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骰子回転劇場 日記

Promethean: The Created デモシナリオ

どうも日記上で言及しそびれたらしいので、改めてリンクを張っておく。
『Promethean: The Created』を遊んでみたい人のために、簡易ルールと作成済みキャラクター、シナリオ1本がセットになったデモキットが無料公開されている。

66ページと分厚そうに見えるが、従来のデモより判型が小さいぶんページ数が増えただけ。しかもかなりの部分はWoDコアのサマリーなので、WoD経験者なら読み飛ばせる。

Promethean: The Created Preview and Lexicon, 2006/08/03

Deception 4: False Tracks

False Tracks (••••)
痕跡偽装

Seeding a deceptive trail can foil investigations that threaten to expose the Promethean. This Transmutation aids the Created in such endeavors by mimicking the subtle traces left by another. With a touch, the Promethean attunes the forensic tracks of her body to that of someone else.
犯罪現場に偽の手がかりを残すことは警察の疑いをそらすのに有効だ。それを容易に実現してくれるのがこの変成で、自分の指紋や足跡を他人そっくりに変化させ、鑑識の目をごまかすことができる。

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Deception 3: Body Double, Silent Steps

Body Double (•••)
体型変化

With this Transmutation, the Promethean can physically alter his physique, becoming skinnier, fatter or broader, shorter or taller. From a distance, this may confuse others as to his identity, but such deceit rapidly fails at close range. These changes may provide minor physical bonuses as well.

術者は自分の体格を自在に変え、痩せたり太ったり、肩幅を広くしたり、身長を伸び縮みさせたりする。遠目には別人と見せかけることも可能だが、近寄って観察されればすぐばれてしまう。ストーリーテラーは状況によって、身体を使った判定に若干のボーナス修正を認めてもよい。

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用語集:Dormancy

Dormancy: The state of hibernation a Pandoran suffers when it does not have enough Pyros or a Promethean's Azothic radiance to sustain its activity.

休眠:パンドランがその活動を維持するために必要なパイロス、ないしプロメシアンのアゾート放射を充分に摂取できなかった場合に陥る冬眠状態。

Promethean: The Created Preview and Lexicon, 2006/07/25

Throngs

Those Prometheans who discover that another Promethean's calling on the Pilgrimage is similar to their own often choose to travel together. Some even form groups or gangs, called throngs, if their quests are mutually helpful to one another. They learn to set aside their own needs at times to aid one of their own, and he returns the favor, so that at least one of them is likely to win the promise of new life. One who achieves the prize of Mortality serves as a lesson for others and can help his friends on the path (if he remembers his former life as a Promethean).

プロメシアンが自分と似通った目的で〈巡礼〉をしている他のプロメシアンと知り合って旅の道連れとなるのはよくあることだ。ときには数人のグループになることもあって、これを「スロング」という。彼らは自分のことを後回しにして仲間を助けるのは有益なことだと学ぶ。後で自分が困ったときに助けてもらえるし、そうやって互いに協力していけば、少なくとも誰か一人はきっと人間に生まれ変われるだろう。人間性を獲得した者は他の仲間にとっても手本になるし、かつての仲間を手助けしてくれるかもしれない(自分がプロメシアンだったことを覚えていればの話だが)。

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用語集:Brand

Brand: A body mark made by Pyros signifying a Promethean's membership in an alchemical pact.

烙印:錬金盟約を交わした証として、パイロスを用いて肉体に焼き付ける印形。

Promethean: The Created Preview and Lexicon, 2006/07/24

Ulgan - The Riven (3) Appearance, Disfigurement, Bestowment

Appearance: An Ulgan could look like anyone or anything. Once, long ago, all the Riven were male and came from the shamanic cultures of central Asia. Now the Ulgan have no preference for bodies. Male or female; skinny, fat or thin; short or tall — it doesn't matter who they were as long as the body has an affinity with elemental spirit. The Ulgan know the right corpses to find, in the same way that an Osiris knows how to rebuild a corpse or a Frankenstein knows how to sew a body together from a variety of parts.

外見:とりたてて系族固有の特徴といえるものはない。ユルゲンというと必ず男性で中央アジアのシャーマン文化圏出身と相場が決まっていた時代も大昔にはあったが、今では素材にこだわらなくなった。男でも女でも、痩せでもデブでも、長身でも短躯でも——要は霊の元素と親和性のある肉体でありさえすればいい。誰に教わらなくともオシリス系族が切り分けた死体を正しく並べ、フランケンシュタイン系族が死体を縫い合わせるように、ユルゲン系族は素質のある死体を本能的に見分ける。

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用語集:alchemical pact

alchemical pact: A mystical bond between members of a throng, allowing them to mitigate some of the drawbacks of Promethean existence.

錬金盟約:スロングの結束を固めるために構成員同士で取り交わす、魔力をもった盟約。各自がプロメシアンとして持つ弱点を互いに補いあうことができる。

Promethean: The Created Preview and Lexicon, 2006/07/21

Ulgan - The Riven (2) Progenitor

Among the ancient horse-tribes of Siberia, Ulgan was one of the gods, the creator of man, himself the creation of Tengri (though Ulgan and Tengri are sometimes one and the same). Among his creations was Erlik. He had seen a piece of earth with a man's face floating down a river. He breathed life into Erlik, and the two were friends for a time. But Erlik was full of pride and violence, and he fell from grace. Ulgan banished Erlik to the Underworld, and Erlik took the domain of the dead.

シベリアの古代騎馬民族の間では、ユルゲンは神々の一人、人類の創造主、テングリの被造物である(ときにテングリと同一視される)。あるときユルゲンは、人の顔そっくりな土塊が川を流れてくるのを見つけて、それに命を吹きこんでエルリクという男を作り、自分の友達にした。しかしエルリクはひどく傲慢で乱暴だったので、ほどなくユルゲンは愛想を尽かし、エルリクを冥界に追放して、死者の国を治めさせることにした。

Erlik was the first of the Kara Kam — the black shamans who traffic with the realm of the spirits. He taught the Kara Kam how to cross over the wall between the material world and the spirit realm. First, they had to become aware of the spirit world. Each underwent a visionary experience before they came into their powers, each dreaming that Erlik's spirit servants dragged them over the threshold and tore them to pieces before putting them back together. When they awoke from this dream, the Kara Kam had the power to speak with the spirits and to touch them.

かくしてエルリクは最初のカラ・カム——霊の国に出入りする呪術師となった。エルリクは物質界と精霊界を隔てる壁を乗り越える方法を他の人間に教えてカラ・カムとした。まずは精霊界を知覚できるようになる必要がある。カラ・カムは幻視体験を通じてその力に目覚める。夢の中でエルリクに仕える精霊たちにこの世から引きずり出され、八つ裂きにされた後、身体を元通り継ぎ合わされる。目覚めたときには、霊と話し霊に触れる力がついているのだという。

じゃあなんでエルリク系族ではないのかというと、プロメシアンの間に伝わる伝説はちょっと違うらしいのだ。

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用語集:throng

throng: A group of Prometheans who team up for a task or who travel together on the Pilgrimage. Some throngs formalize their bond into an alchemical pact.

スロング:共通の目的を達成するため、または〈巡礼〉を共にするために手を組んだプロメシアンの集団。結束を固めるために錬金盟約を交わす場合もある。

Promethean: The Created Preview and Lexicon, 2006/07/20

Ulgan - The Riven (1)

UlgansymbolUlgan: A Promethean Lineage. Creatures born in bodies torn apart by spirits, animated by the ectoplasm left in the wounds. Their ectoplasmic humour often overwhelms their sense of reason. Their Progenitor was a Siberian shaman.

ユルゲン:プロメシアンの系族の一つ。精霊たちに肉体を引き裂かれ、その傷跡に残ったエクトプラズムによって蘇った者。フモールはエクトプラズム過剰のきらいがあり、そのためしばしば理性を失ってしまう。始祖はシベリアのとあるシャーマン。

製品版のIntroductionを見るに、元ネタはエリアーデのようで、あとで邦訳を探しておくことを自分のためにメモ。

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The Silent (Galatea Mockery)

Silent, the: A Pandoran Mockery of the Galatea Lineage.

サイレント:パンドランの歪族の一つ。ガラテア系族に対応する。

ちょっと夜のゴーントを彷彿としました。ちょっとだけですが。

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Renders (Ulgan Mockery)

Render: A Pandoran Mockery of the Ulgan Lineage.

レンダー:パンドランの歪族の一つ。ユルゲン系族に対応する。

Ulganに関しては、よそで限定プレビューとして載せる契約があったため情報公開が遅れたらしい。全Lineageの情報が出そろうのはうれしいが、Linageより先にMockeryを紹介するのはどうよと思わなくもない。

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Torch-Born (Frankenstein Mockery)

Torch-Born: A Pandoran Mockery of the Frankenstein Lineage.

トーチ=ボーン:パンドランの歪族の一つ。フランケンシュタイン系族と対応する。

フランケンが火属性なので、これも火と縁が深い。放火魔みたいな連中である。プロメシアンを喰うにも焼いたのが好みらしい。焼き加減は当然ながらウェルダン。獲物が捕まえた手から口に直行、というセベクとは対照的に、調理方法にもいろいろうるさそうだ。

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Sebek (Osiris Mockery)

Sebek: A Pandoran Mockery of the Osiris Lineage.

セベク:パンドランの歪族の一つ。オシリス系族に対応する。

セベクはエジプトの水神。オシリス系族が水の元素に対応しているのに合わせたのかもしれない。セベク神は鰐頭だが、セベク・パンドランのほうはどんな姿なのだろう。直接言及はないが、Bestowment を見ると

Bestowment: All Sebek possess the Armor (•), Fangs (••) and Sebek’s Gift (•) Pandoran Transmutations.

と、いちおう鰐皮も牙も備えていそうだ。

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Ishtari (Tammuz Mockery)

Ishtari: A Pandoran Mockery of the Tammuz Lineage.

イシュタリ:パンドランの歪族の一つ。タンムズ系族と対応する。

人間になりたいとか欠陥を直したいとかいう前向きな志に欠けるのがパンドランの特徴、とはいえ、プロメシアンを喰うことと苦しめること以外に生き甲斐はないのだろうか。読んでいてかなり暗澹たる気分になる更新。

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Centimani - The Hundred Handed

Centimani: "The Hundred-Handed." The Refinement of Flux. Practitioners are called Centimani (singular: Centimanus) or Freaks.

ケンティマニ:「百の手」の意。フラックスの精錬。実践者はケンティマニ(単数形ケンティマヌス)、またはフリークスとも呼ばれる。

ヘカトンケイルのラテン語名といえばぴんとくる人は多いのでなかろうか。内容との関連がよくわからないが、容姿がおぞましいので地上から追放されてしまった点につながりを求めているのかもしれない。

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用語集:Mockery

Mockery: A sort of anti-Lineage of Pandorans, based upon the Lineage of their Promethean creators.

歪族(わいぞく):パンドラン系族。創造者であるプロメシアンの系族によって決まる。

Promethean: The Created Preview and Lexicon, 2006/07/10

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Pandran

PandoransymbolPrometheans think of themselves as monsters, things terrifying repulsive to mortals and often driven by emotions they can't control. The word itself is used in popular culture to refer to the Promethean created by Victor Frankenstein. Is it not a fitting moniker for all Prometheans? Perhaps, but there are things yet more monstrous that stalk out of sight of human eyes.

プロメシアンは、人に忌み嫌われ、しばしば抑えがたい激情に突き動かされる自分を「怪物」と呼ぶ。それはいみじくも人類がヴィクトル・フランケンシュタインの被造物たるプロメシアンを形容した言葉でもある。プロメシアンには似合いの仇名だって? だが世の中にはもっと怪物じみた存在が人知れず跳梁している。それがパンドランだ。

この Pandran、発生する原因といい経緯といい、どうも水子を思わせてならない。

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用語集:Vitriol

Vitriol: The alchemical substance that purifies a Promethean for the transition to Mortality. Vitriol is produced by the Azoth when the Promethean completes a milestone on the Pilgrimage.

ヴィトリオル:プロメシアンを純化して人間への変成の準備を整えるために必要な錬金術的物質。プロメシアンが〈遍歴〉の途上で路程標をひとつ達成するたび、アゾートから生成される。

辞書を引かなかったわけではないが、プロメシアンが人間になるために必要な物質を「硫酸」とか「礬類」とか書いたらむしろだめだろう。礬類といえば明礬も含まれるが、明礬を炉に入れて熱したら焼き明礬になってしまい、神秘もへったくれもない。

昔の人がどの範囲のものまで vitriol と呼んでいたのか、今となってはわからない。だいいちプロメシアンにおける vitriol はあきらかに現実の化学物質ではない。だからカタカナ。

Wikipediaのいささか心許ないスタブ記事によれば、歴史的なvitriolは金の変成を可能にするエリキサを指すこともあるらしい。プロメシアンにとっての金とは人間なわけで、vitriolはその人間になるために出てくる物質だから、記事が正しいかどうかは別問題として、この解釈はなかなか的を射ている。

プロメシアンが出す vitriol は固体なのか液体なのかはっきりした記述はないが、一般的にはvitriol=酸であるらしいことを考えると、どうも酸っぱい汁のようなイメージが自分の中で定着してしまった。

Promethean: The Created Preview and Lexicon, 2006/07/07

Mortalityへの道——VitriolとAthanor

金曜のプレビューは「どうやって人間になるか」。長いので要約バージョンでお届けする。

昨日のプレビューでは、プロメシアンが人間性を獲得する過程を賢者の石の創造に重ね合わせていた。賢者の石は、硫黄や水銀をフラスコに密封し、アタノール(Athanor)という反射炉の中でひたすら加熱して作る。

これがプロメシアンの場合だと、アゾートが材料になる。加熱はどうするかというと、あつらえむきに自前のパイロスがあるわけだ。パイロスは変化をもたらす神の火。変成にこれほどうってつけの道具はない。

問題は、この材料と道具をどうすれば人間に変成できるのか、はっきりしないことだ。確実なのは、プロメシアンが人間性というものに対する洞察を得たとき、体内の神の火がかきたてられ、アゾートの魂への変成が一段階進むことだけ。それがいつ、どこで起きるかは誰にもわからない。あるプロメシアンがそこで洞察を得たからといって、別のプロメシアンにも訪れるとはかぎらない。そこで命を落とすかもしれない。たどり着くだけで人の一生分の歳月を費やすかもしれない。それでも、いつかどこかに用意されているはずの、自分だけの啓示を求めて、プロメシアンはさすらいつづける。これが〈巡礼〉であり、プロメシアンの存在理由である。そして巡礼の旅のなかで出会う小さな悟りひとつひとつを 路程標(milestone)という。

路程標は P:tC の成長システムの中にも組み込まれている。プロメシアン・キャラクターが路程標を達成したとき、アゾートからヴィトリオル(vitriol)という物質が出てくるのだが、これには2通りの使途があるらしい。ひとつは、経験値として普通に消費する道。もうひとつは、アゾートに封印してしまう道。体内にアゾーティック・アタノール(Azothic Athanor)という炉のようなものを作って、その中にヴィトリオルを入れるというのだ。アタノールで熱されたヴィトリオルは別の物質に変化し、プロメシアン本人に特殊能力やボーナスを与える。つまり、経験値では買えない成長ができる、ということらしい。

しかしアタノールの真価が発揮されるのは人間になった後だ。ひとたびアタノールに封じたものは決して失われない。通常、プロメシアンが人間になると超常種族としての能力は失ってしまうが、アタノールから得た力だけは持ち越すことができる。超常種族としてワールド・オブ・ダークネスの闇側を見聞きするうちには、人間になった後の生活に不安を覚えることもあるだろう(超常種族を敵に回したまま人間になることだって、あるかもしれない)。だからアタノールで「保険」をかけておくのだそうだ。

人間になったらハイ終わり、ではないところがいいと思う。次のmilestoneを探すという短期的目標だけでなく、人間になった後のことも考えて成長パターンを考えるという、長期的な楽しみもあるからだ。

ちなみに、アタノールにも種類があって、それによって得られる特殊能力が決まるのだが、いったん作ってしまうと他の種類に取り替えたり、二つ目を作ったりはできないらしい。

Promethean: The Created Preview and Lexicon, 2006/07/07

The Pilgrimage

Pilgrimage, the: The quest for Mortality. A euphemism for a Promethean's life, his sole career. Everything he does, for good or ill, is another step on the Pilgrimage.

遍歴:人間性の探求。あるプロメシアンの人生、すなわちこれまで歩んできた経歴そのものを婉曲的に指す。プロメシアンの成す事はすべて、良しにつけ悪しきにつけ、〈遍歴〉の新たな一歩となる。

Mortalityを人間性と訳すとV:tRのHumanityとかぶりそうなので悩んだが(V:tR日本語版が出るまでの暫定訳とはいえクロスオーバー可能な訳語にしておきたい)、

にんげん-せい 【人間性】人間を人間たらしめる本性。人間らしさ。大辞林 第二版

なのでP:tCはどうしてもこれでないと、と思う。するってえと問題はHumanityの処遇だが、V:tRに関しては

じんせい 【人性】人の生まれつき。人が本来そなえている自然の性質。大辞林 第二版

こういう言葉があてはまる気がするので日記上では当分こちらを使うことにする。

さて、本日の更新はプロメシアンにとって人間になることの意義は何か、という話。

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Promethean: The Created キャラクターシート

いよいよP:tCキャラクターシートが公開された。

左下にキャラクター作成のサマリがあるが、特性値の配分はWoDコアに忠実で、従来と変わったところは何もない。V:tRやW:tFなど新WoDシリーズ三大種族でキャラクター作成経験のある人なら、このシートとサイトで公開された情報だけで、プロメシアン・キャラクターが(データだけなら)ほぼ完成できてしまうだろう(もちろんプロメシアン専用メリットや一部のBestowmentは別として)。

プロメシアンが人間になるためのmilestoneに関する情報が読み取れるかとひそかに期待していたのだが、残念ながらそれらしき欄はなし。

Promethean: The Created Preview, 2006/07/05

Promethean Poster

火曜日のプレビューは、プロメシアン・ポスターのPDF版。先週末のOriginsで配布された紙版と同内容だそう、だが……

渋いといえば渋いデザインなのだが、渋すぎて何のゲームだかさっぱりわからないのが残念。個人的には、これなら表紙画像の使いまわしのほうが良かったと思う。

White Wolf Online, 2006/07/04

Promethean Promo からの新情報

Promethean Promo から、これまでのプレビューに出てこなかった情報を落ち穂拾いしてみる。

  1. P:tCでは五大元素(地、水、火、風、霊)と五体液説(血液、黒胆汁、黄胆汁、粘液、エクトプラズム)を採用。それぞれが各Lineageと対応している。
  2. Osiris 作成時には体の一部を意図的に欠損させるが、最も多いのは片耳、および手足の指一本。片手、片目、鼻、性器などもっとあからさまな部分を取り去る者もいる。その後、死体に唾をかけ、亜麻糸で縫い合わせ、無数の薔薇で埋める。口の中にも薔薇の花びらを詰めこむ。死体がもぐもぐやりはじめて花びらが胃に達したときプロメシアンとして蘇る。
  3. プレビュー未登場の最後のLineageは「Ulgan」。
  4. プレビュー未登場の最後のTransmutationは「Vulcanus」。
  5. パンドランは、プロメシアン制作に使われた死体がFluxを吸って分解したものから発生する無数の小さな生物。姿形や能力は様々だが、プロメシアンのAzothに飢えている。


Promethean: The Created Preview, 2006/06/29

Promethean Promo!

Promethean: The Created 待望のプロモ冊子が公式サイトにPDFでアップされた。

ざっと見た感じでは、ゲームの雰囲気と概要を伝えるだけの、文字通りプロモーション資料にとどまっている。システムに関する記述は一切なく、Lineage・Refinement の紹介も一部のみで、これまでの新WoDデモクロニクルのように簡易ルールでシナリオを遊んでみるということができないのが残念だ。

内容はおおむね以下の通り。

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Lineage: Tammuz (3) Disfigurements and Appearance

Appearance: The Golems are often tall and burly. Some appear hideous. Others are beautiful, in an impassive sort of way. Most are simply unremarkable to look at. The first Tammuz was made to be a slave, and although the Tammuz base their identity on finding freedom, it matters to the Tammuz to create a Golem who is reminded of what she is, so that she will fight all the harder to be what she can be. Many Tammuz give to their creations other signs of their status as slaves. Many shave the heads of their progeny. One creator might inscribe tattoos on her body before he animates her, which say that until this Golem finds true freedom, she is a slave to her state. Another might simply give her new creation a single earring of gold, the symbol of slavery from the age that produced Tammuz. Earrings, tattoos and shaved heads might draw attention in some quarters, but they're not openly inhuman.

容姿:ゴーレムには長身でがっしりした体つきが多い。醜悪な者もいるし、いささか無表情だが美形と言っていい者もいる。たいていは見るからにどこにでもいそうな平凡な顔つきだ。最初のタンムズは奴隷として創られただけに、自由の追求がタンムズ系族の身上ではあるが、自分の今の有り様を再認識し、理想の自分になる決意を新たにするために、新たなゴーレムを創造することに意義があるとされる。ゆえにタンムズは自分が創ったゴーレムにあえて奴隷の印をつける。頭髪を剃るのは一般的だ。継嗣を覚醒させる前に、「まことの自由を見いだすまでは、このゴーレムは境遇の奴隷である」という入れ墨を彫り込んだ者もいる。あるいは単に、金の耳輪を片方だけ贈った者もいる。そのタンムズが創られた時代には、それは奴隷の印だったのだ。イヤリングや刺青、スキンヘッドといったいでたちは、場所によっては悪目立ちするだろうが、しかし人間といって通らないこともない。

奴隷を創ることで奴隷から解放されるとはたいそう皮肉な話である。それはともかく、素朴な疑問として、創造時に剃った髪はやっぱりもう生えてこないのだろうか。

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Deception 2: Leave No Trace

Leave No Trace (••)


The Promethean learns a number of subtle effects which combine to eliminate signs of his passage. His step becomes so light that he can move without leaving footprints. His skin is covered with a dull clear coating that prevents him from leaving biological traces that a forensics expert might discover and exploit (fingerprints, hair, body oils, etc.). This Transmutation does not prevent him from bleeding if injured, but short of such traumatic circumstances the Promethean is unlikely to leave behind evidence of his presence.

微妙な効果の組み合わせで、術者が通過した痕跡を完璧に消し去る。まず、足取りが非常に軽くなり、歩いた後に足跡が全く残らない。また肌は光を反射しない透明な被膜で包まれ、法医学的証拠(指紋、毛髪、皮脂など)を落とすのを防ぐ。負傷時の出血までは止められないが、血痕を残すような状況でないかぎり、術者がそこにいたという証拠はまず残らないだろう。

ここで気になるのはプロメシアンの血液や体組織。彼らは Azoth の幻影によって人間の形を装っている。血や毛髪があるにしても、それは素材となった死人のものだ。そういうものが鑑識に拾われてしまった場合、法医学的にはどう見えるのだろう。髪の毛が数百年前のものと判明したり、血液が死人にしかありえない成分構成だったり、しないのだろうか。

W:tF では、そういうものは本人から分離したらすぐ、ごく普通のモータルと同じになってしまうので問題ないのだが、プロメシアンも例によって Azoth パワーでなんとかなってしまうのかも。

Promethean: The Created Preview and Lexicon, 2006/06/28

用語集: Azothic radiance

Azothic radiance: The invisible aura that spreads out from a Promethean. The higher his Azoth is, the wider the aura spreads. A Promethean's Azothic radiance awakens Pandorans from Dormancy.

アゾート放射:プロメシアンから放射される不可視のオーラ。アゾート値が高いほど放射範囲も広くなる。パンドランはプロメシアンのアゾート放射に反応して休眠から目覚める。

Disquiet と定義がそっくりなのだが、システムも共通しているのかどうかはまだ不明。

Promethean: The Created Preview and Lexicon, 2006/06/27

Deception 2: Incognito

Incognito (••)
無変哲

With this Transmutation, the Promethean fades into a crowd, becoming an unremarkable person. He doesn't actually change his physical form at all, but adapts his body language to perfectly reflect the crowd around him. The Created cannot take dramatic actions, though, and must strive to "fit in" by behaving as others would expect — if he's on the subway, he hides behind a newspaper or pretends to ignore the world outside of his iPod headphones, etc. He still triggers Disquiet by his presence, but onlookers don't necessarily associate it with him.

この変成を使うと、術者は人ごみにまぎれ、どこにでもいるような目立たない人物になる。この効果は実際の姿形を変えるのではなく、立ち居振る舞いを周囲の人々と完璧に同調させることで実現する。従ってあまり大胆な行動はできず、なるべく不審がられないように周りに合わせる努力をしなければならない——地下鉄にいるなら、新聞を広げて顔を隠したり、iPodのヘッドホンを着けて音楽に聴き入っているふりをしたり、といった具合だ。術者の存在によって不穏効果が発生することには変わりないが、人々はそれが術者のせいだと気づかない可能性がある。

Color of Man と組み合わせて相乗効果を狙えそうだ。Azoth の力というより術者の機転がものをいう気がしなくもないが、そこは Azoth のおかげで瞬時に空気が読めたりするのだろう。

Promethean: The Created Preview and Lexicon, 2006/06/27

用語集: Flux

Flux: The dark, uncontrollable, unnatural aspect of the Divine Fire — one of the reasons its possession is often a curse rather than a boon. Although the Fire can transform, it can also destroy. Flux is associated with alchemical dissolution and disintegration.

フラックス:〈神の火〉の、謎に満ち、制御不能で、反自然的な相——このせいもあって神の火を体内に宿すプロメシアンは恩恵より災厄をこうむるほうが多い。神の火はものごとを変えもするが、破壊もするのだ。フラックスは錬金術における融解と分解に対応する。

てっきりパイロスとは別物と思っていたが、どうやら本質的に同じものの裏返し的な存在らしい。dissolution と disintegration はこれでいいのかいまいち不安。錬金術操作には他に「溶融」だの「腐敗」だのがあって、「溶解」「分離」との違いが調べ切れていないので……

Promethean: The Created Preview and Lexicon, 2006/06/28


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Lineage: Tammuz (2) Progenitor

火曜日の更新は Tammuz の Progenitor について。5つの Lineage 中「最も矛盾に満ちて漠然とした」物語なのだそうで、たしかに読んでも関連が見えてこないどころかますます混乱してくる。鮎方氏の示唆どおり『金枝篇』を読み直すか。

The story that's most often told about the Golem concerns a rabbi in Prague named Loew Belalei, who built a man out of clay, back in the 15th century. There are many variations of the tale. One says how he gave it life by writing one of the names of God on a slip of paper and placing it under the Golem's tongue, and bade it awake by inscribing the word Emet (Hebrew for "truth") on its forehead. Each night, he erased the first letter of Emet, so that it read Met ("death"), and the Golem would sleep. Rabbi Loew retained complete mastery over the clay man's will until the night he forgot to make the Golem sleep. The creature then became aware. It raged through the streets of Prague, setting fires and causing havoc. The Rabbi found the creature and removed the name of God from its mouth. He buried it under the synagogue, and there it still remains. But the legend says that the Golem awakes every 30 years and stalks the streets.

Students of folklore and the Tammuz alike know that Loew was not the first to own a Golem. The Tammuz say that he had not made it, either, but that hundreds of years before, the Rabbis had learned of the existence of their Promethean Lineage.

ゴーレムにまつわる物語でもっとも人口に膾炙しているのは、プラハの律法博士レーウ・ベラレイが15世紀に作った粘土人形の話だろう。これには多くのバリエーションがある。一つをひもとくと、レーウは神の名のひとつを書き込んだ紙片を舌の裏に貼ることで命を吹きこみ、額に Emet(ヘブライ語で「真実」)と書くことで目覚めさせた。夜になると Emet の頭の一文字を消す。すると額の言葉は Met(「死」)となって、ゴーレムは眠りにつくのだった。レーウ博士はこの粘土人形を意のままに操ったが、ある晩、眠らせるのを忘れてしまった。すると人形に自我が芽生えた。人形はプラハの通りを暴れ回り、建物に火を放ったり打ち壊したりした。そこでラビが駆けつけて、人形の口から神の名を記した紙片を取り除いた。木偶人形に戻ったゴーレムはシナゴーグの地下に埋められ、そのまま現在に至る。だが伝説によれば、ゴーレムは30年ごとに目覚めて街を徘徊するともいう。

伝承研究者もタンムズも、ゴーレムを所有したのはレーウが最初ではないと知っている。タンムズはさらに、そもそもレーウはゴーレムを自分で創ったのではない、とも言う。レーウの何百年も前から、ラビたちはユダヤのプロメシアン系族の存在を知っていたのである。

Progenitor の話と言っておいて肝心の始祖が出てこないとか、タンムズはどこで絡んでくるのかとか、あいかわらずツッコミどころ満載だが、フォーラムに公式筋が寄せたコメントによれば、これは話の一部にすぎないという。つまり、ここに載っていないところでタンムズとゴーレムの関係が明らかにされているのだろう。そう思いたい。

なお Loew Belalei の表記は、Loew はともかく Belalei の例が見つからなかったのでだいぶ適当である。澁澤龍彦『黒魔術の手帖』ではユダ・ロエヴ・ベン・ベザレルと呼ばれているが、これは明らかに異綴りだろう。どなたか Belalei のカナ表記が載っている日本語文献をご存じであればお教え願いたい。


Promethean: The Created Preview and Lexicon, 2006/06/27

Lineage: Tammuz (1)

Tammuz SymbolTammuz: A Promethean Lineage. Brutes reborn in the womb of the earth and stricken with an excess of melancholic humour. Their Progenitor was a Babylonian Golem.

タンムズ:プロメシアンの系族の一つ。別名、土偶。大地の子宮の中で生をうけ、フモールのうち黒胆汁質の過多に悩まされる。始祖はバビロニアのゴーレム。
Golem: See Tammuz.

ゴーレム:タンムズを見よ。

いろいろ調べてみたがタンムズとゴーレムの接点が見あたらず。だいいちタンムズはバビロニア神話でゴーレムはユダヤ神話ではなかったか。タンムズからして、死と蘇生を経験したらしき記述はあるが、体をばらばらにされたというようなくだりは見つからない。WWのオリジナル設定なのだろうか?

黒胆汁質は、たぶんメランコリーというカタカナ語のほうが有名だろう。ゴーレムは憂鬱な生き物であるらしい。誕生の経緯を見ても鬱々とした気分になってくる。

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Deception 1: Color of Man

Color of Man (•)
人間の色

This power shares similarities with the "Chameleon Skin" Transmutation, except it helps the Promethean hide against the human background. The Created may alter the color of her skin, hair and eyes to anything found within the human species. These changes are merely a matter of pigment, but prejudices, racism and superficial stereotypes can be powerful forces of misdirection.

変成〔カメレオンの皮〕と似ているが、この能力は人ごみに紛れこむのを容易にする。術者の皮膚、毛髪、目の色を、人類に見いだしうる範囲で、任意の色に変化する。単に色素をいじるだけだが、人種の偏見や差別やステレオタイプを利用して追及をそらすには非常に役に立つ。

Chamereon Skin と同じく1ドット能力である。W:tF の Gift のように個別に習得していく必要があるのか、M:tAw の Spell のように条件を満たしていれば自動的に使えるようになるのかはまだわからない。

術者が恣意的に色を選べるのなら、たしかに便利そうな能力だ。相手と同じ人種に化けて第一印象を良くしたり、尾行をまいたり(眼鏡をかけたり服装を変えたりぐらいは人間でもやるが、白人が黒人に化けるとは超常種族でもふつう考えるまい)、使い道がいろいろ考えられる。もっとも、顔の造りそのものまでは変えられないから、失敗するとガングロとかヤマンバとかマイ○ル・○ャクソンができてしまうわけだが……

Promethean: The Created Preview and Lexicon, 2006/06/26

Deception 1: Chameleon Skin

Deception Transmutations are physical and supernatural changes which confuse or evade opponents — they're not tricks of the mind. Mimics seek to understand the human condition, and they preach that nothing helps that effort more than passing as humans and living amongst them. Any Promethean may take up study of these Transmutations, but the sleights of Deception come most easily to the Mimics due to their affinity for the Refinement of Gold.

デセプションは肉体を変貌させて人目をあざむいたり逃れたりする変成である——幻覚を見せる技ではない。人間のなんたるかを知るには、人間になりすまして一緒に暮らしてみるのが一番、と〈模倣者〉たちは主張する。デセプションはプロメシアンなら誰でも習得できるが、金の精錬に通じる点が多いため、〈模倣者〉にはとりわけこつが飲み込みやすい。

というわけで、Aurum の Refinement Transmutation の片割れ、 Deception の実データが公開された。対象の知覚を操作するのではなく、そのとおりの実体に変わってしまう点が V:tR の Obfuscate と対照的。

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Transmutation と Refinement

金曜の更新では、TransmutationRefinement の関係を整理してくれている。

Prometheans can learn to perform amazing supernatural acts, from dissolving metals with acid secreted from their skin to shooting electricity from their hands to causing earthquakes by stomping the ground. These powers are called Transmutations.

プロメシアンは修行次第で様々な驚くべき超能力を使えるようになる。皮膚から酸を分泌して金属を溶かしたり、手から電撃を放ったり、足踏みするだけで地震を起こしたり。こうした能力を「変成」と呼ぶ。

実際には、こうした力はプロメシアンの心身を錬金術的に変化させた結果可能になるもので、その変化自体も Transmutation と呼ぶようだ。

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Refinement (5) Stannum

StannumsymbolStannum: The Refinement of Tin, or Torment. Practitioners are called Furies.

スタンヌム:別名、錫の精錬。呵責の精錬とも。実践者はフューリーと呼ばれる。

結局、錬金術の代表的な金属のうち、鉛と銀が欠けたわけだ。もっとも鉛は、プロメシアンの人生を指す Saturnine Night という表現の中に暗喩として登場する(V:tR の Requiem に相当)。鉛とはプロメシアンの
現在をあらわす、と考えれば、五大精錬に含まれないのも一理あるかもしれない。Minor Refinement として後々登場する可能性もある。

Torment とは、デモセッションからの情報によれば、Pyros のように特性値のひとつでもあって、一定値を超えるとキャラクターが暴走してしまうらしい。Wraith: The Oblivion の Angst や Exalted の Limit Break に似たシステムのようだ。

ではそもそも Torment とは何なのか。今回の更新では少しだけ明かされている。

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用語集: Disquiet

Disquiet:An invisible aura emitted by the Promethean that is deleterious to humans, animals and even the land itself. It is the chief cause of a Promethean's estrangement from mortals.

不穏:プロメシアンが放射する不可視のオーラ。人間や動物だけでなく周辺の土地全体に害を及ぼす。プロメシアンが人間と疎遠になる主な原因。

Promethean: The Created Preview and Lexicon, 2006/06/23

用語集: Pandoran

Pandoran:A creature animated by Pyros, but which has no Azoth of its own. Pandorans are the spawn of Flux.

パンドラン:パイロスによってかりそめの命を得るが、自前のアゾートを持たない生物。フラックスの産物である。

ふだんはガーゴイルのように器物のふりをしているが、プロメシアンが近づくと反応して動きだし、そのアゾートを喰らおうとするのだとか。ちなみに、フラックスというのはパイロスと正反対の性質をもつ、破壊の炎らしい。

Promethean: The Created Preview and Lexicon, 2006/06/21

用語集: The Redeemed

Redeemed, the: Prometheans who have become mortal. Most retain no memory of their Promethean lives.

贖罪者:人間になったプロメシアン。ほとんどの場合、プロメシアンであったときの記憶を失っている。

Promethean: The Created Preview and Lexicon, 2006/06/20

Lineage: Osiris (2) Progenitor

The story of Isis and Osiris has been told and retold for nearly 4,000 years. It tells how Osiris, the just king of Egypt, was drowned in the Nile and dismembered by his treacherous brother Seth, who wanted the kingdom for himself. Seth scattered the parts of Osiris' body across Egypt. Fortunately, Osiris' sister-wife Isis, whose beauty might have been part of the reason for Seth's jealousy, was a skilled magician. She recovered all but one of the fragments of her brother-husband's body, missing only his genitalia. She removed his viscera, bound his body with bandages and embalmed him with oil, at which point, he returned to life. Although lacking his genitalia, Osiris still somehow fathered a son, Horus, who would one day defeat Seth in single combat.

In time, Osiris' return from the dead would lead to him becoming divine, one of the lords of the Egyptian afterlife.

オシリスとイシスの物語はおよそ四千年もの昔から繰り返し語られてきた。それによると、オシリスはエジプトの正当な王だったが、王位簒奪を狙う裏切り者の弟セトによってナイル川で溺死させられた。セトはオシリスの遺体をばらばらに切り刻み、エジプト中にばらまいた。幸運にも、オシリスの妹にして妻であるイシスは——その美貌に横恋慕してセトは謀反を起こしたのかもしれない——魔術の達人だった。彼女は兄にして夫の遺体を、男根以外すべて見つけ出した。そして内臓を取り除き、包帯を幾重にも巻いて香油に浸すと、オシリスは息を吹き返した。男根は欠けたままだったが、どのようにしてかオシリスは息子ホルスをもうけた。このホルスが後に、一騎打ちでセトを倒すことになる。

やがて、オシリスは死から蘇ったことから神聖視されるようになり、エジプト神話で死後の世界を司る支配者の一人となった。

Promethean: The Created Preview and Lexicon, 2006/06/20

Lineage: Osiris (3) Disfigurement

Disfigurement: An Osiris' disfigurement makes her skin become sunken and dry, like the skin of a corpse. Lips tighten and shrink back from a mouth full of yellow-brown teeth set in a skull's rictus grin. Muscles and fat appear to atrophy, too, sometimes giving the Nepri the appearance of a skeletal carcass. The skin might develop holes where it's rotted away, or it might appear leathery and desiccated. Depending on whether the body was embalmed or not, the Nepri's skin could take on a bluish or greenish cast, or it might instead appear dark brown like an Egyptian mummy.

The missing part of the Nepri can be visible if it's a part that would normally be visible yet isn't normally visible when the Promethean appears human. Likewise, a Nepri whose chest is uncovered when his secret becomes apparent can be seen to have roughly-stitched rents, where his internal organs were taken out and replaced.

Strangely, the smell of an Osiris, although certainly musty, is not the smell of decay. It's the smell of citron, and of dried roses.

異形:肌は乾いて萎び、死体のようになる。唇はまくれあがって黄ばんだ歯並びが露出し、髑髏さながらの形相を見せる。肉はそげ落ちて骸骨の上に皮を貼り付けたようだ。皮膚は朽ちて襤褸同然だったり、干からびたなめし革のようだったりする。その色は創造時に防腐処置を施されたかどうかで、青味や緑味を帯びていたり、エジプトのミイラのごとく暗褐色だったりする。

身体の欠損部位は、ふだんなら特に隠さずとも何も欠けていないように見えるが、正体を見せるとはっきりわかってしまう。そのとき胸を露わにしていれば、粗い縫合痕が浮かびあがるだろう。これは創造時に内臓を抜いたり詰め物を入れたりした跡なのだ。

体は黴臭くはあるが、不思議と腐臭はしない。むしろシトロンと枯れた薔薇の香りがする。

いわゆるミイラ系なのである。いくらローズや柑橘系の匂いがするといっても、肌がボロ雑巾だったり干物状態だったりする連中に寄ってこられるのはごめんこうむる。

それより気になるのは欠損部位だ。いちおう、普段は欠けていないように見えるようだが、機能はどうなのだろう。小指や耳ならともかく、始祖オシリスのように股間の陽根が無い場合はどうだ。彼はそれでもイシスに息子を産ませているが、いったいどうやったものなのか。

Bestowment: Revivification

天性:蘇生

デモセッションでの情報によれば、これは死亡したプロメシアンを復活させる能力。代償として Willpower 1ドットを失うようだ。

Promethean: The Created Preview and Lexicon, 2006/06/21

Lineage: Osiris (1)

NeprisymbolOsiris: A Promethean Lineage. Descendents of their Egyptian Progenitor, Osiris, who was dismembered and remade by Isis by the banks of the Nile, Osirans come to new life amidst water, with an excess of phlegmatic humour.

Nepri: See Osiris.

オシリス:プロメシアンの一系族始祖はエジプトのオシリス。殺害後ばらばらにされたが、イシスによってナイル河畔で造り直された。この系族に属するプロメシアンをオシラン(Osiran)といい、水の懐中で生をうけ、フモールの粘液質に悩まされる。

ネプリ:オシリスを見よ。

粘液質とは四体液説による性格分類のひとつで、冷静で感情の変化や活気に乏しいが、辛抱強く勤勉とされる。まあ、粘液が多いんだから性格も粘っこくなるわけだ。

"was dismembered and remade by Isis" の訳は、今回はエジプト神話の一般的な解釈に従ったが、「イシスによってばらばらにされ造り直された」とも読める。ことによると P:tC のイシスは手ずから夫の遺体を切り刻んだのかもしれない。おお、なんと恐ろしい。

ちなみに、Nepri はエジプト神話の穀物の神で、織物の女神 Tait の夫。オシリスとは非常に縁が深く、ネプリ=オシリスとひと絡げにされることもあるようだ。Osiris Lineage のニックネームに採用されたのもその所以だろう。

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Refinement (4) Mercurius

Mercurius SymbolMercurius: The Refinement of Quicksilver, or Pyros. Practitioners are called Ophidians or Serpents.

メルクリウス:別名、水銀の精錬。パイロスの精錬とも。実践者はオフィディアン、または蛇と呼ばれる。
Ophidians: See Mercurius.

オフィディアン:メルクリウスを見よ。

詳しい説明を見てみよう。

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Refinement (3) Ferrum

FerrumsymbolFerrum: The Refinement of Iron, or the Corpus (body). Practitioners are called Titans.

フェルム:別名、鉄の精錬。コルプス(肉体)の精錬とも。実践者はタイタンと呼ばれる。

第三の Refinement は肉体派。WoD ではどのゲームでもこういう体育会系の連中が出てくる。

詳しい説明のほうを見てみよう。

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Lineage: Galatea (3) bestowment

本日は bestowment の本格的な解説。例として登場するのはガラテアの bestowment。

Mesmerizing Appearance
蠱惑の美貌

Cost: None or 1 Pyros
Action: Reflexive
コスト:なし、または1パイロス
アクション:反応

The Promethean benefits from the 9-again rule on any Social roll that might be affected by his profound beauty (seduction, socializing, gossiping, convincing someone to like him, etc.). In addition, if he fails a roll, he can spend one Pyros to re-roll. (These re-rolled dice do not gain the 9-again benefit, although 10s may be re-rolled as usual.)

この天性を持つプロメシアンは、自分の並はずれた美貌が影響を及ぼす可能性がある社会判定において「9の振り直し」ルールを適用する。例えその判定に失敗したとしても、1パイロスを消費すれば判定をやり直せる(やり直した場合は9の振り直しの恩恵を受けられないが、通常通り10が出れば振り直しできる)。

判定のやり直しを認めるルールは、これまで WoD にあまり無かったように思う。9 again だと理屈の上では振り直しが発生する確率が通常の2倍になるのだが、それでも出ない時は出ないもので、「ここはどうしても失敗できない」という場合にはうれしいルールになりそうだ。

未公認情報だが Frankenstein Lineage の bestowment「Unholy Strength」は、戦闘以外の Strength 判定を 9 again にするという。もしかしたらこの Mesmerizing Appearance とほぼ同じシステムかもしれない。

さて用語集でもちらりと言及されていたが、bestowment は系族の生得能力ではあるけれど、他の系族が後天的に身につけることもできる。

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用語集: Bestowment

Bestowment: A power bestowed by a Promethean’s Lineage. (Bestowments can also be purchased as Transmutations.)

天性:プロメシアンがもつ、系族固有の能力(〈変成〉の一能力として、後天的に習得することもできる)。

キャラクタークラスを選ぶとそれに応じた基本能力がもらえるのは W:tF の auspice と似ているが、他クラスの能力も習得可能とは、さすが変化の力を体内に飼っている種族という感じで面白い。

Promethean: The Created Preview and Lexicon, 2006/06/14

Lineage: Galatea (2)

Disfigurement: In the brief moments when their Promethean nature becomes visible, Muses appear artificial, like mannequins or statues. Their skin reflects light like marble, plastic or clouded glass. Hair adopts the look of a wig. White skin might become dead, pure white, or it might take on the color of bone. Brown skin might become jet-black or dark gray, adopting the apparent texture of polished ebony or jet. Their eyes look glassy and dead like the eyes of a doll.

The Divine Breath that animates them becomes apparent, too. Clouds of it become visible as the Promethean moves, not unlike the little clouds mortals breathe out in cold weather, though it’s visible no matter what the ambient temperature is.

異形:ミューズがプロメシアンの本性を垣間見せると、外見が急に作り物めいて、マネキンか彫像のように見える。皮膚は大理石やプラスチックや曇りガラスのような光沢を帯びる。頭髪はまるでカツラのようだ。白い肌は死体や陶器や骨のような色に変わる。褐色の肌は漆黒や暗灰色に変わり、黒檀やジェットのような質感を帯びる。眼は人形の眼のようにガラス玉めいて生気を失う。

また同時に、ミューズに生命を与えている〈神の息吹〉も可視状態になる。ミューズが動くにつれて雲のようにわきたつ様は、人間が寒い日に吐く息が曇るのにも似ていなくはないが、〈神の息吹〉は気温に関係なく現れる。

神の息吹/The Divine Breath とは昨日の更新
に出た Breath of Life のことだろう。火の元素に対応するフランケンが放電アークをばちばち言わせたりするので、風の元素も何か視覚効果がないとまずいというわけか。それにしてもガラテアというのはまるでドライアイス要らずの人間スモークマシンみたいな人々である。いや人間じゃないけど。

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用語集: The Great Work, Magnum Opus

Great Work, the: The alchemical operation of transforming the Promethean into a mortal. Its stages and procedures are the milestones of the Pilgrimage, guided by the discipline of the Refinements.

大いなる作業:プロメシアンを人間に変成する錬金術的作業。その工程と進捗状況を示すのが〈巡礼〉の里程標であり、手法を示すのが〈精錬〉である。
Magnum Opus: See Great Work.

マグヌム・オプス:「大いなる作業」を見よ。

milestone は「里程標」と訳したが、「マイルストーン」のほうが通りがいい気もしてきた。ともかく人間になるための努力目標のように見えるが、他人から盗むこともできるというのが不可解だ。milestoneは物理的な実体なのか? それとも V:tR の Diablerie のように、同族を喰い殺して知識や技術を盗む手段があるのか?

Promethean: The Created Preview and Lexicon, 2006/06/13

Lineage: Galatea

Muses Symbol Galatea: A Promethean Lineage. Beautiful creatures made from the most perfect body parts from one or more corpses, Galateids are enlivened by the Breath of Life and animated with an excess of sanguine humour. Their Progenitor was Galatea, the woman created by Pygmalion.

Muse: See Galatea.

ガラテア:プロメシアンの一系族。一体または複数体の屍から選りすぐった完璧な体部品で作る美しい生物。この系族に属するプロメシアンをガラテイド(Galateid)と呼び、生命の息吹によって生をうけ、フモールの多血質に悩まされる。始祖はガラテア(ピュグマリオンが創造した女性)。

Breath of Life がよくわからないが、多血質は四大元素の風と対応しているので、フランケンシュタインが雷(火)によって生を受けたとすればガラテアは風、という意味合いなのだろう。ちなみに多血質の人間は陽気で活発、快活だという。

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Refinement と賢者の石

Promethean プレビューの第18回と19回で、Refinement とは何かが解説された。腐敗だの土星だのと一見脈絡のない言葉が登場するのは錬金術思想と深い関わりがあるようだ。もっとも ディベロッパー自身

このゲームは全体的に、雰囲気や用語や背後にある思想を錬金術風にしてあるんだ。プロメシアンは自分の体そのものを錬金術的過程を通じて完全な状態に昇華させるべき対象ととらえている。—— ビル・ブリッジズ、Promethean Podcast にて

と言っているから当然ではあるが。

そういうわけで、自分へのメモを兼ねて、錬金術の見地から Refinement の解説(の解説)を試みる。

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Refinement (2): Cuprum

Cuprum Symbol Cuprum: The Refinement of Copper, or the Self. Practitioners are called Pariahs or Eremites.

クプルム:別名、銅の精錬。自己の精錬とも。実践者は「野人」「隠者」と呼ばれる。

2つ目の Refinement。Matt McFarland がプレビュー開始直前のインタビューで言及していた Pariah とは、この Refinement のことらしい。

もう少し突っ込んだ定義のほうも見てみよう。

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Refinement, Aurum

Refinement: A Great Work. One of many known practices adopted by Prometheans as a means of mastering the Inner Fire, lest it master them instead.

精錬:大いなる作業の一つ。プロメシアンが体内のパイロスを制御するための訓練法。様々な種類がある。
Aurum SymbolAurum: The Refinement of Gold, or Mortality. Practitioners are called Mimics or Adamists.

アウルム:別名、金の精錬。人の精錬とも。これを実践するプロメシアンは「模倣者」「アダム主義者」と呼ばれる。

というわけで Linage の分析はいったんお休み。Refinement 紹介に入った。この定義だけだと P:tC の主題「人間になる」とはあまり関係ないように見えるが、実際はもう少し奥が深い。

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demiurge, Progenitor

demiurge: A mortal who wields the Azoth to create a Promethean. The result of a demiurge's act of creation is a Progenitor, the prototype Promethean of a Lineage. Any Prometheans the Progenitor then creates inherit his Lineage. Demiurges are rare. There have been only a handful throughout history, and the last confirmed demiurge was Dr. Victor Frankenstein.

デミウルゴス:アゾートを用いてプロメシアンを創造した人間。デミウルゴスの創造行為の産物が「始祖」——系族のプロトタイプ・プロメシアンである。以後始祖が創造したプロメシアンはすべて始祖と同じ系族特性を受け継ぐ。デミウルゴスは大変まれな存在で、歴史を通じても片手で数えられるほど。ヴィクトル・フランケンシュタイン博士以後、新たなデミウルゴスの出現は確認されていない。
Progenitor: The first Promethean of a Lineage. Frankenstein’s monster was the Progenitor of the Frankenstein Lineage.

始祖:系族最初のプロメシアン。フランケンシュタインの怪物はフランケンシュタイン系族の始祖。

a handful は5人と言い切ってもよさそう。プロメシアン人口は全世界で100体程度というから、あんまり「多産」な種族ではないようだ。

実例としてフランケンシュタインの Progenitor が紹介されている。

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Lineage: Frankenstain (2) Disfigurement

disfigurements: Underneath the illusion of normality provided by the Azoth, a Promethean's true visage is terrible to look upon. He might be scarred and stitched or appear to be made of clay, depending on his Lineage. A Promethean's disfigurements become briefly visible to mortals when the Promethean spends Pyros points or uses electrical current to heal wounds..

異形:アゾートから生じる平凡な見せかけに隠された、見るも恐ろしいプロメシアンの本来の姿。全身が傷跡と縫い目だらけだったり、粘土でできているように見えたりと、系族によって特徴がある。プロメシアンがパイロス・ポイントを消費したり、電流を吸収して負傷を治癒するとき、一時的に幻影が薄れて異形が人間の目にも見えるようになる。

姿形が実際に変わるのではなく、見る人のほうがそういう姿だと思いこんでしまうあたり、チェンジリングを思いだす。

実例としてフランケンシュタインの Disfigurement が紹介されている。

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Lineage, Frankenstein

Lineage: A type of Promethean, determined by the Lineage of the Promethean's creator (who is himself a Promethean). The popular conception of a Promethean being created by a mortal refers to a demiurge.

系族:プロメシアンの型。本人の創造者(これまたプロメシアンである)が属する系族によって決まる。一般に、系族最初のプロメシアンは人間が創造したと信じられており、この人間をデミウルゴスと呼ぶ。
WretchedsymbolFrankenstein: A Promethean Lineage. Shambling creatures whose limbs and organs were culled from multiple bodies. They were given life by the element of fire in the form of lightning, and they suffer from an excess of choleric humour. Their Progenitor was Dr. Victor Frankenstein's famous monster.

フランケンシュタイン:プロメシアンの系族のひとつ。別々の死体から切り取った手足や臓器を継ぎ合わせた体でのし歩く怪物。稲妻の形をとった火の元素によって生をうけ、フモールのうち黄胆汁の過多に悩まされる。始祖はヴィクトル・フランケンシュタイン博士の名高い怪物。

フモール(humor)とは金曜に述べたように、アゾートから生成分泌される液状のパイロス、プロメシアンの体液と推測される。

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Transmutation: Vitality

Vitality: A class of Transmutations. The channeling of Azoth and the bodily humours to achieve amazing feats of strength, from leaping vast distances to creating earthquakes with a stomp.

バイタリティ:〈変成〉の一種。アゾートが体内にフモールを分泌する働きを制御して、超人的な力業を可能にする。人間離れした跳躍力を発揮したり、足を踏み鳴らすだけで地震を起こしたりできる。

筋力を増幅するあたり、デモセッションレポートで Might と呼ばれていた能力だろうか。

新たに Humours というキーワードが登場したが、パイロスの解説に

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Transmutation: Sensorium

Sensorium: A class of Transmutations. Superhuman powers of sensation, from the perception of auras to clairvoyant observations of distant places and people.

センソリウム:〈変成〉の一種。超人的な知覚力をもたらし、オーラを読んだり、離れた場所や人を透視したりできる。

先日のプレイレポートに出た「パイロスの流れを読みとる」能力というのは、おそらくこの Sensorium のパワーの一つだろう。

本日の「アート紹介」は、P:tC 発売記念限定Tシャツ。結構凄い紫色で、背中にはでっかいツギハギ髑髏の Promethean ロゴ、胸には「It's Alive」の文字が。

これまでの WoD ゲームTシャツと異なり Web では販売されないらしく、しかも小売店に出荷される P:tC 各種製品一式につき1枚しか入っていないとのこと。つまり日本のショップだとどこも1枚しか入荷しない公算が大きいわけで。

まあ、日本で争奪戦が生じるほどの事態になるかは……この、えー、大胆なデザインを考えますと……ごにょごにょ。

White Wolf Online, 2006/06/01

Transmutation: Metamorphosis

Metamorphosis: A class of Transmutations. The transformation of the body into new shapes, from sprouting claws or fangs to creating a homunculus.

メタモルフォシス:〈変成〉の一種。身体を変形させ、鉤爪や牙を生やしたり、ホムンクルスを作ったりする。

ホムンクルスを作れるとはなんともそそられる力だ。ちなみに、月曜の Bill Bridges インタビューによれば他にも

You can stretch, so if you’re like, been locked in prison you can stretch your arm across, out the bars and get the keys on the wall, and those sorts of simple things. Up to even just turning into gigantic monsterous mounds of flesh.

手足を自在に伸ばせるので、例えば牢に監禁されたとき、鉄格子の隙間から腕を伸ばして壁から鍵束を取れる。これぐらいはまだ序の口だ。上達すれば、巨大な怪物じみた肉の山にだって変身できる。—— Bill Bridges, at Promethean Podcast 2006/05/29

プロメシアンと妖怪人間ベムの類似は(日本では)よく指摘されているが、これで怪物くんも夢ではなくなった。

本日もP:tCのイラスト公開。怪しげな実験器具がひしめく薄暗い部屋に、筋骨隆々の男が覆いを掛けられた女を抱えて立っている。やはりフランケンシュタインが元ネタのゲームならこう来なくては。

White Wolf Online, 2006/05/31

Transmutation: Mesmerism

Mesmerism: A class of Transmutations. The character uses his own Disquieting aura to affect the minds of others, from entrancing them like a cobra to creating a false identity in someone.

メスメリズム:〈変成〉の一種。自分のオーラが持つ不穏効果を利用して他人の精神に干渉する。コブラのように見つめた相手を催眠にかけたり、さも旧知の人物であるかのように思いこませたりできる。

まあゲームなので特殊能力は多彩なほうが面白いと言えば面白いのですが、Pyros と Disquiet が揃えばなんでもありの世界になってきました。

ちなみにこの日はインタビューがお休み。代わりに『Promethian: the Created』の挿絵が1枚公開されています。銅版画風でなかなか良い感じ。

White Wolf Online, 2006/05/30

Promethian Spoiler! Spoiler!

先週末に Promethian: The Created のデモセッションが行われ、参加者が公式フォーラムに体験レポートを投稿している。システムや設定がかなり細部まで明らかになり、いよいよ P:tC の全貌が見えてきた。

【以下はセッション参加者の報告をProfessorがまとめた抄訳です。報告者の記憶違い、訳者の誤解、STの臨時裁定、未確定事項などが含まれる可能性があります。】

プロメシアンの誕生と生態

  • プロメシアンは、その Lineage により固有の方法で創造される。基本的には単一の死体または複数の死体を組み合わせて作った肉体に生命を吹き込むのだが、肉体のベースとなった人物の記憶はふつう残っていない。
  • Residual Memory Merit(2ドット)を持っていると、あらかじめ指定した Skill 2つを用いる判定にかぎり、1ストーリーにつき追加ダイスプールが4個与えられる。これはストーリー中いつでもいくつでも使ってよいが、すべて使い切ると Derangement(堕落)判定を行わなければならない。
  • 通常、誕生したばかりのプロメシアンは、創造者から自分の性質について簡単なレクチャーを受ける。しかし何も説明されなくても、プロメシアンは自分には何か正しくないところ、欠けているところがあると本能的に感じ、それを非常に不快に思う。
  • プロメシアンは見かけは普通の人間そっくりである。睡眠、飲食、排泄、呼吸も人間と同様に行うし、怪我をすれば出血する。
  • 別の報告によれば、呼吸や心拍はあるが出血はしない、飲食は可能だが生命維持に不可欠かどうかは不明、また内臓を失ってもなんら支障なく食物を消化できた、とも。
  • プロメシアンは非常に数少ないが(全世界に100体程度しかいないらしい)、同類は見れば即座に判別できる。気が合えばthrong(スロング。coterie/pack/cabalのようなもの)を組んで共に旅をすることもある。
  • V:tRのゴルコンダやM:tAwのアセンションと異なり、プロメシアンの「人間になる」という目標は、達成可能であるだけでなく、比較的短い期間で実現する。Matt McFarland ディベロッパーによれば、ゲーム内時間でおよそ5年もあれば可能だという。

Lineage について

  • Lineage はそのプロメシアンが創造された目的や手法、つまり「出生」を表す。5種類あって、それぞれ最初の創造者や最初に創造されたプロメシアンの名前にちなんだ呼び名がついている。
  • それぞれに Lineage Bestowment という特典が設定されており、キャラクターは作成時に選択した Lineage に対応する bestowment の恩恵を受ける。
  • その他 Lineage によって決定されるのは、Pyros の回復条件、Tormentが限界を超えたときの行動、Pyros を過度に消費したときに現れる身体の異形など。
  • Frankensteins/フランケンシュタイン: メアリ・シェリーの小説がベース。
    • Bestowment: Unholy Strength - 戦闘以外での Strength 判定が 9 again。
    • Pyros 回復条件: むきだしの火、または電源のそばで眠る
    • Torment: 火に焼かれることで増加。限界値を超えると、誰か1人を自分のあらゆる苦難の原因と決めつけ、その人物の大切なものを一つ一つ奪っていこうとする。
    • Pyrosを使いすぎると、全身に縫い目や傷跡が浮かびあがる。
    • 最初の創造者はフランケンシュタイン博士らしい。イメージテキスト中に、メイジとおぼしき人物に対し Flankensteinのプロメシアンが「あの男に似ているから嫌いだ」と評する場面がある。
  • Galateans/ガラテアン: ピグマリオンが作った理想の女性ガラテアからか。完璧な人間を求めて作られたプロメシアンで、たいてい美しい。
    • Bestowment: 外見に関する? 判定が 9 again。
    • Pyros 回復条件: 人の肉声が聞こえるところで眠る(録音・放送ではダメ)
    • Torment: 限界値を超えると、死にものぐるいで人間の愛情を得ようとする。しばしば暴力や脅迫で自分を愛するよう強要することも。
    • Pyrosを使いすぎると、完璧すぎるゆえの非人間性が表に出てくる。人間というより彫像やマネキンや、整形手術のやりすぎのように見える。
  • Osirans?/オシラン?: おそらくエジプト神話のオシリスから。
    • Bestowment: 死亡したプロメシアンを蘇生する。首を切られたり、焼かれたり、バラバラにされたものはダメ。Willpower Dot 1点の犠牲が必要。また、必ずしも彼らに頼らなくても復活する方法はあるらしい。
    • Pyros 回復条件: 水の中で眠る
    • Torment: 限界値を超えると、冷酷で、無慈悲、無感情になる。
    • 身体に著しい欠損があり、Pyrosを使いすぎると特にそれが顕著に目立つ。手、足、指、男性器(笑)など。
  • Golems?/ゴーレム?: 正式名称不明。ユダヤ神話のゴーレムからか。
    • Bestowment: Unholy Stamina- 戦闘以外の Stamina 判定が 9 again。
    • Pyros 回復条件: 土の中で眠る
    • Torment: 限界値を超えるとバーサークし、周囲のものを手当たり次第に破壊する。
    • Pyrosを使いすぎると、顔や体に埃や泥や粘土がこびりついたように見える。
  • Shamans?/シャーマン?: 正式名称不明。プレビューで言及された「凶暴な精霊に八つ裂きにされた後、師匠にくっつけられたシャーマン」か。
    • Bestowment: 精霊や幽霊が見える。
    • Pyros 回復条件: Locus や Hallow など、霊的エネルギーの発生源の近くで眠る
    • Torment: 不明
    • Pyrosを使いすぎると、汗や血や涙などの体液が不気味な粘液になる。

Refinement について

  • Refinement は個々のプロメシアンがより人間に近づくために現在とっている方法論を表す。5種類あり、それぞれに錬金術の金属にちなんだ名称がついている。V:tR でいえば covenant、W:tF なら tribe、M:tAw の order に対応する分類だが、プロメシアンは同族社会を築けるほど数がないので思想による分類になっている。
  • キャラクターは作成時に Refinement を1つ選択する。これによって3系統目の Transmutation を無償で習得できる。デモセッションで用いられたプレロールドキャラクターには当初 Refinement が設定されておらず、担当プレイヤーがそのキャラクターをどうプレイしているか様子を見ながら ST が適切な Refinement を割り振っていった。
  • Refinement は意識的に選んで守るものというより、現在の考え方を反映するキーワードらしい。covenant/tribe/order のような拘束力はなく、キャラクターのものの見方が変われば Refinement も簡単に変化する。
  • Refinementの変更は、throngの手助けがあれば数日〜1週間で可能。
  • Ferrum/フェラム: Refinement の一つ。自分の魂が不完全なのは肉体が不完全であるからだと考え、肉体を完璧に鍛えあげることによって人間に近づこうとする。
  • Mercurim?/メルクリム?: Refinement の一つ。質問することで人間の本質を知ろうとする。
  • Aurum/アウルム: ディベロッパーインタビューで言及された。内容は不明。
  • 他にも銅の名前を持つ Refinement や、名称不明だが人間の回復力を分析する Refinement が存在するらしい。

Disquiet について

  • Disquiet とはプロメシアンにつきまとう「なんとなくおかしい」オーラ。そばにいる者は耐え難い違和感に悩まされる。人間にかぎらず動物、植物、建物にまで影響が及ぶ。
  • プロメシアンが同じ場所にとどまるとDisquietは累積的に悪化し、ついには動物に襲われたり、ブラックリストに載ったり、逮捕されたり、殺されたりする。人間は何だかんだと難癖をつけて追い出されてしまう。
  • そういうわけでDisquietの鬱憤が爆発しないうちに他の場所へ移動するのがプロメシアンの常套手段。
  • Disquietism を使えばある程度Disquietの効果を制御できる。

Transmutation について

  • 各系統とも1〜5ドット。Discipline や Arcana のように1ドットの能力から順番に習得していく。
  • キャラクターは作成時に3系統のTransmutationを習得できる。うち1系統はRefinement Transmutationでなければならない。
  • Electrification はTormentを消費して行使するらしい?
  • Deceptionには2系統の能力がある。1つは変装する力、もうひとつは自分の痕跡を消す力。
  • Disquietism 1, "Scapegoat" : 自分のDisquietの効果を他人に転嫁する。
  • Disquietism 1, "Sooth" : 対象1人が一時的にDisquiet効果を受けないようにする。
  • Deception 1: 皮膚や髪の色を変える。
  • Deception 2, "Color of Man": 違和感を与えない姿形に化けて集団に溶けこむ。
  • Deception 3: 自分の顔立ち、骨格、体型、性別を変える。
  • Might: Pyros1点を消費すると、シーン終了まで、筋力(Strength)がMightのドット数ぶん上昇する。V:tRのVigorのようなもの。
  • Ferrum専用?, Shoulders of Atlas: 1ターンの間、物を持ち上げる用途にかぎり、筋力を2倍に数える。Pyros1点消費。
  • Corporeum ? Metamorphosis: 牙と爪を生やす。Brawl技能で攻撃する際のダメージ修正+1。またダメージがLethalになる。
  • Archemicus, "Fist of Clay": 自分が殴った物体のDurabilityを低下させる。
  • 系統不明 Mesmerism?, "Mask of Medusa": 対象を怖がらせて追い払う?
  • 系統不明: どんな言語でも読める。
  • Alchemicum? : 無生物の組成を分析する。
  • 系統不明 Sensorium? : PyrosやFlux(反Pyros、破壊の力)の流れを感知する。

Azothについて

  • Azothは、Blood Potency/Primal Urge/Gnosisに対応する特性値。
  • 1〜10まであり、キャラクター作成時の初期値は1。
  • 1ターンに消費できるPyrosポイントの上限(Pyros per Turn)を決定する。
  • プロメシアンは死んでも、このAzothが1ドットでも残っているかぎり復活できる。

Pyros について

  • Pyros消費1点につき、任意の能力値/Attributeを1点、1ターンのあいだ上昇させられる。
  • Pyrosを1ターンに何点まで使えるかはAzothで決まる。作成時は1ターン1点まで。
  • 特定の場所で眠ると消耗したPyrosが回復する。どのような場所がよいかはLineageで決まる。
  • 使いすぎると外見から人間らしさが薄れ、Lineage固有の特徴が表れる。
  • Fluxという、Pyrosの正反対のエネルギーが存在する。Pyrosが創造の力であるのに対し、Fluxは破壊の力である。

Torment について

  • レイスの Angst やエグザルテッドの Limit Break のようなもの。ストレスを受けるとポイントが貯まっていき、限界値を超えると暴走状態になる

Humanity について

  • Humanity はMorality/Harmony/Wisdomに対応する特性値。罪の階梯は不明だが、人間のMoralityに準じると思われる。
  • Transmutation使用時にこれで判定を要求されることが多い。W:tFのHarmonyのような感じ。
  • じつは人間になる儀式の成功率にはあまり関係しない。プロメシアンは「人間になりたい」のであって、「いい人間になりたい」わけではないからだ。

人間になることについて

  • プロメシアンは人間になる旅の中で milestone を積み重ねていく。milestone とは人間の条件、人間を人間たらしめているものに関する悟りである。
  • プロメシアンのキャラクターは 新たな milestone に到達するごとにボーナス経験点を受け取る。この経験点は用途が限られているようだ。
  • milestoneは他のプロメシアンから盗むこともできる。どうやって「悟り」を盗むのかは不明だが、それほど珍しい話ではないようだ。もっともmilestoneを盗んで人間になった場合、復讐に燃えるプロメシアンを敵に回すという難点が……
  • プロメシアンが人間になるには、どこかの時点で新しいプロメシアンを創らねばならない。

キャラクター作成について

  • ヴァンパイアやメイジと異なり、作成時に能力値(Attribute)+1のボーナスは付かない。またワーウルフのようにSkill Specialtyが付くわけでもない。
  • Humanityの初期値は7。Pyrosの初期値はHumanityと同じ。Azothの初期値は1ドットだが、Meritポイントで上昇できる。

ダメージと回復について

  • プロメシアンは非常に打たれ強い。BashingやLethalダメージでHealth欄が埋まっても苦痛を感じない=負傷ペナルティを受けず、気絶判定もない。Aggravatedダメージで残りHealthが3点以下になるとようやく負傷ペナルティが発生する。
  • AggravatedダメージでHealth欄が埋まると死亡するが、そのうち生き返る。ただし首を切り落とされたり、体を焼かれたり、バラバラに刻まれた場合は不可。また失った手足は生き返っても生えてこない。記憶が欠落する場合もあるようだ。
  • プロメシアンはすべて、電気を吸収してHealthを回復する基本能力を備えている。アンペア数の高い電流ほど回復速度が速まるようだ。Aggravatedダメージも治るが、失った手足は生やせない。Corporeumを使って接合することはできた。
  • デモセッションではPCがわざと雷に打たれたり、電球のソケットに指を突っ込んで「充電」したりしていた。
  • Corporeum を使えば、負傷で下がったHealthを回復できる。5ドットでは、毎ターンHealth Levelを回復するというワーウルフ並みの再生能力を得られる。
  • デモセッションでは、PCの1人が走行中の車から高速道路に投げ出され、直後に車に轢かれたがわりと平気だった。

Pandranについて

  • プロメシアンが人間になるためにはもう一人プロメシアンを創らねばならないが、その創造に失敗するとパンドランという怪物ができてしまう。人間に近づこうという欲求もなく、そもそも知性はほとんどない。しかしプロメシアンの肉体とAzothを喰らって己の肉体に同化させることで、徐々に知能と力を身につけていく。W:tFのHostに似ている。

【更新続く】

Transmutation: Electrification

Electrification: A class of Transmutations. The control and generation of electrical current, from powering an electrical device with one’s own Pyros to throwing deadly bolts of lightning.

エレクトリフィケーション:〈変成〉の一種。電流を制御・発生する能力。自分のパイロスを電源にして機械を動かしたり、強烈な電撃を放ったりする。

さすがにラテン語読みではばかばかしいので今回は英語表記。それにしても体内に火力発電所を持っているとは便利な種族である。パイロス自体がエネルギー供給を必要とするのか、夢の無限機関なのかという謎は相変わらず残っているが。

本日のインタビューは執筆陣のひとり Howard Ingham。「P:tC 制作プロジェクトで、これまであなたが手がけた仕事と違うところは?」と訊かれた彼は……

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Transmutation: Disquietism

用語解説はひきつづき Transmutation の分類について、だが……。

Disquietism: A class of Transmutations. The manipulation of the character's own Disquieting aura, from driving animals into a rabid fury to quelling Disquiet entirely for a short while.

ディスクワイエティズム:〈変成〉の一種。自分のオーラが持つ不穏効果を制御して、動物を狂乱させたり一時的に〈不穏〉を抑制したりできる。

Disquiet のおかげで群衆に近寄るとリンチされかねないプロメシアンは都会で生きていけるのかと心配していたが、対策はあるようだ。それにしても語尾が -ism でラテン語風。やはり昨日の Deception だけ浮いている。何か意味があるのだろうか?

インタビューは火曜にも登場したライター Joseph Carriker。「P:tC はワールド・オブ・ダークネスに何をもたらすと思うか」の質問に答えて……

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Transmutation: Deception

用語解説はひきつづき Transmutation の分類について、だが……。

Deception: A class of Transmutations. Supernatural means of confusing or evading opponents, from changing one's skin color to altering one's facial features.

デセプション:〈変成〉の一種。皮膚の色や顔の特徴を変化させて、他人を攪乱したり目を欺いたりする。

…… Alchemicus, Corporeum と格調高くラテン語風に来たのに、なんでいきなり味も素っ気もない英語になるかな。

本日のインタビューは Rick Chillot。「P:tC はワールド・オブ・ダークネスに何をもたらすと思うか」の質問に、なかなか素敵な答えを返している。

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Transmutation: Corporeum

用語解説は昨日からひきつづき Transmutation の分類について。

Corporeum: A class of Transmutations. Control or transformation of the body’s physical functions, from the regeneration of wounded flesh to hardening the skin against damage.

コルポレウム:〈変成〉の一種。身体機能を制御・変化させ、傷ついた肉体を再生したり、皮膚を硬化させてダメージを軽減したりする。

Alchemicum, Corporeum とラテン語風の用語が続く。M:tAw はギリシャ語系のネーミングが多かったが、P:tC はラテン語系で統一されるのか? とはいえ Promethean や Pandran はあからさまにギリシャ神話由来なわけだが。

本日のインタビューは Joseph D. Carriker。P:tC の敵役種族、パンドランのデザインには苦労させられたという。

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Transmutation, Alchemicus

Conrad の結婚祝いなのか、本日の用語解説はいつもより多めに回しております、じゃなくて、載っております。

Transmutation: A Promethean or Pandoran power.

変成(トランスミューテーション):プロメシアンまたはパンドランの特殊能力。

Alchemicus: A class of Transmutations. The alteration or transformation of material substances, from mystically identifying them to molding their shape and function like clay.

アルケミクス:〈変成〉の一種。物体を変質・変形させる能力。特定の物質を感知したり、成形したり、粘土のように柔らかくしたりする。

Pandran については Inquest Magazine に掲載されたプロメシアン紹介記事で正体をうかがい知ることができる。

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Pyros

真打ち Divine Fire 登場。

Pyros: The Divine Fire. Prometheans generate fluid Pyros from their Azoth (their store of purified Pyros). Pyros is expended to power Transmutations.

パイロス:神の火(Divine Fire)。プロメシアンは自らのアゾート(体内に蓄えている純粋なパイロス)から液体状のパイロスを発生する。パイロスは〈変成〉を行うときエネルギー源として消費される。

特殊能力のエネルギー源となるあたり、V:tR の Vitae や W:tF の Essence に対応する特性値だと思われる。回復手段が気になるところ。体内から液状で発生するということは、プロメシアンには血の代わりに神の火が流れている?

どうやら前日の用語解説に出てきた新しい用語をとりあげるパターンらしく、してみると月曜のお題は Transmutation か。

本日の一言インタビューは、P:tC 執筆陣の一人 Conrad Hubbard。WW 公式サイトのウェブ管理者としておなじみの御仁だ。

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Azoth

今日の用語解説は、昨日のプレビューでも出てきた Azoth について。

Azoth: Azoth is the amount of purified Pyros the Promethean has within him. It is what animates him and gives him the potential (the promise) of becoming mortal, or truly alive. Azoth is often associated with the alchemical principle of coagulation.

アゾート:プロメシアンの体内に存在する、純粋なパイロス(Pyros)の量。アゾートはプロメシアンにかりそめの命と、真の生命を得て人間になる可能性(希望)とを与える。しばしば錬金術における合一の象徴とされる。

また、P:tC 執筆者の一人 Carl Bowen からのコメントも掲載されている。

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Promethean

本日から公式サイト上にて、8月10日発売の『Promethean: The Created』のプレビュー連載が始まった。平日は毎日更新で、P:tC の世界観やルールが少しずつ紹介される。

記念すべき第1回は P:tC のディベロッパー Matt McFarland のコメントと用語集の抜粋。

「『Promethean』は WoD に何をもたらすと思うか?」との質問に、Matt はこう答えている。

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Promethan: The Created の表紙が公開

まさか白系で来るとは。

オンラインカタログの商品説明も若干修正されて内容がはっきりしてきた。

Prometheans are soulless corpses animated by a mysterious, alchemical force — the Divine Fire stolen from the gods. Their hideousness forces humans, animals, and even nature itself to reject them on an instinctual level. They wander the dark places of the world, seeking what their creators denied them: humanity.

プロメテアンとは魂を持たない屍でありながら、神秘なる変成の力——神々から盗まれた〈神の火〉によってかりそめの命を得ている。人も、獣も、自然さえも、この冒涜的存在に本能レベルで嫌悪を抱いてしまう。プロメテアンは世界の闇から闇へ渡り歩き、創造者が与えてくれなかったものを探し求める——人間性を。


White Wolf Online, 2006/05/16

Promethean: The Created の先行デモプレイ、5月末にMARCONで開催

8月発売予定の『Promethean: The Created』のセッションが、5/26〜28に米国オハイオ州で開催される Marcon で行われる。ストーリーテラーを務めるのは『Vampire: The Requiem』や『Mage: The Awakening』でもデモクロニクルを執筆した Matt McFarland。

What secrets lie buried in the dead flesh you wear? What did your creator neglect to tell you? The answer could be the key to the Great Work... or it could call down fire and blood upon the world.

Promethean がまとう屍肉に隠された秘密とは? 創造者が告げ忘れた真実とは? その答えは〈偉大なる業〉への扉を開くか……あるいは世界に炎と血の雨を降らせるか。

むろん日本在住の人が気軽に行ける話でもないのだが、デモセッション終了後、参加者が公式フォーラムにプレイレポートを投稿すると期待される。Promethean 板を要チェックだ。

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Prometheanの正式タイトル決定

WW公式サイトで24日公開された「White Wolf Spring and Summer 2006 Highlights」というPDFパンフレットによれば、WoD第4シリーズの正式タイトルが決定したようだ。

Promethean: The Created

これまでにもファンの間で「VampireやMage扱いで副題は付く」「いや期間限定展開ということはOrpheusと同じで副題は付かない」などと不毛な憶測論争が繰り広げられていたが、やはり付いたようだ。

「White Wolf Spring and Summer 2006 Highlights」では、春夏の新製品と今後のリリーススケジュールを紹介するほか、発売済みの新WoD製品をシリーズごとに整理したリストがあり、あるシリーズに現在どのようなサプリメントやグッズが出ており、何が近刊なのか、一目で確認できるようになっている。

V:tRでは最後のコヴナントブック『Circle of the Crone』が9月、W:tFではワーウルフ以外の変身能力者を扱う『Skinchangers』が8月、M:tAwではExarchの全貌を明かす『Reign of Exarchs』が8月の発売予定であることが新たに確認された。

White Wolf Online, 2006/03/25

制作中のPromethean公式ページ?

White Wolf Onlineでは、今年8月発売予定の、WoD第4シリーズ『Promethean』の公式ページの準備が進んでいるようだ。リリーススケジュールの下に小さな広告画像が貼られ、これをクリックすると http://www.white-wolf.com/promethean/ にジャンプする。ジャンプ先にはまだ大きな広告画像以外に何もないが、おそらく日替わりプレビューが開始された暁には、ここに記事が連載されることになるのだろう。

広告画像自体は『World of Darkness: Chicago』の巻末に掲載されたものとほぼ同じだが、画面中央に稲妻が新たに描き加えてある。フランケンシュタインの怪物誕生の引き金をひいた、あの稲妻だろうか?


World of Darkness に関する海外ニュースを Professor がときに適当な翻訳でお届け。名前が日記なのは骰子回転劇場・転の日記コーナーだった名残。実質上WoD2.0対応の回転劇場なので改名検討中。