ギレルモ・デル・トロ監督がラヴクラフト『狂気山脈』を映画化するという噂について情報源を漁っていたら、思わぬ副産物を発見。
ニュースサイト SCI FI Wire の取材を受けたデル・トロ監督が次作のアイデアを語る中に、こんなくだりが出てきたのである。
Then there's Silver, which he would return to his native Mexico to film, he said. "I've been 13 years writing a screenplay called Silver," he said. "It's about wrestlers and vampires. But it's completely straight."
(ヘルボーイ2、狂気山脈、モンテクリストを次作候補に挙げ)その後『Silver』で生地メキシコに戻って映画を制作することを考えているという。「『Silver』は私が13年間書き続けてきた脚本なんだ」デル・トロ監督は語る。「レスラーたちと吸血鬼たちが出てくる話でね。ごくごくシンプルな映画だよ」——SCI FI Wire, 2006/12/19
メキシコ・プロレス・ヴァンパイア。このキーワードに反応した貴方は Vampire: The Masquerade 英語版ユーザーに違いない。そう、あの「緑の悪魔」El Diablo Verde だ。
私の知るかぎり、彼が初めてV:tMに登場したのはノスフェラトゥの初版クランブックの p. 54。当時はまだ公式NPCという扱いではなく、「Luchador Professional」というキャラクター・テンプレートのサンプル設定にすぎなかった。
ルチャドールをご存じない方は Wikipedia を見ていただくとして、El Diablo Verde はその後『Children of the Night』p. 72 に再登場を果たす。このサプリメントはいわば V:tM 世界の有名NPC集のようなもので、能力値に「勝てません」と書かれた長老がいたりすることで悪名高いのだが、El Diablo Verde は1993年抱擁、第13世代という弱冠ながら、世界各国の護法官や執行官に並んで名を連ねている。
しかも大幅に成長を遂げた姿で。
もともと戦闘系テンプレートだった彼は筋力5、魅力5、格闘4、《剛力》3以外これといって見るところのないキャラクターだったのだが、『Children of the Night』に掲載された能力値は目を疑うものだった。
肉体系能力値オール5。容姿0は氏族弱点だからいかんともし難いが、ひとたびルチャのマスクを被れば+3と人並み以上に跳ね上がる。
戦闘系技能も運動5、格闘5、回避4、脅迫5、近接武器4と13thのほぼ上限まで成長し、訓えも瞬速5、頑堅5、剛力5、威厳3でこの世代ではトップクラス。おまけに意志力は10の鉄壁。できたての第8世代など文字通り片手で捻り潰せるレベルである。
同族喰らいもせずに、いったいどれだけの経験点をつぎこんだらこうなるんだ……!?
人間性は7から6に落ちているが、ここまで成長するのに必要だった経験を考えればむしろ、よくぞー1の低下で済んだというべきだろう。
ちなみに抱擁は1993年となっているが、これは El Diablo Verde が初めて登場した Clanbook Nosferatu 初版の発売年と一致するというのがご愛敬。
かくて「緑の悪魔」の変貌ぶり(と White Wolf のメキシコ好き)は人から人へ語り継がれてきたのである。
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現在「ヘルボーイ」の続編を製作中のギレルモ・デル・トロ監督の次回作が、H・P・ラヴクラフトの傑作の誉れ高い『狂気の山脈にて』の映画化になることが明らかとなった模様。—— All Cinema Online, 2007/10/03
ギレルモ・デル・トロ監督といえば『パンズ・ラビリンス』も手がけた人。ラヴクラフトの狂気をどう映像化するのか楽しみだ。ちなみにこの人、映画『チェンジリング』のリメイクにも参加するらしいし、ニール・ゲイマン『デス』の映画化にも手を貸している模様。WoD者としては目の離せない映画人である。
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8/16の発売日にAmazon.comに注文して、Standard Shippingで11日後。Amazonからは「到着予定日は9/11頃になるけどどうする?」なんて脅しのメールが来たが、けっきょく発売当日に発送したのと変わりないじゃないか。
あてにならぬはAmazonの発送日と女心と秋の空。
さあ読むか。いや、もう読みはじめてるんだけど。
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ダメ映画にツッコミ入れるのが大好きな人に激しくオススメ。
下手に良くできた映画よりよっぽど後で他人と熱く語り合えるので楽しめますよ。いや本当に。
全篇CGという技術力と日本鎖国という特異な設定を前面に押し出しているが、どうも「映像の見せたいところ」と「ストーリーの見せどころ」がよじれてしまっているために、全体として話に矛盾や説明不足が目立つ。
光学的にも電磁的にも不可視の障壁で国土を覆い、諸外国からはまったくのブラックボックス状態である日本に、米国の特殊部隊が潜入を試みる。「人間はおろか、光や電波も……」とか言った直後に
貨物船に乗って真正面からバリアに突っこむ特殊部隊。
それは潜入作戦とは言わない。
パワードスーツは確かに格好いい。だが、そもそも
隠密行動にあんなガチャガチャうるさい鎧を着込んでいくのは自殺行為ではないのか。
この映画には「人間」と「人間に限りなくそっくりなアンドロイド」が出てくるが、
どっちもCGなので人間とアンドロイドの見分けがつかない。
「続きを読む」以降はネタバレ前提のツッコミが続きます。
あれだけ米国で極秘扱いされていた日本潜入作戦が先方に筒抜けであるのはまだいい。しかし、問題の先方を狙っている地下組織にまでヒロインの名前から所属から任務までばれまくり、
アメリカの対諜報戦能力が皆無であることが明らかに。
おまけに彼氏が命がけで逃がしたヒロインの任務は、彼女が気絶して寝ている間に日本の地下組織の皆さんが勝手に済ませてくれており、
その後のヒロインの活躍は結末にまったくなんの貢献もしない。
終戦後の闇市を思わせる「東京」の住民たちが、大和工業への復讐のために捨て身で街に招き入れた怪物たち。だが人工島に浮かぶ大和工業へ続くトンネルは街から切り離されている。
街からトンネルへは軽々と跳躍するくせに、トンネルから大和重工へは跳びもせずにぼとぼと落ちるだけの怪物の情けなさ。
その地下組織のリーダーは、実は鎖国当時日本に取り残された米国人で、ヒロインの彼氏の元カノなのだが、ようやく再会できたとき「なぜあのとき一緒に来なかった」と彼氏に問われた答えが爆音に掻き消される。
あとで改めて謎が明かされるのかと思ったらそのままストーリー終了。
負傷した元カノに肩を貸していた彼氏、炎上するガレキに足を挟まれたヒロインを発見した瞬間に元カノを突き飛ばして助けに行く。
私がヒロインならあの瞬間に彼氏に愛想尽かすね。
そしてとどめ。
崩壊するビルの屋上に取り残された主人公たちの頭上に、タイミング良くやってくる米国特殊部隊のヘリ。
ちょいと待てや。大統領命令で作戦中止になったんじゃないのか!
まあこの他に友人が指摘したことを含めればストーリーのあらは数限りなく(他のサイトで誰かが書いていたが、もしこの映画がレオンの視点で描かれていたらよほど話はすっきりしたと思う)、世界設定の説明が冒頭5分の字幕で済まされるとか、サントラの選曲がまずすぎてBGMと効果音の区別がつかないとか、ストーリー以前の不満も多い。ほんとうにこのストーリーで説得力のある映画を作ろうと思ったら、やはり実写とSFXでがんばるべきじゃなかったんだろうか。
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映画版『ホビットの冒険』の監督就任をめぐって揉めていたピーター・ジャクソンとニューライン・シネマだが、ついにニューライン側が歩み寄りを見せ、ピーター・ジャクソンが監督に復活する見込みが高くなった。
もちろん見る側にとっては「誰が監督になるか」より「どういう映画になるか」が問題なわけだが、一時期はサム・ライミ(!)が意欲を見せているなどと囁かれていただけに、『ロード・オブ・ザ・リング』と同じ監督に落ち着けば少しは安心できる。
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Werewolf: The Forsaken の参考資料リストに上がっていた映画で、前から一度見てみたいと思っていたのだが、ツタヤのディスカスでレンタルに出ているのをようやく発見。
この日、ウェルズ軍曹率いるイギリス軍小隊6人は山奥で演習を行っていた。その最中、彼らは同じ山から空高く打ち上げられた救助信号を目撃、現場に急行する。そこは何者かに襲撃され荒れ果てた特殊部隊の野営地だった。そしてたった1人、腹部に深い傷を受けたライアン隊長の姿があった。同時に、森のどこからか兵士の叫び声と獣らしき唸り声が聞こえてくる。ウェルズ軍曹は隊員に戦闘の準備に入るよう指示を出し、ライアン隊長を連れて安全な場所への避難を開始する。しかし、その間にも兵士たちは次々と謎の敵の餌食となってしまう…。—— Yahoo! 映画解説より引用
低予算とかB級とか言われているが、ワーウルフの造型はこれまで見た映画の中で最高だ。映画のワーウルフというと、ただ顔中に毛が生えた男だったり、どう見ても犬にしか見えなかったり、ただ耳が尖って牙が生えているだけだったり、W:tAやW:tFを愛する者としてイメージ映像にお勧めするにはためらわれるものばかりだったが、本作のワーウルフは見ておいて損はない。「続きを見る」にその理由を挙げよう。
ストーリーはテンポ良くまとめられていて最後まで飽きさせない(付録の監督解説付き未公開シーン集を見ると、冗長な部分がばっさばっさと切られていった過程がよくわかる)。また「兵士が出てくる人狼映画ではなく、人狼が出てくる兵士映画」と強調されている通り、人狼たちとの戦いに巻きこまれる兵士たちのキャラクターもしっかり描き込まれていて、「低予算でここまでよく頑張ったなあ」と思いながら楽しく見られた。
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J. スキップ&K. スペクター『けだもの』(原題 Animals)が映画化される、というあおれんじゃさんよりの情報に狂喜乱舞。
この日記に書評を書いたのは7年以上前の話になるが、その後もことあるごとに他人様にお勧めしつづけてきた人狼スプラッタパンク・ホラーである。
自分の内なる獣性との葛藤、破壊衝動を解放するときの歓喜、人肉を喰らうことで力を得ると同時に堕落していく人狼たちと、それを嫌って人間と距離を置きながらも、癒しきれない孤独を抱える人狼たち。
Werewolf: The Forsaken の中核に通じるテーマがほとんどすべてこの小説の中にある。このゲームを遊ぶなら読んでおいて損はない、と7年経った今も胸を張ってお勧めできる。
濃厚なエロも凄惨なグロもたっぷり詰めこまれたホラーだが、すべてを失った一人の男が、どん底からたった独りで再生の道を歩んでいく物語でもある。落ちこんだとき、へこんだとき、俺はこのままじゃだめだと思ったとき、きっとこの本のどこかに響く言葉があるはずだ。
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冗談のような題名だが実在する(→公式サイト)。東京滞在2日目、渋谷で朝食をとったついでにシアターN渋谷で観てきた。
ずばり「エロイ」と公式サイトの紹介にはあるが、どちらかというと下ネタ率が高い気がする。それもジャッカス級に。屁やら糞やらア○ルネタや人種差別ネタがのべつまくなしに登場するので、その辺に神経質な方にはお勧めしないが、怒濤のように畳みかけるギャグとパロと楽屋オチの嵐は絶品。久々に腹を抱えて笑わせてもらった。
傑作なのは本家『皇帝ペンギン』のペンギンがなぜか氷原に置かれた液晶テレビで『童貞ペンギン』を鑑賞してフランス語で文句を言うシーン(『皇帝ペンギン』のナレーションはフランス語)。
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8月米国公開予定だが、トレイラーを観るになかなか好感触。同名のアメコミ『30デイズ・ナイト 』が原作のようで(日本語版あり)、アマゾンの内容サンプルを見ると意外と繊細な画風。
アラスカ州にある米国最北端の町、バローは、毎年冬の30日間、明けることのない夜が訪れる。だが一群の吸血鬼が現れて、太陽が昇らないのに乗じて町に残った住人を次々と襲いはじめる。吸血鬼最大の弱点である陽光がない今、住人たちは30日間の夜を生きのびることができるか。Apple - Movie Trailers の紹介文より抄訳
この町、V:tR の舞台に使うと面白いのではないだろうか。30日間、昼夜ぶっ続けで行動し放題という点は何かに利用できそう。トレイラーだけでもVigor, Protean, 炎によるAggravated Damage の良いイメージ資料になる。
個人的にあの鉤爪の形状が好きだなあ。
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ここしばらくブログ更新どころか土日に外出する体力もない有様だったが、ラトル指揮ベルリンフィルのサントラを劇場で聴かなければ絶対後悔する、と、這うようにして映画館に行ってきた。もともと原作が好きだったということもあるし、嗅覚を主題にした小説を映像化可能なのか、という好奇心もあった。
結論からいう。この匂い立つエロスはただごとではないですよ。最初の殺人が起きた直後の一場面なんてもう、下手なベッドシーンよりえろいですよ。エロとエロスは違うのだとかねて力説していた知人がいるが、それはこのことかと身をもって納得した。
主人公はあらゆる匂いを嗅ぎ分ける異能の調香師なのだが、匂いを嗅いで脳内に想起されるイメージを映像が、その結果呼び起こされる感情を超一流オケのサントラが担当していて、『映画による匂いの再現』にみごとに成功している。
天才調香師の主人公にしかわからない、処女のあえかな香りが漂うシーンでは、ふわりと妙なるソプラノが絶妙な呼吸で重なって、聞き手の魂まで持っていきそうになる。
小説では終始淡々とした描写が続くのだが、映画では愛されることを知らない主人公の孤独に踏み込んでいたのがまた良い味を出している。原作者ズュースキント自身は映画化にはノータッチだそうだが、衝撃的なラストも含めて、たいへん誠実に映画化されていて、原作を先に読んだ人にも安心してお薦めできる。
字幕翻訳者はかの戸田奈津子女史なのだが、オリジナルの音声がかなり聞き取りやすい英語なのと、主人公にほとんど台詞がないので、あまり引っかかる部分はなかった。ただまあ、Psycheを「精霊」と訳すのはどんなもんかね。
(以下、ちょっとだけえろくさい&ネタバレ話)
ニュースで取り沙汰された集団全裸ラブシーンは、映画の文脈で観ると肉欲より愛を感じさせる場面だった。700人だったか750人だったか、あの一人一人が実に幸福そうないい表情をしているのだ。
恋した人と同じベッドで朝を迎えた経験のある人は、あのシーン最後の男女の表情にきっと何かを思い出さずにはいられないはず。
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夢見がちな少女が現実と幻想の迷宮を行き来する、というとテリー・ギリアムの『ローズ・イン・タイドランド』を思い出すが、幻想世界の住人の造形はこちらのほうが秀逸。手のひらに目がついてる男とか羽音が妙にリアルな小妖精とか、他のはどんなだろう、もっと見たい!という気分になる。
時代背景はフランコ独裁政権下のスペインだそうで、予告編にちらちら出てくる現実側の痛そうな映像が、いい感じに暗さを添えている。「現代の妖精物語」「ホラーの中にも美しさ」をめざすらしい 新Changeling はこんな雰囲気のゲームなのかもしれない。
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» 『Blood and Chocolate』予告編(英語)
原作はアネット・カーティス・クラウスの同名の人狼小説。人狼一族に生まれたけれど普通の生活が送りたいヴィヴィアン19歳が、外国人の画家に恋をした。ところが一族の正体を知られそうになり、人狼一族の掟を守るか、裏切り者となっても恋人をかばうかの板挟みに……という話。
ワーウルフといっても獣人ではなく完全に狼化するタイプだが、人狼映画には珍しく、パックを組んで活動するのでWtA者としては参考資料に良かろう(『アンダーワールド』のライカンは人狼と認めない)。変身シーンは、まあ、光るのは余計だと思うが狼形態がかっこいいから許す。アルファとおぼしき男が人狼たちにむかって
"We must hunt, as one."
と檄をとばす場面もよかった。もっとも、予告編で一瞬画面をよぎる
FROM THE PRODUCERS OF UNDERWORLD
というテロップに不安をおぼえなくもないが……
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ピーター・ジャクソンは19日、TheOneRing.netに宛てたEメールで、ニューライン・シネマが『The Hobbit』およびLotR序章の監督候補からピーター・ジャクソンとそのスタッフを外し、別の監督を起用すると通告したことを明らかにした。
ニューライン・シネマはWingnut Filmsと『ロード・オブ・ザ・リング』の収益の分配を巡る裁判中で、ジャクソン監督としては事が片付くまで『The Hobbit』には着手したくないと言ってきたのだそうだ。
ところが裁判が長引き、その間に映画化権の期限が切れるのを恐れたニューラインは、ジャクソン監督を首にしても制作を決行するつもりらしい。
ホビットの冒険だけ別監督……というのは何かイヤですな。
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引用の多い映画だと聞いて、それなら予習していくか、と資料本を図書館で予約したらGWの臨時休館期間にかかってしまい引き取るに引き取れず、見切り発車で観に行ってきた。台詞に『マクベス』だの『十二夜』だのの引用がさらりと出てくるし、たぶん私が気づかなかった元ネタも多いのだろうが、気にせずともそれなりに楽しめる作品にまとまっているのはさすがウォシャウスキー兄弟というところか。
皮肉は台詞以外のところにも効いていて、例えばイギリスを牛耳る独裁政党のシンボルマークがロレーヌ十字そっくりな点。この十字は第二次世界大戦時にナチスドイツによるフランス占領に反対して戦ったレジスタンス組織のシンボルマークだ。それがナチスを思わせる件の独裁政権に使われているのは痛烈である。さらに遡ればジャンヌ・ダルクの旗印でもあり……つまり、もともとはイギリスの敵として掲げられた印なのだ。
いちばん気に入ったのは、冒頭の裁判所爆破がチャイコフスキーの『序曲1812年』に載せて行われるところ。これは楽譜上に本物の大砲をぶっ放す指示があるという、まことに恐るべきオーケストラ曲で(→iTMSで試聴)、建物をどっかんどっかんいわせながらクラシックを流すとすればこれ以上ぴったりなものはあるまい。1812年に起こったことを考えても象徴的な選曲だ。
前半は適度なアクションありどんでん返しありで良いのだが、ドミノの場面以降が思ったほど盛りあがらなくて残念。予定調和は結構だが、後半にも少しは意外性が欲しかった……
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Carthians : 5/29 → 5/1
Secrets of the Ruined Temple : 6/26 → 5/15
Mythologies : 7/3 → 6/12
Shadows of the United Kingdom : 6/5 → 7/3
『Shadows of UK』だけが延期。相変わらず W:tF は不遇をかこっている。
【White Wolf Upcoming Products, 2006/4/10】
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そもそも『スピリット』を見に行くつもりで今朝上映時間を確認したら、『ナイト・ウォッチ』の公開初日であることに気づいたわけだ。昨年からずっと日本公開を心待ちにしていた作品なので、ジェット・リーには悪いが予定変更である。
いい意味でハリウッドずれしていない(ロシア映画なんだから当然だが)、期待に違わぬ映像だ。とりわけ気に入ったのが古代の予言が語られるシーンで、登場人物の一人が本の余白にペンで書き殴った落書きがパラパラ漫画風に動きだして……という斬新さ。他の場面も、演出がとても新鮮に感じられた。新WoDのTwilight(精霊界と物質界の狭間に存在する領域のようなもの)を思わせる「薄闇」の描写やヴァンパイアの悲哀など、WoD資料としても見どころはおおい。暴力シーンは本気で痛々しいので、その手の描写が苦手な人にはおすすめできない。
また、原作のエピソード1を下敷きにしているようだが、ストーリーは大幅に変更されており、特に主人公アントンなどは人物造形も背景もかなり異なっている。原作ではいちおうの「オチ」がついているのだが、映画では続編への期待を強く持たせる引きで終わっていて、これはもう続編『デイ・ウォッチ』の日本公開を祈るしかない。
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もうWebから消えてしまったような古いホームページを探すとき頼りになるArchive.orgだが、動画の収集もしていたとは知らなかった。
しかも『Plan 9 from Outer Space』なんてものを置いているとは。
なんでこんな映画に興奮するのかわからない人はこちらをどうぞ。
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いいもの見ました。
今作のストーリーはコミック版にはない独自解釈だけに、原作を知っている人にはいろいろ思うところもあるのだろうが、私は原作はおろかこれまでのバットマン映画は一本も観ていないので素直に楽しめた。冷めたツッコミを入れずに最後まで観られた映画は『ロード・オブ・ザ・リング』以来だと思う。
プロットがとても整理されている印象を受けた。投げっぱなしとか矛盾する伏線がないので、「あれはなんだったんだろう」と釈然としない気分ではなく、「ああ終わった終わった」と気持ちよく映画館を出てこられる。
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1187年、第3回十字軍時代のエルサレム攻防戦を描いた歴史スペクタクル大作。ちょうど週末のGehennaセッションで第2回十字軍を戦ったエルダーを演じる予定なので、勉強がてら観にいったのだが……
勉強は観る前に必要だった。
時代背景についてはほとんど説明がない。セッション用キャラ作成の時に調べて多少の予備知識があったから良かったようなものの、さもなければ誰がなにやらさっぱりわからない。時代柄テンプル騎士団もちょろちょろ出てきたようだが有名どころがいたかどうか記憶にない。とにかくサラディンとティベリウスとボードワン4世以外の男性登場人物の見分けがつかなかったもので。
合戦シーンはたしかに壮観。ときどき俯瞰になって死体を映すのがこの戦争の不毛さを象徴しているようでいい。集団戦闘はロード・オブ・ザ・リング三部作だけで向こう五年分堪能した気でいたのだが、砂漠に累々と横たわる戦死者の上に空を埋めつくすほどのハゲタカの群れが舞うシーンを見たときには、LotRが描けなかった、戦争の一側面を見たような気がして、これはこれで観にきてよかったな、と思った。
キリスト教の扱われ方にはかなり違和感がある。主人公が自殺した妻を「地獄に堕ちたのではない。私の心の中にいる」と言い張ったり、聖職者といえば悪役かチキンか破戒坊主しか出てこなかったり、十二世紀の宗教戦争を描いているにしてはキリスト教をあまりに軽く扱いすぎじゃないだろうか。当時の腐敗した教会を批判的に描いているというより、現代人の個人主義や感情論を安易に持ちこんだだけという印象をうける。
そこまではまあ、現代人の感覚に合わせたと思えば許せる。だがどうしても釈然としないのは、主人公がただの無責任野郎にしか見えないほど一貫性のない言動だ。他人の無謀や狂信や身勝手を率直に非難するのはいいが、いざとなると非難した当の相手と同じことをやって部下や民衆を犬死にさせる。主人公だけはご都合主義というやつでいつも一人だけ生き残る。これが最初から最後まで繰り返されるからたまらない。おまけにオーランド・ブルームの演技がたいそう淡々としているので、主人公が苦悩や後悔をしているとしてもちっとも伝わってこない。
もちろん主人公が賢明に行動していたら戦闘の大部分は回避され、映画としてはさぞかしつまらないものになっただろう、という理屈はわかる。時間の都合で心理描写の場面がカットされたのかもしれない。だが結果として上映されたものが
主人公の無責任さを、そのせいで犠牲になった当の民衆や家臣が手放しで賞賛するプロパガンダ風映画
に見えてしまっている事実はいかんともしがたい。
主役級以外の演技が貫禄たっぷりなだけになおさら惜しい。ティベリアスは渋くていい味出しているし、サラディンはあの禁欲的な長い顔といい、存在感といい、容赦ないが義は尊ぶ異教の将としての凄みといい、抜群のはまり役だと思う。
結論。
サラディン萌えの人におすすめ。
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【insomniacmania.com, Feb. 10】昨年1月16日にH:tR映画化権が売れたというプレスリリースが出たことすら完全に忘れていたが、White Wolf社長のMike Tinneyがinsomniacmanica.comのインタビューに答えている。
短いインタビューで、H:tR以外のゲームからのクロスオーバー出演はないこと、Creedなどのゲームタームを使わず世界観の紹介はシンプルにとどめること、などが語られている。制作状況や公開時期については言及されていない。
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» ジャッカス・ザ・ムービー 日本特別版 / jackass the movie
2005年最初の映画鑑賞。昨年『デビルマン』とか『キャシャーン』とかろくでもない映画に明け暮れたあげく、年明け早々バカだアホだと前評判も高い『ジャッカス』のレイトショーにわざわざ修羅場の合間に駆けつけるあたり前年の反省がまるで生かされていない。
もともとテレビ番組らしいが、日頃テレビをまったく見ない私にはとんと予備知識がなく、公式サイトを漁っても、とにかく体を張ったバカ映画らしいという以外にたいしたことはわからなかった。ただ上映劇場を調べていたら、前売券のおまけが「ゲロ袋」だとわかった。こともあろうに、なぜ映画館でゲロ袋なのか、という理由は序盤30分ぐらいで思い知ることになる。
冒頭に「よい子は真似をしないでね」と警告文が出てくるのだが、「この映画の中でいろいろなアクションを演じているのはプロのスタントマンです」という原文の「Professionals」をあえて「バカ」と訳し、「この映画の中で……演じているのはバカです」とした字幕翻訳家には敬意を表したい。
オープニングの主要出演者たちの登場からして、ばかを予感させる。『カルミナ・ブラーナ』が轟然と鳴り響き、爆煙がもうもうと立ちこめる中から、パンツ一丁とか半裸とかジャージ姿の男たちを載せた巨大なショッピングカート(アメリカではあれが標準サイズなのかも知れないが)が走ってくるのだ。
カートは巨大だが、それでも乗り切れないのが2人ほど横にしがみつこうと必死になって併走している。カートに乗った男たちは音楽に合わせておたがいにどつき合っている。その両脇からドカンドカンと祝砲のように爆煙が吹き付けられる。と思ったら瓦礫まで混じっていて、爆発のたびに尖ったコンクリ片が容赦なくカートを直撃する。ひとりまたひとりと撃墜されていく男たち。そして暴走するカートは露天商が果物を並べている棚に真っ正面から突っこむ。宙に舞う男たち。どっかーん。
……こんな始まり方をする映画がまともなはずがない。
本編は、というか、その後は、出演者が体を張ったイタズラというか悪ふざけを仕掛ける場面が延々と流れつづけ、観客からこれでもかこれでもかと爆笑を絞り出す。テレビ番組と違ってCMで一息入れる間もありはしない。
「後ろから忍び寄っていきなりバリカンで10円ハゲを作る」
「SFXメイクで老人に化け、街中で電動カートを暴走させる」
「ワサビを鼻から吸いこんでラリる」
「両親が眠っている寝室にロケット花火をしこたま仕掛けて真夜中に爆発させる」
「デコボコ道をジープで爆走しながら刺青を彫る」
ここに上げたのはまだ「お上品」なほうで、序盤のイタズラで微笑んでいるとそのうちに出演者が脱ぐわ垂れるわ晒すわ入れるわ、とてもじゃないがお子様には見せられないド下品パフォーマンスをおっぱじめ、食事時には見たくない類の排泄物ネタも(1、2個ではあるが)登場し、カメラマンまで気持ち悪くなる有様。
そう、ゲロ袋はつられて催してしまった観客のために必要なのだ。
とはいえ出演者からして終始飲んだくれてるかげらげら笑っているか、なので、ネタは下品猥褻といってもどこか陽性な無邪気さが漂う。言うなれば、体育会系の学生の命知らずなどんちゃん騒ぎにまぎれこんでしまったような、そういう気分にさせられる映画である。
ちなみに、日本特別版と銘打っているだけあって、パンダの着ぐるみを着て渋谷のバーに乱入したり、日本人の女子キックボクサーにボコボコに殴られたりといった場面も登場する。
下ネタに耐性があり、かつ90分間もうイヤというほど笑いたいという向きにはおすすめだ。ただし鑑賞前に夕食を摂るのは前述の理由でお勧めしない。またきれい好きな彼氏彼女を連れていくのもお勧めしない。深夜だけにカップルで見に来ていた客は多かったが、映画館を出しなにちらっと観察すると、口元を抑えたり憮然としているご婦人も見受けられた。
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光の表現が美しい。廃駅の天井の隙間からさあっと差し込んでくる陽光や、湖に沈んでゆく夕陽をとりまく光輪の清澄さにおもわず息を呑む。はじめのうちはキャラの声が入るタイミングが妙に遅れ気味なのが気になるのだが、そのうち慣れて逆に味わいぶかく聞こえてくるのが不思議だ。
室内楽奏者としては、BGMが弦楽四重奏だったのと主人公のひとりがサイレントヴァイオリンを使って下宿で密かに練習しているあたりが妙に泣けました。あの主題曲は妙に耳に残るメロディですな。
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猛烈なものを観てしまった。
言うなれば焼肉定食を食べにいこうとしたら途中で拉致されて満漢全席をたらふく食わされたあげくおみやげにスッポンドリンクを1ダース持たされて帰ってきたような気分である。
それぐらいエグくて壮絶で面白い。
ごく普通のサラリーマンが、ある日突然マンションに監禁され、15年後に突然解放された。誰が、なぜ? 犯人への復讐に燃える現代のモンテ・クリストが謎を追う……という筋書きである。一瞬さりげなく挟まれるシーンが後から伏線として効いてくるから油断ならない。すべての謎が明かされたとき訪れる結末は好みが分かれるところだろう。観賞後に大きめの英和辞典(リーダースかランダムハウス級)で「Old Boy」を引いてみると色々と感慨にふけることができる。
主人公役のチェ・ミンシクは、初め小汚いデブ中年なのだが、ストーリーが進むにつれどんどん格好良く見えてくるから怖い。金槌で戦う中年オヤジとしては史上最強のかっこよさではないだろうか。ちなみに、主人公が金槌を振りあげているショットは広告でも使われているが、
ほんとうの必見場面はその直後。
あれはぜひとも映画館で観てほしい。テレビやDVDで観たらたぶんしょうもない。
基本的にはバイオレンス満載の復讐譚なのだが、序盤にとても不可思議なタイミングで笑いが挟まれていて、それが清涼剤になっている。韓国人にとっては別に面白くもない場面なのかもしれないが、上映中、客が一斉に苦笑を漏らすシーンが何度かあった。特にヒロインの「そのまま襲っちゃって!」発言などは忘れられない。
あとから知った話だが、この映画、実はカンヌ映画祭グランプリ受賞作で、タランティーノが絶賛したという。映画自体は韓国製だが、原作は日本の同名コミックなので、かの監督が萌えどころを突かれたのもさもありなん。
これから観にいく人へ忠告しておくと、パンフレットは映画を見てから読んだほうがいい。核心に触れる部分は袋とじになっているとはいえ、ネタバレがぽろぽろ出てくるので先に読んではもったいない。
あと痛い映像がだめな人にはおすすめしません。いろんな意味で。
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» Long-Lost Final Film by Ed Wood Rediscovered
【Reuters.com】
「史上最低の映画監督」エド・ウッドが1971年に撮った幻のポルノ映画『Necromania』が発見された。7000ドルにも満たない予算でたった2〜3日で撮りあげた作品で、性欲減退に悩むカップルが魔女のもとに訪れ、そこで頭蓋骨や呪文を使った怪しげな精力回復術を教わるのだが、棺桶の中でのセックスとかいうのが出てくるあたりはやっぱり『Plan 9 from Outer Space』の監督なんだなあ。
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【ICv2 News】これまた古い話なのだが『Deadland』の映画化権も買われていたとは知らなんだ。こちらはあんまり情報が無かったです。
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【Z review】最初に報じられたのが2003年5月8日のことなので『Rifts』ファンはすでにご存じなのかもしれないが、たまたまそれを回想しているブログに行き当たってZ reviewの記事に到達。
買ったのがウォルト・ディズニーってあたりに愕然とさせられますな。プロデュースは『アルマゲドン』『キング・アーサー』を手がけたJerry Bruckheimer。「名前を聞いたら全てのRiftファンがチビることまちがいなし」な監督と契約交渉してるらしい。その監督は自分が撮るなら『ダンジョン・アンド・ドラゴン』みたいな駄作にはしないぞ、とも言っているそうな。
» 参考記事:GamingReport.com
» 参考記事:GameWyrd
» 参考記事:Jerry BruckheimerフォーラムのRift Movieスレッド(前スレは削除されてしまった模様)
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こんなはずではなかった。
黄色い歓声で沸きかえる若いお嬢さん方の間で私は困惑していた。
断じて、こんなつもりで観に来たのではないのだ。
これではまるで、この日を指折り数えて心待ちにしていた熱狂的なファンのようではないか。
違うのだ。
実写版『デビルマン』の酷評を聞いて、そんなにオモシロ映画になっているなら一度見てやろうと、冷やかし気分満々で、行きあたりばったりに選んだ映画館へ、たまたま到着した時間の次の上映の切符を買ったら、こういう席があたってしまったという、ただそれだけのことなのだ。
それがたまたま出演俳優の舞台挨拶付きの上映で、しかも本来前日に行われる予定だったのが台風上陸でゲスト到着が遅れ、延期された先がたまたま私が映画館に入ったその日その回だった、というだけのこと。ステージ上の若い男優たちに向かって「きゃー!」「こっち向いてーッ」などと甲高い声をはりあげたり手を振ったりしている(概ね)若いお嬢さん方の隙間に私が小さくなって座っているのは、あくまでも偶然なのだ。
断じて偶然だ。
え? 肝心の映画はどうだったって?
不条理芸術の域に達した噛み合わない台詞。
(あれほど笑いが止まらなかったのは『少林サッカー』以来である)
微笑ましいチープ感あふれる特殊効果。
(○○の首とか……○の○○れた胴体とか……)
原作を3宇宙単位くらい超越した脚本。
(原作者を貶めるためにあれを書いたのだとしたら脚本家は天才だ)
『キャシャーン』を観たときこれは近年いちばんのダメ映画だなと思ったがそれは間違っていた。『デビルマン』のようにすばらしいクズ映画を私はかつて見たことがない。
どんなつまらない映画でもスタッフロールを最後まで見ることを礼儀と考える私だが、今回だけはスタッフロールが始まった瞬間に席を立ったのだった。
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実をいうと、今日は『デビルマン』の公開日だとすっかり勘違いしており、間抜けにも映画館に行ってからそれに気づいたもので、帰るのも癪だったからそこでかかっていたのを適当に選んだらこうなった。
見終わった今、そんな不純な動機で見にいってもうしわけない心持ちである。
今年観た映画の中ではいちばん良かった。
カンフー映画や武侠映画がわりと好きなのでひいき目が入ってしまうのは認めるが、やっぱり剣闘シーンに欧米映画とは別種の緊迫感が満ちあふれている。映画でしかありえないような必殺技もバンバン出てきて、それだけで話の中盤まではお腹いっぱい。
そこまではわりとありがちな話なのだが、終盤1/3あたりから猛然と展開が変わる。ネタバレになるから書けないが、この映画のタイトルバックに「謀」の字が書いてある意味が納得できる造りになっている。ちょっとやりすぎだなという気もするが、細かいあらを補ってあまりある映像の美しさにごまかされてきたのだった。
教訓:竹は怖い
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映画館をはしごする一日。
原作を知らずに観たのだが、それなりに楽しめた。原作を読んでいたらもっと楽しかったろうと残念でならない。クトゥルフっぽい触手怪物群や、いかにもアメコミ調な背景セット、主人公のSFXメイクなど、たしかに金はかかっているのだろうが費やした制作費がちゃんと活きている印象で、好感がもてた。クロエネン(胸のゼンマイ巻いて動く殺し屋みたいな奴)の剣技も敵ながら見ていて爽快。
難を言うとしたら、序盤から派手なアクションで飛ばしてくれるせいか、終盤はどうにもあっさり終わってしまう印象を受けること。クトゥルフ怪物とかラスプーチンとかもっと見せてくれよ短いよ。
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