国語版バージョンの場所を用意する気合いの入りっぷりで、新しい外国語バージョンを追加することも可能なようだ。
Wikiに通暁されている方、ここはひとつ日本語版ページを追加してみませんか?
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【White Wolf Online, 2005/5/3】White Wolfは3日、公式サイト上で、Werewolf: The Forsakenの設定をベースにした小説『Heart of the Hunter』の発売を無期限延期すると発表した。
一部はW:tF Previewで公開され、続きが読める日を楽しみにしていただけに残念だ。
WW曰く「制作スタッフの負担が重すぎるため」、Werewolf: The Forsaken小説およびMage: The Awakening小説のシリーズ展開はとりやめ、既存のVampire: The Requiem小説シリーズ一本に絞って発表していく。
W:tF & M:tAw以外のWoDに関しては今後アンソロジーやフィクションのシリーズを立ち上げる予定はあるというが……
なお、W:tF、M:tAwとも、ゲーム製品のほうのリリースは予定通り行っていく、ということなのでご安心を。
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【White Wolf Live Journal, 2005/4/14】
例によって、Justinが諸方面の進行状況を知らせてくれているのだが、たぶん目玉はMage: the Awakeningのコンセプトスケッチだろう。いったいどんなゲームになるんだ。
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【The White Wolf LiveJournal, 2005/03/29】
Justin Achilliによれば、これまでに題名がアナウンスされている作品の大半は完成間近、残りも順調のようだ。以下、初めて示唆された製品は赤字で示す。変な名前が多いが、たぶん開発中のコードネームだろう。
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【White Wolf Online】6月30日〜7月1日にかけて、米国オハイオ州コロンバスで開催されるOrigins International Game Expo 2005会場にて『Mage: The Awakening』をひとあし先に体験できるプレビュー・セッションが予定されているようだ。
White Wolfが公開されたイベントスケジュール(ダウンロード(PDF))を見ると、昨年12月のGenConで『W:tF』のプレビューを行った時と同様、3日間にわたって勝ち抜き式のトーナメント・セッションが行われる模様。
このコンベンションでは、Origin Awardsの受賞作品発表が行われる。White Wolf製品からは『World of Darkness: Time of Judgement』と『Vampire: The Requiem』がノミネートされているだけに、発表の結果も気になるところ。
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【White Wolf Online, 2005/3/16】
Web上でも公開されたようです。表紙はW:tFの近刊サプリメント『Predators』のイラスト。見開き特集で内容の紹介もちょっと載ってます。V:tRネタでは先日のV:tRディベロッパーチャットのログ抄録、4/4発売予定の『Lancea Sanctum』からの抜粋記事。
近刊紹介では『World of Darkness: Mysterious Places』がラインナップに上がりました。9つの「ミステリースポット」の設定資料集になるようです。WoDコア直系のサプリメントでモータルPC向けに書かれたものですが、Vampire/Werewolf/Mageにも使える汎用設定とのこと。
先日ひとあし先に書きましたが8月の『Mage: The Awakening』の広告が初公開。リリーススケジュールにはついにOrdo Dracul本が上がりました。
WoD以外では『The Secret of Zir'An』がいよいよ発売間近ということでとりあげられてます。
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【White Wolf Quarterly, 2005 Spring】
Quarterlyの発売予定にいくつか新顔が上がっている。すでに公式サイトのRelease Scheduleで発売日が公表されているものについては、そちらのほうが正確だと思うので除外する。
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【White Wolf LiveJournal】Justin AchilliがWoD各製品の制作進行状況を少しだけ明かしてくれている。
Mageは大部分が書き上がって編集段階に入っている模様。今年8月のGenCon Indyでのリリース目指して頑張っている、とのこと。
公式サイトでは6/27発売予定となっている新Mind's Eye Theatreは「7月リリースを目指している」とか言っているのでさらに遅れるのかもしれない。もっともルール部分は出来ていて原稿も書き上がっており、最終ディベロップ段階、という話。
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【White Wolf Online】延期になったものもあり、新たに発売日が公表されたものもある。
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【White Wolf Forums, Feb. 17, 2005】
ダイスプール0〜20個の場合に何成功が何パーセントの確率で発生するかをグラフ化した人がいる。
計算方法が適切かどうかは議論の余地があるようだが、私は確率計算ができないのでそのまま紹介する。
グラフを作った人とは別だが、判定成功率の計算式を考えた人もいるので興味がある人は下のリンクをどうぞ。
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【DriveThruRPG.com】DRM版で買ってコピー回数制限に苛々していましたが、やっと使い倒せます。
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【WorldWorks Games】2月19日に、WorldWorks Gamesが制作中の現代物3Dダンジョンタイル『CityWorks: Urban Mayhem』を紹介したが、どうやら今月発売予定らしく、試作品写真が続々とアップされている。これがまたWoDの雰囲気によく似合うなのだ。
まあ難を言えば3Dタイルはかさばるので持ち運びや収納場所に困るということぐらいだが、デザイナーの言によればUrban Mayhemは2Dタイルと3Dタイルを組み合わせたセットになり、点数が非常に膨大なので数回に分けてリリースされるが、その最初のリリースが2Dタイルのセットになるらしい。
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【White Wolf LiveJournal, Feb. 21】先日LiveJournal経由でひっそり告知されたWhite Wolf公式サイトのRSS配信だが、どうやら正式公開になったようだ。トップページに巷でよく見る
アイコンが追加された。
正式公開に伴い、特定のゲームのニュースだけ抜粋して配信するRSSフィードも追加されたようだ。各ゲームコーナーのトップページにあるRSSアイコンのリンクURLがそれ。ただし大きなニュースは関係ないゲームコーナーにも載ってしまうので、複数のRSSを登録するとニュースはどうしても重複する。「X: XX以外のゲームの話なんて見るのもイヤ」というのでもないかぎり総合ニュースを登録しておくのが無難かも。
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【WorldWorks Games】新旧を問わずStorytelling Systemは精密な戦闘におよそ不向きなシステムなのだが、そのくせ所々ヘクスやスクエアが欲しくなるルールがあって頭を悩ませる。W:tAの初版や二版には実際ミニチュアを使ったヘクス戦闘ルールが載っていたし、サプリメントにはヘクスマップの付録つきのシナリオさえあった。Revisedになってからも「飛閃爪/Leaping Rake」など相手の正確な距離や方向が要求される戦闘行動や授けには事欠かない。
かといってうかつにヘクスマップなど持ち出すと、よく言えば単純な、悪く言えば不親切な戦闘ルールの前に泣きをみることは経験済みである。それでも、新WoDコアルールに「遮蔽物を挟んでの撃ち合い」「側面/背面からの不意討ち」などがあるのを見ると、せめてスクエアマップぐらい使えないものか、と思案してしまう。言葉による描写だけではどうしても状況認識が食い違いがちで、オンラインセッションだとそれを正すのが面倒でしょうがないからだ。
そういうわけでD20 ModernでWoDに流用できそうなマップを探しているのだが、SFチックなものばかりで現代っぽいものがなかなか見あたらない。宇宙船とか秘密基地とかはいらんのだ。バーとか病院とか映画館とか、せめて廃ビルみたいなのはないのか。
そこで行きあたったのがWorldWorks Gamesの『UrbanMahem』だ。ダウンロードしたPDFを厚紙に印刷して自分で組み立てるダンジョンタイルなのだが、開発途上版の写真を見て猛然と欲しくなってしまった。
……ちょっと待て自分。マップが必要なのはオンラインセッションだぞ自分。3Dタイルを用意してどうする自分。
とか突っ込みをいれつつ巡回リストに入れてしまう自分であった。