現代に生きる神々とティタン族の戦いを描く三部作RPG『Scion』に、サプリメントが登場する。
一つは『Scion: Ragnarok』。三部作で登場した、神の血を引く人間、半神、神のルールを駆使して、北欧神話のラグナロク(神々の黄昏)を現代に再現する。北欧の神話伝説に関する基礎知識はもちろん、ラグナロクに登場する神々や英雄の作成済みプレイヤーキャラクターを収録する。並みのファンタジーTRPGならまちがいなくNPC扱いされる連中をプレイヤーが演じてよいゲームというのは、なかなか痛快ではないか。愛着のあるマイキャラを使いたいという人への配慮だろうか、他パンテオンのキャラクターを登場させる場合の手引きも掲載されるという。発売は今年初夏の予定。
もう一つは『Scion Companion』で、pantheon、purview、relicの追加データのほか、一部ルールの改訂も載るかもしれないそうだ。こちらは試験的な試みとして、PDF版をいくつかに分割し、書籍版発売の数ヶ月前から1ヶ月ごとに少しずつ発売していく予定だという。
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新年早々、White Wolf公式ブログに2007年を振り返っての感想があがっている。WoDに関するものを中心にかいつまんでご紹介。
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神の血を引く人間、半神、そして神をPCとしてプレイできるTRPG『Scion』3部作に、サプリメントが2冊出るそうだ。
一冊は『Scion: Ragnarok(仮題)』。世界の終末とその後——文字通りのラグナロクをプレイするための追加ルールと設定集だ。
もう一冊は『Scion Companion』。こちらは書籍版を出せるのが遅くとも2008年後半になるため、PDF版が先行発売される。PDF版はいくつかの章に分割し、予定では月に1章のペースで発売するそうだ。このサプリメントでは purviews(教義)、 pantheons(神族)、 relics(神器)、 antagonists(敵役) などが追加されるという。
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【White Wolf LiveJournal, 2007/09/27】
【White Wolf LiveJournal, 2007/10/01】
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Scion: Demigod, Autumn Nightmares 共、表紙は公式には未公開ですが Amazon にはすでに流出している模様。Requiem for Rome がどうなるか楽しみですな。
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たとえばWoDでヴァンパイアを作るとき、どんなにこだわらないプレイヤーでも大まかな外見年齢や抱擁された時期ぐらいは決めざるをえない。W:tFやM:tAwだって、キャラの年齢は経歴や外見にも関わってくるし、どんなに大雑把なマスターの元でどんなTRPGを遊ぶにせよ、キャラクターの名前ぐらいは決めざるをえない。これがけっこう面倒だ。
運と霊感に恵まれれば、キャラクターのイメージが頼まなくても降って湧いてくるものだが、STとしてNPCやプレロールドPCを大量生産するとなればそうもいかない。そこでこの Fake Name Generator の出番である。
性別(Gender)・何国人系の名前がいいか(Name Set)・在住国(Country)を指定すると、まったく架空の
をランダムにでっちあげてくれる(無論、メルアドや電話番号、クレジットカード番号などはすべて架空だ)。
ファンタジー系のキャラクタージェネレータで名前を決めてくれるものなら腐るほどあるが、生年月日や出身地まででっちあげてくれるこれはWoDのような現代物RPGでは重宝だ。でたらめに出てきた住所や生年月日から逆にキャラクターコンセプトが浮かぶこともあるだろう。
Name Setでは米国系、中国系、デンマーク系、英国/ウェールズ系、フィンランド系、フランス系、ドイツ系、ヒスパニック系、ハンガリー系、アイスランド系、イタリア系、日本系、スロベニア系、スペイン系とかなり幅広く選べるので、外国人キャラをちゃんと「それっぽい」名前にしたい人にもお勧め。ちなみに「Japanese」を選択するとかなり普通っぽい日本人名が出てくる。対応国がまだ少なくて、「日本在住の日本人」が作れないのが残念。
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オリジンズ帰りで人々が死んだように眠りこけているWhite Wolf社より、定例の実況中継。大きな動きはないので、制作進行中の作品名だけ挙げておく。
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6月も終わろうとしているが、ともかくPDF版が公開された。
表紙は6/27発売予定の Bloodlines: The Chosen から。CCP合併のように大きな話題はないので、淡々と新作や近刊から抜粋記事を紹介している。
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珍しく社員が全員会議室に集合したら座る場所がなくなったので、引っ越しを検討中らしいWhite Wolf本社より。レポーターはいつものWill Hindmarch。
【White Wolf LiveJournal, 2007/06/18】
【White Wolf LiveJournal, 2007/06/11】
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WWのPDF版単発シナリオシリーズ SAS 公式サイトに既刊と近刊の一覧表が出ているが、それによれば次作は2本ともV:tR用になるらしい。
COMING SOON: “Blood Red and Ash Gray” (for Vampire: The Requiem)
COMING SOON: “Frenzy Scenes” (for Vampire: The Requiem)
SAS入門者向け解説PDF「A Guide to the Storytelling Adventure System」p. 7 によれば、WoD以外にもExaltedとScion:
Hero向けシナリオが制作決定しているらしい。
また、どのゲーム向けのシナリオかは不明だが、Will Hindmarch が公式フォーラムで漏らしたところによれば「遺跡盗掘屋と合衆国海兵隊が出てくる話」がテストプレイされた。
まだ確定ではないようだが、Changeling: The Lost ではSASシナリオが基本ルールと同時発売になるかもしれない、とのこと(→情報源)。
「WoDのみならず、WWのRPG全製品をカバーする」のがSASの目標らしいので、MageやPromethean用シナリオも出るものと期待したいが、メインディベロッパーのBill Bridgesは目下 EVE Offline の開発で手一杯の模様。
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なんだか良く分からない言論統制が敷かれているらしい White Wolf から、みんなおなじみ Will Hindmarch のレポート。
【White Wolf LiveJournal, 2007/05/29】
【White Wolf LiveJournal, 2007/05/21】
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しばらく間が空いてしまったので、その間 LiveJournal に出た進捗報告をまとめておとどけ。
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3/2の更新は、Aztlanti 神族の Scion, Dr. Aaron Tigrillo の紹介。
とにかく Scion は恵まれない境遇から出なきゃいけないという法則でもあるのか、この葬儀屋ドクターも貧しい一家の五男坊という設定だ。出身がニューメキシコのアズテックというベタな地名であるあたりも既出の3人と同様。幼少のみぎりから出世するには学歴が必要と達観していたらしく、懸命に勉強して高校を首席で卒業。アトランタの医大で奨学生として学び医師免許をとる。
その後「国境なき医師団」に参加しイラクで活動中、拉致されてあやうく殺されかけるが、テスカトリポカ神が現れて彼の力を目覚めさせる(前回の更新を見ればこれがいかに幸運なことかお分かりいただけると思う)。米国に生還してからは天才心臓外科医として名を馳せるが、患者から摘出した心臓をネコババして父神への供犠にしていたのがバレてあやうく首になりかける。現在は謹慎という名目の休暇中。
外見は、長髪に山羊髭、アルマーニのスーツを颯爽と着こなした男性。診察鞄の中には黒曜石製のメスセットと、予言の力をもつbirthright, 水晶髑髏がいつも入っている。
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2/27〜28の更新は、第4のパンテオン Atzlánti。おそらく造語で、 Aztlán + ti だと思うんだが力いっぱい綴り換えをしている理由はよくわからない。ここでは「アステカ神族」ってことで。
アステカ神族は今から3000〜4000年前に生じた。パンテオン自体に特定の名前はないが、他の神々からは神話上の発祥地にちなんでアストランティ/Atzlánti と呼ばれる。独特の気まぐれさと残酷さをもち、流血を好み、好戦的で、残忍だ。Scionをもうける配偶者としては、もっぱらナワトル語を話す民族出身の人間を選ぶ。
アステカ神族は個人や共同体より世界の恒常性を重んじる。人ひとりのことなどどうでもよい。村や家族、氏族や国のひとつやふたつなど、とるにたらない。何より肝心なのは、太陽と月が定められた軌道を外れることなく、星辰が暦どおりに巡り続けることだ。しかしそのためには血の供犠を必要とする。他の神々からみれば感心しない方法だが、少なくとも効果があることは確かなようだ。
未来の運命や神々の滅亡といった事柄にはあまり関心がない。六大パンテオンの中で最も変幻自在で気まぐれな性質をもつせいか、自分たちのScionについても比較的放任主義である。親が口うるさくないのは結構なことだが、Scionが死んでも、人身御供になったと思えばそれはそれで役に立っている、と言うのだから薄情ともいえる。
アステカ神族の弱点は、獣や人間の新鮮な生き血がなければ何にもできないというところ。アステカ魔術と神力はすべからく血を消費する。他の神族にとって供犠は好意や誠意のしるしだが、アステカ神族にとっては力源として切実に必要なものなのだ。
【Scion: Tuesday, February 27th, 2007 Teaser】
【Scion: Wednesday, February 28th, 2007 Teaser】
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本日はアース神族/Aesir の Scion, Eric Donner のご紹介。18歳とはおもえぬオヤジくさい大人びた顔は、
the youngest Scion in his Band, but he's experienced a lot in that short time.
Band で最年少の Scion ながら、若くして多くを見聞きしている。
という苦労人のせいか。女手ひとつでエリックを育てた未婚の母を10歳の時に亡くし、親代わりだった母方の祖父も17歳の時に急死。しかし祖父の霊がフギンとムニンという二羽の鴉と共にやってきて、エリックの真の父が北欧の雷神トールだと明かす。その後、ドワーフのブロクとシンドリから Birthright を受け取り、大蛇ヨルムンガルドルを発掘しようとする霜巨人の陰謀の阻止に成功したものの、ロキのScion スライ・ギラーの裏切りにより危うく死にかける。
現在では愛車に乗って北米中を旅しながら、行く先々で titanspawn の陰謀を挫いてまわっており、ときには 六大パンテオンの出身者で Band を組んで活躍することもあるらしい。
とりあえず Scion においてキャラのパーティのことを Band と呼ぶことが判明。
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今週最後のプレビューは、アース神族/Aesir の一柱、冥界の女王ヘル/Hel の紹介。
ヘルの右半身は美しいが、左半身は腐っている。死者の魂を集めた広間を離れて地上に降りることはめったにないが、真の姿を見てしまった人間は、あまりの醜さに一生残る傷をうける。
彼女は冷酷非情な冥土の番人だ。バルドル神の魂さえ死者の広間から返すのを拒むだろうと予言されている。死の国は冷たいが、その女王たるヘルはそれ以上に冷たい。
そんなヘル様ですら現代に降臨するとなんだか俗っぽくなってしまうのがScionのおもしろいところ。
投資アドバイザーとか、弁護士、裁判官、刑務所の心理職員といった「お堅い」役回りを演じることもあるが、ゴスロリ美女とかモデルとか、歌手や葬儀屋になったりする。が、どんな姿に身をやつしても心は女王様なので、人に頭を下げたためしがないとか。
まあこれだけ気位の高いヘル様のお眼鏡にかなう人間男性はかなり限られているわけで、直系のScionも少ない。が、母親らしいところがまったくないというわけでもないようで、ときには冥府にひしめく強大な亡霊のしもべを援軍としてよこしてくれたりもするそうだ。
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第3のパンテオンは北欧のアース神族/Aesir。
アース神族は北欧の荒野に生まれ、ゲルマンの戦士や海賊に崇められてきた。神族としては4番目に古い。北欧系にはもっと前からヴァン神族/Vanir というのがいたのだが、タイタン族との戦いで絶滅寸前に。このままではパンテオンとしての存続すら危ういということで、同じくぼろぼろになっていたライバルのアース神族に合併し、ひとつのパンテオンになった。
この神族は、厳しい現代を生きのびるために社会の安定は欠かせないとしながらも、個人の権利や名誉を重んじる。家族や国家のために身を捧げるのは尊いことだが、不当な仕打ちを受けて黙っているいわれはない、報復だってありだ、というのだ。
(続く)アース神族は〈運命〉の影響をいちばんもろに受けるパンテオンだ。属する神々のほとんどは、ラグナロクで悲惨な最期を遂げるよう運命づけられている。そういうわけでアース神族は、個人的にもパンテオンとしても、Scion たちにこの恐るべき破滅を回避する方法を探すよう求めてくる。また地上に正義と公正を広めようと個人レベルでも社会レベルでも干渉する。だが、つきまとう宿命はしばしば神族とScionを共に巻きこむ騒動をまきおこす。
弱点:とにかく敵が多いこと。〈運命〉を気にしすぎること。過激な解決法を好むこと(そもそもこれが敵を増やす元凶ともいう)。Titanspawn を見たらとりあえず殺しとけ、訊かなきゃいけないことができたら魔法を使えばいい、という勢いである。また、ラグナロクの破滅を避けたい一心から、神託や予言というと聞かずにはいられない。これがかえって彼らの選択肢を狭めている一因なのだが……
【Scion: Wednesday, February 21st, 2007 Teaser】
【Scion: Thursday, February 22nd, 2007 Teaser】
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19日の更新は、Dodekatheon 所属、 Aphrodite 神の Scion、Donnie Rhodes の紹介だ。
なにはさておき「人間とは思えないほど美しい」ドニー様の御尊影と、別の意味で人間とはいいがたいこの御方の類似点を見比べることからはじめたいと思う。
【てきとう抄訳(味わい深い原文もどうぞ)】
このお笑いタレント、もといドニー様がお生まれになったのはオリンピアという名前だがアメリカにある都市である。父ドナルド・ロードスは海運業で財を成した大富豪で、美女の姿で降臨したアフロディーテにめろめろに惚れてしまった。アフロディーテはやるべきことを済ませるとさっさと天に帰ってしまい——9ヶ月後、ロードス家の玄関に赤ん坊を置いていった。それはドナルドの傷心を癒すどころかナイフでえぐるようなものだった。
かくてターミネータードニーは乳母と召使いに囲まれて何不自由なく育つが、そのいっぽうで父は子供をかえりみず酒と女におぼれて身を持ち崩していった。ドニーは肉親の愛を知らないお坊ちゃま、というわけだ。
ツラはどちらかというとオッサンだが。
この某お笑いタレント似の顔は、Scion の世界では「人間とは思われないほど美しい」ものとされている。日焼けした金髪碧眼のマッチョガイで(たぶん笑うと白い歯が光るのだろう)、荒事が予想されるときは金と銀の二丁拳銃を携え、背中には盾にもなる飛行機械ダイダロス・デバイスを装着する。
……ドニーのややがに股リラックス気味な股間から覗いているのは、けっして間違えた燕尾服ではなかったようだ。燕尾服の方がマシだったかも知れないが。
ちなみに、二丁拳銃は金製のほうがエロス、鋼鉄製のほうがアンテロス。ふつうのベレッタとしても使えるが、エロスは撃った相手にダメージを与える代わりに次に見た相手にベタ惚れさせる力、アンテロスは反対に憎悪させる力も持っている。
【Scion: Monday, February 19th, 2007 Teaser】
【Scion: Tuesday, February 20th, 2007 Teaser】
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月曜ミーティングを火曜にやったと水曜に報告してくれたのは、独身貴族(死語)宣言したばかりの毎度おなじみ Will Hindmarch。
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パンテオン2つ目、ドデカテオン/Dodekatheon の紹介の続き。前日にアップされる予定だったものと思われ。
弱点: 自信過剰。個人の力で運命に打ち勝てると信じている。次々とScionを産みだしてはパンテオン全ての期待をかけて世に送り出すが、たいていは志半ばに倒れていく。だが次こそは……今度こそは……
例えばゼウスは、よく言えば多種多様に、悪く言えば無計画に、Scionを世に送り出している。ディオニュソス、アレス、ヘパイストス、アルテミス、ヘルメスはみなゼウスのScionだ。他にもヘラクレスやクレタのミノス王、トロイのヘレネなど英雄はまだまだいる。これだけいれば、秩序と正義を広めるには事欠かないだろうというのだ。だが彼らが大きな破壊と混乱をももたらした事実を指摘すれば怒りの雷槌が……。
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涙目で爆笑中。
Scion 第3部(プレイヤーキャラクターが神)の予想図かと思った。
Rob Liefeldという人が描いたアメコミだそうで、イエスと戦ってるマッチョ爺さんはゼウスらしい。
InternetArchiveにいくつか画像が落ちていたので、続きに貼っておきます。
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15日は Pesedjet パンテオンに属する神、ディオニュソス/Dionysus の紹介。
酒神ディオニュソスはゼウスのScionから昇格して神になった。『Scion: Hero』ではプレイヤーキャラも神格化する可能性があるのかもしれない。酩酊と祝祭の神だけあって、お上品なワイン品評会から酒池肉林のどんちゃん騒ぎ、ドラッグ漬けのロックコンサートまでなんでもござれだ。黒髪のほっそりした優男の姿をとり、どんな堅物にも羽目を外させてしまう如才なさをそなえている。
気まぐれな彼がこれまでに転々とした職業は、ロックコンサートの興行主、ワイン商人、グルメ批評家、超高級レストランのシェフ、麻薬密売人、地ビール醸造家、レストランのオーナー、等々。パーティやコンサートに、上等の麻薬や酒を手みやげにそしらぬ顔で紛れこんで客をからかうのも好きらしい。精力絶倫なので Scion を作るときは長い時間をかけて口説き落とすよりも、一夜のお遊びでちゃっちゃと仕込んでしまうほうが得意だそうだ。
ディオニュソスの Scion は父親に似て宴会好きだ。あるいは宴会のほうが彼らを好きなのかもしれない。運命/Fateがなんらかの思惑でわざと宴会の機会を作っているのかもしれない。Scionとしての能力が大きいほど、それだけお祭り騒ぎを引き寄せるという。
Rivals: Hades; Damballa, Hachiman, Hel, Horus, Xipe Totec
対立神:ハデス。ダンバラ、八幡、ヘル、ホルス、シペ・トテック
ホルスと仲が悪いというのが意外。ダンバラも豊穣神どうしでむしろ仲は良さそうなものだが。
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バレンタインデーの更新はパンテオン2つ目、ドデカテオン/Dodekatheon の紹介。
発祥: Pesedjet に次いで古い Pantheon。ギリシャ・ローマ神話のオリュンポス神群から成る。起源ははっきりしないが地中海に移住してきたのが約4000年前のことで、それから1500年以上も変化と成長を繰り返し、今から1500年前にようやく現在の姿形にさだまった。
関心: Pesedjet とは逆に、社会の制約にとらわれない個性を重んじる。個人の優れた徳性/Arete が人類全体に貢献するという概念があり、凡人は凡人なりに社会の秩序を守ることが大事だが、能力のあるものはどんどん人類に変革をもたらしていくべきだ、ということらしい。
Dodecatheon の Scion は、芸術、思想、政治の分野に傑出した人材として現れることが多い。そういう人間が人間社会にいるとタイタン族がつけこむ隙を少なくできるのだそうだ。ときどき人間の技量を試すことがあり、ときには神に試されることもある。
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The savage Titans have escaped their eternal prison to wage war with the Gods once more.
残忍なタイタン族が永劫の牢獄を破り、ふたたび神族に挑んだ。
Their battles in the Overworld have spilled over to ours.
天上界の戦火がこの地上界にも広がりつつある。
Armed with abilities and weapons granted by their divine parents, the Scions stand as humanity’s only defense.
親神から授かった力と武器を携え、人類唯一の守護者として立ち上がったのがサイオンである。
月曜の更新では『Scion: Hero』にシナリオ1本と作成済キャラクター6人が付属することが明らかになった。付属シナリオはStorytelling Adventure System の形式をとるようだ。
もちろんキャラクター作成システムも用意されており、親となる神を6パンテオン50種類以上の神々から選択可能(Pesedjet は九柱神を意味するので、6パンテオン×神9人=総勢54人とみた)。特殊能力や主武器も親次第と思われる。
また、神々のライバル意識についても説明されている。神にはそれぞれ数人の対立神が設定されている。自パンテオンにも他パンテオンにもいる。原因はおもに性格や目標や方法論の食い違い。「同じ職場で同じ顔ぶれと7年〜12年も働いていると、どうしたって好きになれない奴が出てくるものだ。7000年〜12000年も同じパンテオンで働いている神々にいたっては推して知るべし」と、半端な数字が妙に生々しい例えがなされている。
とはいえ、地上は国際化の時代であり、世界を滅ぼすタイタン族という共通の敵ができた今では、複数のパンテオンが手を組むことも珍しくなくなった。慣れ親しんだこの宇宙を最後まで守り抜こうとがんばる神々もいるが、中には、そろそろこの宇宙を「卒業」してもっと高度な段階に移ろうとする神々もいる。そういう神々にとっては、タイタン族の脱獄はむしろ好都合らしい。
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男子トイレの照明が壊れ「まるでサイレントヒルで小便をしているような」White Wolf本社からいつものWillが実況中継。
WoD Core
・ World of Darkness: Urban Legends の校正刷りが上がってきた。
・ World of Darkness: Book of Spirits はレイアウト段階。
・ Monte Cook's World of Darkness, World of Darkness: Asylum, World of Darkness: Reliquary が制作進行中。
Vampire: The Requiem
・ The Blood: Player's Guide to the Requiem が脱稿。
・ Damnation City は「もうちょっとで」完成。
・ Bloodlines: The Chosen はまもなくレイアウト段階(公開投票は中止になったらしい)
Mage: The Awakening
・ Free Council は校正段階。
・ Magical Traditions も完成間近?
Scion
・ Scion: Hero は印刷所行き。フルカラー336ページで、印刷データを送信するのに丸2日もかかった。第2部 Scion: Demigod もレイアウト段階に。
Changeling
・ Changeling の原稿は完成。次のQuarterlyではゲームの内容に関する質問に答える記事が載るようだ。
・ Changeling Storyteller Screen の制作が始まった。
・ サプリメント第1弾 Autumn Nightmares は各ライターからの草稿をとりまとめ中。
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今週最後のプレビューは、Pesedjet 所属、 Horus 神の Scion、Horace Farrow の紹介だ。リーク済みの情報によれば、彼は Scion のシグネチャー・キャラクター(ゲームを代表する公式NPC)の一人である。
なにはさておき、ホレース様御尊影と黒ひげ危機一髪の類似点を見比べるところからはじめたいと思う。
【てきとう抄訳(味わい深い原文もどうぞ)】
この黒ひげホレース様がお生まれになったのは南イリノイのド田舎閑静な土地、リトル・エジプトと呼ばれている一角にあるテーベという小さな街だそうだ。実直な農夫である父・サイラス、物静かで心優しい母・イソラの愛情を一身に受けてすくすくと育ったが、14歳のときに起きた事件が彼の人生を変える。ある晩遅く、ろくでなしの伯父セス/Sethが、ごろつきどもを連れて転がり込んできたのだ。
セスは「不幸な誤解」から警官と揉めごとになり、追われているのでほとぼりが冷めるまでしばらくかくまってくれと言う。妻子に累が及ぶのを恐れたサイラスは断った。セスは逆ギレしてサイラスを射殺し、こうなったらついでとばかりにイソラを強姦しようとする。子分2人に押さえつけられ、なおも抵抗するイソラの蹴りをよけつつ、セスがズボンを下ろそうと躍起になっているところに、ホレース少年がショットガンを抱えて現れた。
セスは大型拳銃を、ホレースはショットガンを構えてにらみ合う。
このときセスのチャックが全開であったか否かはさだかではない。
両者は同時に発砲し、ホレースのショットガンはセスの股間の○○を、そしてセスの大型拳銃はホレースの左目を撃ち抜いた。
そのまま死ぬかと思われたホレースだが、そのとき光明がさしてホルス神が語りかけてきた。ホレースはホルス神の子、セスは悪神セトの子であり、それぞれ地上における神の代理人として生まれたこと。ホレースには、ホルスの息子として、セスが地上で悪事をはたらき他人をたぶらかすのを止める使命があること。それがセスへの復讐になるのなら、とホレースは父神の力を借りて蘇ったのだった。
外見についてはすでに冒頭で述べたが、やたらとディテールが細かいうえにシチュエーション別の服装まで事細かに指定されているのがかなりアニメ風。で、この黒ひげホレースは西部劇のガンマンみたいな格好で歩き回っているらしいのだが、
His hatband features a Birthright relic known as the Falcon Amulet.
帽子のバンドには《隼のアミュレット》という Birthright relic が飾られている。
このへんがたぶん、ルール上にかかわってくるのでしょうな。
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8日は Pesedjet パンテオンに属する神、ソベク/Sobek の紹介。
ソベクは別名スコス/Schos ともいい、古代エジプトのワニ神だ。悪を正し、世界から悪の影響をすこしでも取り除こうとする。Pesedjet パンテオンの中では神々の伝令役を務める。
伝統的には頭がワニで全身を緑の鱗に覆われているとされるが、『Scion』の時代にはもう少し今風の姿をとるらしい。
In modern times, Sobek is remembered most for his perfect hair and toothy grin. Tall and lean in his human form, with a preference for fine clothes and good food, the crocodile God prefers cities to the countryside. He rarely goes anywhere without at least some jewelry. He plays at being a lawyer, but he's most often a troubleshooter of some sort, and it rarely matters to him whether the trouble is solved with a briefcase of money or a sawed-off shotgun. As long as his clothes stay clean and he eats well, Sobek keeps just about any project moving along.
現代では、ソベクといえばまず完璧なヘアスタイルと歯を剥き出しにしたにやにや笑いが思い出される。人型をとるときは長身痩躯の男になり、上等の服と美味い食事を好む都会派である。どこへ行くにも必ずと言っていいほど何らかの宝飾品を身につけている。たまに弁護士のまねごともするが、主な役割はトラブルシューターで、トラブルを解決するためには、札束を詰めたスーツケースだろうと銃身を詰めたショットガンだろうと、手段はあまり気にしない。自分の服が汚れることなく、食事に満足しているかぎり、ソベクは万事放任主義である。
ガチガチの保守派と名高い Pesedjet のわりに、ずいぶんリベラルな神様である。こんな父親から生まれた Scion は、やっぱり父親似らしい。自分で何かを作ったり成し遂げたりするよりは、他人がそうするように手助けするのが好きだそうだ。職業も父神の役割を反映して、トラック運転手、自転車便のメッセンジャー、弁護士助手、中間管理職、官僚、報道記者、などが多いらしい。
Associated Powers: Epic Stamina, Epic Strength, Animal (Crocodile), Fertility, Heku, Water
Epic Stamina や Epic Strength あたりは『Abberant』の影響じゃないかという指摘を聞いた。Scion がベースとする Exalted は、もともと Trinity 由来のシステムだし、ありうることだ。
Abilities: Athletics, Awareness, Brawl, Larceny, Presence, Stealth
この一文だけではまだなんともいえないが、どの神の子になるかで技能の行使や取得が有利になるのかもしれない。
Rivals: Thoth; Artemis, Damballa, Hachiman, Miclántecuhtli, Odin
対立神:トート。アルテミス、ダンバラ、八幡、ミクトランテクトリ、オーディン
パンテオンごとにライバルがいるようだ。同じパンテオン内にもいるというのが少し面白い。
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ついに。ついに。『Book of Spirits』の発売予定が決まりましたよッ。
Scion第2部は第1部の2ヶ月後には発売されてしまうようで。一冊一冊はそんなに大がかりなシステムではないのかな?
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エジプト系パンテオン、Pesedjet の紹介続き。
評判: 他の Pantheon からは、融通の利かない頑固者だが、この混沌とした世界に長年にわたり一定の秩序を敷いてきたノウハウは評価できる、と思われている。
弱点: 変化を嫌い安定に固執すること。問題を解決するにあたっては確実性をもっとも重視し、時代遅れでも効果が実証ずみの手段で現状維持をはかろうとする。この頑固な保守主義っぷりに、他パンテオンはいらいらさせられるようだ。
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本日はPantheons のひとつ、Pesedjet の紹介。たぶん米国人はペセジェットと読んでるんじゃねぇかと思われますがどう表記したらいいのかいまいちわかりません。
発祥: 最古のPantheon で、(自称)7000年以上の歴史を誇る。文化、宗教、世俗とあらゆる変化に耐えて生き抜いてきた。
関心: Pesedjet には ma'at/マアト という概念がある。あらゆる者には社会の中でふさわしい位置があり、その位置にふさわしい者がおさまるのが正しいとされる。現在は、地上における難民、失職者、反乱分子の不満や暴動が mystic realms を乱しているため、目下 Pesedjet のScionたちの関心事となっている。
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『Scion: Hero』のプレビュー連載が始まった。4/4の正式発売まで、平日は毎日更新だそうだ。
記念すべき第1回は、Scionsでは何を演じ、何をするゲームなのか、という基本概念の説明である。
» 神々とその血をひく子孫を pantheon(パンテオン、万神殿)と総称する。文化的に近しい神々どうしがそれぞれ pantheon を作っており、現存するのは6つ。
» Pantheon の神々は 共に世界(the World)とそこに隣接する神話領域(mystic realms)を形づくった。今は Overworld (天上界)という所に住んでいるらしい。昔はもっと沢山いたようだが、最近脱獄した Titans との全面戦争で滅びたやつもいるのだろう。
» 6つの pantheon の神々は、隙を見て天上界を抜け出しては、地上で子作りに励んでいた。そうやってできたのが Scion なので、数はあまり多くない。(男性神なら子種をばらまけば(下品失礼)済むことだが、女性神の場合はどうなんだろう。地上で種を仕込んで(下品失礼)天上で生むのか?)
» Scion は神々の地上における代理人として、いくつかの使命を負う。
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最近WoD以外の製品ニュースも拾っている気がするが、主な目的はWoDであると解釈してほしい。ExaltedとVtES関連を拾わないのは、嫌ってるわけではないのです。遊びたいのですが付き合ってくれる人と金と脳細胞との余剰が乏しいだけです。
ではSASの売れ行きを固唾を飲んで見守る Will Hindmarch からの制作状況レポート。
【WoD コア】
World of Darkness: Book of Spirits は、残るいくつかのイラストが埋まれば今週にも印刷所行き。
【Vampire】
Damnation City はいよいよ最後の大詰め。巻頭小説、地図、図表などに実験的な試みが? The Blood と Requiem for Rome が制作進行中。Clan Books も形をとりはじめてきた。
【Mage】
Magical Traditions の編集作業が進んでいる。
【Changeling】
プレイバランスの最終調整中。最近のプレイテストでは、チェンジリングの中でも肉体派タイプのキャラとワーウルフとの戦闘を行い、妖精という言葉から連想されるようなか弱い生き物ばかりでないことを実証した。
It turns out that an Elemental in an appropriate environment for his Contracts can hold his own against the Pure, so watch out for suspiciously aquatic Elementals that pick a fight with you at the beach.
Elemental は、Contracts に適合する環境下では、Pure (tribes) と互角に戦えることがわかった。水の妖精っぽい Elemental が浜辺で戦闘を仕掛けてきたら用心することだ。
【Scion】
Scion: Hero の厚さは336ページになる模様。今週中には印刷所送りにするべく、現在、収まりきらない分を削る作業中。
【その他】
WWのオンライン商品とWebサイトを使った新企画について会議が行われた模様。
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『Scion: Hero』の広告がWhite Wolf Quarterly p.21に掲載されている。
Fate Finds You, The Child of A God.
You are humanity's only defense...
背景には表紙らしき画像が敷いてあるが、紗がかかったような加工がされていて、見えそで見えない微妙なチラリズム。
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